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一章 ソフィアと魔王
二度目の歓迎(ゲラルド視点)
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「チエリから聞いてるよ! 今日一日よろしくね! ルドーさんよ!」
「……勿論だ」
ポルック村へ行けば、待っていたと言わんばかりに大女将が僕を村の入口まで出迎えてくれた。開口一番に言われた言葉と背中を勢いよく叩かれたところで、さっきまで意地の悪い笑みを浮かべていた従者を思い出した。
真面目なんて撤回だ。あいつもなかなかの性根をしている。
笑い飛ばしてしまいそうな大女将は僕をジロジロと見てきた。幻覚魔法はかけているとはいえ、少し落ち着かない。
「あんた、腕っぷしはウチの村の奴らよりも弱そうだねぇ」
「なんだと。僕だって力仕事は簡単に出来る」
「魔法でかい?」
「……」
従者はいったいこの大女将にどこまで話しているんだ。
僕が魔法なしでは腕っぷしに不安を覚えたが故に無言になったと勘違いしたのか、大女将は豪快に笑って「別に責めちゃいないさ」とまた背中を強く叩いてくる。
絶対に食堂の女将の腕力ではない。その辺の鍛冶屋の大将の間違いではないか。それか騎士団の腕がたつ奴。叩かれるたびにオート魔法で物理攻撃の治療に入っているんだが。
「得手不得手は誰にでもある。なら無理に不得手をやる事はない」
「僕は力仕事が苦手じゃない」
「でも魔法の方が得意だろ? それとも力仕事が好きかい?」
「……魔法の方がいい」
「なら魔法を使ってもらおうかね」
女性にしては大きな身長を活かして大股で歩いていく大女将は、すれ違う人に挨拶をされている。その度に「ソフィーんとこのルドーだ」と律儀に紹介までしていく。
その度に僕は嘘をついているようで、少しだけ心苦しかった。笑顔で「よろしく」と言ってくれている村民は僕の正体を知ったら、きっとこんな表情は見せてくれないだろう、と。
「……ここはなんだ。大食堂ではないのか」
「お得意の魔法の出番だ」
案内されたのは武器倉庫。鉄の匂いが充満していて、長く換気がうまくいっていないことが分かる。大女将の隣には負け劣らずの屈強な男が立っていた。
「コイツは鍛冶屋の大将だ。んで、ここは鍛冶屋の倉庫。なかなか良いもん作るんだが、どーにも管理がなってない。時折ウチんとこの奴らと総出で掃除をしてんだが、今はそれどころじゃなくてね」
「わりーな、兄ちゃん。風魔法で換気だけでもして欲しいんだ」
武器倉庫の中にはなかなか良い品が揃っている。魔法武器まである。武器一つ一つには丁寧に欠損保護魔法。良い仕事をする鍛冶屋だ。
だが埃を被っているせいで、商品としては手に止まりにくいだろう。
「この武器倉庫の全てを綺麗にすればいいんだな」
「まあそれが目標だが、それはこの武器倉庫がぶっ飛んじまった時だな」
いや、それは掃除ではないだろう。
なのに大女将と豪快に笑っている。全く危機感がない。商売をする気持ちはあるのか。
指を振る。そうすれば武器倉庫の上にある窓が空いて、風が入り込む。同時に風魔法で武器を包み込む持ち上げた。
「おお!? すげーな兄ちゃん!」
「まだだ」
これだけじゃその辺の魔法士と同じだろう。
武器を浮かせた後には水魔法と風魔法で出来た大きな玉の中に、重力魔法を使って浮かせた武器倉庫の用具と武器を入れていく。綺麗になった後に風魔法で水を飛ばして、その間に風魔法と火魔法で武器倉庫の中を乾燥させた。
最後に武器倉庫の用具と武器を元の場所に戻せば完了だ。これくらいならば王国魔法士くらいの魔法のはず。
「魔法武器もあるから直接ではなく間接的な魔法で掃除した。だから性質が変わっている事は――」
「兄ちゃん!」
鍛冶屋の大将が険しい顔で僕を呼ぶ。その表情は娘の家に居る前によく見たものと同じだ。
しまった、やり過ぎたのか、と後悔する。
