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■第二章 試される大地
第八話 ほころびの滴(しずく)
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すでに雪が降り始めたノースオーシャン領と違い、南のラピュドーラ領は秋がようやく訪れを告げ、森の木々が気まぐれにところどころ葉を黄色く模様替えしているところだった。
のんびりとしたラピュドーラ領で一番大きな建物――領主の館では、メイドが床を掃除をしていた。あまり仕事熱心ではない彼女だったが、たまたま床が浮いてたわんでいる所を見つけた。
「あら、ここ掃除しにくいわね、もう。えいっ!」
足で浮いた部分をグッと踏み潰す。するとパキッと音を立てて床にヒビが入ってしまった。
「あっ、いけない……!」
彼女もまさか床が踏んづけただけで壊れるなどとは思っていなかったのだ。
だが領主の家を壊したとなれば、メイドの彼女はあっという間にクビにされてしまうだろう。いや、それどころかどんな罰を言い渡されるやら。
「……知~らないっと」
そのメイドは知らないフリをすることにした。悪いことだけれど、自分の生活を守るためには仕方ないのだ。
「何かしら、これ」
今度は別のメイドが井戸から水を汲んで戻ると、館の壁の下側が濡れていることに気がついた。誰かが水をかけて掃除したのだろうか? いやいや、この館にそんな掃除熱心なメイドは一人だっていやしない。
ここにバンブとかいう名前の変な人が来てから、館の使用人はすぐに入れ替えられ、あるいは辞めてしまい、顔も知らないメイドがたくさん増えているのだ。働いても働いても安月給だからみんなやる気も無い。熱心に仕事をしてもどうせ一定期間でクビにされるし、割に合わないのだ。
「じゃあ、なんで濡れてるのかしら……?」
メイドが首をひねる。
もしも神匠のアッシュがこれを見たなら、大慌てでこう言っただろう。
「いけない! これは結露ですッ! この水分の量、この壁は冬になったら大変なことになりますよ!」
木はプラスチックと違い、冷えてもここまで酷い結露はしない。
それは木が呼吸しているからである。
水分が多いときには体内にため込み、少ないときには水分を吐き出して調整してくれる。
木は板になっても生きているのだ。
王都ではそのことにいち早く気付いている者がいた。
「いかん……! このプラスチックはやたらと結露する。しかも脆い。これでは冬に大雪でも降ったら、家が壊れたり、壁が割れるかもしれん。カビも生えやすくなるぞ……」
「あら、お父様、頭を抱えて、どうかなさいまして?」
「おお、レジーナ、いいところに。このプラスチックという材料はまずいぞ。見ろ、朝靄だけで壁が結露している」
「ああ、そのことですの。今、錬金術師に結露しにくい新素材を作らせていますわ」
「すぐできそうか?」
「いえ、前よりは少し結露しにくい材料ができたそうですけど、まだまだですわね」
「じゃあ、ダメだ。ああ大変だ。城や領主の館をいくつも、建て替えないといかんぞ。冬までにな」
「いえ、それはどうやっても無理でしょう。時間が足りなさすぎですわ。ですから、客からクレームが来た順に、割れた壁だけ取り替えればいいではありませんの」
「何を言っている、レジーナ。客は家の壊れた部分にすぐに気づくわけじゃないんだぞ」
「ええ、そうでしょうとも、素人に壁の内側なんて永遠に分からないですわ、ふふっ」
「おい、笑い事じゃないぞ、レジーナ。ビッグウッド商会のプラスチック住宅はデザイン重視で『柱』をあまり使わなかったから、『壁』で天井を支えている構造になっている家も多い。ワシはあの造り方は気にいらんかったが……」
「あら、またその話ですの? 強度が保てれば『柱』なんて邪魔なだけですわ」
「その『壁』の強度が保てなければ、どうなる? 大雪で家がぺしゃんこになって、最悪、死人が出るぞ。今は『壁』の強度の話をしてるんだ」
「それは……ええ、まずいですわね。では、構造にかかわる部分はアフターサービスで無料点検ということにしましょう。あくまでも自主的なサービスです」
「そうだな。それで壊れた場所が見つかったら、木の壁に建て替えだ」
「ええ? プラスチックでいいじゃありませんか。そのほうが儲けが出ます、お父様」
「なに? お前、こっちの不手際なのに客から金を取るつもりなのか?」
自分の娘の言葉に、ビッグウッド商会の親方は耳を疑った。
