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看板人形
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くまおがいたアンティークショップから、ずっと南。どれくらい歩いたのだろう。太陽の位置を目印にして、ひたすらに歩き続けて、2、3日は経った。
サラは、それらしき人形やくまおがいたというおもちゃ屋を探してみたが、収穫はなかった。どこかで道を間違えたのだろうか。そもそも『南』というヒントが曖昧なため、探すのは大変だ。それに、くまおがその人形を最後に見たのは40年以上前だ。今、同じ場所にあるとは限らないし、もう店自体潰れてしまっているかもしれない。
「……はぁ」
立っていられなくなって、建物の間に座り込む。煉瓦のひんやりとした感触が心地いい。くまおがいたショップからはだいぶ離れてしまったし、改めて人に聞けるような状況でもない。
仕方がない──諦めて他の人形を探すしかないのだろうか。せっかくくまおが教えてくれたのに、と悲しい気持ちで胸がチクリと痛んだ。
その時だった。こんな会話が、耳に入ってきた。
「美味しいって評判なのですよ、あそこのレストランは」
「そうなんですの?」
「少し道は入り組んでいますが、なに、ここからほど近い。目印に、人形がありますからすぐに分かりますよ」
「ならよかったわ」
「私がご案内いたしましょう。何なら、今からご一緒にランチでも」
「あら……誘っていらっしゃるの?」
「ここでお会いしたのは何かの縁でしょう? さ、こちらへ」
男女の声だった。貴婦人と紳士と言った様子だったが、そんなことはどうでもいい。
──『レストラン』、『目印に人形』……!
間違いない。くまおが言っていたレストランは、そこだ。サラは大通りから聞こえたその声を追う。幸いすぐにその背中を見つけた。
高級そうな服を身につけた二人組である。そのレストランがなかなか高級であることは容易に想像が出来た。
しかし、せっかく糸口を見つけたのだ。追わない手はない。サラは二人に気付かれないように建物の影に隠れながら、後を追った。
狭い路地を抜けた、その先。小綺麗な外観の建物が目に入った。白を基調としたデザイン。入り口に立て掛けられたボードには、「レストラン・カンプシス」と書かれている。
「いらっしゃいませ」
聞こえた声に、サラは慌てて身を隠した。そうっと覗くと、さっきの二人組が中に入っていくのが見えた。他に人影はない。あるのは、そう。清楚なメイド服を着た、人形だけだった。
「……あれだわ」
遠目で眺めながら、ぽつりと呟いた。リアルに作られた人形だ。顔も髪も大きさも人間のようで、サラは思わず息を呑む。その人形は片手を上げて店の入り口を指しながら、美しい笑みを浮かべている。着ているエプロンには、店の名前の刺繍が入っていた。
しばらく眺めていると、また客が一組やってきた。次は老夫婦だ。
「いらっしゃいませ」
さっきと全く違わぬ声音で、その声が聞こえた。感情があるようで、ないような──作ったような、声だった。
──あれは、人形の声だ。
そうわかった瞬間、頭がズキリと痛んだ。
「……?」
サラは少しだけこめかみを押さえる。しかし次の瞬間には痛みは感じなかったため、気のせいだったと気にしないことにした。
ともあれ、彼女と会話をしてみなければ。サラは店の前まで歩いていく。
「いらっしゃいませ」
サラに気付いた彼女が、同じように言った。
「……あ、違うの。私は、お客じゃなくて」
両手を振って、否定する。しかし、身なりで分かるだろうと後になって気付いた。
「えと……私、あなたと、お話がしたいの」
「………………」
「あなたのこと、ちょっと変わったくまさんから聞いて」
「………………」
「少しでいいから、何かお話が出来たらなって……」
「………………」
人形は、何も答えない。さっきは「いらっしゃいませ」と言ったのだ。喋らないわけではないのだが。サラは困って立ち尽くしていると、後ろから話し声が聞こえた。
「やだ。店の前に乞食がいるわ」
「ああしていれば残り物が貰えるとでも思っているのかしら? 意地汚いわ」
はっとして振り返る。余所行きの格好をした婦人二人が、眉をしかめながらサラを見ていた。
