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事故
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帰宅してみると、家の中はどこか埃っぽく感じられた。
冷蔵庫の中を確認したことで確信したが、おそらく英は雪季が入院していた間、この家にも戻っていなかったのだろう。それでも笹倉が入院準備のために出入りはしただろうが、誰も生活していないだけでこれほどに空き家然とするのかと驚いてしまう。
以前の仕事の時にも数日、長い時には一月ほども家に戻らないことはあったしやはりこういった感じにはなったが、一軒家丸々というのは迫力が違う。
会社に連絡を入れると、電話に出た笹倉に退院に立ち会えなかったことを何故か詫びられ、替わった三浦には、出勤は明後日でいいと念を押されてしまった。
『そこだと社長と顔を合わせることになるから休んだ気にはならないかも知れないけど、ゆっくり休むように。いいね?』
「はい、ありがとうございます」
労りの込められた、それでも折り目正しい言葉に、小さな子どもになったようなむず痒さを覚える。そうして不意に、三浦のこういった感じが父を思い出させることに気付かされた。
かすかな動揺と懐かしさを抑えて電話を切り上げると、雪季は、ソファーに身を投げ出した。
十数秒置いて、ろくに使わなかった入院用の荷物を片づけ、冷蔵庫の中身を捨てるものと今日中に食べるものといった整理をして、着替えると財布と携帯端末だけ持って、買い物がてらジョギングに出かけることにした。とりあえず、どのくらい動けるのかくらいは把握しておきたい。
ゆっくりと距離を走り、スーパーでの買い物を済ませると速度を上げる。
そうやって再度帰り着く頃にはすっかり日が暮れていて、人感センサーの玄関の明かりがともる。買って来たものをそれぞれの場所に整理して、早々に湯を張ってゆっくりと湯船につかると、一人で食事を済ませた。
食器も片付けて、ざっと掃除機をかけてしまうとやっておいた方がいいことはない。
それほど体を動かしていないのに体の中に重いような疲れが残っているのは、やはり鈍っているからだろう。休めと言ってくれた三浦には悪いが、明日は一日、体作りに充てようと決める。
あとはバイクのカタログでも眺めようか、と思ってから、それは英の反応を見てからの方がいいか、と思い直す。
今回の件で護衛役を考え直すなり雪季自体への興味が薄れたりしていれば、移動手段にバイクを買う必要もないかもしれない。いや逆に、一人になればこそ、移動手段として持っておくべきだろうか。バイク乗りだというから四十万に相談してもいいかなと考えて、それも英次第かと考えが彷徨う。
本当に、案外この生活が気に入っているとしみじみと思う。
時計を見るとまだ夕飯時で、帰って来るのかどうかは別として、今日くらいは礼を言った方がいいかと図書部屋から本を抜いて、ソファーに寝そべって開く。自室にいても気付くだろうが、こちらの方が確実だ。
「雪季」
呼ばれて、覚醒する。読みかけの本は胸に抱えていて、玄関の開く音や足音にも気付かず眠っていたようだ。思っていたよりも疲れていたんだなと、雪季は半ば呆然とする。
英は、コートを椅子の背にかけていた。そのまま、座り込む。雪季の位置からでは、背を向けられて顔が見えない。
「そんなとこで寝るなよ。退院したばっかりだっていうのに」
「ああ…。悪かったな。随分と、手間をかけさせた」
「…入院の費用。ベッテルに出させるから、領収書」
「…ああ」
それぞれ他に言うべきことはあるような気がするが、それが何かもわからず、雪季は一旦部屋に病院の領収書を取りに戻り、手渡す。
故意にか単に興味が向かないのか、視線を向けない英の顔は、いくらかすさんでいるように見えた。肌が荒れているせいかもしれない。
「何か食べるか?」
「…雪季のそれって、餌付けのつもり?」
抑揚のないのっぺりとした言葉に、動揺するかと思ったがそんなこともなく、ただ腑に落ちるものを感じて、雪季はテーブルの角を挟んだ英の隣の椅子を引いた。
「両親が殺されてしばらく、食べ物の味がよくわからなかった。腹は減るから何かは食べるが、ただの栄養補給というか…ガソリンを入れるような感じで。それでも、生きたがってるんだなって他人事みたいに思った。生きるために食べてるんだなって。そのうちまあそれなりに食欲というか味覚も戻って。それでも、ガソリンの補填っていう感じは抜けなかった。あの人を見かけて、追いかけて、店に入って。古ぼけた小さな店だけど、食べ物屋だし向こうは俺を覚えてるかもわからないし何をどう切り出せばいいのかもわからなくて、とりあえず適当に注文して。よく味の沁みたおでんだった。美味いって思って。ああ生きてるんだなって、思った」
とりとめなく、今まで誰に話したこともない話をしていた。雪季の中ですら、はっきりとはしていなかったものが止まることなく言葉になっていく。
英の視線は雪季に向けられていたが、笑みの消えた表情からは何も読み取れなかった。
「両親を殺されようが俺は生きていて、両親を殺した奴が作ったものを食べて美味いって思うんだなって。そこから、多分、食べるのが趣味になった」
店のカウンターでぼろぼろと泣き出してしまい、そこから暗殺者とのやり取りが始まった。向こうも雪季を覚えていて、そしてどうしてそうなったのか、弟子入りすることになっていた。
「人間食べなければ死ぬ。死ぬつもりがないなら、どうせ食べるなら、それなりに美味しいものがいいなと思って。作るのも結構楽しいって気付いて。餌付けというより、自己満足だな」
二、三度、英がまばたきをした。そうしてじっと雪季の顔を見たかと思うと、何故か、笑い出した。
「…笑うようなことを言った覚えはないんだが」
「いや、十分面白い。ふらっと死を選びそうに見えて、雪季は案外図太いんだな」
「勝手に人に自殺願望を見出すな」
すべて手を尽くした後にはあっさりと受け入れるだろうが、他の選択肢があるのに選ぶつもりはない。一体どう見ているのかと、雪季は思わず英を睨みつけていた。それが更に英の笑いを呼んだようで、憮然とする。
時計を見ると、日付を越えていた。思っていた以上に眠り込んでいたようだ。読みかけの本は、残りわずかなのにどうしてあそこで寝てしまったのかとちらりと思う。
「とにかく。迷惑をかけた。どうする、これでもまだ護衛役は続けていいのか」
「充分に勤めは果たしてくれたと思うけど?」
「一つくらいかわしたところで退場していたら意味がないだろ。今回は運が良かっただけだ。周りに人がいなかったり無理やり車を動かしていれば、お前も俺も無事では済まなかっただろう」
「雪季は十分に無事じゃなかったじゃないか。おかげで、警察の取り調べほとんど俺が受ける羽目になったんだからな」
昨日、病院から連絡を受けたのか雪季の元にも警官がやっては来たが、ほとんど形ばかりのものだった。
その点英は、当事者の上に事故を起こした運転手とも公私ともの関わりがあったものだから、しっかりと話を聞かれたのだという。
「だから、悪かったって言っただろ。そういったことをひっくるめてどうするのかって」
「雪季はそうやって喋ってくれないと。話をして、ご飯を作ってくれて、そういうのが楽しいんだから。眠ってたんじゃ、何も面白くない」
淡々と。目線はやや俯いていて、雪季には向けられていなかった。
「全然、面白くなかった。退屈で。たった数日が物凄く長くて。つまらなかった」
「…何の話だ」
「雪季」
改めて呼ばれ、何を言われるのかとやや身構える。顔を上げた英は、まばたきを忘れたかのようにじっと雪季を見つめた。蛇のようだとふと思う。
英は、どこか不思議そうに首を傾げた。
「どうしてこう、雪季には興味を持てるんだろ」
「………寝る。文句なり変えたいことなりがあれば、明日以降に頼む」
どうしてと言いたいのは雪季の方だ。しかし何をどう言っても無駄な気がして、さっさと立ち上がる。腕をつかまれそうになったが、速やかに逃げる。
睨みつけた英は、へらりとしたいつもの笑みを浮かべていた。
「俺も寝る。全然寝てなくって、結構疲れてる」
そう言えば安眠剤扱いをされていたなと雪季は思い出す。
雪季の知る英はいつも腹の立つほどに熟睡しているので、いくら色々なところから話を訊いて本当らしいと知っても、実感は薄い。それ以前に、人を殺していた人間の傍で熟睡できる精神構造が謎だ。
「宣言する必要はないだろ」
「服着替えてくるから、布団敷いといて」
「…部屋まで来る気か?!」
階段へと足を向けていた英は、半ば叫んでしまった雪季を振り返り、何を当たり前のことを言っているんだと言いたげなかおをした。
「その方がしっかり眠れる気がする」
「そんなわけあるか」
「えー? 俺のことを俺が言ってるのに信じられないのか?」
「ほら吹きが何を言う」
「じゃあ、迷惑をかけたって言ってたから、そのお詫びってことで。それなら文句ないだろ?」
文句しかないのだが、これで話は終わりだとばかりに背を向けてしまった。部屋に戻るならコートも持って行けと、明後日の方向のことを口にしかけて雪季は項垂れた。そういう話じゃない。
この間に部屋に行って内鍵を閉めてしまえばいいのだが、実際に迷惑はかけてしまったし、布団を並べて寝たところで部屋が広いために狭い思いをするわけでもない。近くに人がいれば眠りは浅くなるが、そんなもの、一人で寝たところで大差ないとも言える。先ほどの英の帰宅に気付かなかったのが例外で。
額に手を当てて溜息を呑み込み、雪季は、使っていない布団を取りに向かった。
冷蔵庫の中を確認したことで確信したが、おそらく英は雪季が入院していた間、この家にも戻っていなかったのだろう。それでも笹倉が入院準備のために出入りはしただろうが、誰も生活していないだけでこれほどに空き家然とするのかと驚いてしまう。
以前の仕事の時にも数日、長い時には一月ほども家に戻らないことはあったしやはりこういった感じにはなったが、一軒家丸々というのは迫力が違う。
会社に連絡を入れると、電話に出た笹倉に退院に立ち会えなかったことを何故か詫びられ、替わった三浦には、出勤は明後日でいいと念を押されてしまった。
『そこだと社長と顔を合わせることになるから休んだ気にはならないかも知れないけど、ゆっくり休むように。いいね?』
「はい、ありがとうございます」
労りの込められた、それでも折り目正しい言葉に、小さな子どもになったようなむず痒さを覚える。そうして不意に、三浦のこういった感じが父を思い出させることに気付かされた。
かすかな動揺と懐かしさを抑えて電話を切り上げると、雪季は、ソファーに身を投げ出した。
十数秒置いて、ろくに使わなかった入院用の荷物を片づけ、冷蔵庫の中身を捨てるものと今日中に食べるものといった整理をして、着替えると財布と携帯端末だけ持って、買い物がてらジョギングに出かけることにした。とりあえず、どのくらい動けるのかくらいは把握しておきたい。
ゆっくりと距離を走り、スーパーでの買い物を済ませると速度を上げる。
そうやって再度帰り着く頃にはすっかり日が暮れていて、人感センサーの玄関の明かりがともる。買って来たものをそれぞれの場所に整理して、早々に湯を張ってゆっくりと湯船につかると、一人で食事を済ませた。
食器も片付けて、ざっと掃除機をかけてしまうとやっておいた方がいいことはない。
それほど体を動かしていないのに体の中に重いような疲れが残っているのは、やはり鈍っているからだろう。休めと言ってくれた三浦には悪いが、明日は一日、体作りに充てようと決める。
あとはバイクのカタログでも眺めようか、と思ってから、それは英の反応を見てからの方がいいか、と思い直す。
今回の件で護衛役を考え直すなり雪季自体への興味が薄れたりしていれば、移動手段にバイクを買う必要もないかもしれない。いや逆に、一人になればこそ、移動手段として持っておくべきだろうか。バイク乗りだというから四十万に相談してもいいかなと考えて、それも英次第かと考えが彷徨う。
本当に、案外この生活が気に入っているとしみじみと思う。
時計を見るとまだ夕飯時で、帰って来るのかどうかは別として、今日くらいは礼を言った方がいいかと図書部屋から本を抜いて、ソファーに寝そべって開く。自室にいても気付くだろうが、こちらの方が確実だ。
「雪季」
呼ばれて、覚醒する。読みかけの本は胸に抱えていて、玄関の開く音や足音にも気付かず眠っていたようだ。思っていたよりも疲れていたんだなと、雪季は半ば呆然とする。
英は、コートを椅子の背にかけていた。そのまま、座り込む。雪季の位置からでは、背を向けられて顔が見えない。
「そんなとこで寝るなよ。退院したばっかりだっていうのに」
「ああ…。悪かったな。随分と、手間をかけさせた」
「…入院の費用。ベッテルに出させるから、領収書」
「…ああ」
それぞれ他に言うべきことはあるような気がするが、それが何かもわからず、雪季は一旦部屋に病院の領収書を取りに戻り、手渡す。
故意にか単に興味が向かないのか、視線を向けない英の顔は、いくらかすさんでいるように見えた。肌が荒れているせいかもしれない。
「何か食べるか?」
「…雪季のそれって、餌付けのつもり?」
抑揚のないのっぺりとした言葉に、動揺するかと思ったがそんなこともなく、ただ腑に落ちるものを感じて、雪季はテーブルの角を挟んだ英の隣の椅子を引いた。
「両親が殺されてしばらく、食べ物の味がよくわからなかった。腹は減るから何かは食べるが、ただの栄養補給というか…ガソリンを入れるような感じで。それでも、生きたがってるんだなって他人事みたいに思った。生きるために食べてるんだなって。そのうちまあそれなりに食欲というか味覚も戻って。それでも、ガソリンの補填っていう感じは抜けなかった。あの人を見かけて、追いかけて、店に入って。古ぼけた小さな店だけど、食べ物屋だし向こうは俺を覚えてるかもわからないし何をどう切り出せばいいのかもわからなくて、とりあえず適当に注文して。よく味の沁みたおでんだった。美味いって思って。ああ生きてるんだなって、思った」
とりとめなく、今まで誰に話したこともない話をしていた。雪季の中ですら、はっきりとはしていなかったものが止まることなく言葉になっていく。
英の視線は雪季に向けられていたが、笑みの消えた表情からは何も読み取れなかった。
「両親を殺されようが俺は生きていて、両親を殺した奴が作ったものを食べて美味いって思うんだなって。そこから、多分、食べるのが趣味になった」
店のカウンターでぼろぼろと泣き出してしまい、そこから暗殺者とのやり取りが始まった。向こうも雪季を覚えていて、そしてどうしてそうなったのか、弟子入りすることになっていた。
「人間食べなければ死ぬ。死ぬつもりがないなら、どうせ食べるなら、それなりに美味しいものがいいなと思って。作るのも結構楽しいって気付いて。餌付けというより、自己満足だな」
二、三度、英がまばたきをした。そうしてじっと雪季の顔を見たかと思うと、何故か、笑い出した。
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時計を見ると、日付を越えていた。思っていた以上に眠り込んでいたようだ。読みかけの本は、残りわずかなのにどうしてあそこで寝てしまったのかとちらりと思う。
「とにかく。迷惑をかけた。どうする、これでもまだ護衛役は続けていいのか」
「充分に勤めは果たしてくれたと思うけど?」
「一つくらいかわしたところで退場していたら意味がないだろ。今回は運が良かっただけだ。周りに人がいなかったり無理やり車を動かしていれば、お前も俺も無事では済まなかっただろう」
「雪季は十分に無事じゃなかったじゃないか。おかげで、警察の取り調べほとんど俺が受ける羽目になったんだからな」
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「だから、悪かったって言っただろ。そういったことをひっくるめてどうするのかって」
「雪季はそうやって喋ってくれないと。話をして、ご飯を作ってくれて、そういうのが楽しいんだから。眠ってたんじゃ、何も面白くない」
淡々と。目線はやや俯いていて、雪季には向けられていなかった。
「全然、面白くなかった。退屈で。たった数日が物凄く長くて。つまらなかった」
「…何の話だ」
「雪季」
改めて呼ばれ、何を言われるのかとやや身構える。顔を上げた英は、まばたきを忘れたかのようにじっと雪季を見つめた。蛇のようだとふと思う。
英は、どこか不思議そうに首を傾げた。
「どうしてこう、雪季には興味を持てるんだろ」
「………寝る。文句なり変えたいことなりがあれば、明日以降に頼む」
どうしてと言いたいのは雪季の方だ。しかし何をどう言っても無駄な気がして、さっさと立ち上がる。腕をつかまれそうになったが、速やかに逃げる。
睨みつけた英は、へらりとしたいつもの笑みを浮かべていた。
「俺も寝る。全然寝てなくって、結構疲れてる」
そう言えば安眠剤扱いをされていたなと雪季は思い出す。
雪季の知る英はいつも腹の立つほどに熟睡しているので、いくら色々なところから話を訊いて本当らしいと知っても、実感は薄い。それ以前に、人を殺していた人間の傍で熟睡できる精神構造が謎だ。
「宣言する必要はないだろ」
「服着替えてくるから、布団敷いといて」
「…部屋まで来る気か?!」
階段へと足を向けていた英は、半ば叫んでしまった雪季を振り返り、何を当たり前のことを言っているんだと言いたげなかおをした。
「その方がしっかり眠れる気がする」
「そんなわけあるか」
「えー? 俺のことを俺が言ってるのに信じられないのか?」
「ほら吹きが何を言う」
「じゃあ、迷惑をかけたって言ってたから、そのお詫びってことで。それなら文句ないだろ?」
文句しかないのだが、これで話は終わりだとばかりに背を向けてしまった。部屋に戻るならコートも持って行けと、明後日の方向のことを口にしかけて雪季は項垂れた。そういう話じゃない。
この間に部屋に行って内鍵を閉めてしまえばいいのだが、実際に迷惑はかけてしまったし、布団を並べて寝たところで部屋が広いために狭い思いをするわけでもない。近くに人がいれば眠りは浅くなるが、そんなもの、一人で寝たところで大差ないとも言える。先ほどの英の帰宅に気付かなかったのが例外で。
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