「それは、見解の相違ですわね。こちらもわざとではないですし、契約書にはそーゆー想定外は補償しないとちゃんと書いてありますわ」
「レジーナ……そんなやり方はダメだ。職人としてあるまじきことだぞ。ビッグウッド商会の信用にかかわる問題だ」
「大丈夫ですわ。何人かのお客は怒ってしまうでしょうけど、その人達との取り引きを切り捨てても、金持ちの常連客さえしっかり捕まえておけば損失にはなりません」
「バカな……そんな話はしていない。これは儲けや損の話じゃないぞ」
親方は我が目を疑ぐりつつ実の娘を見た。
「お父様……ビッグウッド商会はもっと大きく、名の通りビッグにしなければなりません。そんな古くさい人情とか義理では今の時代、通用しないのですよ。せっかく大勢の大工を雇っているのに、大儲けできませんわ」
「むむ……」
親方は言葉に詰まった。娘がまだ小さい頃「私がビッグウッド商会を大きくする!」と言ってくれたあの嬉しさを思い出したのだ。あのキラキラした娘の瞳を見たとき、自分は「なんて頼もしい娘だ」と幸せに思ったものだが……。
娘はあの純真さのまま、商会を大きくすることだけに気を取られ、何か根本的な勘違いをしているようだった。
「レジーナ、あのな――」
「あっ、そうですわ! もっと耐久性を低くしたプラスチック素材を開発させて、買い換え需要を早く回転させればどうでしょう? ああ! そう、これこそが『音速時間商法!』、師エムバの教え! 素晴らしいアイディアだわ!」
それを聞いた親方はカッと頭に血が上った。もともと短気な性格である。
「ええい、レジーナ、お前は破門だ! これ以後、ビッグウッド商会を名乗ることを禁じる!」
「な、なんですって? でも、無駄ですわ、お父様。王城に届け出ている商会は私とお父様の連名にしてあります。対等である以上、一方的な通告は無効ですわ」
「なんだと?」
西方の賢者に学んでから、娘はやたらと知恵をつけてしまったようで実に手強い。
だが、『ビッグウッド商会』は自分が一代で築きあげた宝物、生きがいである。
それを守るためなら、たとえ自分の一人娘、妻の忘れ形見であろうとも、心を鬼にして戦わねばなるまい。
「勝手にしろ。うちの客にはお前をクビにしたと言っておく」
「あら、では私もお父様をクビにしたと言って回ることにしますわ」
「うぬぬ……!」
王都で一番の評判だったビッグウッド商会に激震が走ろうとしていた。
まだ父娘はこれがビッグウッド商会の倒産につながる原因になるとは気付いていない。
二人とも、自分こそがビッグウッド商会を支えられる、と確信し、己の腕前を少しも疑ってはいなかった。
のんびりとしたラピュドーラ領で一番大きな建物――領主の館では、メイドが床を掃除をしていた。あまり仕事熱心ではない彼女だったが、たまたま床が浮いてたわんでいる所を見つけた。
「あら、ここ掃除しにくいわね、もう。えいっ!」
足で浮いた部分をグッと踏み潰す。するとパキッと音を立てて床にヒビが入ってしまった。
「あっ、いけない……!」
彼女もまさか床が踏んづけただけで壊れるなどとは思っていなかったのだ。
だが領主の家を壊したとなれば、メイドの彼女はあっという間にクビにされてしまうだろう。いや、それどころかどんな罰を言い渡されるやら。
「……知~らないっと」
そのメイドは知らないフリをすることにした。悪いことだけれど、自分の生活を守るためには仕方ないのだ。
「何かしら、これ」
今度は別のメイドが井戸から水を汲んで戻ると、館の壁の下側が濡れていることに気がついた。誰かが水をかけて掃除したのだろうか? いやいや、この館にそんな掃除熱心なメイドは一人だっていやしない。
ここにバンブとかいう名前の変な人が来てから、館の使用人はすぐに入れ替えられ、あるいは辞めてしまい、顔も知らないメイドがたくさん増えているのだ。働いても働いても安月給だからみんなやる気も無い。熱心に仕事をしてもどうせ一定期間でクビにされるし、割に合わないのだ。
「じゃあ、なんで濡れてるのかしら……?」
メイドが首をひねる。
もしも神匠のアッシュがこれを見たなら、大慌てでこう言っただろう。
「いけない! これは結露ですッ! この水分の量、この壁は冬になったら大変なことになりますよ!」
木はプラスチックと違い、冷えてもここまで酷い結露はしない。
それは木が呼吸しているからである。
水分が多いときには体内にため込み、少ないときには水分を吐き出して調整してくれる。
木は板になっても生きているのだ。
王都ではそのことにいち早く気付いている者がいた。
