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趣味
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玄関を開けると、式台で青年が土下座していた。狭いだろうに。
「っいませんでした!」
「…声。大きい。あと、顔を上げて。立って。河東、笑ってないで。何変なことさせてるんだ」
笑ってさっさと引き上げた英は放置して、言っても立ち上がらない青年の腕をつかむ。まだ湿っている。雪季は短く、天を仰いだ。
「立って。そのままそこにいられても迷惑だから」
「す、すみません…!」
雪季が席を外したのはせいぜい三十分ほどのはずだが、一体英はどんな「説得」をしたのか。ようやく立ち上がった青年の腕を引っ張ったまま、問い詰めたい気もするが聞きたくないなと決め込む。
リビング手前の風呂場で止まって、湯船に蛇口をひねる。
「タオルと着替えは棚を適当に開けたら入ってるから好きに使って。脱いだ服は、まとめて洗うから洗濯かごに入れておいてくれたらいい。きっと、思っている以上に疲れてるだろうから、ゆっくり湯船につかるように」
「え…」
「反省したなら、俺への謝罪はもういい。三浦さんには後でちゃんと謝った方がいいと思うけど、今はもういいから」
「…いいんです、か…?」
「とりあえず体を温めて。どれだけ外にいたのか知らないけど、あれだけ体が冷えてたら、思うようにも動けないだろ」
だから雪季の返り討ちにあったというわけではないが、潜むなら潜むで、行動に支障をきたさない程度の配慮はすべきだろうと思ってから、雪季は苦笑した。多分そういう問題ではない。
ぽかんとした、思ったよりも幼さの残る顔つきの青年の肩を、軽く叩く。
「しっかり温まって。ああ、何か食べるもの作るけど、アレルギーはある?」
「いえ…なんでも…」
「わかった、じゃあ適当に作る」
言い置いてリビングに戻ると、英が一人でソファーに突っ伏して笑っていた。不気味だ。
「…何やってるんだ」
「いや、だって、雪季、おかーさん…おかーさんだろそれ…!」
とりあえず、蹴飛ばしておいた。そのまま、キッチンへと向かう。
この時間で多少の話はしてももう動くことはないだろうから、軽めの消化にいい物がいいだろう。ご飯かうどん、そうめんもあったなと在庫を思い浮かべる。
「雪季ー、俺も食べる」
「あ゛?」
「だからなんでそう…いいだろ、小腹空いた。同じのでいいから」
ため息を落として、雪季は、小鍋を取り出した。大根と白菜を刻んで、にんじんは薄く剥いて、おじやにしようと決める。煮物の残りがあるので、それも合わせればいいか。
青年が風呂から上がるにはまだ少しかかるだろうから、ご飯だけ投入して卵でとじればいいように準備だけ進める。
「そう言えば、あいつ、家追い返された時に手切れ金まで渡されたって。結構な額」
「横取りしてないだろうな」
「あー…やっぱだめか?」
思わず英を見ると、紙切れを指先に挟んでひらひらとさせている。手形か小切手か、紙一枚。さすがに、額面までは読めない。
「ちゃんと返せ」
「はーい」
テーブルに置く。
英は、金そのものにはそれほど執着はないだろう。だからある意味安全ではあるのだが、そんなものを出させるほどに、本当に、どんな説得をしたのか。
手は止めないまま、雪季は気付けば頭を振っていた。
用意を終えると、雪季も一旦ソファーに腰を落とした。さすがに、離れた位置で大きな声でするような話ではない。
「どうするつもりだ」
「そこそこ面白そうな奴ではあるかな。アタマは悪くないのに変に純粋だから、使い勝手も良かっただろうな。今回捕まったのも、要は、詐欺の中間管理職みたいなもんで。その上、上のことも下のことも喋ってないから、このまま放流すると元の木阿弥」
「…どうするつもりだ? とりあえず、今夜は泊めるとして」
「あー…やっぱそうなるか。風呂入れるからそうかなとは思ったけど。俺今日、殴られたし酒飲んだしで結構ちゃんと寝たかったんだけど」
「勝手に寝ればいいだろ」
以前、英は他人がいれば眠れなくなるが雪季が傍にいれば逆にぐっすり眠れると言っていたが、どこまで本当かわかったものではない。
