目が覚めたら、棺の中でした!〜大賢者、生き返って再びこの世界を謳歌する〜

チョココロネ

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大賢者、魔道具をGETする1

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「えぇーっと、うん、マジでなんも覚えてねぇんだな…。」

「す、すみません……。」

これから怖ーい尋問が始まるのだろうと身構えていた俺だが、全然そんなことなくギルドマスター、もといクリウスさんは優しく1個1個質問をしてくれた。しかも、俺に服貸してくれたし!なんて紳士なんだっ!

そしてなんと残念なことに、俺の魔力適性を簡単に測ってもらったのだが………何故か魔法の才能ゼロらしい!嘘だろ!?俺魔法が得意な大賢者じゃなかったのかよ!?
ゾンビに魔法を使う権利はありませんってか……

いや、でもそれだとちょっと困るのだ。自分の姿を変えられる変身魔法は使えないと。

きっと魔王倒す直前で死んだ役立たずなんてとっくのとうにみんなからは忘れ去られてるだろうし、なんてったって俺が死んだの100年前だし死人だし!……それでも、勇者とその仲間マニアみたいな人が俺を見つけたりしたら大事になるかもしれない。もしかしたら殺されるかもだし……。

だからなんとしてでも姿は変えたいっ……!どうにかならないのか!?


「あーそれでだけど、お前、どうしても魔法を使いたいんだっけ?」

「あ、はい…そうなんですけど……。」

まあ、正確にはどうしても姿を変えたいっていうか…。

「それなら、魔法じゃなくて魔道具で補うしかないよな…」

「魔道具……」

「あーそうそう、ギルドでも少し魔道具を扱っててな。お前、すげー別嬪さんだしちょっとおつかい頼まれてくれれば……
ひとつ好きな魔道具渡してやってももいいぜ?」

え!?え!?いいの!?マジなの!?

「うわぁぁぁ神様ぁぁぁ~~!
ありがとうございます!なんでもやりますっ!なんでも仰ってください!」

やばいやばいやばい、クリウスさんいい人すぎるぅ……顔も性格も男前…なんていい男なのっ!やだもぅ!惚れちゃうってばっ!

「いや、なんでもやるって……それ、他の男の前では絶対言うなよ?」

「え?あ、はい。すみません……?」

あれ、なんか俺おかしなこと言った……?
クリウスさんが何故か「はぁ…」ってため息ついてる。ええっと、なんかすみません……??

うん、まぁなんだかちょっとよく分からないけど、とりあえずお使いの前に冒険者ギルドに登録することにした。魔法は使えないけどこれから依頼とか受けてお金を貯める予定。
お金がないと何も始まらないしな!

ってことで、無料で誰でも登録できるって言うギルドに登録しておいた。

名前は一応クリウスさんにも伝えた、〝アルビン〟にしておいた。
身バレ防止ってやつだぜ!

この名前を伝えた時、クリウスさんはなんかボソボソっと

「え…アルビン……?アルバートに似てなくもなくもない…?大賢者の生まれ変わりか…?」

なんて呟いてたけど、よく聞こえなかった。まあいっか!

冒険者としての証になるプレートを首からぶら下げて、クリウスさんにバイバイする。

これから向かうのは、ズバリ、森!
クリウスさんに魔道具と引き換えとして頼まれた条件が、森で薬草をとってくること!

頼まれたのはぐるぐる草って言って、なんかぐるぐるーって生えてる草らしい。そのまんまじゃん!って思ったけど、見本を見せてもらったらほんとにそのまんまだった。
とりあえずその草を20本とってきて欲しいとの事だった。

よし、張り切って行っちゃおうかなっと!



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