これでは大女将に何て言えばいい。従者にはもう言い訳が出来ない。そうなれば娘と約束した魔法薬師だって――。
僕はやっぱり自分では何も出来ないのか。
「アンタ体調は悪くねーのか?」
「……は。わ、悪くないが」
「本当か? 震えは。気持ち悪さは」
「ない」
いまいち言いたい事が掴めない。
戸惑いながら鍛冶屋を見つめていれば、険しい表情から安堵のする表情になって笑い始めた。
全く理解出来ない僕を大女将と同じように遠慮なく背中を叩いていく。この村は背中の強度が試されるのだろうか。
「はー! アンタすっげーな! 俺ァ、こんなに色んな魔法使ってる奴、久方ぶりに見た!」
「……そうか」
「兄ちゃん、ありがとな!」
純粋なお礼。敵意のない笑み。損得のない言葉。
あぁ、かつての仲間ぶりだ。
言葉が見つからなくてなんて返すのがいいのか探している間に、大女将は僕の背中を押して「さあ次だ!」と意気揚々に歩いていく。
「兄ちゃん!」
また鍛冶屋に呼ばれて、やっと振り向く。
腰に手を当てて、白い歯を見せて笑う姿は喜色満面だ。
「ようこそ! ポルック村へ!」
「あ――あぁ!」
なんとか返した言葉。それが鍛冶屋にどう届いたのかは分からない。ただ嬉しそうな笑顔だとは思う。
つい緩む口をなんとか抑えようと唇を僅かに噛んだ。抑えようのない浮ついた気持ちを手を強く握る事で鎮めようとした。
「次は防具屋だよ」
「あぁ!」
さっきよりも力強く返してしまった僕。誤魔化そうと咳払いをした。大女将は驚いた表情を見せた後に鍛冶屋と同じく歯を見せて笑ってくれた。
防具屋。装飾屋。魔法書屋。他にも沢山の店を大女将に連れられて掃除をした。
皆終わった後に口々に聞く。体調は問題ないのか、と。僕が問題ない、と答えると一様に安心した表情と嬉しそうに笑って「ありがとう」と言う。
誰一人として僕に敵意を向けてくる者は居なかった。
「この村は穏やかな者が多いな」
「まあ王都から離れてるからねぇ。それにみんな修羅場を潜り抜けてきたんだよ」
「修羅場……?」
「荒くれ者が多いからね。――さて、最後はここだ」
連れて来られたのは行商が行き交う村の出入り口。馬車や馬や行商人が沢山居る。
大女将が一人の行商人に声をかけると、青年と何か話して僕の方を指差した。青年と目が合う。すると何故か目を丸くして僕を見つめてきた。
まさか、幻覚魔法が破られたか、と懸念したがそこまで青年は体内の魔力が多くない。そして幻覚魔法が破れるほど、意志の強い人間にも感じない。
何故、僕を見て驚いたんだ。
「この子はハリス。ウチの村の行商人の一人だ」
「……よろしく、お願いします」
「あぁ、よろしく頼む」
見た目は娘と変わらないくらいだろう。赤茶色の髪の毛を短く切っていて、身なりも綺麗にまとめている。そばかすのある顔で何度か僕を伺うように見ては、どこか気まずそうだ。
僕はこの青年に何かしたのか。それともされたのか。全く記憶にない。
「じゃあ、あとはこの子に聞いておくれ。アタシは今から店に戻らないといけないからね。ルドー、終わったらご馳走するから寄ってきな」
「分かった。……では僕は何をすればいい」
「虫……蚊除けと川辺の虫の駆除をお願いしてもいいですか」
「分かった」
青年に着いて行けば、近くの川辺に着く。確かにこの辺りは虫が多い。この村が川に囲まれているのもあるだろう。
今更だが、僕を使って虫除けなんて何て豪華な使い方だと思う。これくらいならば魔法具や魔法でどうにかなりそうな気もする。別に問題ないが。
そこまでこの村は困窮しているようにも見えない。ましてや娘のように全く魔力がない人間も居ない。
人は少なからず魔素を取り込んで、魔力にしている。あの娘が少しおかしな存在なんだ。
「なぁ、あんたさ」
「ルドーだ」
「ルドーさんはさ、……ソフィーから俺のことなんて聞いてる?」
魔法を展開しようとしていた手を止めて、ハリスの方へ振り返る。煮え切らない言い方なのに、僕の反応を伺う表情。答えを聞きたい、と何度も目が訴えてくる。