そんな嘘をついたところであまり意味はないとは思うが、意味がなくとも嘘をつくことはあるし、ただの思い込みということもある。
無表情に黙り込んだかと思ったら、英は、いきなり破顔した。
「雪季の部屋、もう一人くらい寝れるよな?」
「…待て」
「布団はそのへんにあるし、うん、問題ない」
「なんでそんな話になる…」
「船の時もそうだったし、すぐ近くなら眠れるかも」
雪季も眠りの浅い性質だし、何故これだけ広い家で大の大人が二人集まって布団を並べなければならないのか。
雪季も疲れているし考えたいこともあるというのに、迂闊にそれを口に出せば変につつかれそうで面倒な上に結局同じ結末になるような気がしてならない。
いつの間に自分はライナスの毛布になったのだろうと、雪季はため息を落として立ち上がった。
「三津弥君の寝る部屋を用意してくる」
「待った、それに関しては許可が取れた。葉月の部屋に放り込む。布団だけ運べばいい」
「…は?」
わけがわからず、いかにも企んでいる風な笑みを浮かべる英を見返す。口を割らなそうだと思っているうちに、風呂場から音がした。
雪季は思わず風呂場に移した視線を英に戻し、肩をすくめてキッチンへと移動した。
レンジでご飯を解凍し、一人分よりは多めのおじやを作る。英が少し食べるとして、青年が食べ足りなければパンでも麺でも足せばいいだろう。
あらかじめだしを加えておいた卵を回しかけて、大量のすりごまを投入した。一度、店で食べて以来たまに真似をする。
蓋をしてテーブルに移して蒸らしている間に、湯気を立てた三津弥が姿を現した。
わざわざ、ソファーの置かれていない床に座ろうとするので、英を睨みつけて英と角を挟んだ位置に座らせる。必然的に、雪季はその向かいあたりになる。
「冷めるから、さっさとどうぞ」
レンジが鳴ったので、温めた煮物の残りを取りに行く。戻っても、三津弥は身を縮めるように俯いたままだった。
さっさと自分の分だけよそった英からお玉を取り上げ、三津弥の分を入れる。ふわりと浮かぶ湯気は、出汁とゴマの香りがした。
「こいつが何を言ったかは知らないけど、満腹でないなら、とりあえず食べて。あとのことは、その後でいい」
はじめはおずおずと箸をのばした三津弥は、一口食べると空腹を思い出したのか、水気多目のおじやを啜り込むように平らげ、合間に煮物も完食して、申し訳なさそうにバターロールもいくつか腹に収めた。
「このあたりからは離れた方がいいな。北と南、どっちがいい?」
「え。は…?」
「ユーキ先輩と雪季に免じて、今回一度きりは手を貸してやる。田舎で会社として農業をやろうって連中がいるから、そこに押し込む。北海道と鹿児島、とりあえず俺が知ってる両端だ。どっちがいい」
一応考えていたのかと、雪季はいくらか見直す。
田舎と言っても、これだけネット環境の整った現代社会では三津弥の履歴もどこで漏れるか判ったものではないが、さすがに遠方に追っ手をかけるほどの益はないと踏んだのだろう。
英の視線を受けて、三津弥は背筋を伸ばし、深々と身を折った。
「これ以上迷惑はかけられません」
「そう言って、また詐欺集団の中間管理職に戻られるとユーキ先輩が気に病んで仕事の効率が落ちそうだから、そっちの方が迷惑なんだけど? どうせ人生転落するならするで、あの人の目に入らないところでやってほしいな、ってな」
「河東の言う通り、こちらはこちらで都合のあることだから、遠慮なく利用していいんだ。むしろ、その方が助かる。体よく追い払おうとしてるって怒るなら、それはそれで仕方ないけど」
「そんなことっ…!」
「河東、その二件、資料は? ああ、ネットでいいのか。打ち出せるか?」
紙に印刷して、三津弥へと手渡す。
「結論は、明日…もう今日か。今日中でいい。とりあえずは休むなり考えるなり、好きにしていい。飲み物や食べ物は、冷蔵庫かあのあたりの棚から適当に」
「こんな…いいん、ですか…?」
「さっき河東が言った通り、今回きりだ。知りたいことがあれば…とりあえず、俺はもう寝るよ。お前は?」
「俺も寝る。そうだ、えーと、衣笠三津弥。寝室のベッドは使うな、本は適当に読んでいい、ただし元の位置に戻せ、ということだから」
