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生徒会長のお気に入り
04/今日は帰さない
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◇
目を覚ますと、僕は小鳥遊さんの腕の中に包まれていた。
「小鳥遊…さん?」
目元をこすりながら見上げると、ちゅ、と音を立てて優しい口づけをされる。そしてそのまま、ぺろりと唇をなめられた。
「んっ」
「おはよう、充希」
小鳥遊さんは、にっこりと笑う。
それにつられて僕も笑顔を浮かべた。
そして、ふと視線を窓に向けると、外はもう真っ暗だった。
え……あれ? 今何時だろう? そう思って時計を探すと、壁に掛けられた時計は20時をさしていた。
「は、8時…!? わ、ご、ごめんなさい小鳥遊さん、僕…!」
「はは、気にしないで?俺も、君の寝顔がかわいいからずっと見ていたかったんだ」
「へ……」
小鳥遊さんがあんまりしれっというから、僕はどんどん顔が熱くなる。
「…でも、ずっとみていたら。こうして、ずっと…君のにおいや体温を感じていたら…帰したくなくなってきちゃった」
まるで追い打ちでもかけるかのように、僕の耳元でそう囁くと耳たぶを甘く食む。そして、耳の穴に口づけると舌を滑り込ませる。
ニュルニュルとした感触が、再び僕の体にとろけるような強い快楽を思い起こさせる。
「あっ は… 小鳥遊さ…っ あ、や…んう…」
小鳥遊さんは何も言わずに僕の肩を抱き寄せ、奥へ奥へと舌を挿し込む。
耳の奥から、いやらしい水音が広がってクラクラするようなフワフワするような感覚にとらわれる。
ああ、だめだ。
また、欲しくなってしまう。
この人に、愛されたくなってしまう……。
そんなことを思っているうちに、小鳥遊さんの手がするすると僕の体を撫でていく。
脇腹をなぞられ、おなかを撫でられるとそれだけで体が反応してしまう。
そして、小鳥遊さんはそんな僕に気づいてクスクスと笑みをこぼすと耳元で囁きながら下腹部をスルスルと撫でまわす。
「ねえ充希…。あと10分もしたら、家の人間が車で迎えに来る。だから、ね?」
小鳥遊さんの手が、ベルトがゆるめられたままの僕のズボンの中に滑り込み…僕のものに直接触れた。
そして、亀頭を手のひらで撫でまわす。それがすごくもどかしくて…、でも、その緩やかな快楽が今の僕には心地よくもあって。
「一緒に帰ろうよ。今日は、俺の家に泊まろう?ちょうど明日から冬休みだし…もっと…もっと、二人きりで愛し合おう?」
「あっ は、う…っ んあ……っ」
僕が快楽に飲まれながらも、コクコクと必死に頷くと小鳥遊さんは満足げに目を細めて微笑んだ。
「それじゃあ、あと10分…迎えの車が来るまでは…こうやって、君を気持ちよくしてあげる。さ、君の…充希の気持ちよくなってとろけちゃう姿を…俺に見せて?」
小鳥遊さんはそう言うと、僕のものをゆっくりと上下に擦り始める。
そして、僕はその手の動きに合わせて、甘い声を漏らしながら腰を揺らし始めた。
「あっ、ふ…、んあ、あっ あっ あっ」
「あぁ…本当にかわいい… ずっと聞いていたい。好きだよ…愛してる、充希…」
それからは、小鳥遊さんが満足するまで僕は何度も絶頂に導かれ……、そして、とうとう迎えに来た車の音でようやく解放された。
<Fin>
目を覚ますと、僕は小鳥遊さんの腕の中に包まれていた。
「小鳥遊…さん?」
目元をこすりながら見上げると、ちゅ、と音を立てて優しい口づけをされる。そしてそのまま、ぺろりと唇をなめられた。
「んっ」
「おはよう、充希」
小鳥遊さんは、にっこりと笑う。
それにつられて僕も笑顔を浮かべた。
そして、ふと視線を窓に向けると、外はもう真っ暗だった。
え……あれ? 今何時だろう? そう思って時計を探すと、壁に掛けられた時計は20時をさしていた。
「は、8時…!? わ、ご、ごめんなさい小鳥遊さん、僕…!」
「はは、気にしないで?俺も、君の寝顔がかわいいからずっと見ていたかったんだ」
「へ……」
小鳥遊さんがあんまりしれっというから、僕はどんどん顔が熱くなる。
「…でも、ずっとみていたら。こうして、ずっと…君のにおいや体温を感じていたら…帰したくなくなってきちゃった」
まるで追い打ちでもかけるかのように、僕の耳元でそう囁くと耳たぶを甘く食む。そして、耳の穴に口づけると舌を滑り込ませる。
ニュルニュルとした感触が、再び僕の体にとろけるような強い快楽を思い起こさせる。
「あっ は… 小鳥遊さ…っ あ、や…んう…」
小鳥遊さんは何も言わずに僕の肩を抱き寄せ、奥へ奥へと舌を挿し込む。
耳の奥から、いやらしい水音が広がってクラクラするようなフワフワするような感覚にとらわれる。
ああ、だめだ。
また、欲しくなってしまう。
この人に、愛されたくなってしまう……。
そんなことを思っているうちに、小鳥遊さんの手がするすると僕の体を撫でていく。
脇腹をなぞられ、おなかを撫でられるとそれだけで体が反応してしまう。
そして、小鳥遊さんはそんな僕に気づいてクスクスと笑みをこぼすと耳元で囁きながら下腹部をスルスルと撫でまわす。
「ねえ充希…。あと10分もしたら、家の人間が車で迎えに来る。だから、ね?」
小鳥遊さんの手が、ベルトがゆるめられたままの僕のズボンの中に滑り込み…僕のものに直接触れた。
そして、亀頭を手のひらで撫でまわす。それがすごくもどかしくて…、でも、その緩やかな快楽が今の僕には心地よくもあって。
「一緒に帰ろうよ。今日は、俺の家に泊まろう?ちょうど明日から冬休みだし…もっと…もっと、二人きりで愛し合おう?」
「あっ は、う…っ んあ……っ」
僕が快楽に飲まれながらも、コクコクと必死に頷くと小鳥遊さんは満足げに目を細めて微笑んだ。
「それじゃあ、あと10分…迎えの車が来るまでは…こうやって、君を気持ちよくしてあげる。さ、君の…充希の気持ちよくなってとろけちゃう姿を…俺に見せて?」
小鳥遊さんはそう言うと、僕のものをゆっくりと上下に擦り始める。
そして、僕はその手の動きに合わせて、甘い声を漏らしながら腰を揺らし始めた。
「あっ、ふ…、んあ、あっ あっ あっ」
「あぁ…本当にかわいい… ずっと聞いていたい。好きだよ…愛してる、充希…」
それからは、小鳥遊さんが満足するまで僕は何度も絶頂に導かれ……、そして、とうとう迎えに来た車の音でようやく解放された。
<Fin>
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