当たり前だ。場違いにも程があるのだ。婦人たちは、サラと目が合うとそそくさと行ってしまった。自分が居たせいで、客が居なくなってしまった。サラは顔を青くした。
「すみません。確かに、お客様がそこにいらっしゃると、他のお客様が入れませんので」
初めて、人形が違う言葉を発した。しかし、やはりすごく丁寧で、距離を置いた言葉づかいだ。
「わたしに用がおありでしたら、日が落ちてお店が閉まった後に、またいらしてください。わたしなら、ずっとここにいますから」
そう言って、人形はまた押し黙った。また来いと言ってくれただけよい。これ以上ここにいても商売の邪魔になるだけなので、サラは足早にその場を去った。
ちらりと見た人形は、変わらない笑みを浮かべていた。
* * *
完全に日が落ちた。さすがにもう店じまいをしただろうと、真夜中になってから、サラはレストラン・カンプシスへと向かった。
人形が言ったとおり、人形は昼間と同じ場所に立っていた。少し違うのは、雨よけの大きな布が乱雑にかけられていることだけだ。
「お人形、さん」
サラは、恐る恐る近寄って声をかけた。返事がなかったので、そっと布をとってみる。昼間と変わらない笑みを浮かべた看板人形が、月の光に照らされてあらわになった。
「……あの」
「いらっしゃいませ」
人形は、サラの声を遮るように言った。その言葉がかけられると思ってなかったため、サラは面食らった。
「昼間も言ったけど、私、お客さんじゃないわ」
「……あ。そうでしたね。すみません、癖で」
人形は穏やかな声で言う。謝らなくてもいいのに、と思うが、何も言わなかった。きっと、看板人形だから、人に対する低姿勢が癖になっているのだ。
「私は、サラ。お人形さん、お名前は?」
「申し遅れました。マツリカと申します」
「マツリカって呼んでもいい?」
「もちろんです」
声音は、サラより少し歳上のような印象だ。穏やかな口調がそう聞こえさせているのかもしれない。
「あなたはいつからここにいるの?」
「二年くらい、でしょうか?」
「え? だって、くまおさんが……」
「くまおさん?」
サラは聞き返されてはっとした。マツリカにはくまおが誰だか分からないではないか。あわてて説明しようとすると、マツリカは「あぁ、昼間に言っていたくまさんですね」と自分で納得した。
「わたしは3代目なんです。きっと、その方が仰ったのはわたしの先代のどちらかですね」
「そうなの? ずっとあなたがいたわけじゃないのね」
そう言って、サラはマツリカをじっと眺めた。言われてみれば、外にいるにしてはマツリカはあまり汚れていない。
「確かに、あなたはとても綺麗ね」
「そんなことないんですよ。ほら、見てみてください。わたしの太ももの裏の所」
「え? ふ、太ももの、裏?」
サラは一瞬戸惑った。太ももの裏を見るには、スカートを大きくめくりあげなければいけない。彼女がリアルに作られた人形であるからこそ、気が引けてしまう。しかし、見ろと言うのだから仕方がないだろう。サラはそっとスカートを持ち上げた。
サラは、それらしき人形やくまおがいたというおもちゃ屋を探してみたが、収穫はなかった。どこかで道を間違えたのだろうか。そもそも『南』というヒントが曖昧なため、探すのは大変だ。それに、くまおがその人形を最後に見たのは40年以上前だ。今、同じ場所にあるとは限らないし、もう店自体潰れてしまっているかもしれない。
「……はぁ」
立っていられなくなって、建物の間に座り込む。煉瓦のひんやりとした感触が心地いい。くまおがいたショップからはだいぶ離れてしまったし、改めて人に聞けるような状況でもない。
仕方がない──諦めて他の人形を探すしかないのだろうか。せっかくくまおが教えてくれたのに、と悲しい気持ちで胸がチクリと痛んだ。
その時だった。こんな会話が、耳に入ってきた。
「美味しいって評判なのですよ、あそこのレストランは」
「そうなんですの?」
「少し道は入り組んでいますが、なに、ここからほど近い。目印に、人形がありますからすぐに分かりますよ」
「ならよかったわ」
「私がご案内いたしましょう。何なら、今からご一緒にランチでも」
「あら……誘っていらっしゃるの?」
「ここでお会いしたのは何かの縁でしょう? さ、こちらへ」
男女の声だった。貴婦人と紳士と言った様子だったが、そんなことはどうでもいい。
──『レストラン』、『目印に人形』……!
