46 / 48
Ⅳ章 リリアに幸あれ
14 寄り添って生きる
しおりを挟む
フワフワのリス尻尾を優しく丁寧に梳かす。モゾリと動く尻尾。一度グゥっと伸びをしてミーが目覚める。大きな黒い目をぱちぱちさせてロンを見る。
「ミー、おはよう」
声をかけると首をかしげる。
「朝ごはんはパンにする? 卵のおじやにする?」
ロンの問いかけ全てに首をかしげるだけのミー。怯えるようにこちらを見ているのが痛々しい。
ロンとミーは天の川第四十区域にたどり着いた。リリアについてすぐに気を失ってしまったロンは、翌日に目覚めた。過度のストレスと疲労による失神だった。
目覚めてすぐにミーの状態を確認した。ミーの傷はそのままだった。天の川の神が治してくれていれば、と淡い期待をしたが、亡き母と神が助けてくれたのは命だけだった。
ルーカス陛下とタクマ様が涙を流して「良く戻った、よくやった!」「ロン君、ミー君、よかった! 神様、ありがとう!」と抱きしめてくれた。こんなに取り乱す二人を見たのは初めてで、感謝を伝えながらロンも泣いてしまった。
それから、ミーの骨折の治療と全身の傷の治療を最優先に過ごした。
ミーは心身衰弱で一日のほとんどを眠って過ごしていた。リリアの医術でミーの身体の傷は回復の一途をたどった。半月を過ぎると覚醒している時間が長くなってきた。毎日話しかけているが、返事は得られていない。
ミーは言葉と声を発することなく、不思議そうに怯えて周囲を見るだけ。身体の回復に心が伴っていない。
時折カチャカチャとつげ櫛を鳴らし、ぼんやりしている。ミーは二つのつげ櫛をずっと握りしめている。ロンはカチャカチャ音がするたびにミーを撫でて優しく包み込む。全てから守るように胸の中に大切に。
医師からはショックが大きすぎて精神が崩壊しているのだろう、と言われた。辛すぎることがあると自分の生命を守るために心が壊れてしまうそうだ。
ルドでの数か月はミーにとって地獄の苦しみだったはずだ。全身の傷を見れば、この小さな身体で耐えられるはずが無かったと誰もが納得した。その辛さを想像するとロンの胸が苦しくなる。
ロンはもう二度とミーが苦しくないようにいつも傍に寄り添っている。毎日尻尾を梳かし、頭を撫でて、愛おしい気持ちが伝わるように願いを込めて。
(もう苦しくないよ、大丈夫だよ。愛おしいミー、もう二度と離れないからね)
ミーの心に届くように優しく声をかけている。
カチャリ。夜中に音がしてすぐに目覚める。ミーが動くと手にしているつげ櫛が鳴る。
「ミー、トイレ?」
右足の骨折は治ったが、何回か折られた足は骨の変形があり正常に歩けない。足を引きずりながらミーは歩く。
それが痛々しくて見ていられなくて。満面の笑みで外を走っていたミーの姿が脳をよぎりロンの心が苦しくなる。トイレにいくなら抱き上げて。歩きたいようなら支えて。全てをロンがサポートする。そうすることでロンの心が少し救われる。
起き上がるかと思ったけれど、今日のミーはベッドの上でモゾモゾ。どうしたのだろう?