「いかん……! このプラスチックはやたらと結露する。しかも脆い。これでは冬に大雪でも降ったら、家が壊れたり、壁が割れるかもしれん。カビも生えやすくなるぞ……」
「あら、お父様、頭を抱えて、どうかなさいまして?」
「おお、レジーナ、いいところに。このプラスチックという材料はまずいぞ。見ろ、朝靄だけで壁が結露している」
「ああ、そのことですの。今、錬金術師に結露しにくい新素材を作らせていますわ」
「すぐできそうか?」
「いえ、前よりは少し結露しにくい材料ができたそうですけど、まだまだですわね」
「じゃあ、ダメだ。ああ大変だ。城や領主の館をいくつも、建て替えないといかんぞ。冬までにな」
「いえ、それはどうやっても無理でしょう。時間が足りなさすぎですわ。ですから、客からクレームが来た順に、割れた壁だけ取り替えればいいではありませんの」
「何を言っている、レジーナ。客は家の壊れた部分にすぐに気づくわけじゃないんだぞ」
「ええ、そうでしょうとも、素人に壁の内側なんて永遠に分からないですわ、ふふっ」
「おい、笑い事じゃないぞ、レジーナ。ビッグウッド商会のプラスチック住宅はデザイン重視で『柱』をあまり使わなかったから、『壁』で天井を支えている構造になっている家も多い。ワシはあの造り方は気にいらんかったが……」
「あら、またその話ですの? 強度が保てれば『柱』なんて邪魔なだけですわ」
「その『壁』の強度が保てなければ、どうなる? 大雪で家がぺしゃんこになって、最悪、死人が出るぞ。今は『壁』の強度の話をしてるんだ」
「それは……ええ、まずいですわね。では、構造にかかわる部分はアフターサービスで無料点検ということにしましょう。あくまでも自主的なサービスです」
「そうだな。それで壊れた場所が見つかったら、木の壁に建て替えだ」
「ええ? プラスチックでいいじゃありませんか。そのほうが儲けが出ます、お父様」
「なに? お前、こっちの不手際なのに客から金を取るつもりなのか?」
自分の娘の言葉に、ビッグウッド商会の親方は耳を疑った。
「それは、見解の相違ですわね。こちらもわざとではないですし、契約書にはそーゆー想定外は補償しないとちゃんと書いてありますわ」
「レジーナ……そんなやり方はダメだ。職人としてあるまじきことだぞ。ビッグウッド商会の信用にかかわる問題だ」
「大丈夫ですわ。何人かのお客は怒ってしまうでしょうけど、その人達との取り引きを切り捨てても、金持ちの常連客さえしっかり捕まえておけば損失にはなりません」
「バカな……そんな話はしていない。これは儲けや損の話じゃないぞ」
親方は我が目を疑ぐりつつ実の娘を見た。
「お父様……ビッグウッド商会はもっと大きく、名の通りビッグにしなければなりません。そんな古くさい人情とか義理では今の時代、通用しないのですよ。せっかく大勢の大工を雇っているのに、大儲けできませんわ」
「むむ……」
親方は言葉に詰まった。娘がまだ小さい頃「私がビッグウッド商会を大きくする!」と言ってくれたあの嬉しさを思い出したのだ。あのキラキラした娘の瞳を見たとき、自分は「なんて頼もしい娘だ」と幸せに思ったものだが……。
娘はあの純真さのまま、商会を大きくすることだけに気を取られ、何か根本的な勘違いをしているようだった。
「レジーナ、あのな――」
「あっ、そうですわ! もっと耐久性を低くしたプラスチック素材を開発させて、買い換え需要を早く回転させればどうでしょう? ああ! そう、これこそが『音速時間商法!』、師エムバの教え! 素晴らしいアイディアだわ!」
それを聞いた親方はカッと頭に血が上った。もともと短気な性格である。
「ええい、レジーナ、お前は破門だ! これ以後、ビッグウッド商会を名乗ることを禁じる!」
「な、なんですって? でも、無駄ですわ、お父様。王城に届け出ている商会は私とお父様の連名にしてあります。対等である以上、一方的な通告は無効ですわ」
「なんだと?」
西方の賢者に学んでから、娘はやたらと知恵をつけてしまったようで実に手強い。
だが、『ビッグウッド商会』は自分が一代で築きあげた宝物、生きがいである。
それを守るためなら、たとえ自分の一人娘、妻の忘れ形見であろうとも、心を鬼にして戦わねばなるまい。
「勝手にしろ。うちの客にはお前をクビにしたと言っておく」
「あら、では私もお父様をクビにしたと言って回ることにしますわ」
「うぬぬ……!」
王都で一番の評判だったビッグウッド商会に激震が走ろうとしていた。
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