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本編
1年生 秋 第10話
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またまたそれから数日後、週が明け、試験準備期間となった放課後の図書室には沢山の人が机の上にノートと教科書たちを広げ格闘していた。
そして…この2人もまた試験勉強に追われていた。
「…なんか人数増えたね」
「そうね…試験まであと1週間だし」
きっと、いつもの図書室に比べたら3倍ぐらいは人がいそうだ。
…と、こんな感じで2人で話していると後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
「そうそう、それに部活もお休みだからさ」
後ろを振り向くと少し重そうなカバンを肩にかけている雪花の姿があった。
「あ、雪花。3組も授業終わったんだね」
「あ、永沢お疲れ」
「うん、2人ともお待たせ」
試験準備期間で部活の活動もないこの期間。
きっと、今図書室にいる半数は部活動に入ってる人だろう。
「この図書室はいつもから結構人がいる方だと思ってたけど…」
「この状況を見るとまだまだって思うね」
「確かに…」
「普段も結構人がいるのね」
「そうなの、他校に比べたら多い方だとは思うけど…」
まあ、でも多すぎるのも…大変だよね。
月の利用者目標は毎月達成できてみたいだし。普段ぐらいがちょうどいいのかも。
「あ、3人とも揃ってるね!」
なんて考えていると、再び後ろから聞き慣れた声がした。
「あれ、晴夏ちゃん?あ、実春がメールで言ってたもう1人って」
「あ、実は…」
…さかのぼること5時間程前。
休み時間に1人で廊下を歩いている時だった。
私は職員室に用事があって職員室に向かっていた。
「あ、みはるちゃーん!」
後ろから廊下を走る足音と共に元気な声が聞こえてきた。
「あ、晴夏ちゃん。今日も相変わらず元気ね」
「元気が取り柄だからね。あ、どこにいくの?」
「職員室にちょっと用事があって」
「本当、じゃあ実春ちゃんについてくね。私も2階の放送室に用事があって」
彼女は1組の図書委員の立花晴夏。
普段は部活に2つも入っていて、図書委員会にもいて…と様々なところで活躍していて色々と忙しい人だ。
あ、もちろん彼女も本好き。
部活は演劇部と放送部。なので、朝は演劇部の稽古。放課後は図書委員としての仕事もこなしながら演劇部の稽古もこなし、更に昼休みは放送部として放送室から校内ラジオを配信したりしている。
そんな彼女に、勉強をする時間はもちろんあまり無く。
「あ、あの実春ちゃんに…ちょっとお願いが…」
「ん?」
職員室へと歩いていた晴夏の足がふと止まった。
「えっと、ご存知の通り私、部活兼部してて…もちろん、図書委員としても活動してて…」
「…うんうん」
「で、今週から放課後は演劇部の練習ないからさ」
……あー、えーっと、この流れは…この前もあったような…
「しかも元々私頭良くないからさ…良かったら、今日の放課後…」
「…勉強教えてって?」
「…!そう、お願いします!私、このままじゃ絶対赤点以下になる気がするの」
「赤点以下…」
それは……まずいな。
「分かった、いいよ」
「本当!ありがとう実春ちゃん!もう実春ちゃんがいなかったらどうなっていたことか…」
「えっ…まだ早いよ」
なんか人がどんどん増えて行く…
でもまあ、教えてる方が勉強になるからいいけどね。
「早かれ遅かれ水の如し!だよ」
「えっ、何それ…」
なんかいろいろ違うような…
「放課後図書室で雪花たちにも勉強教えるんだけど、一緒でも大丈夫だよね」
「もちろん、大丈夫に決まってる!じゃあ、放課後にまた!あ、雪花ちゃんたちにもよろしく伝えといて」
と、晴夏ちゃんは大きく手を振り放送室に入っていった。
3人も教えられるか不安はあったけど、久々にいつもより少し賑やかで楽しくなりそうな予感がして私は嬉しくなった。