様子を見ているとロンの上に乗るように覆いかぶさるミー。久しぶりにミーから密着してくる現実に歓喜と驚きで心臓がバクバク鳴り出す。
「ミー?」
返事が無い事は分かっているけれど、優しく声をかける。
ミーが落ちないようにロンは動かずに見守る。ロンの熊尻尾をそっと撫でるミー。
あまりの出来事にロンは目を見開く。歓喜の声が漏れないように息を飲み込む。カチャリ。優しい音が鳴る。ロンの尻尾をつげ櫛が触れる。小さな手がロンの尻尾を撫で、つげ櫛で梳かしている。
懐かしい、その可愛らしい行為がロンの胸を揺り動かす。涙がぼろぼろ溢れてくる。我慢できず声が漏れる
「っひぃっ、うぅ……、うぅ」
静かな室内にロンの嗚咽が漏れる。
鼻水も垂れているが、そんなこと構わずに涙を流す。しばらくロンの尻尾を梳かしていたミーはそのまま寝入った。
小さな吐息を全身に感じ、ロンは動けなかった。ミーの心は生きている。ミーの中で生きている。そう確信した。
「ミー君に会えるかな?」
ルーカス陛下とタクマ様の訪室。ほぼ毎日様子を見に来てくれている。ルーカス様は獣耳を隠す帽子とマントを着けている。獅子獣人の姿をミーに見せないように配慮してくれている。その気遣いが嬉しい。
「もちろんです。ありがとうございます」
「ミー君はどこ?」
タクマ様の言葉に苦笑する。
目が開いている時間が多くなったミーは、ベッドの上、床、ソファーと様々な場所で身体を小さくして丸くなる。日によっては、カーテンの裾に入り込んで震えていることもある。
ミーの居たい場所でゆっくりできるように、どの場所でもくつろげるようにしている。床には毛足の長い柔らかい絨毯を敷き詰め、カーテンは毎日交換洗濯して肌障りの良い生地に変えた。ホコリやゴミが無いようにロンが毎日隅から隅まで掃除している。
「今日はベッドの上に居ます。大丈夫そうです」
寝室に案内する。タクマ様がそっとミーに近づく。
「ミー君、こんにちは。今日は良い天気だよ」
ミーは話しかけるタクマ様をじっと見ている。
タクマ様は街の様子やお菓子屋の新商品の話をしている。そう言えばルドでは焦点が合わず、ミーの瞳に映っているものは無かった。
リリアに来てからはミーの瞳が何かしらを映している。ゆっくりだけど、心が回復しているように感じる。
「ミー君、また一緒に勉強しようよ。お菓子も買いに行こう。ミー君が居ない学習の時間は寂しいよ」
じゃ、また明日、とミーの手をそっと握るタクマ様。
「え? あれ?」
タクマ様が発する言葉にルーカス様が反応する。
「どうした?」
「ミー君が、手を、握り返している……」
「本当か!?」
ルーカス様とともにロンも手元を覗き込む。
途端に驚いたように手を引っ込めて背中を向けてしまうミー。
「あぁ、すまない。驚かせてしまったか」
残念そうに笑うルーカス様。
「でも、嬉しいな。なんだか手が温かいよ」
優しい空気を残して退出する二人を見送った。
「ミー、疲れた? タクマ様の声をずっと追っていたよね。もしかしたら聞こえていたのかな?」
今日はベッドから起き上がらないミーの尻尾をブラッシングする。
つげ櫛はミーが握りしめているから違うブラシ。花の香りのオイルをつけて梳かす。負傷して剥げていた尻尾の毛並みも揃ってきた。全身の傷跡に瘢痕治療オイルを塗布する。傷跡が少しでも良くなりますように。うとうとしているミーの頭をそっと撫でる。
「失礼します。ルーカス陛下がロン参謀をお呼びです」
ドア越しの小さな声に驚く。先ほどルーカス様はここに居たばかりじゃないか? ミーを見ればスヤスヤ寝入ったばかり。
そっと傍を離れて寝室を出る。
「ルーカス様の居室に伺えばいいですか?」
「はい。それか陛下がこちらに伺うとおっしゃられています」
「いえ、そのような恐れ多いことはできません。陛下の居室に伺います。離れている間、ひとりミーの傍についていただけますか?」
「はい。承ります」
お願いします、と依頼して、隣の特別貴賓室に向かう。
「ルーカス陛下、お呼びでしょうか?」
「ロン、かしこまるな。いつも通りで良い。見て欲しいものがある」
ルーカス様が手元に広げているのは、書状?
「え? ルーカス様、これは……」
「天の川から流れ着いている。いくつか届いているぞ」
ルーカス様が見せてくれた書状。そこに描かれた太陽花の絵。よかった。ちゃんと育っているのか。サエル国王の印がある書状。
「これは、我が国からも返事をしなくては、な。ロン、良い働きをしてきたな。お前はミーを救っただけではなく、ルドとリリアの架け橋になってくれたな。心から感謝する」
そっと書状を手に取る。
「陛下、こちらの書状は写しをいただけますか?」
「これはロンとミーのものだ。どうみても俺宛じゃないだろう。何通も届いているから、これは持っていくがいい」
「ありがとうございます!」
すぐに居室に戻った。ミーに読んで聞かせたい。ミーの頑張りを天の川の神が見ていたんだ!