間違いない。くまおが言っていたレストランは、そこだ。サラは大通りから聞こえたその声を追う。幸いすぐにその背中を見つけた。
高級そうな服を身につけた二人組である。そのレストランがなかなか高級であることは容易に想像が出来た。
しかし、せっかく糸口を見つけたのだ。追わない手はない。サラは二人に気付かれないように建物の影に隠れながら、後を追った。
狭い路地を抜けた、その先。小綺麗な外観の建物が目に入った。白を基調としたデザイン。入り口に立て掛けられたボードには、「レストラン・カンプシス」と書かれている。
「いらっしゃいませ」
聞こえた声に、サラは慌てて身を隠した。そうっと覗くと、さっきの二人組が中に入っていくのが見えた。他に人影はない。あるのは、そう。清楚なメイド服を着た、人形だけだった。
「……あれだわ」
遠目で眺めながら、ぽつりと呟いた。リアルに作られた人形だ。顔も髪も大きさも人間のようで、サラは思わず息を呑む。その人形は片手を上げて店の入り口を指しながら、美しい笑みを浮かべている。着ているエプロンには、店の名前の刺繍が入っていた。
しばらく眺めていると、また客が一組やってきた。次は老夫婦だ。
「いらっしゃいませ」
さっきと全く違わぬ声音で、その声が聞こえた。感情があるようで、ないような──作ったような、声だった。
──あれは、人形の声だ。
そうわかった瞬間、頭がズキリと痛んだ。
「……?」
サラは少しだけこめかみを押さえる。しかし次の瞬間には痛みは感じなかったため、気のせいだったと気にしないことにした。
ともあれ、彼女と会話をしてみなければ。サラは店の前まで歩いていく。
「いらっしゃいませ」
サラに気付いた彼女が、同じように言った。
「……あ、違うの。私は、お客じゃなくて」
両手を振って、否定する。しかし、身なりで分かるだろうと後になって気付いた。
「えと……私、あなたと、お話がしたいの」
「………………」
「あなたのこと、ちょっと変わったくまさんから聞いて」
「………………」
「少しでいいから、何かお話が出来たらなって……」
「………………」
人形は、何も答えない。さっきは「いらっしゃいませ」と言ったのだ。喋らないわけではないのだが。サラは困って立ち尽くしていると、後ろから話し声が聞こえた。
「やだ。店の前に乞食がいるわ」
「ああしていれば残り物が貰えるとでも思っているのかしら? 意地汚いわ」
はっとして振り返る。余所行きの格好をした婦人二人が、眉をしかめながらサラを見ていた。
当たり前だ。場違いにも程があるのだ。婦人たちは、サラと目が合うとそそくさと行ってしまった。自分が居たせいで、客が居なくなってしまった。サラは顔を青くした。
「すみません。確かに、お客様がそこにいらっしゃると、他のお客様が入れませんので」
初めて、人形が違う言葉を発した。しかし、やはりすごく丁寧で、距離を置いた言葉づかいだ。
「わたしに用がおありでしたら、日が落ちてお店が閉まった後に、またいらしてください。わたしなら、ずっとここにいますから」
そう言って、人形はまた押し黙った。また来いと言ってくれただけよい。これ以上ここにいても商売の邪魔になるだけなので、サラは足早にその場を去った。
ちらりと見た人形は、変わらない笑みを浮かべていた。
* * *
完全に日が落ちた。さすがにもう店じまいをしただろうと、真夜中になってから、サラはレストラン・カンプシスへと向かった。
人形が言ったとおり、人形は昼間と同じ場所に立っていた。少し違うのは、雨よけの大きな布が乱雑にかけられていることだけだ。
「お人形、さん」
サラは、恐る恐る近寄って声をかけた。返事がなかったので、そっと布をとってみる。昼間と変わらない笑みを浮かべた看板人形が、月の光に照らされてあらわになった。
「……あの」
「いらっしゃいませ」
人形は、サラの声を遮るように言った。その言葉がかけられると思ってなかったため、サラは面食らった。
「昼間も言ったけど、私、お客さんじゃないわ」
「……あ。そうでしたね。すみません、癖で」
人形は穏やかな声で言う。謝らなくてもいいのに、と思うが、何も言わなかった。きっと、看板人形だから、人に対する低姿勢が癖になっているのだ。
「私は、サラ。お人形さん、お名前は?」
「申し遅れました。マツリカと申します」
「マツリカって呼んでもいい?」
「もちろんです」
声音は、サラより少し歳上のような印象だ。穏やかな口調がそう聞こえさせているのかもしれない。
「あなたはいつからここにいるの?」
「二年くらい、でしょうか?」
「え? だって、くまおさんが……」
「くまおさん?」
サラは聞き返されてはっとした。マツリカにはくまおが誰だか分からないではないか。あわてて説明しようとすると、マツリカは「あぁ、昼間に言っていたくまさんですね」と自分で納得した。
「わたしは3代目なんです。きっと、その方が仰ったのはわたしの先代のどちらかですね」
「そうなの? ずっとあなたがいたわけじゃないのね」
そう言って、サラはマツリカをじっと眺めた。言われてみれば、外にいるにしてはマツリカはあまり汚れていない。
「確かに、あなたはとても綺麗ね」
「そんなことないんですよ。ほら、見てみてください。わたしの太ももの裏の所」
「え? ふ、太ももの、裏?」
サラは一瞬戸惑った。太ももの裏を見るには、スカートを大きくめくりあげなければいけない。彼女がリアルに作られた人形であるからこそ、気が引けてしまう。しかし、見ろと言うのだから仕方がないだろう。サラはそっとスカートを持ち上げた。
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