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第13話 雷獣事件③-狂乱
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「……ば、馬鹿な」
老獪は経験と許容と思考を駆使してもそんな事しか言えなかった。
もはや思考は現実を拒否しており、目の前の出来事を飲み込むことが出来ない。
イロハの腕は、確実にダメージを与えた攻撃でさえ無かったかのようにする。
使い物になっていないはずなのに人智を越えた何かに、イロハの腕は再構築された。
それは能力によるもの。
そう言っては簡単だが、不死に近い再生能力などはっきり言って人間の範疇ではない。そんな能力を実際に持つ生物などそれこそ不死鳥やらになり、それは伝説上の魔物の話であって。決して人間に宿る力ではない。
が、現に起こってしまった。
「お前は……いったい何者だ?」
「それはあなたがよく知っているのでは? 冒険者登録の際あなたは俺と同伴していたでしょう」
「いや、俺が同伴した男はそんな覇気を纏っていなかったな。もっと弱々しい、平凡な男だったはずだ」
ましてや、化け物ではない。
記憶とはこんなにも浅く信用ならないものだったか。人はここまで変わるものなのか。いや、そもそも、人という枠組みも外れているではないか。雇った護衛は皆死んだ。残るのはイロハと副ギルド長だけ。
「くそ……副ギルド長だぞ……ここまで成り上がったっていうのによ……。負けねえぞ、糞ガキ」
副ギルド長が腰から片手剣を抜く。口元は高速で何か言葉を紡いでいた。
実力者になると効率的に戦いを行うため、魔法名は声が小さくて聞こえないし、詠唱も高速で最短。見れば見るほど理にかなっている。
なるほど確かに強いはずだ。
雇われ用心棒らより数段強い覇気を副ギルド長は放っていた。
「自分が腐っているのは知っているが、安心して腐ることの出来る実力はまだあるからな。ガキ」
覇気が肌に突き刺さる。本来ならば慣れていない恐怖に畏怖するのだろう。だが、恐怖なんてとうに知っている。
全身が何回も壊され、精神が何回も崩され、己の無様を何度もみた今はなんともその覇気は弱々しい。
「力の使い方は人それぞれだ。お前は腐らせたんだろう。本来から恵まれていたくせに。まあ、俺も勝手だ。勝手に悲劇に浸って、己を鼓舞しなければ進めない雑魚だ。故に、勝手にお前を殺すよ」
「随分としゃべるな。俺は後悔していないからな。自分のために生きたんだ。さあ、来いよ」
言葉はもういらなかった。
間合いを詰め、イロハは副ギルド長の目に突きを放つ。眼球に向かっていた剣先が不可視の圧力にずらされる。
副ギルド長は崩れたイロハの腹につま先を叩き込み、掌底打ちを直角に落とす。
「ふんぬぅ!死ねえ!」
イロハの顔面が地面に陥没する。
体が硬直し、血が流れる。顔のパーツがおかしくなったのが感覚で分かった。
「……く。くっくっく。化け物め」
頭ががんがん揺れるが意識はあった。頭蓋の形が矯正され。内臓のダメージも回復する。
膝に手をつきながら立つ。握る剣には眼球が酷く充血した自分が映っていた。
「ちっ、眼が充血したじゃねえかよ」
「そうか? もう元に戻ったぞ化け物」
剣を構え直し、接近。イロハは接近戦を仕掛けていくが副ギルド長が生み出す土壁に苛まれ上手く接近戦に持ち込めない。
一緒に異世界転生してきた奴らならば何かしらの決定打で今のような硬直状態を突破できるのかもしれないが、いかんせんイロハは何もそのような物をもっていない。
再生能力を用いて不意を突くことは出来るが魔法などで遠距離勝負に持ち込まれると何も出来なかった。
「……(どうするか。あいつは実力はある。それに魔法使いなのが相性最悪だ。どうにかしないといずれやられるな)」
すでに距離は取られており、その距離も一向に詰める事が出来ない。
ギルド長は先ほどから防戦一方で攻勢には出ない。
「……もしかして魔法……使えないのか?」
イロハの頬に汗が一筋流れた。
「そうか。そうか。そうだよなあ! 少しびびってたが所詮は新米冒険者だったな!やっかいな再生能力と近接さえ気を付ければ相手にもならないな!」
副ギルド長はゲスな笑みを浮かべた。いくら倒すのが難しくとも距離を取れば何も出来ないと分かれば魔法使いとしては格好の餌食だ。
魔力切れが唯一の心配だが、腐っても副ギルド長にまで上り詰めた魔法使い。こと魔力に関しては他者より群を抜いている。
「くくく。魔法の読み合いもいらなかったなあ。じゃあ副ギルド長としてイロハくんに魔法の勉強をさせてやろうかな」
イロハの前に出現していた土壁が消えた。
代わりに副ギルド長とイロハを結ぶようにイロハの両脇に土壁がせり上がってくる。そのすきに距離を詰めようと走り抜ける。