その後の職員室から教室へ戻るまでの短い道のりが、足がとても軽くなったような気がした。
そして…この2人もまた試験勉強に追われていた。
「…なんか人数増えたね」
「そうね…試験まであと1週間だし」
きっと、いつもの図書室に比べたら3倍ぐらいは人がいそうだ。
…と、こんな感じで2人で話していると後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
「そうそう、それに部活もお休みだからさ」
後ろを振り向くと少し重そうなカバンを肩にかけている雪花の姿があった。
「あ、雪花。3組も授業終わったんだね」
「あ、永沢お疲れ」
「うん、2人ともお待たせ」
試験準備期間で部活の活動もないこの期間。
きっと、今図書室にいる半数は部活動に入ってる人だろう。
「この図書室はいつもから結構人がいる方だと思ってたけど…」
「この状況を見るとまだまだって思うね」
「確かに…」
「普段も結構人がいるのね」
「そうなの、他校に比べたら多い方だとは思うけど…」
まあ、でも多すぎるのも…大変だよね。
月の利用者目標は毎月達成できてみたいだし。普段ぐらいがちょうどいいのかも。
「あ、3人とも揃ってるね!」
なんて考えていると、再び後ろから聞き慣れた声がした。
「あれ、晴夏ちゃん?あ、実春がメールで言ってたもう1人って」
「あ、実は…」
…さかのぼること5時間程前。
休み時間に1人で廊下を歩いている時だった。
私は職員室に用事があって職員室に向かっていた。
「あ、みはるちゃーん!」
後ろから廊下を走る足音と共に元気な声が聞こえてきた。
「あ、晴夏ちゃん。今日も相変わらず元気ね」
「元気が取り柄だからね。あ、どこにいくの?」
「職員室にちょっと用事があって」
「本当、じゃあ実春ちゃんについてくね。私も2階の放送室に用事があって」
彼女は1組の図書委員の立花晴夏。
普段は部活に2つも入っていて、図書委員会にもいて…と様々なところで活躍していて色々と忙しい人だ。
あ、もちろん彼女も本好き。
部活は演劇部と放送部。なので、朝は演劇部の稽古。放課後は図書委員としての仕事もこなしながら演劇部の稽古もこなし、更に昼休みは放送部として放送室から校内ラジオを配信したりしている。
そんな彼女に、勉強をする時間はもちろんあまり無く。
「あ、あの実春ちゃんに…ちょっとお願いが…」
「ん?」
職員室へと歩いていた晴夏の足がふと止まった。
「えっと、ご存知の通り私、部活兼部してて…もちろん、図書委員としても活動してて…」
「…うんうん」
「で、今週から放課後は演劇部の練習ないからさ」
……あー、えーっと、この流れは…この前もあったような…
「しかも元々私頭良くないからさ…良かったら、今日の放課後…」
「…勉強教えてって?」
「…!そう、お願いします!私、このままじゃ絶対赤点以下になる気がするの」
「赤点以下…」
それは……まずいな。
「分かった、いいよ」
「本当!ありがとう実春ちゃん!もう実春ちゃんがいなかったらどうなっていたことか…」
「えっ…まだ早いよ」
なんか人がどんどん増えて行く…
でもまあ、教えてる方が勉強になるからいいけどね。
「早かれ遅かれ水の如し!だよ」
「えっ、何それ…」
なんかいろいろ違うような…
「放課後図書室で雪花たちにも勉強教えるんだけど、一緒でも大丈夫だよね」
「もちろん、大丈夫に決まってる!じゃあ、放課後にまた!あ、雪花ちゃんたちにもよろしく伝えといて」
と、晴夏ちゃんは大きく手を振り放送室に入っていった。
3人も教えられるか不安はあったけど、久々にいつもより少し賑やかで楽しくなりそうな予感がして私は嬉しくなった。
その後の職員室から教室へ戻るまでの短い道のりが、足がとても軽くなったような気がした。
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