(仮)ヒロイン達は前世の記憶持ちの悪役令嬢に嫌われているらしい

灯月

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一章

11

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手紙は直ぐに届いた
一緒に乗ってきて欲しいという返事

まぁ、そうであろうと私は思っていた
もしも、モデレートと世間に知られている人物が自分の力または街の馬車などできたとなったら周りが騒ぐであろうし
もしかしたら、一緒についてくるリーネも優秀なのではないかという期待があるからだろう

で、その手紙通りに馬車に乗って私たちは学園に来ていた
着くと直ぐに神官が迎えに来て場所まで案内してくださる
とても、礼儀正しいがどことなく嫌な感じがするので一方的に何か話してきているが無視だ
リーネがはしゃいでいるのを見ているだけで此処での学園生活は楽しめそうだと思っていた

「では、ティーセ様にリーネ様 こちらにお入りください」

大きな講堂の扉を開けてくださる
横に立っていた門番さん達が この偉そうな神官に命令されてだ
私とリーネはありがとうございますとお礼を言って中へと入る
あの人達は神官よりも地位は低いかもしれないが、今の私たちよりは高いはずなので
それに、親切にしてもらったらお礼を言うようにと教育されている

「連れて参りました」
「あぁ」

講堂は周りは神殿のような白の柱が多くあった中は教会のように祭壇があり、奥にはステンドグラスが美しく光を取り入れていた

「良く来てくれましたね」

長い白髭という特徴のあるお爺さんが立っている にこにこと笑顔でいるのだが、かなりの実力者だと言うことが普段かけている魔法でわかった
あとは何処にでもいそうな特徴のないお爺さん

「始めまして、私はここの学園長をしております シイノと申します」
「学園長さん…」

動きは見た目と違って素早く一つ一つが機敏で私には違和感でしかない

「学園長様、お手紙ありがとうございました。私はティーセ・ロッツァです」
「私はリーネ・ロッツァです。 姉と共の馬車に乗せていただきありがとうございました。」
「構いませんよ 此方としては来ていただいた事に感謝しておりますので」

学園長と話している間に準備が整ったようだ
神官がどうぞと案内をする
先程までは入り口だったはずの扉が、今は広い闘技場のような場所につながっていた

「え、すごい…」
「時空かしら? それとも闇?」

リーネは素直に変わったことに喜び 私はどの魔法で変わったのかが気になった
学園長たちが立ち止まり にこっと笑う

「まずは、ティーセ殿からでよろしいでしょうか、」
「はい」

学園長は何処か 多分 黒を使ったのだろう から紙を取り出して読み上げる

「モデレートの色魔法士、得意は青で能力は問題なし 学問も合格 魔法科希望 さて、間違いがないかい」

ここに来るまでにいくつかの質問とテストをやらされていた
得意は書かなければならない欄でどれかと言えば良く使う青にしておいた
私が返事をすると学園長は紙を神官へ渡す

「何かやってもらえるかね?」
「はい」

青を使い水を作り、ここの建物の形を作る
空へと浮かべて5、6メートルくらいの高さで水を分散させて四角い雨を降らせた

「おお!! 流石はモデレート!」
「ふむ、合格」

神官は嬉しそうにしている
モデレート自体が珍しいということもあるが、まさか自分の目で様々な色を使った魔法が見れるとはと喜んでいた
学園長は特に感想などはなく、どこか納得した顔をしていた

「では、次にリーネ殿」

私は後ろに下がるとリーネは目をキラキラとさせていた
先程の魔法はリーネの前でも使ったことがなかったからであろう きっと帰るときに教えろと言われる

「む、学問は問題なくクリアしている」
「…? どうかなさいましたか?」

学園長は先程とは違いなにか面白いものを見つけたかのような表情をした
神官はなに事かと紙を覗く

「!!? モノトーンだと!? しかも魔法科!?」

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