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第47話
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現在僕の闇属性魔法はレベル14まで上がり、覚えている魔法はこの4つです。
(闇属性魔法)
ダークアロー、ダークミスト、シャドウバインド、シャドウアバター
ダークアローとダークミストは前にも説明しましたが、ダークアローは闇属性の矢を放つ魔法で、ダークミストは目隠しの霧を発生させる魔法です。
シャドウバインドとシャドウアバターはレベルが上がって覚えた魔法で、シャドウバインドは対象の影の中から闇の手を生やし、相手の動きを止める魔法です。
そしてシャドウアバターはダークミストの中でのみ使用可能な魔法で、自分の影を分身のようにその場に残すことができるのです。この時気配までしばらくは残してくれるということで、ダークミストとシャドウアバターの組み合わせで逃亡するのに便利な魔法であるといえるでしょう。
かなり方法を考えましたが、この4つの魔法の組み合わせだけでドラゴンゾンビを討伐することは不可能でしょう…
でも戦い続けることはできるのではないかと考えました。そうすればレベルが上がって、新しい闇属性の魔法を覚えて戦えるようになるかもしれないと…
できることが限られてるのならすることはそれを確実に実行することです。
僕は次に見つけたドラゴンゾンビに花びらつきの死竜草がないことを確認して、そいつに向けてシャドウバインドを放ちました。今の僕に同時に放てるのは5つまでです。
その全てを片足に集めているにも関わらず2秒ももたずに消されてしまいました。
僕を追おうとしてるドラゴンゾンビの逆の足にすぐにシャドウバインド5つを再び放ちます。
そこからはその繰り返しです。
この時僕の気を付けることは、残りの魔力の量を計算して最後にはこのドラゴンゾンビからダークミストとシャドウアバターを使って確実に逃げられるようにすることです。
このドラゴンゾンビから僕が逃げ出したときには、僕のスキルはかなり上がっていました。シャドウバインドは7つまで同時に放てるようになっていました。
異空間収納から魔力回復薬を取り出し飲み干すと、僕は再び先ほどのドラゴンゾンビのところへ向かいました。
これまで薬をかなり作ってきたことで調合のレベルが10を越え、僕の作る薬はこれまでとは比べ物にならないくらい上質なものになりました。それを僕が飲むことで、さらに3倍回復することとなる為、魔力の残りが少ない状態でも、1本の魔力回復薬でほぼ満タンになるようになったのです。
正直逃げなくても魔力のみでいえば魔力回復薬さえあれば連続で続けることはできるのですが、同じことの繰り返しは地味に疲れることは分かっていましたので、たまにこうやって集中力の回復の為にも休憩をとるようにしたのです。
1日目、結局僕は暗くなるまで永遠とこの作業を繰り返していきました。
お陰で僕のスキルは軒並み上がっていきました。
《名 前》 ロン
《ジョブ》 ボッチlv74
《スキル》
戦闘職(物理)
(共有スキル)
解体術lv2、受け流しlv5、見切りlv6、クイックステップlv4、気配感知lv3、腕力上昇lv4、速度上昇lv8、体力上昇lv8、疲労回復lv13、熱耐性lv5、苦痛耐性lv5、呪耐性lv16
(ウォーリア)
鎚技lv2
(拳闘士)
格闘lv2、格闘技lv1
(シーフ)
暗視lv7
戦闘職(魔法)
(共有スキル)
生活魔法lv7、マルチキャストlv18、魔力消費減少lv19、魔力回復lv18、魔力感知lv12、魔力操作lv14、魔力量上昇lv18
(僧侶)
回復魔法lv34、補助魔法lv9
(魔法盾士)
マジックベールlv2、マジックアーマーlv1
(魔術師)
火属性魔法lv14、水属性魔法lv16、風属性魔法lv18、土属性魔法lv14、光属性魔法lv14、闇属性魔法lv23、氷属性魔法lv10、聖属性魔法lv10、合成魔法lv1
生産職
(共有スキル)
力加減lv7、素材強化lv2、鑑定lv6
(鍛治士)
鍛冶lv4、火力調整lv2
(裁縫士)
裁縫lv4、採寸lv2、糸切りlv2、魔力糸錬成lv3
(薬師)
調合lv10、薬草鑑定lv6、薬草探索lv8
特殊職
(調教師)
縄縛りlv3
(ポーター)
異空間収納lv3
《魔 法》
(生活魔法)
飲水、着火、ミニライト、クリーン、散髪、念写、空気清浄、ドライ
