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桃太郎
02 一人目のお供を手に入れろ
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走る。走る。走る。胸ポケットに入れたフリスクが、じゃらじゃらと音を立てた。目指すはグラウンド。ターゲットは確か一限は体育のはずだった。
生徒会長に適いそうな相手──目星を付けたのは三人いた。まずは一人目、2年1組の──。
「いた!」
体育は準備体操の途中だった。が、そんなことはお構い無しだ。桃はターゲット目がけて全速力で走った。
他クラスの女子が全力で走ってくる。不思議な光景に辺りが騒つき始めたとき、桃はターゲットの腕をがっしりと掴んだ。
「──戌井一真! あたしのお供になって!」
ターゲット──一真は、いきなり女子に腕を掴まれた上に、意味不明なことを頼まれて、酷く困惑した表情を浮かべた。
「え? ……お供って」
一真がそう言い掛けたとき、桃の頭に重いチョップがお見舞いされた。ゴツン、とすごい音がした。
「いっ……たぁぁぁあ!」
「何やってんだ……? 川崎桃!」
チョップをしたのは、桃のクラスの体育も受け持っている体育教師だった。ひくひくを頬を引きつらせ、わざとらしく笑みを浮かべている。
──ヤバイ。
そう思ったときにはもう遅かった。逃げようとしたが桃は襟をしっかりと掴まれ、あがく間もなくずるずると引きずられる。
「俺が戻るまで準備体操とストレッチやってるように。俺は川崎を2組に戻してくる」
1組の生徒にそう言い残すと、教師は桃を連れて校舎へと向かっていった。
「いゃあああ! あたしそれどころじゃないぃー!」
「先生もお前なんかにかまってる場合じゃないんだよー。いい加減にしてくれよー」
そんなやり取りを聞きながら、一真は遠くなる桃の姿を見つめていた。
──何だ、あの子……。
よく分からない女の登場に、思わず口元の筋肉を緩ませていたことに一真は気が付かなかった。
* * *
次は昼休みに戌井一真に掛け合ってみよう。そう思っていたのだが、2組に差し戻される前に体育教師から「昼休み体育教官室に来るように」と言われた。これはみっちりお説教コースだと察し、逃げようと思ったが校内放送でしつこく呼び出された。行くとやはり昼休みまるまる説教されて、結局戌井一真に突撃するのは放課後になってしまった。
授業終了のチャイムがなった瞬間、桃は教室を飛び出した。相手が部活に行くまでに片を付けなければいけない。
「戌井一真! 話がある!」
1組の教室の扉を勢い良く開けると、席に着いていた一真は驚いた様子もなく桃を見た。
「あ。やっと来たね。あれで諦めるわけないとは思ったけど」
一真はニッコリ笑うと、手招きをした。来いという意味だろう。桃はスタスタと歩いて、勝手に一真の前の席に腰掛けた。
「話を聞く前に。えっと、君、名前は?」
「あたしは、2組の川崎桃! 桃は桃の花の桃だよ!」
「えーと、うん」
一真は桃のテンションに慣れないのか苦笑を浮かべた。桃はそんな一真を気に掛けることもなく話を続ける。
「話って言うのは、あたしと一緒に鬼会長を倒しにいこうってこと。新校則のことで……えと」
「あぁ、さっそく抗議しにいくってこと?」
話が早い。桃はゆっくり頷いた。
しかし、一真はうーん、と困ったようにうなった。顎に手をのせる表情は険しい。
「でもなぁ、あの鬼村だし、抗議に応じるかどうか」
「……鬼村って?」
「え」
桃の言葉に一真は一瞬固まる。一真の信じられないものを見る目に桃はムッとする。その表情に気付いたのか、一真は優しく言い聞かせるように言った。
「鬼村碧。新生徒会長だよ。くそ真面目な男で融通聞かないって噂。鬼退治的なこと言ってたし名前とかけてるんだと思ってた」
“鬼”村──まぁずいぶんぴったりな名前だ、と思う。しかし、やっぱり面倒な相手だったのか。桃は眉間にしわを寄せた。
「まぁ話はわかった。でもさ、何で俺なわけ?」
一真は頬杖をつきながらじっと桃を見つめた。そういえば、初めてじっくり顔を見る。茶色のふわふわした髪はまるで犬のようだ。長いまつげは、女の桃でさえうらやましいと思うほど。ぱっちりとした目で見つめられると、何だかドキッとしてしまう。
「それは──あんたが優れた人間だから」
「え?」
「サッカー部キャプテンで先輩後輩、さらには部外の生徒からも信頼が厚い。先生たちの評価もかなりいい好青年! あたしのお供にぴったり!」
桃は一息で言い切った。満足げに笑みを浮かべると、一真が吹き出した。
「なっ……何で笑うの!?」
「いや……なんか……。え、本当にそれだけの理由で?」
「それ以外に何があるって言うの?」
「ぶっ……! すっげぇ……なんて行き当たりばったり……」
桃には何で自分が笑われてるのか分からなかったが、一真は肩を震わせてしばらく笑っていた。
──そんなに笑う?
一真は指で目尻を拭いながら、言った。
「いいよ。付き合うよ、鬼退治。なんか君すごいおもしろそうだし」
それは誉められてるんだろうか。まだ爆笑の余韻が残る表情で言われたあたり、すごく複雑だ。
でも、何はともあれ協力者その1ができたのだ。これで、新校則を打ち破るための一歩が踏み出せたのだ。桃は安心して、胸ポケットに入れっぱなしだったフリスクを思い出した。一粒食べようと思って取り出すと、「あ、」と小さく一真が呟く。
「一つだけ、条件がある」
──条件……?