まるで秘密を僕が知っているかのような――。
――実はあの中にね、ポルック村に住んでた時に私とエルをいじめてた奴らも居た。
「あぁ、お前か。娘……ソフィアが言っていたいじめていた人間とは」
「……勿論だ」
ポルック村へ行けば、待っていたと言わんばかりに大女将が僕を村の入口まで出迎えてくれた。開口一番に言われた言葉と背中を勢いよく叩かれたところで、さっきまで意地の悪い笑みを浮かべていた従者を思い出した。
真面目なんて撤回だ。あいつもなかなかの性根をしている。
笑い飛ばしてしまいそうな大女将は僕をジロジロと見てきた。幻覚魔法はかけているとはいえ、少し落ち着かない。
「あんた、腕っぷしはウチの村の奴らよりも弱そうだねぇ」
「なんだと。僕だって力仕事は簡単に出来る」
「魔法でかい?」
「……」
従者はいったいこの大女将にどこまで話しているんだ。
僕が魔法なしでは腕っぷしに不安を覚えたが故に無言になったと勘違いしたのか、大女将は豪快に笑って「別に責めちゃいないさ」とまた背中を強く叩いてくる。
絶対に食堂の女将の腕力ではない。その辺の鍛冶屋の大将の間違いではないか。それか騎士団の腕がたつ奴。叩かれるたびにオート魔法で物理攻撃の治療に入っているんだが。
「得手不得手は誰にでもある。なら無理に不得手をやる事はない」
「僕は力仕事が苦手じゃない」
「でも魔法の方が得意だろ? それとも力仕事が好きかい?」
「……魔法の方がいい」
「なら魔法を使ってもらおうかね」
女性にしては大きな身長を活かして大股で歩いていく大女将は、すれ違う人に挨拶をされている。その度に「ソフィーんとこのルドーだ」と律儀に紹介までしていく。
その度に僕は嘘をついているようで、少しだけ心苦しかった。笑顔で「よろしく」と言ってくれている村民は僕の正体を知ったら、きっとこんな表情は見せてくれないだろう、と。
「……ここはなんだ。大食堂ではないのか」
「お得意の魔法の出番だ」
案内されたのは武器倉庫。鉄の匂いが充満していて、長く換気がうまくいっていないことが分かる。大女将の隣には負け劣らずの屈強な男が立っていた。
「コイツは鍛冶屋の大将だ。んで、ここは鍛冶屋の倉庫。なかなか良いもん作るんだが、どーにも管理がなってない。時折ウチんとこの奴らと総出で掃除をしてんだが、今はそれどころじゃなくてね」
「わりーな、兄ちゃん。風魔法で換気だけでもして欲しいんだ」
武器倉庫の中にはなかなか良い品が揃っている。魔法武器まである。武器一つ一つには丁寧に欠損保護魔法。良い仕事をする鍛冶屋だ。
だが埃を被っているせいで、商品としては手に止まりにくいだろう。
「この武器倉庫の全てを綺麗にすればいいんだな」
「まあそれが目標だが、それはこの武器倉庫がぶっ飛んじまった時だな」
いや、それは掃除ではないだろう。
なのに大女将と豪快に笑っている。全く危機感がない。商売をする気持ちはあるのか。
指を振る。そうすれば武器倉庫の上にある窓が空いて、風が入り込む。同時に風魔法で武器を包み込む持ち上げた。
「おお!? すげーな兄ちゃん!」
「まだだ」
これだけじゃその辺の魔法士と同じだろう。
武器を浮かせた後には水魔法と風魔法で出来た大きな玉の中に、重力魔法を使って浮かせた武器倉庫の用具と武器を入れていく。綺麗になった後に風魔法で水を飛ばして、その間に風魔法と火魔法で武器倉庫の中を乾燥させた。
最後に武器倉庫の用具と武器を元の場所に戻せば完了だ。これくらいならば王国魔法士くらいの魔法のはず。
「魔法武器もあるから直接ではなく間接的な魔法で掃除した。だから性質が変わっている事は――」
「兄ちゃん!」
鍛冶屋の大将が険しい顔で僕を呼ぶ。その表情は娘の家に居る前によく見たものと同じだ。
しまった、やり過ぎたのか、と後悔する。
これでは大女将に何て言えばいい。従者にはもう言い訳が出来ない。そうなれば娘と約束した魔法薬師だって――。
僕はやっぱり自分では何も出来ないのか。
「アンタ体調は悪くねーのか?」
