僕の彼女はアイツの親友

みつ光男

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Act 05. 融和揺籃

【成績も隣り合わせの】

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 「月曜テスト」とは毎週実施される英語のテスト。

我が校は毎週月曜の1時間目は英語、
水曜の1時間目は数学の試験があり
成績優秀者の得点と順位が掲示板に表示されるのだ。

「音楽聴くからかなぁ?」

「英語の曲?」

「そうそう」

 僕はよく洋楽を聴いている、日本語訳のない歌詞を
自分なりに訳していたからだろうか
英語の成績はそれなりによかった。

「でも田中さんの成績、俺より上の方じゃない?」

「そうだった…かな?アタシ成績とかあんま
気にしてないから」

「いつも名前が俺の近くにあるんで、ね」

「そうなの?今度の中間テスト見てみよっと」


 競争意識を高めるためか、
定期テストの成績も掲示板に貼り出される、

例え席が近くであってもこれまで
煌子の順位など気にも留めていなかったが

ここ最近は自分の成績と同時に
煌子の順位を見て比較してしまうようになっていた。

「俺は近くの順位の人と比べて『あぁ、あと何点取ってたら順位もうひとつ上なのに』とか考えて」

「負けず嫌いなんだ、アタシなんかさっさと追い抜いてっていいからね」

「まだ修行中の身なので…」

「がんばれよ」

「はい!」

「面白い」

あれ?田中さんってこんな人だったのか?
思ってたよりよく喋るんだな

僕は極めて冷静に話しながらも
これまでのイメージとのギャップに少し戸惑っていた。

しかし戸惑い以上に煌子と
当たり前に会話が出来るようになったことが

嬉しくてたまらなかった。
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