「ミー、おはよう」
声をかけると首をかしげる。
「朝ごはんはパンにする? 卵のおじやにする?」
ロンの問いかけ全てに首をかしげるだけのミー。怯えるようにこちらを見ているのが痛々しい。
ロンとミーは天の川第四十区域にたどり着いた。リリアについてすぐに気を失ってしまったロンは、翌日に目覚めた。過度のストレスと疲労による失神だった。
目覚めてすぐにミーの状態を確認した。ミーの傷はそのままだった。天の川の神が治してくれていれば、と淡い期待をしたが、亡き母と神が助けてくれたのは命だけだった。
ルーカス陛下とタクマ様が涙を流して「良く戻った、よくやった!」「ロン君、ミー君、よかった! 神様、ありがとう!」と抱きしめてくれた。こんなに取り乱す二人を見たのは初めてで、感謝を伝えながらロンも泣いてしまった。
それから、ミーの骨折の治療と全身の傷の治療を最優先に過ごした。
ミーは心身衰弱で一日のほとんどを眠って過ごしていた。リリアの医術でミーの身体の傷は回復の一途をたどった。半月を過ぎると覚醒している時間が長くなってきた。毎日話しかけているが、返事は得られていない。
ミーは言葉と声を発することなく、不思議そうに怯えて周囲を見るだけ。身体の回復に心が伴っていない。
時折カチャカチャとつげ櫛を鳴らし、ぼんやりしている。ミーは二つのつげ櫛をずっと握りしめている。ロンはカチャカチャ音がするたびにミーを撫でて優しく包み込む。全てから守るように胸の中に大切に。
医師からはショックが大きすぎて精神が崩壊しているのだろう、と言われた。辛すぎることがあると自分の生命を守るために心が壊れてしまうそうだ。
ルドでの数か月はミーにとって地獄の苦しみだったはずだ。全身の傷を見れば、この小さな身体で耐えられるはずが無かったと誰もが納得した。その辛さを想像するとロンの胸が苦しくなる。
ロンはもう二度とミーが苦しくないようにいつも傍に寄り添っている。毎日尻尾を梳かし、頭を撫でて、愛おしい気持ちが伝わるように願いを込めて。
(もう苦しくないよ、大丈夫だよ。愛おしいミー、もう二度と離れないからね)
ミーの心に届くように優しく声をかけている。
カチャリ。夜中に音がしてすぐに目覚める。ミーが動くと手にしているつげ櫛が鳴る。
「ミー、トイレ?」
右足の骨折は治ったが、何回か折られた足は骨の変形があり正常に歩けない。足を引きずりながらミーは歩く。
それが痛々しくて見ていられなくて。満面の笑みで外を走っていたミーの姿が脳をよぎりロンの心が苦しくなる。トイレにいくなら抱き上げて。歩きたいようなら支えて。全てをロンがサポートする。そうすることでロンの心が少し救われる。
起き上がるかと思ったけれど、今日のミーはベッドの上でモゾモゾ。どうしたのだろう?
