(仮)ヒロイン達は前世の記憶持ちの悪役令嬢に嫌われているらしい

灯月

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一章

10

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「さぁて、どうしますか?」
「……」

リーネはニコニコと笑っている
先程までリーネのことを馬鹿にしていた神官を前にして
私はそんな状況をリーネの隣で見ていた


そんなことになったのは私の所に一通の手紙が届いたところから始まる

「「学園からの推薦文??」」

私とリーネは私宛の渡された手紙を見ていう

「あぁ。 ティーセがモデレートという事を知っているからだろうな」
「なるほど! 学園は優秀な人材がほしいから先に推薦文を送ってきたんだね!」
「…別に送られなくてもやりたいことあるから行くつもりだったし」

手紙を送ってきた学園は優秀な人材ばかりがいると聞いている
まぁ、それは一部のものらしいが

学園は16歳の貴族達又は優秀な人材を集めた学べる場所である
科は2つ、普通科と魔法科
普通科は貴族と少し力のある民、能力をもった者が集まり
魔法科は魔法に特化した者や、そういったことに興味を持つ者の集まり

「…ねぇ、ティーセ 私も一緒に行って良いかな?」
「そうね、この日付的に学園の試験の日よね リーネも受けるのよね?」
「うん、そのつもり! ほら、迎えとか来るみたいだから…」
「私もリーネと一緒に受けに行くって話してたから、私は構わないわ」

この手紙が来なくても2人で行くつもりだった
もし、一人でと言われるのならば
この手紙は無かったことにして、2人で馬車や魔法を使って行けばいい

「とりあえず、返信出してみるわ」

私は直ぐ様、手紙を書いて郵便屋さんに渡すのではなく 魔法を使い送る

「わー!この魔法 私にも使えるようになる?」
「なるわよ 黒の魔法を上手く使えるようになったらね」
「!! がんばる!」

リーネがこの魔法に反応するのはムストの色と似た色を使った魔法だからだろう
少し紫をいれるので使えるようになるかは魔法石との相性と努力次第だ

「はやく、返信がくるかなー」
「ふふふ、私のが届くのはすぐかもだけど あちらからはきっと時間がかかるわ」
「早ければ明後日に、遅ければ1週間くらいかかるだろうな」

お父さんは微笑ましそうに笑う
今では私がどんな魔法を使おうが驚くこともなくなってきた
ちょっと残念って気持ちがあったりするけど 嫌がられてないからいいやと思っている

「はーやく届かないかなぁー」
「届くまでに魔法の練習するわよ 少しでも早く一人で魔法を使えるようにならないとね」
「うっ!!、 はーい…」




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