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上
「っあ……ん…うぅっ……」
今は会社。
昼休みの時間帯。
「あん……ふっ……うぅっ……」
俺はトイレの個室で下半身を丸出しにして、便器のフタの上に背中をつけるようにして、膝を曲げて開脚し、尻の孔には愛用のボールペンを挿している。
「んっ…うぅっ……あんっ…ぁあっ」
荷造り用の紐を荷物掛けのフックにガムテープで固定した割り箸からスマホを吊るし、俺の痴態を撮影している。
とは言え、趣味ではない。
「ひゃんっ……や……ひぃんっ……」
このトイレは、会社の屋上に続く階段の下にあって、普段はあまり使う人は居ない。
追い上げるように、少し小さめなのがコンプレックスなイチモツを扱く。
「あ…ぁあっ…あっ…あっ…あ!」
訳あって、生配信中だ。
俺の腰の動きに併せて、後孔に挿さったボールペンが揺れた。
「あんっ、あぁっ、やあっ、もぅ!」
いよいよ、最終段階だ。
俺の陰部が映し出された画面には、《おひねり》が飛び始める。
「あんっ…あぁ!……あああああぁぁぁーーーー!!」
《おひねり》が飛びまくって、俺の陰部が見えにくくなり、俺は生配信を終えた。
「ハァ……」
呼吸を整えるとスマホの録画を終え、孔から抜いたボールペンを除菌ウェットでしっかり拭いてから、スマホを回収するとスーツの胸ポケットに収めた。
ここからは急ピッチで片付けだ。
備え付けのトイレットペーパーをカラカラと手に巻き付けて先端を拭ったり、汗を拭ったり、下着とスラックスを装着したり、割り箸を回収したり…
もろもろ拭いたトイレットペーパーを便器に流してから個室を出ると、顔を洗ってリフレッシュした。
「ふぃー。」
とりあえず、投稿に穴を開けずに済んだし、午後の始業にも間に合いそうだ。
俺は自分の両頬を気合い入れのため叩くと、髪の乱れを直してから、廊下へと出た。
すると、廊下の向こう側の壁に人影を確認した。
それは、先週ヘッドハンティングされて退職した元同部署の先輩だった。
腕を組んだ状態で背中を壁に預けているのもサマになる高身長な男前で、女子社員の過半数が憧れている、30歳目前という独身男性だった。
対して俺は20代半ばで、平凡を絵に描いたような容姿に平均的な身長、中肉中背というパンピーだ。
たまたま同部署で、新入社員の時に先輩に指導してもらっていなければ、先輩と顔見知りになることもなかったろうというほど、俺と先輩には何の共通点も見当たらなかった。
どう見ても俺を待っていたように見える先輩の姿に、仕方ないので声を掛けることにした。
「先輩、こんなところでどうしたんですか?」
──まさか、俺が生配信していたのがバレた?
いや、音だけならただのオナニーと取られるハズ。バレてはいない。
僕は内心汗をかきながらも、平静を装って先輩に声を掛けた。
すると顔を上げた先輩は、ものすごく良い笑顔で胸ポケットからスマホを取り出した。
『っあ……ん…うぅっ……』
それは、先程まで俺が生配信していた動画だった。
『あん……ふっ……うぅっ……』
先輩は、1歩また1歩と僕に近付いてくる。
『んっ…うぅっ……あんっ…ぁあっ』
「僕の推しが、まさかこんなところで生配信してるなんて驚いたよ。」
『ひゃんっ……や……ひぃんっ……』
「リョウタ、どうして僕がヘッドハンティング受けたかわかる?」
俺は即座に頭を振る。
「推しにもっと貢ぐためだよ。
お前、1番大きな《おひねり》いくらか知ってる?
それにはさ、ここの給料だけじゃ全然足りないんだよ。」
『あ…ぁあっ…あっ…あっ…あ!』
「今日は迎えに来たんだ。ちゃんと会えて良かったよ、リョウタ。」
『あんっ、あぁっ、やあっ、もぅ!』
「お前の退職願が受理されたって、部長から連絡が来たんだ。
だから行こう!」
先輩は僕に右手を伸ばす。
その手は、俺の左頬から顎を、ツルリと撫でた。
『あんっ…あぁ!……あああああーーーー!』
「ん~ほら、この声…もう我慢できないよぉ!」
──先輩のスラックスの股間の辺り…濡れてねぇ?
俺の視界はそのまま黒くなる。
最後の1歩を踏み出した先輩に抱き締められ、俺の顔が先輩の胸に押し付けられたからだ。
背中と腰にある先輩の手によって、俺の体は先輩と密着する。
先輩の長い足の、付け根は俺のへその辺り。
そこには確かな硬い主張がある。
先輩の長い指が、俺の背骨をツーッと下りてスラックスの中へ侵入し、下着越しに谷間を分け入った。
「あんっ!」
反射的に背が反り顔が上がると、嬉しそうな先輩の顔が下りてきて、再び視界が暗くなる。
直後に唇に柔らかい感触があり、先輩にキスされたことに気付いた。
俺の唇に先輩の舌が這い、割り開いて口内に侵入してくると、あっという間に深いキスに変わる。
舌の付け根や上顎といった性感帯をチロチロと舐められれば、ガッチリと固定された俺の体がビクビクと跳ねた。
体感的に数10分蹂躙された時、午後の始業のチャイムが鳴った。
先輩のキスに腰が砕けた俺は、先輩に抱き上げられ……
誰に何の挨拶もすることなく、俺は新卒から数年勤めた会社を退職した。
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