姫からシャンパン戴きましたァ!〜元ホストのダンジョンマスターは異世界でホストクラブを経営し始めました。〜

如月 燐夜

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ゴブリンスクワイア

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『グルルォオー!!』

大剣使いを倒した鉄剣ゴブリンが雄叫びを上げる。

大剣使いから入ったCPは1080、現在2280だ。

鉄剣ゴブリンが光に包まれその体躯は一回り大きくなり肌も緑から青くなった。

そして騎乗されているウルフの姿も変貌していく。毛皮は白銀へと変わり額には一本の角が生えた。

「ふむふむ、ゴブリンスクワイア…騎士に仕える従士と言った所でしょうかねー!それにシルバーウルフですか。ここに来て大幅な戦力アップですよ、マスター!」

ゴブリンスクワイアへと進化した鉄剣ゴブリンは騎乗するシルバーウルフを巧みに操り農具持ちを三人一瞬で葬り、大剣使いの仲間で装備の整った槍持ちへウルフを連携させ翻弄する。

『一定の条件を満たしました。侵入者を十人排除した為、以下の魔物のロックを解除します。ピクシー、インプ、リリパット、以上三種を開放しました。』

ん?突然頭の中に女性の声が響く。

オレは召喚リストを確認する。新たに項目が追加されていた。
ゴブリンスクワイアCP150
シルバーウルフCP100
ピクシーCP60
インプCP60
リリパットCP50

「おい!ピクシー、インプ、リリパットが新たに追加された。簡単に説明しろ!」

「おぉー、やりましたねぇ!ピクシーは風と治癒の魔法が使えます。インプは前衛も火魔法も使える反面、知能が低いのですが足は早いですよ。リリパットは弓と短剣を扱えますねぇ。初期装備で弓と矢を持ってるので結構リーズナブルですよ!」

オレは現在のCPを確認する。2280に農具持ちを三人倒し入ったCPは1400、たった今スクワイアが槍持ちを倒して入ったのが1100で合計4780だ。

ゴブリンスクワイアを十体、シルバーウルフを十体でCP2500を使い、ピクシー、インプ、リリパットを
五体ずつ出しCP 850が減る。残りCP 1430。

鉄の剣を五本、青銅剣五本でCPを1200使い敵の方へ向かわせた。

敵は残り10、此方は40を超えている。

鍵を握るのはゴブリンファイターが相手している一番後ろの中年か。

奴を倒さない限りオレ達に明日はないだろう。
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