それすら読んでいる。イロハをあざ笑うかのように魔方陣は書かれる。
「いいかまず基本だ。ファイアボール。十連、強化、変化」
真っ直ぐな通路に直線で火の玉がイロハに襲いかかる。避け続けるが十個の火の玉を避けるのは難しく二発を食らう。間も置かずに続いて巨大化された火の玉がやってくる。避けれるスペースもなくまともに火を浴びてしまう。
「あ……つ、あっぁああああああ!」
全身を炎が包む。イロハは地面を転がり火を消すのに必死になる。満身創痍の中、三つの火の玉が向かってきた、それらは横たわるイロハを通り過ぎるかと思われたが、頭上で急に進路を下向きに変えイロハに降り注ぐ。
「熱ッ!ぁあああ!うああああ!」
「とまあ。魔法の攻撃は多種多様なんだ。覚えておくと良い」
「殺す!!お前はああああ、殺、、ううううああああああ!」
熱と殺意と痛みが脳内で競り合っていた。全身が焼かれていく。服を着火剤に体の表面を焼いていく。
副ギルド長は完全に優位に立ったと確信をして笑っていた。
「熱いか?痛いか?そうかそうか。新米冒険者を助けるのもギルドの仕事だ。ほれ、ウォーターボール、強化」
イロハの視界が青に染まった。そして浮遊感とともにそれは到来した。
「がぼっ!」
息苦しさを感じ喉を開けば水が入ってくる。
イロハは完全に水の球の中に閉じ込められた。
もがいても手は水中を切っていく。地面に足も届かない。
確実に死が迫ってきていた。
死んでもいい。生き返るから。
しかし、それは確信とまでは至っていない。心臓が切られても再生はするかも知れない。だが、止まった心臓が再び動く保証なんて何処にもないのだ。
「この水球程度なら俺は一日持つぞ。その間に貴様をどうにか出来る。溺死をして、仮に生き返っても貴様はまた溺死をするんだ」
「……っ。……」
「さて、お前は果たして不死か?」
視界に浮かぶ水泡は果たして何を映しているのだろう。
なにかが水泡越しに動いた。死を運ぶ死神か、何もなしえない俺の悲哀か。燻る心象か。
青くて。白い。
一目見て、それに心を奪われてしまっていた。
信じられないくらいに美しかった。
ここで残酷を迎えてしまったとしても良いと思えてしまうくらいに。
彼女は美しかった。
「武器……できたよ?」
青い髪が華麗に舞った。天井のガラスの部分を割って入ってきたため彼女の周りはその欠片によって幻想的に飾られていた。白い服と青い髪がとてつもなく調和されていた。
フリルが空を舞う。白と青とのコントラストがイロハと副ギルド長の間に降り立つ。
老獪は経験と許容と思考を駆使してもそんな事しか言えなかった。
もはや思考は現実を拒否しており、目の前の出来事を飲み込むことが出来ない。
イロハの腕は、確実にダメージを与えた攻撃でさえ無かったかのようにする。
使い物になっていないはずなのに人智を越えた何かに、イロハの腕は再構築された。
それは能力によるもの。
そう言っては簡単だが、不死に近い再生能力などはっきり言って人間の範疇ではない。そんな能力を実際に持つ生物などそれこそ不死鳥やらになり、それは伝説上の魔物の話であって。決して人間に宿る力ではない。
が、現に起こってしまった。
「お前は……いったい何者だ?」
「それはあなたがよく知っているのでは? 冒険者登録の際あなたは俺と同伴していたでしょう」
「いや、俺が同伴した男はそんな覇気を纏っていなかったな。もっと弱々しい、平凡な男だったはずだ」
ましてや、化け物ではない。
記憶とはこんなにも浅く信用ならないものだったか。人はここまで変わるものなのか。いや、そもそも、人という枠組みも外れているではないか。雇った護衛は皆死んだ。残るのはイロハと副ギルド長だけ。
「くそ……副ギルド長だぞ……ここまで成り上がったっていうのによ……。負けねえぞ、糞ガキ」
副ギルド長が腰から片手剣を抜く。口元は高速で何か言葉を紡いでいた。
実力者になると効率的に戦いを行うため、魔法名は声が小さくて聞こえないし、詠唱も高速で最短。見れば見るほど理にかなっている。
なるほど確かに強いはずだ。
雇われ用心棒らより数段強い覇気を副ギルド長は放っていた。
「自分が腐っているのは知っているが、安心して腐ることの出来る実力はまだあるからな。ガキ」
覇気が肌に突き刺さる。本来ならば慣れていない恐怖に畏怖するのだろう。だが、恐怖なんてとうに知っている。
全身が何回も壊され、精神が何回も崩され、己の無様を何度もみた今はなんともその覇気は弱々しい。
「力の使い方は人それぞれだ。お前は腐らせたんだろう。本来から恵まれていたくせに。まあ、俺も勝手だ。勝手に悲劇に浸って、己を鼓舞しなければ進めない雑魚だ。故に、勝手にお前を殺すよ」
「随分としゃべるな。俺は後悔していないからな。自分のために生きたんだ。さあ、来いよ」
