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Act 52. to be continued
【彼女感覚醒】
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「煌子…ってさ」
間近で煌子の笑顔を見ながら僕はふと呟いた。
「何?」
「いや、何でもない」
「言ってよ」
「やっぱりかわいいよな」
「でしょ?もっと言ってもっと言って!」
「調子に乗ってる…ぜ?」
「嘘つき…天使♪」
「え?何でその歌知ってんの?」
「何回聴かされたと思ってんの?コウがいつも歌っ…あ!」
「え?今、何て?」
「あ、あ、あんたが…いつも…歌っ…て、る…う、歌だ、か…ら」
「いやいや『あんた』じゃなくて…もう1回呼んでよ、名前で」
「もぅ~!タカムラのバカ!」
真っ暗な中でもわかるくらいに真っ赤になった煌子は
何度も首を横に振りながら僕の胸に顔を埋めた。
「俺がいないとこではそう呼んでんだ?」
僕のシャツの袖に顔を押し当てたまま動かない
煌子の頭をこつきながら僕はいたずらっぽくそう言った。
「んー!」
いつも彼女の塩対応にヤラれてばかりだったが
何だか始めて優位に立った、そんな気持ちにさせられた。
「やめてー、恥ずかしいからー!」
他愛ない会話が途切れることはなかった。
僕たちは一体何時間、ここにいるのだろう?
そして煌子はふと思い出したように真顔になり
「でさ…美月とは」
「何?」
「アタシと会ってない間に進展してたの?」
「何が?」
「身体的または肉体的接触、的なの、はあったの?…」
「何だよ?その遠回しなヤラしい表現」
「あったの?なかったの?どっちなの?」
「な、ないよ!」
「例えば…人知れず誰もいないリビングで抱き合ったりとか」
「…え?」
「帰り際にほっぺにちゅっ、ってされたとか…?」
「あ…!ちょっと待てって!」
「何よ?」
「…煌子?」
「だから何よ?」
「それって…?」
「知らないとでも思ってた?」
筒抜けだったのか?・・・
あの頃の僕と美月とのやり取りを煌子は全て知っている?
間近で煌子の笑顔を見ながら僕はふと呟いた。
「何?」
「いや、何でもない」
「言ってよ」
「やっぱりかわいいよな」
「でしょ?もっと言ってもっと言って!」
「調子に乗ってる…ぜ?」
「嘘つき…天使♪」
「え?何でその歌知ってんの?」
「何回聴かされたと思ってんの?コウがいつも歌っ…あ!」
「え?今、何て?」
「あ、あ、あんたが…いつも…歌っ…て、る…う、歌だ、か…ら」
「いやいや『あんた』じゃなくて…もう1回呼んでよ、名前で」
「もぅ~!タカムラのバカ!」
真っ暗な中でもわかるくらいに真っ赤になった煌子は
何度も首を横に振りながら僕の胸に顔を埋めた。
「俺がいないとこではそう呼んでんだ?」
僕のシャツの袖に顔を押し当てたまま動かない
煌子の頭をこつきながら僕はいたずらっぽくそう言った。
「んー!」
いつも彼女の塩対応にヤラれてばかりだったが
何だか始めて優位に立った、そんな気持ちにさせられた。
「やめてー、恥ずかしいからー!」
他愛ない会話が途切れることはなかった。
僕たちは一体何時間、ここにいるのだろう?
そして煌子はふと思い出したように真顔になり
「でさ…美月とは」
「何?」
「アタシと会ってない間に進展してたの?」
「何が?」
「身体的または肉体的接触、的なの、はあったの?…」
「何だよ?その遠回しなヤラしい表現」
「あったの?なかったの?どっちなの?」
「な、ないよ!」
「例えば…人知れず誰もいないリビングで抱き合ったりとか」
「…え?」
「帰り際にほっぺにちゅっ、ってされたとか…?」
「あ…!ちょっと待てって!」
「何よ?」
「…煌子?」
「だから何よ?」
「それって…?」
「知らないとでも思ってた?」
筒抜けだったのか?・・・
あの頃の僕と美月とのやり取りを煌子は全て知っている?
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