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上を行ってますわ…
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私のわがままを笑顔で受け入れたオーウェンは、無茶振りとも言える品々の用意も「当たり前だ」と言い切る始末。しかも支払いは辺境伯家がして当たり前だろうとちょっと怒っている。
………………この人何言ってんの?
「ちょっと、こんなに費用が掛かるものなんて」
「問題は結婚式の回数だな」
「は?」
「陛下をわざわざ辺境領に呼び立てるわけにもいかない。王室が使う大聖堂での結婚式を特別に許可して貰って大々的に式をあげるか。そして辺境領でも領民へのお披露目も兼ねて式とパレードを……」
「ま、ままままってっ!」
「ん??」
腕を組んで真剣に考え出してとんでも無いことを次々に口にするオーウェンを静止すると、キョトンとする彼が首を傾げた。
「ん??じゃないわよっ!どこまでド派手婚をするつもりなのよ!!陛下だって元息子の婚約者の結婚式を大聖堂でさせるわけないし、そもそもっ」
「あぁ、そういえばそうだったな。許可してくれなければ、最近陛下の気に入りの美術品を流通させないと言う手段を取ってみるのもいいな…」
「なに軽い気持ちで最高権力者を脅そうとしているのよ?!」
「食や必要な流通を止めるとは言っていない。困るのはコレクターだけだからな」
「え、良心的⭐︎とか感動すべきなの?!」
「ありがとう。なんとしても大聖堂での」
「要 ら な い か ら!!」
思わず素で止めに入ってしまった……。
しかしオーウェンは「いらないのか?」と、勿体なさそうな顔で目を丸めるばかり。
なんなんだ、この男は……オーウェンって意地悪でいじけ虫な男じゃなかったかしら?
こんなネジの外れた暴れ馬みたいな男だったかしら……?
「無駄遣いって苦手だし嫌いなの。そのお金は領民の税金でしょ?領民に還元できない無駄遣いはできないわ」
「ぁあ、そんな事を心配していたのか。安心しろ、全て俺が自分で稼いだ金だ」
「え?」
「色々手を出していたら増えてしまってね。気にしなくていい」
そう言えば辺境領は最近移住者も増えて、栄えていると聞くけれど。羽振りがいいからって、こんなポケットマネーで大聖堂での結婚式をしちゃうってどういうこと?!
「…………………大聖堂はもういいからっ、しないでいいからっ」
ぐるぐると混乱する頭で言えたのは、それだけだった。
………………この人何言ってんの?
「ちょっと、こんなに費用が掛かるものなんて」
「問題は結婚式の回数だな」
「は?」
「陛下をわざわざ辺境領に呼び立てるわけにもいかない。王室が使う大聖堂での結婚式を特別に許可して貰って大々的に式をあげるか。そして辺境領でも領民へのお披露目も兼ねて式とパレードを……」
「ま、ままままってっ!」
「ん??」
腕を組んで真剣に考え出してとんでも無いことを次々に口にするオーウェンを静止すると、キョトンとする彼が首を傾げた。
「ん??じゃないわよっ!どこまでド派手婚をするつもりなのよ!!陛下だって元息子の婚約者の結婚式を大聖堂でさせるわけないし、そもそもっ」
「あぁ、そういえばそうだったな。許可してくれなければ、最近陛下の気に入りの美術品を流通させないと言う手段を取ってみるのもいいな…」
「なに軽い気持ちで最高権力者を脅そうとしているのよ?!」
「食や必要な流通を止めるとは言っていない。困るのはコレクターだけだからな」
「え、良心的⭐︎とか感動すべきなの?!」
「ありがとう。なんとしても大聖堂での」
「要 ら な い か ら!!」
思わず素で止めに入ってしまった……。
しかしオーウェンは「いらないのか?」と、勿体なさそうな顔で目を丸めるばかり。
なんなんだ、この男は……オーウェンって意地悪でいじけ虫な男じゃなかったかしら?
こんなネジの外れた暴れ馬みたいな男だったかしら……?
「無駄遣いって苦手だし嫌いなの。そのお金は領民の税金でしょ?領民に還元できない無駄遣いはできないわ」
「ぁあ、そんな事を心配していたのか。安心しろ、全て俺が自分で稼いだ金だ」
「え?」
「色々手を出していたら増えてしまってね。気にしなくていい」
そう言えば辺境領は最近移住者も増えて、栄えていると聞くけれど。羽振りがいいからって、こんなポケットマネーで大聖堂での結婚式をしちゃうってどういうこと?!
「…………………大聖堂はもういいからっ、しないでいいからっ」
ぐるぐると混乱する頭で言えたのは、それだけだった。
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