「……は。わ、悪くないが」
「本当か? 震えは。気持ち悪さは」
「ない」
いまいち言いたい事が掴めない。
戸惑いながら鍛冶屋を見つめていれば、険しい表情から安堵のする表情になって笑い始めた。
全く理解出来ない僕を大女将と同じように遠慮なく背中を叩いていく。この村は背中の強度が試されるのだろうか。
「はー! アンタすっげーな! 俺ァ、こんなに色んな魔法使ってる奴、久方ぶりに見た!」
「……そうか」
「兄ちゃん、ありがとな!」
純粋なお礼。敵意のない笑み。損得のない言葉。
あぁ、かつての仲間ぶりだ。
言葉が見つからなくてなんて返すのがいいのか探している間に、大女将は僕の背中を押して「さあ次だ!」と意気揚々に歩いていく。
「兄ちゃん!」
また鍛冶屋に呼ばれて、やっと振り向く。
腰に手を当てて、白い歯を見せて笑う姿は喜色満面だ。
「ようこそ! ポルック村へ!」
「あ――あぁ!」
なんとか返した言葉。それが鍛冶屋にどう届いたのかは分からない。ただ嬉しそうな笑顔だとは思う。
つい緩む口をなんとか抑えようと唇を僅かに噛んだ。抑えようのない浮ついた気持ちを手を強く握る事で鎮めようとした。
「次は防具屋だよ」
「あぁ!」
さっきよりも力強く返してしまった僕。誤魔化そうと咳払いをした。大女将は驚いた表情を見せた後に鍛冶屋と同じく歯を見せて笑ってくれた。
防具屋。装飾屋。魔法書屋。他にも沢山の店を大女将に連れられて掃除をした。
皆終わった後に口々に聞く。体調は問題ないのか、と。僕が問題ない、と答えると一様に安心した表情と嬉しそうに笑って「ありがとう」と言う。
誰一人として僕に敵意を向けてくる者は居なかった。
「この村は穏やかな者が多いな」
「まあ王都から離れてるからねぇ。それにみんな修羅場を潜り抜けてきたんだよ」
「修羅場……?」
「荒くれ者が多いからね。――さて、最後はここだ」
連れて来られたのは行商が行き交う村の出入り口。馬車や馬や行商人が沢山居る。
大女将が一人の行商人に声をかけると、青年と何か話して僕の方を指差した。青年と目が合う。すると何故か目を丸くして僕を見つめてきた。
まさか、幻覚魔法が破られたか、と懸念したがそこまで青年は体内の魔力が多くない。そして幻覚魔法が破れるほど、意志の強い人間にも感じない。
何故、僕を見て驚いたんだ。
「この子はハリス。ウチの村の行商人の一人だ」
「……よろしく、お願いします」
「あぁ、よろしく頼む」
見た目は娘と変わらないくらいだろう。赤茶色の髪の毛を短く切っていて、身なりも綺麗にまとめている。そばかすのある顔で何度か僕を伺うように見ては、どこか気まずそうだ。
僕はこの青年に何かしたのか。それともされたのか。全く記憶にない。
「じゃあ、あとはこの子に聞いておくれ。アタシは今から店に戻らないといけないからね。ルドー、終わったらご馳走するから寄ってきな」
「分かった。……では僕は何をすればいい」
「虫……蚊除けと川辺の虫の駆除をお願いしてもいいですか」
「分かった」
青年に着いて行けば、近くの川辺に着く。確かにこの辺りは虫が多い。この村が川に囲まれているのもあるだろう。
今更だが、僕を使って虫除けなんて何て豪華な使い方だと思う。これくらいならば魔法具や魔法でどうにかなりそうな気もする。別に問題ないが。
そこまでこの村は困窮しているようにも見えない。ましてや娘のように全く魔力がない人間も居ない。
人は少なからず魔素を取り込んで、魔力にしている。あの娘が少しおかしな存在なんだ。
「なぁ、あんたさ」
「ルドーだ」
「ルドーさんはさ、……ソフィーから俺のことなんて聞いてる?」
魔法を展開しようとしていた手を止めて、ハリスの方へ振り返る。煮え切らない言い方なのに、僕の反応を伺う表情。答えを聞きたい、と何度も目が訴えてくる。
まるで秘密を僕が知っているかのような――。
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