(回復魔法)
ヒール、キュア、ハイヒール、エクストラヒール、エクストラハイヒール、リジェネ、リジェネーション、ウルトラリジェネーション、カースナギ
(補助魔法)
プロテクトアップ、スピードアップ、パワーアップ、マインドアップ
(火属性魔法)
ファイアアロー、ファイアボール、ファイアポール、ファイアウォール
(水属性魔法)
ウォーターボール、ウォーターガン、フラッド、ウォーターウォール
(風属性魔法)
エアスラッシュ、エアインパクト、ストーム、エアガード
(土属性魔法)
エアバレット、ストーンフォール、ソイルバインド、ロックウォール
(光属性魔法)
ライトアロー、ライトボール、シャイニング、ライトウォール
(闇属性魔法)
ダークアロー、ダークミスト、シャドウバインド、シャドウアバター、ダークレイン、ダークスパイク、シャドウエッジ
(氷属性魔法)
アイス、フリーズ、フローズン、アイスウォール
(聖属性魔法)
ホーリーアロー、ホーリークロス、ホーリーレイ、ホーリーインパルス
(雷属性魔法)
ライトニング、ライトニングチェイン
(合成魔法)
2属性 ファイアストーム
《攻撃技》
(鎚)
メガインパクト、アーマーブレイク、シェイクインパクト、エネルギーブレイク
(格闘)
風裂拳、風裂脚
闇属性魔法も23まで一気に上がり、新たに3つ魔法を覚えました。
ダークレイン
闇の雨を降らせる。雨を浴びたものは各種ステータスが弱体化され、毒にもかかる。
ダークスパイク
任意の場所に闇の杭を打ち込む。杭の大きさ、強さ、接続時間は、込める魔力に依存する。
シャドウエッジ
対象の影から闇の刃が襲いかかる。対象の影を認識していないと発動することはできない。
これらを覚えたことにより、翌朝からはシャドウバインドは使わずに、ダークスパイクを同時に4本放つようになりました。多目の魔力を込め、両足を地面に張り付け、体の骨にも斜めに動きを制御するように杭を打ち込むことでしばらくはドラゴンゾンビが身動き取れなくなるようになりました。
ダークレインやシャドウエッジも試してみたのですがドラゴンゾンビには殆ど効果が無さそうでした。
この方法で僕はドラゴンゾンビの動きを止めることに成功した為、今回の目的である死竜草の花びらはこの方法でも採集が可能となりました。
何とかフラム師匠の言い付けを守れそうで良かったです。
(闇属性魔法)
ダークアロー、ダークミスト、シャドウバインド、シャドウアバター
ダークアローとダークミストは前にも説明しましたが、ダークアローは闇属性の矢を放つ魔法で、ダークミストは目隠しの霧を発生させる魔法です。
シャドウバインドとシャドウアバターはレベルが上がって覚えた魔法で、シャドウバインドは対象の影の中から闇の手を生やし、相手の動きを止める魔法です。
そしてシャドウアバターはダークミストの中でのみ使用可能な魔法で、自分の影を分身のようにその場に残すことができるのです。この時気配までしばらくは残してくれるということで、ダークミストとシャドウアバターの組み合わせで逃亡するのに便利な魔法であるといえるでしょう。
かなり方法を考えましたが、この4つの魔法の組み合わせだけでドラゴンゾンビを討伐することは不可能でしょう…
でも戦い続けることはできるのではないかと考えました。そうすればレベルが上がって、新しい闇属性の魔法を覚えて戦えるようになるかもしれないと…
できることが限られてるのならすることはそれを確実に実行することです。
僕は次に見つけたドラゴンゾンビに花びらつきの死竜草がないことを確認して、そいつに向けてシャドウバインドを放ちました。今の僕に同時に放てるのは5つまでです。
その全てを片足に集めているにも関わらず2秒ももたずに消されてしまいました。
僕を追おうとしてるドラゴンゾンビの逆の足にすぐにシャドウバインド5つを再び放ちます。
そこからはその繰り返しです。
この時僕の気を付けることは、残りの魔力の量を計算して最後にはこのドラゴンゾンビからダークミストとシャドウアバターを使って確実に逃げられるようにすることです。
このドラゴンゾンビから僕が逃げ出したときには、僕のスキルはかなり上がっていました。シャドウバインドは7つまで同時に放てるようになっていました。
異空間収納から魔力回復薬を取り出し飲み干すと、僕は再び先ほどのドラゴンゾンビのところへ向かいました。
