最終確認役として選ばれたらしい

灯月

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はじまり

05

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「さてと! これで好感度もなくなったし、好きにできるな!」

俺はようやく現実に向き合うことに決めた
画面にはこの辺一体によく似た草原がある
画面をスライドさせると森があり、今はなにも出来ないようになっているようだ
顔をあげて周りを見ると数百メートルくらい先に緑がある
きっとあれが画面にある森と同じものなのだろう

「えーと、まずは家を置くための場所を決めて…」

俺はなれた手つきで、スマホをいじる
出てきたアイテムボックスから木で作られたであろう家を引っ張り出して、良さげなところに置いた

「っ!!?」

画面に置いた所と似た所の地面が急に光だし
見たことのない複雑な図形が書かれていく

「ま、魔方陣…?」

よくアニメやゲームで見るような読むことの出来ない文字に、いくつもの図形が合わさっていく
始めてみる光景に俺は感動していた

魔方陣が出来上がったと思ったら、地面から先ほどスマホ画面で置いた家とそっくりな家が出てきた

「す、すっげぇ…!!」

いつの間にか光がおさまり、魔方陣が消えていた
俺は出てきた家のドアを開ける

「!!!」

家の中は外見からでは想定予想できないような作りになっており
靴がおける広い玄関はもちろん、キッチンやお風呂、ソファやテーブル、そして水洗トイレが設置されていた
全てが俺好みの家具で、すぐにこの家を気に入った

1階は広く、一人で住むには大きいなと思っていたが
2階に行くと小部屋が4つとまだ上へと続く階段があったので一人用ではないのだと理解した

「…すごすぎでしょ」

俺はすべての部屋を確認後、外へと戻り
家以外にアイテムボックスにあった畑や庭、川、井戸、馬小屋、柵を好きに置いていく

画面で置いたものと同じものが出てくるのはとても面白く、ずっと見ていたいが
俺の持っていたアイテムは全て設置してしまったらしく、もう置くものはなかった

「…にしても、これって魔法で良いのか? それとも、科学的な何かで?」

スマホを使っている辺り科学っぽさがあるが
魔方陣が描かれてのだから魔法といっても良いと思う

「…まず、この世界に魔法ってものがあるのか…?
科学もあるのかわかんないけどさぁ」

ブツブツ一人の世界にはいってしまい
独り言を呟いていると急にスマホが震え、音を鳴す

何かと思い画面を見るとプレゼントマークが出ており
普通のように俺は受けとるを選択した

「っ!? へ??」

先ほど出した家の側にいつの間にかポストが降ってきて
ポストの横の旗がたっていた

「…確か、郵便物が入ると旗が挙がる仕掛けなんだよな」

俺は恐る恐るポストを開けると中から
先ほど画面で見たプレゼントと同じものが3つ出てきた

大きさはどれも同じで、さほど大きくはない

「プレゼントの受け取り方、おしゃれかよ…」

俺は感心しつつ、3つのプレゼントを持ち
家の中へと入っていった

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