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04 いけ!校内見回り大作戦!
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あのあと、部活中の渡辺さんを部室棟まで引きずっていき、関根くんに謝らせた。そして、今度こそ自分の口から、きちんと理由を述べた上で、断りの言葉を告げたのだ。結果は変わらなかったけど、心なしか、関根くんはスッキリした顔に見えた。覗き騒動も勘違いだったことを伝え、女子テニス部ももとの部室に戻った。
あとは、withのお家探索。私が先生方を必死で説得して、家が見つかるまで、部室棟周辺で飼う許可を得た。お世話と家捜索は生徒会と関根くんが行った。人懐っこいwithは、生徒からたっぷり可愛がられて、すっかり学園のアイドルだ。
何件回った時だったか、ようやく、学校から少し離れた一軒家で、withの飼い主さんを見つけたのだった。
* * *
「ううう……お別れだね、withぅ……」
「くぅん……」
私は、葵くんと関根くんと三人で、飼い主さんの家に向かう途中、withのことをわしゃわしゃと撫でた。
「先輩、犬好きだったんですか」
不意に、葵くんが尋ねた。
「うん! 犬も猫も動物なら何でも好きだよ! うちは、親がアレルギーだから飼えないんだけど……」
「へぇ……」
そして、少し考えごとをするように押し黙った葵くんに、私は首を傾げた。何よ、その反応は。
「ていうか、すみません、関根さん。先輩のお節介に付き合わせちゃって」
「あ、いえ……僕は」
関根くんは小さく首を横に振りながら、聞こえないくらい小さな声で、「助かりました」と言った。関根くんのためになったなら、よかった。私はニヤついてしまうのを隠しきれない。
「調子に乗らない」
「いたっ!」
葵くんは、ペシン! と私の頭を叩く。葵くん、容赦ない。私は頬を膨らませながら、また歩きだした。
飼い主さんは、withを保護してくれていたことをすごく感謝してくれた。関根くんは一番寂しそうにしていたけど、飼い主さんは「よかったらこまめに会いに来てあげてください」と言ってくれた。その時の関根くんの嬉しそうな笑顔は、今まで見た中で一番素敵な顔だった。
私もこまめに会いに来ちゃおう。また、楽しみなことが増えた。
「これで、本当に一件落着だ!」
「よかったですね」
「うん、本当に!」
すべてが片付いたことが嬉しくてスキップしてしまいそう。すっごく爽やかな気持ちだ。
「本当に、先輩には困ったもんですよ」
ため息まじりで言う葵くんに、思いきりあっかんべーをして、笑った。
* * *
一通の投書が巻き起こした、今回の騒動。最高の形で終わることが出来て、よかった。告白だったり、事件だったり、色々あったけれど。目安箱を巡る二つの事件は、こうして幕を閉じたのでした。
あとは、withのお家探索。私が先生方を必死で説得して、家が見つかるまで、部室棟周辺で飼う許可を得た。お世話と家捜索は生徒会と関根くんが行った。人懐っこいwithは、生徒からたっぷり可愛がられて、すっかり学園のアイドルだ。
何件回った時だったか、ようやく、学校から少し離れた一軒家で、withの飼い主さんを見つけたのだった。
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「ううう……お別れだね、withぅ……」
「くぅん……」
私は、葵くんと関根くんと三人で、飼い主さんの家に向かう途中、withのことをわしゃわしゃと撫でた。
「先輩、犬好きだったんですか」
不意に、葵くんが尋ねた。
「うん! 犬も猫も動物なら何でも好きだよ! うちは、親がアレルギーだから飼えないんだけど……」
「へぇ……」
そして、少し考えごとをするように押し黙った葵くんに、私は首を傾げた。何よ、その反応は。
「ていうか、すみません、関根さん。先輩のお節介に付き合わせちゃって」
「あ、いえ……僕は」
関根くんは小さく首を横に振りながら、聞こえないくらい小さな声で、「助かりました」と言った。関根くんのためになったなら、よかった。私はニヤついてしまうのを隠しきれない。
「調子に乗らない」
「いたっ!」
葵くんは、ペシン! と私の頭を叩く。葵くん、容赦ない。私は頬を膨らませながら、また歩きだした。
飼い主さんは、withを保護してくれていたことをすごく感謝してくれた。関根くんは一番寂しそうにしていたけど、飼い主さんは「よかったらこまめに会いに来てあげてください」と言ってくれた。その時の関根くんの嬉しそうな笑顔は、今まで見た中で一番素敵な顔だった。
私もこまめに会いに来ちゃおう。また、楽しみなことが増えた。
「これで、本当に一件落着だ!」
「よかったですね」
「うん、本当に!」
すべてが片付いたことが嬉しくてスキップしてしまいそう。すっごく爽やかな気持ちだ。
「本当に、先輩には困ったもんですよ」
ため息まじりで言う葵くんに、思いきりあっかんべーをして、笑った。
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一通の投書が巻き起こした、今回の騒動。最高の形で終わることが出来て、よかった。告白だったり、事件だったり、色々あったけれど。目安箱を巡る二つの事件は、こうして幕を閉じたのでした。
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