一瞬、「報酬は君の体で」なんて言われる少女漫画的な展開だったらどうしようかと思ったが、そんなはずもなく。一真は手のひらをすっと桃に差し出して、笑った。
「そのフリスク、一粒頂戴」
* * *
生徒会長に適いそうな相手──目星を付けたのは三人いた。まずは一人目、2年1組の──。
「いた!」
体育は準備体操の途中だった。が、そんなことはお構い無しだ。桃はターゲット目がけて全速力で走った。
他クラスの女子が全力で走ってくる。不思議な光景に辺りが騒つき始めたとき、桃はターゲットの腕をがっしりと掴んだ。
「──戌井一真! あたしのお供になって!」
ターゲット──一真は、いきなり女子に腕を掴まれた上に、意味不明なことを頼まれて、酷く困惑した表情を浮かべた。
「え? ……お供って」
一真がそう言い掛けたとき、桃の頭に重いチョップがお見舞いされた。ゴツン、とすごい音がした。
「いっ……たぁぁぁあ!」
「何やってんだ……? 川崎桃!」
チョップをしたのは、桃のクラスの体育も受け持っている体育教師だった。ひくひくを頬を引きつらせ、わざとらしく笑みを浮かべている。
──ヤバイ。
そう思ったときにはもう遅かった。逃げようとしたが桃は襟をしっかりと掴まれ、あがく間もなくずるずると引きずられる。
「俺が戻るまで準備体操とストレッチやってるように。俺は川崎を2組に戻してくる」
1組の生徒にそう言い残すと、教師は桃を連れて校舎へと向かっていった。
「いゃあああ! あたしそれどころじゃないぃー!」
「先生もお前なんかにかまってる場合じゃないんだよー。いい加減にしてくれよー」
そんなやり取りを聞きながら、一真は遠くなる桃の姿を見つめていた。
──何だ、あの子……。
よく分からない女の登場に、思わず口元の筋肉を緩ませていたことに一真は気が付かなかった。
* * *
次は昼休みに戌井一真に掛け合ってみよう。そう思っていたのだが、2組に差し戻される前に体育教師から「昼休み体育教官室に来るように」と言われた。これはみっちりお説教コースだと察し、逃げようと思ったが校内放送でしつこく呼び出された。行くとやはり昼休みまるまる説教されて、結局戌井一真に突撃するのは放課後になってしまった。
授業終了のチャイムがなった瞬間、桃は教室を飛び出した。相手が部活に行くまでに片を付けなければいけない。
「戌井一真! 話がある!」
1組の教室の扉を勢い良く開けると、席に着いていた一真は驚いた様子もなく桃を見た。
「あ。やっと来たね。あれで諦めるわけないとは思ったけど」
一真はニッコリ笑うと、手招きをした。来いという意味だろう。桃はスタスタと歩いて、勝手に一真の前の席に腰掛けた。
「話を聞く前に。えっと、君、名前は?」
「あたしは、2組の川崎桃! 桃は桃の花の桃だよ!」
「えーと、うん」
一真は桃のテンションに慣れないのか苦笑を浮かべた。桃はそんな一真を気に掛けることもなく話を続ける。
「話って言うのは、あたしと一緒に鬼会長を倒しにいこうってこと。新校則のことで……えと」
「あぁ、さっそく抗議しにいくってこと?」
話が早い。桃はゆっくり頷いた。
しかし、一真はうーん、と困ったようにうなった。顎に手をのせる表情は険しい。
「でもなぁ、あの鬼村だし、抗議に応じるかどうか」
「……鬼村って?」
「え」
桃の言葉に一真は一瞬固まる。一真の信じられないものを見る目に桃はムッとする。その表情に気付いたのか、一真は優しく言い聞かせるように言った。
「鬼村碧。新生徒会長だよ。くそ真面目な男で融通聞かないって噂。鬼退治的なこと言ってたし名前とかけてるんだと思ってた」
“鬼”村──まぁずいぶんぴったりな名前だ、と思う。しかし、やっぱり面倒な相手だったのか。桃は眉間にしわを寄せた。
「まぁ話はわかった。でもさ、何で俺なわけ?」
一真は頬杖をつきながらじっと桃を見つめた。そういえば、初めてじっくり顔を見る。茶色のふわふわした髪はまるで犬のようだ。長いまつげは、女の桃でさえうらやましいと思うほど。ぱっちりとした目で見つめられると、何だかドキッとしてしまう。
「それは──あんたが優れた人間だから」
「え?」
「サッカー部キャプテンで先輩後輩、さらには部外の生徒からも信頼が厚い。先生たちの評価もかなりいい好青年! あたしのお供にぴったり!」
桃は一息で言い切った。満足げに笑みを浮かべると、一真が吹き出した。
「なっ……何で笑うの!?」
「いや……なんか……。え、本当にそれだけの理由で?」
「それ以外に何があるって言うの?」
「ぶっ……! すっげぇ……なんて行き当たりばったり……」
桃には何で自分が笑われてるのか分からなかったが、一真は肩を震わせてしばらく笑っていた。
──そんなに笑う?
一真は指で目尻を拭いながら、言った。
「いいよ。付き合うよ、鬼退治。なんか君すごいおもしろそうだし」
それは誉められてるんだろうか。まだ爆笑の余韻が残る表情で言われたあたり、すごく複雑だ。
でも、何はともあれ協力者その1ができたのだ。これで、新校則を打ち破るための一歩が踏み出せたのだ。桃は安心して、胸ポケットに入れっぱなしだったフリスクを思い出した。一粒食べようと思って取り出すと、「あ、」と小さく一真が呟く。
「一つだけ、条件がある」
──条件……?
一瞬、「報酬は君の体で」なんて言われる少女漫画的な展開だったらどうしようかと思ったが、そんなはずもなく。一真は手のひらをすっと桃に差し出して、笑った。
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