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精霊の擬術

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「っだぁ!!」俺はどうやら数分気を失っていたようだ。って急いでミサ助けにいかねぇと!!ん?立ち上がれない?あっなんか足と手拘束されてる。そしてここどこだ?どこかの遺跡?
「お目覚めかいマスター?」
「おいこれどう言うことだ。なんで気がついたらよくわからん遺跡で拘束されてるんだよ俺?」
「だってそうでもしないとマスター突っ走っちゃうじゃん。」
「なるほど。俺をほっとくと勝手にガメオベラるからこういう拘束をってわかるか!!早くこれ外せよ!!」
「はぁーマスター精霊術を万能のなにかと勘違いしてないかい?確かに常人じゃ考えられない力を君はてにいれただが、」
「だが?」
「それは等価交換の一種だよ全て。」
「??」
「その反応全くわからないみたいだね。マスター洪とに学生やってたの?」
「グッ(精神的ダメージ811)」いや確かに学校だと、才能があったからか、妬まれいじめにあい授業中は爆睡していたこの俺だ。わからないのは過去の自分のせいここから学べばいいのだ。
「分かりやすく見せるとね」マダラはそう言うと、そこにある宝箱をおもむろに開いて見せた。なかには時価3千ベルは下らないような財宝が入っていた。
「世界を揺るがす財宝よ、均衡の為その宝物を我が血としよう金額交換(ベルズエクスチェンジ)!!」
そう唱えるとそこにはマジックポーションが数本と狙撃銃が1丁出現する。
「おーすげぇ!」
「これが等価交換の擬技(ぎ)の一種。僕のは主に貨幣価値で左右される感じだから戦い向きではないね。」
「なるほどだからここに連れてきたわけか。」
「そういうこと。攻撃はマスターの魔力に依存するからそのつもりでいいね?」
「さっきの気絶したのは魔力切れってことか。」
「あまりあれにはならないで欲しいよ。僕らはあくまで魔力の器を広げたりその魔法を使うための属性を付与することしかできないんだから。」
「よく肝に命じておくよ。あとこの拘束解いてくれないか?」
「あっごめんわすれてたよ。ほい」マダラはそう言ったと同時に拘束具は外れ地面に墜ちる。
「じゃあミサ救出に行くぞ!はやく助けにいかねぇと俺たちが殺されるかもしれねぇからな!!」俺はマジックポーションを一気のみし狙撃銃をかけ走り始める。
(やれやれ僕のマスターはせっかちだなぁ、まあこれも君の血がそうさせているんだろうなイスカル)
(ところでマダラその女が連れていかれた方向わかるのか?)
(これでも四精霊の一角だよ?当然わかるさ。だけどマスター気をつけてくれ、おそらくそこには、あの魔物がうじゃうじゃといる。)
(なに.おまえがくれた火の概念でとっておきの策が思い付いた。1km圏内入ったら始める。」
「それは楽しみだ。あと3kmだよマスター。」
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