52 / 77
幼なじみの団結②
しおりを挟む
目の前は魔猫。そして、私はアリーナ・グラント。
ただの庶民になりきっていた。
けど、
「流石ですわ。アリーナの水は天下一品です!」
「す、ステラ様。。」
「ステラとお呼びくださいまし!」
「昂るのはいいが興奮しすぎだぞ。ステラ。まぁ、わからなくもないけど!」
今、私は横にいる親友と一緒に魔法を放っていた。
私の水はステラの草を取り込む。カルムの消えない火が私たちの力のすべてとなり魔猫へと襲い掛かる。
『ニ"ャァァァァァァ!!』
「この調子あっという間に沈みそうですよ。」
「5人で放つのはやっぱ過剰でしたかね。」
前衛ではクリス様とセシルが風と水を融合させた嵐にも似た滝を喰らわせていた。
「どう考えてもそうでしょうね。後ろなんてテンション爆上がりしてますし。」
セシールがため息をついて振り返る。
「テンション上がって何がいけないんですか?魔法を放ってると体が暖まってくる当然のことですわ!」
「そうだよ!ステラ、様の言う通り!」
「この感覚悪くないからな。」
『ニ"ャォォォォーン。』
弱っている魔猫が最後の力とばかりに起き上がる。
「させませんよ!」
だが、そんな微量な魔力ではクリス様に敵うわけもなく。。
目の前の魔猫はクリス様の風の攻撃魔法でぶっ飛ばされていった。
「うわぁ、派手に飛ばしますねぇ。」
「いいんですよ。これで。さ、あのカナとリアという奴等を見つけましょうか。そして、飛ばした魔猫を封印させますよ。」
「そいつらが犯人なんですわ。」
「協力を要請しよう。」
「私も手伝います!!」
何か、力になれるかもしれない!
と、その時だった。
後ろからコツコツと靴の音が聞こえた。
「その必要はないですよ。」
『私たちはここにいるから。』
この二人がカナ様とリア様...?
「カナ、やっぱりテンション上がったらあんな魔猫すぐ飛ばされると言ったでしょう?」
「そんなの想定内ですよ。今からが本番ですよ?」
「今からってどういうことだ?」
「とても怖いお声ですね。クリス様。庶民を大層愛していられるようで。これでは、私とリアの憎しみは増す一方です。」
「憎しみ?説明してください。あなた方のことすべて。」
「いいですよ。セシールさん。」
「私とリアはレミン様のお世話係です。」
「そして、王族を憎むありがちな家です。」
「というか。」
「クリス様を。」
『ただそれだけ。』
そう二人は微笑み姿を消した。
「クリス王子を恨む...」
「恨みを買いすぎていつどこの何かわかりませんわね。」
「でも、これは解決すべき案件だろ。これ以上この棟に、なによりこいつらに危害を与えるわけにはいかない。」
「僕、アリアと行った場所ならいつどこのことでも覚えています。」
「それは私もですわ。」
「ですが、どうしても彼女たちのことを思い出せない。それはつまり、10年以上前。僕が固定観念に囚われていたときに出会ったのでしょう。」
「クリス様...!大丈夫ですよ。クリス様はちょっと腹黒いけど私達のことを大切にしてくれる素敵な方ですから。」
「ありがとうございます。アリーナ。僕は君を...」
そうクリス様がなにか言おうとしたときだった。
「話は済んだか?」
天井から男が降ってきた。
「どうも。俺はカナ様に仕えし、リア様のしもべ。このサクが貴様らの姫を奪っていく。」
「姉さん、離れて!アリーナ!姉さんは僕だけの姉だから。」
「アリーナとはつい先日お友達になりましたわ。だから私が守りますわ。」
「アリーナは僕の保護下にありますので。僕が守ります。」
「アリーナは俺の友達だからな。だから俺が守ろう。」
みんな。。
「感動するとこじゃないから!姉さん!」
「ふっ、わかりやすい人たちだな。」
サクという男は姿を消した。
「どこ!?」
「ここだ。お前がみんなのプリンセスだろ?」
その声は私の後ろから聞こえた。
「あぐっ!!」
「捕まえた。」
意識が薄れていく中でその声だけがとてもよく聞こえた。
ただの庶民になりきっていた。
けど、
「流石ですわ。アリーナの水は天下一品です!」
「す、ステラ様。。」
「ステラとお呼びくださいまし!」
「昂るのはいいが興奮しすぎだぞ。ステラ。まぁ、わからなくもないけど!」
今、私は横にいる親友と一緒に魔法を放っていた。
私の水はステラの草を取り込む。カルムの消えない火が私たちの力のすべてとなり魔猫へと襲い掛かる。
『ニ"ャァァァァァァ!!』
「この調子あっという間に沈みそうですよ。」
「5人で放つのはやっぱ過剰でしたかね。」
前衛ではクリス様とセシルが風と水を融合させた嵐にも似た滝を喰らわせていた。
「どう考えてもそうでしょうね。後ろなんてテンション爆上がりしてますし。」
セシールがため息をついて振り返る。
「テンション上がって何がいけないんですか?魔法を放ってると体が暖まってくる当然のことですわ!」
「そうだよ!ステラ、様の言う通り!」
「この感覚悪くないからな。」
『ニ"ャォォォォーン。』
弱っている魔猫が最後の力とばかりに起き上がる。
「させませんよ!」
だが、そんな微量な魔力ではクリス様に敵うわけもなく。。
目の前の魔猫はクリス様の風の攻撃魔法でぶっ飛ばされていった。
「うわぁ、派手に飛ばしますねぇ。」
「いいんですよ。これで。さ、あのカナとリアという奴等を見つけましょうか。そして、飛ばした魔猫を封印させますよ。」
「そいつらが犯人なんですわ。」
「協力を要請しよう。」
「私も手伝います!!」
何か、力になれるかもしれない!