これまで薬をかなり作ってきたことで調合のレベルが10を越え、僕の作る薬はこれまでとは比べ物にならないくらい上質なものになりました。それを僕が飲むことで、さらに3倍回復することとなる為、魔力の残りが少ない状態でも、1本の魔力回復薬でほぼ満タンになるようになったのです。
正直逃げなくても魔力のみでいえば魔力回復薬さえあれば連続で続けることはできるのですが、同じことの繰り返しは地味に疲れることは分かっていましたので、たまにこうやって集中力の回復の為にも休憩をとるようにしたのです。
1日目、結局僕は暗くなるまで永遠とこの作業を繰り返していきました。
お陰で僕のスキルは軒並み上がっていきました。
《名 前》 ロン
《ジョブ》 ボッチlv74
《スキル》
戦闘職(物理)
(共有スキル)
解体術lv2、受け流しlv5、見切りlv6、クイックステップlv4、気配感知lv3、腕力上昇lv4、速度上昇lv8、体力上昇lv8、疲労回復lv13、熱耐性lv5、苦痛耐性lv5、呪耐性lv16
(ウォーリア)
鎚技lv2
(拳闘士)
格闘lv2、格闘技lv1
(シーフ)
暗視lv7
戦闘職(魔法)
(共有スキル)
生活魔法lv7、マルチキャストlv18、魔力消費減少lv19、魔力回復lv18、魔力感知lv12、魔力操作lv14、魔力量上昇lv18
(僧侶)
回復魔法lv34、補助魔法lv9
(魔法盾士)
マジックベールlv2、マジックアーマーlv1
(魔術師)
火属性魔法lv14、水属性魔法lv16、風属性魔法lv18、土属性魔法lv14、光属性魔法lv14、闇属性魔法lv23、氷属性魔法lv10、聖属性魔法lv10、合成魔法lv1
生産職
(共有スキル)
力加減lv7、素材強化lv2、鑑定lv6
(鍛治士)
鍛冶lv4、火力調整lv2
(裁縫士)
裁縫lv4、採寸lv2、糸切りlv2、魔力糸錬成lv3
(薬師)
調合lv10、薬草鑑定lv6、薬草探索lv8
特殊職
(調教師)
縄縛りlv3
(ポーター)
異空間収納lv3
《魔 法》
(生活魔法)
飲水、着火、ミニライト、クリーン、散髪、念写、空気清浄、ドライ
(回復魔法)
ヒール、キュア、ハイヒール、エクストラヒール、エクストラハイヒール、リジェネ、リジェネーション、ウルトラリジェネーション、カースナギ
(補助魔法)
プロテクトアップ、スピードアップ、パワーアップ、マインドアップ
(火属性魔法)
ファイアアロー、ファイアボール、ファイアポール、ファイアウォール
(水属性魔法)
ウォーターボール、ウォーターガン、フラッド、ウォーターウォール
(風属性魔法)
エアスラッシュ、エアインパクト、ストーム、エアガード
(土属性魔法)
エアバレット、ストーンフォール、ソイルバインド、ロックウォール
(光属性魔法)
ライトアロー、ライトボール、シャイニング、ライトウォール
(闇属性魔法)
ダークアロー、ダークミスト、シャドウバインド、シャドウアバター、ダークレイン、ダークスパイク、シャドウエッジ
(氷属性魔法)
アイス、フリーズ、フローズン、アイスウォール
(聖属性魔法)
ホーリーアロー、ホーリークロス、ホーリーレイ、ホーリーインパルス
(雷属性魔法)
ライトニング、ライトニングチェイン
(合成魔法)
2属性 ファイアストーム
《攻撃技》
(鎚)
メガインパクト、アーマーブレイク、シェイクインパクト、エネルギーブレイク
(格闘)
風裂拳、風裂脚
闇属性魔法も23まで一気に上がり、新たに3つ魔法を覚えました。
ダークレイン
闇の雨を降らせる。雨を浴びたものは各種ステータスが弱体化され、毒にもかかる。
ダークスパイク
任意の場所に闇の杭を打ち込む。杭の大きさ、強さ、接続時間は、込める魔力に依存する。
シャドウエッジ
対象の影から闇の刃が襲いかかる。対象の影を認識していないと発動することはできない。
これらを覚えたことにより、翌朝からはシャドウバインドは使わずに、ダークスパイクを同時に4本放つようになりました。多目の魔力を込め、両足を地面に張り付け、体の骨にも斜めに動きを制御するように杭を打ち込むことでしばらくはドラゴンゾンビが身動き取れなくなるようになりました。
ダークレインやシャドウエッジも試してみたのですがドラゴンゾンビには殆ど効果が無さそうでした。
この方法で僕はドラゴンゾンビの動きを止めることに成功した為、今回の目的である死竜草の花びらはこの方法でも採集が可能となりました。
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