(仮名)女神に頼まれファンタジー世界になった地球を救います。～体術と魔法銃を使って無双しまくる～

プロローグ

第１話 女神からの依頼1

気が付いたら暗闇の中にいた。
回りには何もなく自分が誰かなのかも覚えていない。まるでラノベみたいな状況だなっと思った。あれ？自分の名前は覚えてないのに知識は残ってるようだ。それもひとつの世界だけじゃない。地球という世界の知識とバルハラという別々の世界の記憶がある。そんなことを思っていると突然目の前に服から零れ落ちそうな程の巨乳の長髪サラサラヘアーをした金髪碧眼の絶世の美女が現れた。なんか後光がさしてキラキラしてるな。

「気がつかれたようですね。初めまして、私はフォルテという生と死を司る女神です。今回は貴方にお願いがあって天界まで来ていただきました。」

・・・えっ？いきなりお願いと言われても困る。それに女神と来たか‥‥ますますラノベ展開だな。
「え～と、自称神様。いきなり神と言われても信じられないし、第一自分が誰なのか分かっていない状況でお願いされても困ります。」

「自称ではありません、本当に死神と呼ばれる存在ですよ。あなたに自分の名前の記憶がないのは魂の状態だからであり、本来なら記憶も何もかも覚えていられないのですが、特別に知識だけは残しています。そしていきなり神だと言われても信じられない事も理解できるので、証明として今あなたが何を考えているのか当ててみせましょう。」

ほう、俺が何を考えているのか分かるだと？それなら当ててもらおうか、分かるものならな！俺がそう言おうとする前に自称神様は

「あなたは今私の容姿にひかれてやましいことを一瞬にして100個位の妄想をしてますね。」と正解を当てた。

「‥‥‥」
「‥‥‥」

沈黙が痛い。確かにめっちゃ綺麗な容姿とスタイルをしているため邪な気持ちが湧いてしまう。でも普通嫌らしい感情を向けられたら嫌悪感やら何かしらの感情を抱くもんだろ。しかしこの女神様は何も反応を示さない。まるで機械のようだ。何か怖い。いっそのことクズと罵られたほうがましだ。

「クズが」

俺が少し自暴自棄に陥っていたら女神様が心を読んで答えたようだ……
しかしなんでそんなに羞恥心とかないんだろ。そんなことを考えていたらまた心を読んでいた女神様が答えた。

「私は生と死を司る女神なので性欲の女神ではありません。それに神達は人間と根本的に違うので蟻に欲情されたとしか思っていません。あなたは蟻に欲情されたからといって嫌悪感を示しますか？」

無表情の顔でそう毒舌を吐いた。
俺は苦笑いを浮かぶることしかできなかった。しかしアリと一緒にされるなんて少しイラっとするな
なので俺は嫌味を込めて先ほど話していたお願いのことを聞くか。

「あの、自分は女神様が困ってることがあってその手伝いをしてほしくて俺を呼び出したんですよね？こう言っては何ですが、蟻と一緒にされて「はい、そうですか」ってお願い事を聞くとおもっているんですか？」

「何か問題でも？それにあなたは引き受けてくれますから。これは最初から決まっていることなので。」

「‥‥それはどういう意味ですか？」

「答えることが出来ません、今は。とにかく手伝ってほしいことを伝えますね。」

女神フォルテは俺の話を聞かずに話を進める。
なんなんだ、この女神は？！ はぁ～。