と、その時だった。
後ろからコツコツと靴の音が聞こえた。
「その必要はないですよ。」
『私たちはここにいるから。』
この二人がカナ様とリア様...?
「カナ、やっぱりテンション上がったらあんな魔猫すぐ飛ばされると言ったでしょう?」
「そんなの想定内ですよ。今からが本番ですよ?」
「今からってどういうことだ?」
「とても怖いお声ですね。クリス様。庶民を大層愛していられるようで。これでは、私とリアの憎しみは増す一方です。」
「憎しみ?説明してください。あなた方のことすべて。」
「いいですよ。セシールさん。」
「私とリアはレミン様のお世話係です。」
「そして、王族を憎むありがちな家です。」
「というか。」
「クリス様を。」
『ただそれだけ。』
そう二人は微笑み姿を消した。
「クリス王子を恨む...」
「恨みを買いすぎていつどこの何かわかりませんわね。」
「でも、これは解決すべき案件だろ。これ以上この棟に、なによりこいつらに危害を与えるわけにはいかない。」
「僕、アリアと行った場所ならいつどこのことでも覚えています。」
「それは私もですわ。」
「ですが、どうしても彼女たちのことを思い出せない。それはつまり、10年以上前。僕が固定観念に囚われていたときに出会ったのでしょう。」
「クリス様...!大丈夫ですよ。クリス様はちょっと腹黒いけど私達のことを大切にしてくれる素敵な方ですから。」
「ありがとうございます。アリーナ。僕は君を...」
そうクリス様がなにか言おうとしたときだった。
「話は済んだか?」
天井から男が降ってきた。
「どうも。俺はカナ様に仕えし、リア様のしもべ。このサクが貴様らの姫を奪っていく。」
「姉さん、離れて!アリーナ!姉さんは僕だけの姉だから。」
「アリーナとはつい先日お友達になりましたわ。だから私が守りますわ。」
「アリーナは僕の保護下にありますので。僕が守ります。」
「アリーナは俺の友達だからな。だから俺が守ろう。」
みんな。。
「感動するとこじゃないから!姉さん!」
「ふっ、わかりやすい人たちだな。」
サクという男は姿を消した。
「どこ!?」
「ここだ。お前がみんなのプリンセスだろ?」
その声は私の後ろから聞こえた。
「あぐっ!!」
「捕まえた。」
意識が薄れていく中でその声だけがとてもよく聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
鳥籠の花嫁~夫の留守を待つ私は、愛される日を信じていました
吉乃
恋愛
美しさと華やかさを持ちながらも、「賢くない」と見下されてきたカタリーナ。
格式ある名門貴族の嫡男との結婚は、政略ではないはずだった。
しかし夫はいつも留守、冷たい義家族、心の通わない屋敷。
愛されたいと願うたび、孤独だけが深まっていく。
カタリーナはその寂しさを、二人の幼い息子たちへの愛情で埋めるように生きていた。
それでも、信じていた。
いつか愛される日が来ると──。
ひとりの女性が静かに揺れる心を抱えながら、
家族と愛を見つめ直しながら結婚生活を送る・・・
******
章をまたいで、物語の流れや心情を大切にするために、少し内容が重なる箇所があるかもしれません。
読みにくさを感じられる部分があれば、ごめんなさい。
物語を楽しんでいただけるよう心を込めて描いていますので、最後までお付き合いいただけたら光栄です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる