異性の世界はこちらです

神崎未緒里

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secret club

chapter.5 Open the door to the unknown

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あの薬を飲んで、VRゴーグルを装着していただけで、
完全の他人のそれも女性になっていた。

こんな不思議なことが本当にあるのね。
なんて、言葉遣いや考え方も
あっという間に女性らしくなっている。

ほんとにすごい。

改めてVRゴーグルを装着してみると、
暗闇の道を案内してくれる。

真っすぐ廊下を歩いていくとあるところまで来たところで、
VRゴーグルにこう表示されたの。


「お疲れ様した。では、VRゴーグルを外してテーブルにあるかごの中から、
お好みのマスクをお付けください。」


その表示を確認してVRゴーグルを外して机に置く。

そして、机の上にあるかごの中を見ると、
いくつかの小さなマスクというか仮装でつかうような
紙製のマスクのようなものがいくつか置いてあったの。

な~るほどね。

これで変装しろってことね。
ほんと秘密クラブって感じが徹底してるわね。
となんだか不思議な納得をしながら、
ちょっと派手な1つを手に取って顔につけてみたの。

薄暗い中だけど鏡があったのでちょっと映してみたけど、
まぁ悪くないかな?

そんなことをしていると扉がギィ~っという音とともに開いたの。


「いらっしゃいませ。ではご案内いたします。」


そう言って黒服の男性が話かけてきたの。
どうするわけにもいかないし、
言われるままについていくことにしてみた。

少し歩いて黒いカーテンのようなものをくぐるといくつものシャンデリアが飾られた、
とっても広く部屋に辿りついたみたい。

やっぱりというのか、ちょっと薄暗いかんじの室内で、
ちょっと見渡すだけであちこちで男女がいちゃついていたり、
もうしちゃったりしていた。


「では、ここからはご自由にお楽しみください。お時間になりましたらお声かけいたいます。」

「わかったわ。ありがとう。」


自然とそんな言葉が口からでてきて自分でもびっくり。
ほんと立ち居振る舞いもしっかりインプットされてるのねと。

とりあえず周りを見渡してみるんだけど、
とにかくあちらこちらでキスしてたり、
見せつけるようにセックスしてたりする男女ばかり。

そんな風景を見ていたらいままで感じたことのない、
ゾワッとした感覚を覚えたの。
なんていうか込み上げるような感じっていうか。

それと同時に股間がなんかジメっとした感じがした。
あ~これが濡れるってことかな?と、
さっき記憶がから呼び出した知識と認識を合わせみていた。

とはいえ、見ているだけじゃねぇと、
改めて自分の頭の中で、
こういうところではどうしたらいんだろう?
と問いかけるみると、
なんだかどんどんイメージが流れ込んでくるように感じた。

しばらくその感覚が続いたんだけど、
なんだかスッキリした感じでそのイメージが終わった。

うん。そうね。

ここでは男女が好きに遊べばいいんだったわ。

感覚的には何度もこういうところで遊んできたような
不思議な感じで少し室内を歩いてみる。

結構もう二人になっちゃてる人が多いから、
とりあえずバーカウンターに向かってお酒をお願いしてみる。
どうやら料金はタダってことだから
大好きなウイスキーをロックでお願いしてみたの。
こういう趣味みたいなものは変わらないのね~って
変な納得をしながら、カウンターで少しばかりお酒を楽しみながら、
あちらこちらで行われている男女の営みを楽しんでいたの。

しばらくそんな風に過ごしていたら突然一人の男性に声をかけられた。


「すみません。こういうところ初めなんです。」

「ふ~ん。そうなの?」

「で、ちょっとそういう経験がしてみたんですけど。」

「いいわよ?じゃ、いく?。」

「は。。。はい。」


なんだか可愛らしい感じだけどどことなく地味な男性。
言うなら本当の自分みたいな感じっていうのもあって、
とりあえず誘いに乗ってみることにした。

少し歩いて二人で座れるブースについたときに、
ふと頭の中にあるイメージが湧いたの。

そっか、フェラをしてあげたらいいのか?

なんでそう思ったのかはわかんないし、
もちろんフェラなんてしたこともなかったけど、
なんだかそうしたくなって、
オドオドする男性になにか自然に出てくる言葉をかけながら、
慣れた手つきでズボンを脱がしていくの。
ほんとこいうのもインプットされてるのねと、
ちょっと客観的納得するばかり。

ズボンを脱がしてパンツの中からアレを手で触ってみると、
まだ全然固くなってなかった。


「あら?まだ大きくなってなかったの?」

「えっ。。なんか緊張しちゃって。。。」

「いいわ。あとは任せて。」


またも自然にそう口から言葉がでると同時に、
まだフニャフニャのアレを手で触る。
自分にそれがついていたときには感じたことがない、
なんとも愛おしい感覚が湧き上がってくる。
これをどうしたらいいか自然と手が動き、
少し硬くなったところで口にふくんでみる。

舌でペロペロしながら口で咥えてみると、
少しづつアレが硬く、大きくなるのがわかる。

そのままフェラをしていくと、
とってもいやらしい音がしてくる。


「もう。。。もうそこまでで。。。入れていいか?」

「いいわよ。どうぞ。」


この男もやっとちょっと男らしくなってきたかしら?
そんなことを考えながら、席の後ろにある布団が敷いてある
大きなソファーに寝そべる。
そして、すっかり濡れているアソコを男に差し出す。


「いいわよ。きて?」


その男はもう言葉も発せずカチカチになったアレを
こちらのアソコに挿入してくる。

感じたことのない身体の中になにかが入ってくるかんじ。
さすがにこういう感覚や経験はインプットしてくれないみたい。

大きなアレが奥まで挿入されると、
徐々になんだか気持ちいいかな?という感じがわかってきた。

男がそのまま腰を動かして、アレを出し入れし始める。
その動きがだんだんと気持ちよさを誘導してくる。

なるほどね。。。これが女性の気持ちいって感覚か。
最初はそんなことを考えている余裕もあったんだけど、
徐々にただただ気持ちよさに飲み込まれていく。

男が必死に腰を振っていると子宮に届くたびに、
なんだか強烈な快感が身体中に伝わる。

こんなのがずっと続くなんて。

オンナって最高じゃん。

そんな感じで快楽に浸っていたの。

声も自然とでちゃてさ。

そうしていると男がこういうの。


「イクよ。。。出ちゃうよ。。。」

「いいよ。。。きて?」


そういえばそんなことを言っていたなぁと
頭にちょっとよぎったんだけど、
それを上回る興奮と快感が身体を支配する。

ちょっとして男が大声をあげながらたくさんの液体を
私の身体の中に放出すると、
それと同時に目の前が真っ白になったの。

あっ、イッたんだ。

なんだかフワフワと気持ちいい感が続く。

こんなに気持ちいなんてオンナって卑怯だわ。

そう考えることもなんだか不思議になってきたんだけど、
ふと目を開くとまるでやってしまったと言わんばかりの
男の表情が目に飛び込んでくる。

それと同時にまた挿入したままのアソコが
ムクムクと大きくなるの。


「もう一回できる?」


男はコクンと頷いて、また腰を動かし始める。
すぐにまたあの快楽が湧き上がってくる。

男に胸を揉まれたり、キスをされたりするのも
全てが気持ちよく感じはじめていた。

初めての快楽ばかりでもうただただそれに浸っていた。

そうしているとまた男が苦しそうな表情で、
イキそうなんていうから、いいよって言ってあげたの。

ちょっとしてまた男は私の中でいっぱい放出した。
同時にまた何とも言えない真っ白な快楽が訪れた。

あぁ、しばらくこのままでいたい。

そんな気持ちよさの余韻を目を閉じて楽しんでみた。

相手をしている男もさすがに2回出したからなのか、
放心状態になっている。

ちょっとそのままでいてからゆっくりをアレが抜かれると
ドロリと白い液体が流れ出たの。

それをどことなく見ていた黒服がこちらにやってきて、
男になにか注意をしていた。

そっか、この男慣れてないからゴムしてなかったのか。

黒服は水と薬をこちらに渡してきてこれを飲んでくださいと言ってきた。

だいだい想像はついたのですぐにそれを飲んだ。

そうしているとさっきの男は服を着せられて黒服になにやら説明をうけていた。

ここにきてるってことは、私みたいにちゃんと知識を
インプットされているんじゃないのかなぁ?

と不思議には感じたけどそんなことはどうでもよかった。

とにかくいままで知らなかった快楽を知れたという喜びのほうが大きかった。
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