「はい……?」
不思議そうに目をしばたかせた青年は、葉月の部屋を一目見て言葉を失った。棚にびっしりと並ぶ、漫画本の山に圧倒されたようだった。
「っいませんでした!」
「…声。大きい。あと、顔を上げて。立って。河東、笑ってないで。何変なことさせてるんだ」
笑ってさっさと引き上げた英は放置して、言っても立ち上がらない青年の腕をつかむ。まだ湿っている。雪季は短く、天を仰いだ。
「立って。そのままそこにいられても迷惑だから」
「す、すみません…!」
雪季が席を外したのはせいぜい三十分ほどのはずだが、一体英はどんな「説得」をしたのか。ようやく立ち上がった青年の腕を引っ張ったまま、問い詰めたい気もするが聞きたくないなと決め込む。
リビング手前の風呂場で止まって、湯船に蛇口をひねる。
「タオルと着替えは棚を適当に開けたら入ってるから好きに使って。脱いだ服は、まとめて洗うから洗濯かごに入れておいてくれたらいい。きっと、思っている以上に疲れてるだろうから、ゆっくり湯船につかるように」
「え…」
「反省したなら、俺への謝罪はもういい。三浦さんには後でちゃんと謝った方がいいと思うけど、今はもういいから」
「…いいんです、か…?」
「とりあえず体を温めて。どれだけ外にいたのか知らないけど、あれだけ体が冷えてたら、思うようにも動けないだろ」
だから雪季の返り討ちにあったというわけではないが、潜むなら潜むで、行動に支障をきたさない程度の配慮はすべきだろうと思ってから、雪季は苦笑した。多分そういう問題ではない。
ぽかんとした、思ったよりも幼さの残る顔つきの青年の肩を、軽く叩く。
「しっかり温まって。ああ、何か食べるもの作るけど、アレルギーはある?」
「いえ…なんでも…」
「わかった、じゃあ適当に作る」
言い置いてリビングに戻ると、英が一人でソファーに突っ伏して笑っていた。不気味だ。
「…何やってるんだ」
「いや、だって、雪季、おかーさん…おかーさんだろそれ…!」
とりあえず、蹴飛ばしておいた。そのまま、キッチンへと向かう。
この時間で多少の話はしてももう動くことはないだろうから、軽めの消化にいい物がいいだろう。ご飯かうどん、そうめんもあったなと在庫を思い浮かべる。
「雪季ー、俺も食べる」
「あ゛?」
「だからなんでそう…いいだろ、小腹空いた。同じのでいいから」
ため息を落として、雪季は、小鍋を取り出した。大根と白菜を刻んで、にんじんは薄く剥いて、おじやにしようと決める。煮物の残りがあるので、それも合わせればいいか。
青年が風呂から上がるにはまだ少しかかるだろうから、ご飯だけ投入して卵でとじればいいように準備だけ進める。
「そう言えば、あいつ、家追い返された時に手切れ金まで渡されたって。結構な額」
「横取りしてないだろうな」
「あー…やっぱだめか?」
思わず英を見ると、紙切れを指先に挟んでひらひらとさせている。手形か小切手か、紙一枚。さすがに、額面までは読めない。
「ちゃんと返せ」
「はーい」
テーブルに置く。
英は、金そのものにはそれほど執着はないだろう。だからある意味安全ではあるのだが、そんなものを出させるほどに、本当に、どんな説得をしたのか。
手は止めないまま、雪季は気付けば頭を振っていた。
用意を終えると、雪季も一旦ソファーに腰を落とした。さすがに、離れた位置で大きな声でするような話ではない。
「どうするつもりだ」
「そこそこ面白そうな奴ではあるかな。アタマは悪くないのに変に純粋だから、使い勝手も良かっただろうな。今回捕まったのも、要は、詐欺の中間管理職みたいなもんで。その上、上のことも下のことも喋ってないから、このまま放流すると元の木阿弥」
「…どうするつもりだ? とりあえず、今夜は泊めるとして」
「あー…やっぱそうなるか。風呂入れるからそうかなとは思ったけど。俺今日、殴られたし酒飲んだしで結構ちゃんと寝たかったんだけど」
「勝手に寝ればいいだろ」
以前、英は他人がいれば眠れなくなるが雪季が傍にいれば逆にぐっすり眠れると言っていたが、どこまで本当かわかったものではない。
そんな嘘をついたところであまり意味はないとは思うが、意味がなくとも嘘をつくことはあるし、ただの思い込みということもある。
