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元治元年
これは不可抗力だ!(肆)
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夜の街をうろつく不逞浪士に殺され、新選組の捕物を幽霊状態で目撃して、そして体に戻されて………。
その次に目を覚ました時、つまり私が二度目の命を生き始めた時、私は大絶叫で小躍りしそうになった。
目が見えているだと!?
体の方は魂魄が戻ったばかりだからなのか、2本目の命の繋ぎが終わったばかりだからなのか、うまく動けないから飛び跳ねることはできなかった。
だがしかし!私の心の中は歌って踊ってのどんちゃん騒ぎである。
(やったよ!ほむろ!目が見える!視覚が戻った!)
『よかったのう。これで少しは楽になるじゃろう』
(うむ!最高に嬉しいのじゃー!)
『妾のところにも"永遠に疲れない"能力が戻ってきたようじゃし』
(え!それって、私がようやく夜に眠れるようになったってこと?)
『その通りじゃ』
(ひゃっほー!辻斬りした人ありがとう!)
発言の意図が、普通に考えていろいろとおかしいことに関しては突っ込まないでくれたまえ。だって目が見えるようになって嬉しいから。
正直、辻斬りに遭って"ありがとう"なんてセリフが出るのは、"真人間に戻りたい願望"がある私ぐらいだよね。
だがしかしありがとう!おかげで目が見えるようになった!
まあ、目が見えるようになって最初に見た光景が、自分の血だまりってのはぜんっぜんありがたくないけど。
今、私は横向きになって、斬り合いの現場にはちょうど背を向ける形で倒れている。血だまりをよけるように、頭上に三毛猫になったほむろを発見した。
なぜ九尾の狐が力を失って黒猫になったかと思えば、力が一個戻ったら三毛猫になっているのかは、どうか私には聞かないで。
全ての謎は闇に葬り去ろうじゃないか。
周囲を見てみたところ、血だまりの中に荷物はない。風読みの術を発動してみた。問題なく発動できるようだ。
風読みの術を使って自分の周りを探ると、通りに荷物が放り出されているのを察知した。荷物は無事のようだ。
しかし体がうまく動かない。まるで鉛をくくりつけられたような感覚だ。新しい命は正常に起動するまで適応期間が必要なのかな?
私は風読みの術を解除し、うまく動かない体をものすごく頑張って動かして、ようやくごろりと反対側を向く。
ふぅ………寝返りを打つだけでこんなに大変とは。この調子だと、起き上がれるようになるまでもう少し時間がかかるかな?
そして私は、こちらに歩みを進めようとしている姿勢のまま止まっている、黒ずくめの男性とバッチリ目が合ってしまった。
あ、これはやっちまったかもしれない。
その次に目を覚ました時、つまり私が二度目の命を生き始めた時、私は大絶叫で小躍りしそうになった。
目が見えているだと!?
体の方は魂魄が戻ったばかりだからなのか、2本目の命の繋ぎが終わったばかりだからなのか、うまく動けないから飛び跳ねることはできなかった。
だがしかし!私の心の中は歌って踊ってのどんちゃん騒ぎである。
(やったよ!ほむろ!目が見える!視覚が戻った!)
『よかったのう。これで少しは楽になるじゃろう』
(うむ!最高に嬉しいのじゃー!)
『妾のところにも"永遠に疲れない"能力が戻ってきたようじゃし』
(え!それって、私がようやく夜に眠れるようになったってこと?)
『その通りじゃ』
(ひゃっほー!辻斬りした人ありがとう!)
発言の意図が、普通に考えていろいろとおかしいことに関しては突っ込まないでくれたまえ。だって目が見えるようになって嬉しいから。
正直、辻斬りに遭って"ありがとう"なんてセリフが出るのは、"真人間に戻りたい願望"がある私ぐらいだよね。
だがしかしありがとう!おかげで目が見えるようになった!
まあ、目が見えるようになって最初に見た光景が、自分の血だまりってのはぜんっぜんありがたくないけど。
今、私は横向きになって、斬り合いの現場にはちょうど背を向ける形で倒れている。血だまりをよけるように、頭上に三毛猫になったほむろを発見した。
なぜ九尾の狐が力を失って黒猫になったかと思えば、力が一個戻ったら三毛猫になっているのかは、どうか私には聞かないで。
全ての謎は闇に葬り去ろうじゃないか。
周囲を見てみたところ、血だまりの中に荷物はない。風読みの術を発動してみた。問題なく発動できるようだ。
風読みの術を使って自分の周りを探ると、通りに荷物が放り出されているのを察知した。荷物は無事のようだ。
しかし体がうまく動かない。まるで鉛をくくりつけられたような感覚だ。新しい命は正常に起動するまで適応期間が必要なのかな?
私は風読みの術を解除し、うまく動かない体をものすごく頑張って動かして、ようやくごろりと反対側を向く。
ふぅ………寝返りを打つだけでこんなに大変とは。この調子だと、起き上がれるようになるまでもう少し時間がかかるかな?
そして私は、こちらに歩みを進めようとしている姿勢のまま止まっている、黒ずくめの男性とバッチリ目が合ってしまった。
あ、これはやっちまったかもしれない。
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