様子を見ているとロンの上に乗るように覆いかぶさるミー。久しぶりにミーから密着してくる現実に歓喜と驚きで心臓がバクバク鳴り出す。
「ミー?」
返事が無い事は分かっているけれど、優しく声をかける。
ミーが落ちないようにロンは動かずに見守る。ロンの熊尻尾をそっと撫でるミー。
あまりの出来事にロンは目を見開く。歓喜の声が漏れないように息を飲み込む。カチャリ。優しい音が鳴る。ロンの尻尾をつげ櫛が触れる。小さな手がロンの尻尾を撫で、つげ櫛で梳かしている。
懐かしい、その可愛らしい行為がロンの胸を揺り動かす。涙がぼろぼろ溢れてくる。我慢できず声が漏れる
「っひぃっ、うぅ……、うぅ」
静かな室内にロンの嗚咽が漏れる。
鼻水も垂れているが、そんなこと構わずに涙を流す。しばらくロンの尻尾を梳かしていたミーはそのまま寝入った。
小さな吐息を全身に感じ、ロンは動けなかった。ミーの心は生きている。ミーの中で生きている。そう確信した。
「ミー君に会えるかな?」
ルーカス陛下とタクマ様の訪室。ほぼ毎日様子を見に来てくれている。ルーカス様は獣耳を隠す帽子とマントを着けている。獅子獣人の姿をミーに見せないように配慮してくれている。その気遣いが嬉しい。
「もちろんです。ありがとうございます」
「ミー君はどこ?」
タクマ様の言葉に苦笑する。
目が開いている時間が多くなったミーは、ベッドの上、床、ソファーと様々な場所で身体を小さくして丸くなる。日によっては、カーテンの裾に入り込んで震えていることもある。
ミーの居たい場所でゆっくりできるように、どの場所でもくつろげるようにしている。床には毛足の長い柔らかい絨毯を敷き詰め、カーテンは毎日交換洗濯して肌障りの良い生地に変えた。ホコリやゴミが無いようにロンが毎日隅から隅まで掃除している。
「今日はベッドの上に居ます。大丈夫そうです」
寝室に案内する。タクマ様がそっとミーに近づく。
「ミー君、こんにちは。今日は良い天気だよ」
ミーは話しかけるタクマ様をじっと見ている。
タクマ様は街の様子やお菓子屋の新商品の話をしている。そう言えばルドでは焦点が合わず、ミーの瞳に映っているものは無かった。
リリアに来てからはミーの瞳が何かしらを映している。ゆっくりだけど、心が回復しているように感じる。
「ミー君、また一緒に勉強しようよ。お菓子も買いに行こう。ミー君が居ない学習の時間は寂しいよ」
じゃ、また明日、とミーの手をそっと握るタクマ様。
「え? あれ?」
タクマ様が発する言葉にルーカス様が反応する。
「どうした?」
「ミー君が、手を、握り返している……」
「本当か!?」
ルーカス様とともにロンも手元を覗き込む。
途端に驚いたように手を引っ込めて背中を向けてしまうミー。
「あぁ、すまない。驚かせてしまったか」
残念そうに笑うルーカス様。
「でも、嬉しいな。なんだか手が温かいよ」
優しい空気を残して退出する二人を見送った。
「ミー、疲れた? タクマ様の声をずっと追っていたよね。もしかしたら聞こえていたのかな?」
今日はベッドから起き上がらないミーの尻尾をブラッシングする。
つげ櫛はミーが握りしめているから違うブラシ。花の香りのオイルをつけて梳かす。負傷して剥げていた尻尾の毛並みも揃ってきた。全身の傷跡に瘢痕治療オイルを塗布する。傷跡が少しでも良くなりますように。うとうとしているミーの頭をそっと撫でる。
「失礼します。ルーカス陛下がロン参謀をお呼びです」
ドア越しの小さな声に驚く。先ほどルーカス様はここに居たばかりじゃないか? ミーを見ればスヤスヤ寝入ったばかり。
そっと傍を離れて寝室を出る。
「ルーカス様の居室に伺えばいいですか?」
「はい。それか陛下がこちらに伺うとおっしゃられています」
「いえ、そのような恐れ多いことはできません。陛下の居室に伺います。離れている間、ひとりミーの傍についていただけますか?」
「はい。承ります」
お願いします、と依頼して、隣の特別貴賓室に向かう。
「ルーカス陛下、お呼びでしょうか?」
「ロン、かしこまるな。いつも通りで良い。見て欲しいものがある」
ルーカス様が手元に広げているのは、書状?
「え? ルーカス様、これは……」
「天の川から流れ着いている。いくつか届いているぞ」
ルーカス様が見せてくれた書状。そこに描かれた太陽花の絵。よかった。ちゃんと育っているのか。サエル国王の印がある書状。
「これは、我が国からも返事をしなくては、な。ロン、良い働きをしてきたな。お前はミーを救っただけではなく、ルドとリリアの架け橋になってくれたな。心から感謝する」
そっと書状を手に取る。
「陛下、こちらの書状は写しをいただけますか?」
「これはロンとミーのものだ。どうみても俺宛じゃないだろう。何通も届いているから、これは持っていくがいい」
「ありがとうございます!」
すぐに居室に戻った。ミーに読んで聞かせたい。ミーの頑張りを天の川の神が見ていたんだ!
166
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる