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結婚式
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「雪季、この日結婚式に出るから一日空けといて」
応接室に手招かれ、後ろ手でドアを閉めたところでそう告げられた。
人目を避けるような話題でもないだろうに、と思ったが、護衛仕事のことが関わって来るからかと一度は浮上した疑問を呑み込む。
「…仕事絡みか?」
「いや。あー…いやでも絡めようと思ったら絡められるかも…?」
結婚する当人やその家の関わりが広くて大きな式なのか、言いようから友人か知人だろうかと判断する。直接仕事で関わっている人なら、名前を出すだろう。
アプリと手帳で確認して、記憶も浚って、問題はなさそうだと判断する。
早速、アプリに英と雪季の予定として入力しておく。一応休日ではあるが、相手次第の部分があるので雪季はともかく英のものは、私用だろうが埋まっている時間は入力していた方が何かと便利がいい。
「送り迎えと、近くで待機でしていればいいか?」
いくらなんでも披露宴会場の入り口にはりつくのは怪しいから、ティールームで人の流れを見るようにしていればいいだろうか、と考えてのことだったが、ソファーに腰を下ろした英は、不思議そうに首を傾げた。
「出席者二人で返事してるけど?」
「……仕事絡みでもないのに、共通の知人でも居たか? いや、それなら個別に招待状が来るよな?」
「あー。河東の家の次男の結婚式。親戚縁者うじゃうじゃ呼んでるから、雪季もついでに見といてくれよ。なかなかな魑魅魍魎っぷりだぜ。残念ながら、じーさまには出席断られたらしいけど」
突き放した言い方だなと冷静に観察する一方で、そういう問題じゃないだろうとも思う。
「いや待て何の肩書で出席すればいいんだ、無関係だろ」
「どうせ山ほど人呼んでるんだから誰も気にしないって」
「気にするだろ。いくらたくさん人が呼ばれてたって、秘書やただの同級生がおまけで出席するなんてありえないだろ」
「えー?」
「しかも親族席だろお前、何をどう親兄弟に説明する気だ」
「よし。女装して彼女ってことで」
「却下」
馬鹿だこいつ、と氷点下の眼差しで見降ろすが、英はそんなに駄目かなと首を捻っている。そのまま捩じ切りたい衝動に駆られるが、それでは猟奇殺人が発生してしまう。
雪季は溜息をつき、テーブルを挟んだ向かいの席に腰を落とした。
「いくらなんでも一時間や二時間食事しながら会話もして騙し通すことはできないだろうからばれたら部下に女装を強要する変態上司って事実が即座に広まるがそれでいいか?」
「…俺、そんな扱いになる?」
「自主的に女装して上司の家族の披露宴に出席したと思われるならパワハラを訴えてお前を社会的に抹殺する方を選ぶ」
「えーひどい」
「どっちが」
英は先ほどから表情を作ることを放棄しているので、本気なのか冗談なのかが読めない。
まさか本気ではないと思いたいところだが、どこか投げやりなのとそんな用件を半月前に切り出してくるあたり、嫌気でも差していて馬鹿なことをやりかねないところが厭だ。
どこでやるのかとか何人規模なのかとか、聞いておかなければならないことは山ほどあるはずなのに、話が進まない。
「今からでも一人で出席すると連絡するか、今付き合っている人を連れて行けばいいだろ」
「どうしても、駄目?」
「良いとか駄目とかの問題じゃなく、無理だと言っている」
「雪季の女装、かなりなレベルだと思うけどな」
嬉しくない。
心底嬉しくないが、今までそれでうまくやったことがあるのは事実だ。多少の会話や接触であれば騙しおおせる程度の自信はある。が、この状況で「多少」で済むはずがない。
女形が女性に見えるのは飽くまで舞台の上だからであって、日常の中で長く接すれば違和感を感じさせないことはできないだろう。増してや雪季は、そこまで芸の域に入っているわけではない。
「諦めろ」
「でもさー。そうやって離れてて、俺が殺されたらどうする? 容疑者より取り見取りだぞ」
現実問題として、護り切れなければ、多少の無力感は抱くだろうが割合あっさりと次の仕事を探すだろうと雪季は思っている。
以前の仕事に戻りたいとも戻れるとも思わないが、幸い、英の会社で勤め始めて半年は経過したので、社長の急死という事情と併せれば一般企業への転職理由には事足りるだろう。
「それだけ人目のあるところで仕掛けて来ないと思いたいところだが。シャツの裏にでも通信機をつけて、何かあれば駆けつけるようにはするとして、近くで待機か式場のスタッフとして潜り込むかの二択だな」
「スタッフ?」
ここでようやく、式場がどこなのかと訊くことができた。招待状はあらかじめ手元に用意していたようで、それならはじめから出せと言いたくなる。
見れば、戦前から続く立派なホテルが会場になっている。会場の名前を見て、招待人数の推測もついたが、随分な規模だと呆れ混じりの嘆息がこぼれた。
「ここなら多分、伝手が使える。久しぶりだから準備に二、三日仕事は休むことになると…何だ」
「ホテルマンな雪季、ちょっと見てみたい」
宴会場の臨時スタッフはホテルマンと呼んでいいのか。突っ込むべきはそこではないとわかりながら、雪季が最初に思ったのはそれで、大分毒されている気がして頭が痛い。
「…スタッフだと、場合によっては通信が聞けないから少し危ういけどな。ただ、駆け付けるのはこちらの方が少しは早い」
「ホテルのスタッフって、無線通信のとかつけてない? そこに紛れさせたら?」
「あそこは、臨時の下っ端スタッフまでそんなものはつけてない。髪で隠すこともできなくはないが、勘が鋭いのがいると気取られるから外さざるを得なくなる」
「髪?」
英の視線はあからさまに、雪季の耳元を見ている。多少耳にかかる程度の長さなので、このままでは隠しようがない。
「つけ毛で少し伸ばす。今後、秘書としてお前の親戚に会うだろうことも考えたら、色も変えた方がいいだろうしな」
「へえぇ~!」
「…いや、やっぱりないな。あの会場なら秘書や付き人やのための控えの間があるはずだから、そっちで情報収集でもしておく」
「えー」
不満げな声に、やはり毒されているなと雪季は軽く頭を振った。考えてみれば、スタッフに紛れ込む選択肢はない。英の女装案と似たり寄ったりの戯言だ。
「そのうち、秘書として顔を合わせる機会もあるだろう。どこでどう顔を覚えられるか分かったものじゃないんだから、変に作らない方がいい」
「あー…そっかー。そうだよなあ、最低でもじーさまの葬式で顔合わせるもんなあ。スタッフの顔なんて覚えてないと思うけど、嘘は多いとややこしくなるか」
意外にもあっさりと折れた。どうとでもなると押し切られるかと思っていたから、いささか拍子抜けする。
それよりも、と、英はいくらか身を乗り出してきた。
「伝手って、前の仕事の時のだよな? やめて半年以上経ってるのにまだ活きてるものなのか?」
正直に話したものか、少し迷う。
話せば面倒な反応が来そうだとは思うものの、誤魔化すのもそれはそれで面倒臭い。考えてみれば師に嘘をつく必要は感じなかったし、逆に、知り合うほとんどの人には本当のことを話せるはずもなく黙っているか注意深く嘘ばかり投げ渡していた。
今まで、英にも嘘をつく必要は感じなかったが、全てを話すつもりもない。
「雪季。今何をどこまで話すか考えてるだろ」
「…浮気を見破る妻かお前は」
唐突に英に表情が戻る。にやりと笑まれ、思わずソファーの背にぶつかりながら、下がれる限り身を引いた。
「なんだ」
「いやあ。雪季も、大分くだけて来たなと思って。そんな軽口が出てくるなんて」
「…ところでこの話、わざわざ社内でする必要はなかったんじゃないか?」
気付けば、そろそろ出かける時間だ。移動中の車内で話してもさほど変わりはなかったはずだし、帰宅してからでも問題はなかったような気がする。多少早まったところで、何が変わるでもない。
英は、ああそれ、と、ソファーに背を預けた。
「俺と雪季が密室にこもると、山本が挙動不審になるのが面白くて」
男性同士の恋愛小説を書くのが趣味だという彼女は、今もせっせと英と雪季をモデルにした話を書いているらしい。知りたくはないのだが、微妙にそのあたりの近況報告が耳に入るのは、全てにおいて英のせいだ。
雪季は一度瞑目すると、無言で立ち上がり、応接室を出るついでに英の頭を叩いて行った。
「十五分で出るからな」
「暴力反対ー」
「知るか」
会社を出る前にざっとメールの確認はしておこうと、立ち上がる気配のない英を置き去りに部屋を出る。何気なく見渡した視界の端に慌てて視線を逸らした山本の姿を見つけ、げんなりとする雪季だった。
応接室に手招かれ、後ろ手でドアを閉めたところでそう告げられた。
人目を避けるような話題でもないだろうに、と思ったが、護衛仕事のことが関わって来るからかと一度は浮上した疑問を呑み込む。
「…仕事絡みか?」
「いや。あー…いやでも絡めようと思ったら絡められるかも…?」
結婚する当人やその家の関わりが広くて大きな式なのか、言いようから友人か知人だろうかと判断する。直接仕事で関わっている人なら、名前を出すだろう。
アプリと手帳で確認して、記憶も浚って、問題はなさそうだと判断する。
早速、アプリに英と雪季の予定として入力しておく。一応休日ではあるが、相手次第の部分があるので雪季はともかく英のものは、私用だろうが埋まっている時間は入力していた方が何かと便利がいい。
「送り迎えと、近くで待機でしていればいいか?」
いくらなんでも披露宴会場の入り口にはりつくのは怪しいから、ティールームで人の流れを見るようにしていればいいだろうか、と考えてのことだったが、ソファーに腰を下ろした英は、不思議そうに首を傾げた。
「出席者二人で返事してるけど?」
「……仕事絡みでもないのに、共通の知人でも居たか? いや、それなら個別に招待状が来るよな?」
「あー。河東の家の次男の結婚式。親戚縁者うじゃうじゃ呼んでるから、雪季もついでに見といてくれよ。なかなかな魑魅魍魎っぷりだぜ。残念ながら、じーさまには出席断られたらしいけど」
突き放した言い方だなと冷静に観察する一方で、そういう問題じゃないだろうとも思う。
「いや待て何の肩書で出席すればいいんだ、無関係だろ」
「どうせ山ほど人呼んでるんだから誰も気にしないって」
「気にするだろ。いくらたくさん人が呼ばれてたって、秘書やただの同級生がおまけで出席するなんてありえないだろ」
「えー?」
「しかも親族席だろお前、何をどう親兄弟に説明する気だ」
「よし。女装して彼女ってことで」
「却下」
馬鹿だこいつ、と氷点下の眼差しで見降ろすが、英はそんなに駄目かなと首を捻っている。そのまま捩じ切りたい衝動に駆られるが、それでは猟奇殺人が発生してしまう。
雪季は溜息をつき、テーブルを挟んだ向かいの席に腰を落とした。
「いくらなんでも一時間や二時間食事しながら会話もして騙し通すことはできないだろうからばれたら部下に女装を強要する変態上司って事実が即座に広まるがそれでいいか?」
「…俺、そんな扱いになる?」
「自主的に女装して上司の家族の披露宴に出席したと思われるならパワハラを訴えてお前を社会的に抹殺する方を選ぶ」
「えーひどい」
「どっちが」
英は先ほどから表情を作ることを放棄しているので、本気なのか冗談なのかが読めない。
まさか本気ではないと思いたいところだが、どこか投げやりなのとそんな用件を半月前に切り出してくるあたり、嫌気でも差していて馬鹿なことをやりかねないところが厭だ。
どこでやるのかとか何人規模なのかとか、聞いておかなければならないことは山ほどあるはずなのに、話が進まない。
「今からでも一人で出席すると連絡するか、今付き合っている人を連れて行けばいいだろ」
「どうしても、駄目?」
「良いとか駄目とかの問題じゃなく、無理だと言っている」
「雪季の女装、かなりなレベルだと思うけどな」
嬉しくない。
心底嬉しくないが、今までそれでうまくやったことがあるのは事実だ。多少の会話や接触であれば騙しおおせる程度の自信はある。が、この状況で「多少」で済むはずがない。
女形が女性に見えるのは飽くまで舞台の上だからであって、日常の中で長く接すれば違和感を感じさせないことはできないだろう。増してや雪季は、そこまで芸の域に入っているわけではない。
「諦めろ」
「でもさー。そうやって離れてて、俺が殺されたらどうする? 容疑者より取り見取りだぞ」
現実問題として、護り切れなければ、多少の無力感は抱くだろうが割合あっさりと次の仕事を探すだろうと雪季は思っている。
以前の仕事に戻りたいとも戻れるとも思わないが、幸い、英の会社で勤め始めて半年は経過したので、社長の急死という事情と併せれば一般企業への転職理由には事足りるだろう。
「それだけ人目のあるところで仕掛けて来ないと思いたいところだが。シャツの裏にでも通信機をつけて、何かあれば駆けつけるようにはするとして、近くで待機か式場のスタッフとして潜り込むかの二択だな」
「スタッフ?」
ここでようやく、式場がどこなのかと訊くことができた。招待状はあらかじめ手元に用意していたようで、それならはじめから出せと言いたくなる。
見れば、戦前から続く立派なホテルが会場になっている。会場の名前を見て、招待人数の推測もついたが、随分な規模だと呆れ混じりの嘆息がこぼれた。
「ここなら多分、伝手が使える。久しぶりだから準備に二、三日仕事は休むことになると…何だ」
「ホテルマンな雪季、ちょっと見てみたい」
宴会場の臨時スタッフはホテルマンと呼んでいいのか。突っ込むべきはそこではないとわかりながら、雪季が最初に思ったのはそれで、大分毒されている気がして頭が痛い。
「…スタッフだと、場合によっては通信が聞けないから少し危ういけどな。ただ、駆け付けるのはこちらの方が少しは早い」
「ホテルのスタッフって、無線通信のとかつけてない? そこに紛れさせたら?」
「あそこは、臨時の下っ端スタッフまでそんなものはつけてない。髪で隠すこともできなくはないが、勘が鋭いのがいると気取られるから外さざるを得なくなる」
「髪?」
英の視線はあからさまに、雪季の耳元を見ている。多少耳にかかる程度の長さなので、このままでは隠しようがない。
「つけ毛で少し伸ばす。今後、秘書としてお前の親戚に会うだろうことも考えたら、色も変えた方がいいだろうしな」
「へえぇ~!」
「…いや、やっぱりないな。あの会場なら秘書や付き人やのための控えの間があるはずだから、そっちで情報収集でもしておく」
「えー」
不満げな声に、やはり毒されているなと雪季は軽く頭を振った。考えてみれば、スタッフに紛れ込む選択肢はない。英の女装案と似たり寄ったりの戯言だ。
「そのうち、秘書として顔を合わせる機会もあるだろう。どこでどう顔を覚えられるか分かったものじゃないんだから、変に作らない方がいい」
「あー…そっかー。そうだよなあ、最低でもじーさまの葬式で顔合わせるもんなあ。スタッフの顔なんて覚えてないと思うけど、嘘は多いとややこしくなるか」
意外にもあっさりと折れた。どうとでもなると押し切られるかと思っていたから、いささか拍子抜けする。
それよりも、と、英はいくらか身を乗り出してきた。
「伝手って、前の仕事の時のだよな? やめて半年以上経ってるのにまだ活きてるものなのか?」
正直に話したものか、少し迷う。
話せば面倒な反応が来そうだとは思うものの、誤魔化すのもそれはそれで面倒臭い。考えてみれば師に嘘をつく必要は感じなかったし、逆に、知り合うほとんどの人には本当のことを話せるはずもなく黙っているか注意深く嘘ばかり投げ渡していた。
今まで、英にも嘘をつく必要は感じなかったが、全てを話すつもりもない。
「雪季。今何をどこまで話すか考えてるだろ」
「…浮気を見破る妻かお前は」
唐突に英に表情が戻る。にやりと笑まれ、思わずソファーの背にぶつかりながら、下がれる限り身を引いた。
「なんだ」
「いやあ。雪季も、大分くだけて来たなと思って。そんな軽口が出てくるなんて」
「…ところでこの話、わざわざ社内でする必要はなかったんじゃないか?」
気付けば、そろそろ出かける時間だ。移動中の車内で話してもさほど変わりはなかったはずだし、帰宅してからでも問題はなかったような気がする。多少早まったところで、何が変わるでもない。
英は、ああそれ、と、ソファーに背を預けた。
「俺と雪季が密室にこもると、山本が挙動不審になるのが面白くて」
男性同士の恋愛小説を書くのが趣味だという彼女は、今もせっせと英と雪季をモデルにした話を書いているらしい。知りたくはないのだが、微妙にそのあたりの近況報告が耳に入るのは、全てにおいて英のせいだ。
雪季は一度瞑目すると、無言で立ち上がり、応接室を出るついでに英の頭を叩いて行った。
「十五分で出るからな」
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