言葉はもういらなかった。
間合いを詰め、イロハは副ギルド長の目に突きを放つ。眼球に向かっていた剣先が不可視の圧力にずらされる。
副ギルド長は崩れたイロハの腹につま先を叩き込み、掌底打ちを直角に落とす。
「ふんぬぅ!死ねえ!」
イロハの顔面が地面に陥没する。
体が硬直し、血が流れる。顔のパーツがおかしくなったのが感覚で分かった。
「……く。くっくっく。化け物め」
頭ががんがん揺れるが意識はあった。頭蓋の形が矯正され。内臓のダメージも回復する。
膝に手をつきながら立つ。握る剣には眼球が酷く充血した自分が映っていた。
「ちっ、眼が充血したじゃねえかよ」
「そうか? もう元に戻ったぞ化け物」
剣を構え直し、接近。イロハは接近戦を仕掛けていくが副ギルド長が生み出す土壁に苛まれ上手く接近戦に持ち込めない。
一緒に異世界転生してきた奴らならば何かしらの決定打で今のような硬直状態を突破できるのかもしれないが、いかんせんイロハは何もそのような物をもっていない。
再生能力を用いて不意を突くことは出来るが魔法などで遠距離勝負に持ち込まれると何も出来なかった。
「……(どうするか。あいつは実力はある。それに魔法使いなのが相性最悪だ。どうにかしないといずれやられるな)」
すでに距離は取られており、その距離も一向に詰める事が出来ない。
ギルド長は先ほどから防戦一方で攻勢には出ない。
「……もしかして魔法……使えないのか?」
イロハの頬に汗が一筋流れた。
「そうか。そうか。そうだよなあ! 少しびびってたが所詮は新米冒険者だったな!やっかいな再生能力と近接さえ気を付ければ相手にもならないな!」
副ギルド長はゲスな笑みを浮かべた。いくら倒すのが難しくとも距離を取れば何も出来ないと分かれば魔法使いとしては格好の餌食だ。
魔力切れが唯一の心配だが、腐っても副ギルド長にまで上り詰めた魔法使い。こと魔力に関しては他者より群を抜いている。
「くくく。魔法の読み合いもいらなかったなあ。じゃあ副ギルド長としてイロハくんに魔法の勉強をさせてやろうかな」
イロハの前に出現していた土壁が消えた。
代わりに副ギルド長とイロハを結ぶようにイロハの両脇に土壁がせり上がってくる。そのすきに距離を詰めようと走り抜ける。
それすら読んでいる。イロハをあざ笑うかのように魔方陣は書かれる。
「いいかまず基本だ。ファイアボール。十連、強化、変化」
真っ直ぐな通路に直線で火の玉がイロハに襲いかかる。避け続けるが十個の火の玉を避けるのは難しく二発を食らう。間も置かずに続いて巨大化された火の玉がやってくる。避けれるスペースもなくまともに火を浴びてしまう。
「あ……つ、あっぁああああああ!」
全身を炎が包む。イロハは地面を転がり火を消すのに必死になる。満身創痍の中、三つの火の玉が向かってきた、それらは横たわるイロハを通り過ぎるかと思われたが、頭上で急に進路を下向きに変えイロハに降り注ぐ。
「熱ッ!ぁあああ!うああああ!」
「とまあ。魔法の攻撃は多種多様なんだ。覚えておくと良い」
「殺す!!お前はああああ、殺、、ううううああああああ!」
熱と殺意と痛みが脳内で競り合っていた。全身が焼かれていく。服を着火剤に体の表面を焼いていく。
副ギルド長は完全に優位に立ったと確信をして笑っていた。
「熱いか?痛いか?そうかそうか。新米冒険者を助けるのもギルドの仕事だ。ほれ、ウォーターボール、強化」
イロハの視界が青に染まった。そして浮遊感とともにそれは到来した。
「がぼっ!」
息苦しさを感じ喉を開けば水が入ってくる。
イロハは完全に水の球の中に閉じ込められた。
もがいても手は水中を切っていく。地面に足も届かない。
確実に死が迫ってきていた。
死んでもいい。生き返るから。
しかし、それは確信とまでは至っていない。心臓が切られても再生はするかも知れない。だが、止まった心臓が再び動く保証なんて何処にもないのだ。
「この水球程度なら俺は一日持つぞ。その間に貴様をどうにか出来る。溺死をして、仮に生き返っても貴様はまた溺死をするんだ」
「……っ。……」
「さて、お前は果たして不死か?」
視界に浮かぶ水泡は果たして何を映しているのだろう。
なにかが水泡越しに動いた。死を運ぶ死神か、何もなしえない俺の悲哀か。燻る心象か。
青くて。白い。
一目見て、それに心を奪われてしまっていた。
信じられないくらいに美しかった。
ここで残酷を迎えてしまったとしても良いと思えてしまうくらいに。
彼女は美しかった。
「武器……できたよ?」
青い髪が華麗に舞った。天井のガラスの部分を割って入ってきたため彼女の周りはその欠片によって幻想的に飾られていた。白い服と青い髪がとてつもなく調和されていた。
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