無表情に黙り込んだかと思ったら、英は、いきなり破顔した。
「雪季の部屋、もう一人くらい寝れるよな?」
「…待て」
「布団はそのへんにあるし、うん、問題ない」
「なんでそんな話になる…」
「船の時もそうだったし、すぐ近くなら眠れるかも」
雪季も眠りの浅い性質だし、何故これだけ広い家で大の大人が二人集まって布団を並べなければならないのか。
雪季も疲れているし考えたいこともあるというのに、迂闊にそれを口に出せば変につつかれそうで面倒な上に結局同じ結末になるような気がしてならない。
いつの間に自分はライナスの毛布になったのだろうと、雪季はため息を落として立ち上がった。
「三津弥君の寝る部屋を用意してくる」
「待った、それに関しては許可が取れた。葉月の部屋に放り込む。布団だけ運べばいい」
「…は?」
わけがわからず、いかにも企んでいる風な笑みを浮かべる英を見返す。口を割らなそうだと思っているうちに、風呂場から音がした。
雪季は思わず風呂場に移した視線を英に戻し、肩をすくめてキッチンへと移動した。
レンジでご飯を解凍し、一人分よりは多めのおじやを作る。英が少し食べるとして、青年が食べ足りなければパンでも麺でも足せばいいだろう。
あらかじめだしを加えておいた卵を回しかけて、大量のすりごまを投入した。一度、店で食べて以来たまに真似をする。
蓋をしてテーブルに移して蒸らしている間に、湯気を立てた三津弥が姿を現した。
わざわざ、ソファーの置かれていない床に座ろうとするので、英を睨みつけて英と角を挟んだ位置に座らせる。必然的に、雪季はその向かいあたりになる。
「冷めるから、さっさとどうぞ」
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さっさと自分の分だけよそった英からお玉を取り上げ、三津弥の分を入れる。ふわりと浮かぶ湯気は、出汁とゴマの香りがした。
「こいつが何を言ったかは知らないけど、満腹でないなら、とりあえず食べて。あとのことは、その後でいい」
はじめはおずおずと箸をのばした三津弥は、一口食べると空腹を思い出したのか、水気多目のおじやを啜り込むように平らげ、合間に煮物も完食して、申し訳なさそうにバターロールもいくつか腹に収めた。
「このあたりからは離れた方がいいな。北と南、どっちがいい?」
「え。は…?」
「ユーキ先輩と雪季に免じて、今回一度きりは手を貸してやる。田舎で会社として農業をやろうって連中がいるから、そこに押し込む。北海道と鹿児島、とりあえず俺が知ってる両端だ。どっちがいい」
一応考えていたのかと、雪季はいくらか見直す。
田舎と言っても、これだけネット環境の整った現代社会では三津弥の履歴もどこで漏れるか判ったものではないが、さすがに遠方に追っ手をかけるほどの益はないと踏んだのだろう。
英の視線を受けて、三津弥は背筋を伸ばし、深々と身を折った。
「これ以上迷惑はかけられません」
「そう言って、また詐欺集団の中間管理職に戻られるとユーキ先輩が気に病んで仕事の効率が落ちそうだから、そっちの方が迷惑なんだけど? どうせ人生転落するならするで、あの人の目に入らないところでやってほしいな、ってな」
「河東の言う通り、こちらはこちらで都合のあることだから、遠慮なく利用していいんだ。むしろ、その方が助かる。体よく追い払おうとしてるって怒るなら、それはそれで仕方ないけど」
「そんなことっ…!」
「河東、その二件、資料は? ああ、ネットでいいのか。打ち出せるか?」
紙に印刷して、三津弥へと手渡す。
「結論は、明日…もう今日か。今日中でいい。とりあえずは休むなり考えるなり、好きにしていい。飲み物や食べ物は、冷蔵庫かあのあたりの棚から適当に」
「こんな…いいん、ですか…?」
「さっき河東が言った通り、今回きりだ。知りたいことがあれば…とりあえず、俺はもう寝るよ。お前は?」
「俺も寝る。そうだ、えーと、衣笠三津弥。寝室のベッドは使うな、本は適当に読んでいい、ただし元の位置に戻せ、ということだから」
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