お嬢様なんて柄じゃない

スズキアカネ

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お許しあそばして。お嬢様なんて柄じゃございませんの。

大人の階段の裏側・後編(※R18)

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多分純粋に思ったことを口にしただけなのだろうが、私は急激な羞恥に襲われて、カッと顔が熱くなった。
 私の反応に何を思ったのか、慎悟は私のおでこや頬にキスを落としてきた。

「…脱がすぞ」
「……ぅん…」

 私は手のひらで顔を隠した。 
 年上の矜持はどこに行った。私は先程からあられもない姿ばかり晒しているではないか。つらい。
 スカートやショーツを黙々と脱がす慎悟が沈黙しているのがますますいたたまれない。なんか言ってくれないか。
 
 生まれたままの姿にされた私の上に布団が掛けられた。私が指の隙間から様子をうかがうと、慎悟も残された衣服を脱いでいる。
 あ、見ちゃった。
 いや、親兄弟のモノは見たことありますけど、あんな凶暴になったモノは初めて見ました。お腹にペットリくっついているじゃないですか。え、アレを体内に入れるんですか? 入る? 入るの?

 慎悟の分身を見てしまった私は固まっていた。男性陣みんなそうなるというのはわかっているが……そこだけ別の生き物みたいだね。

 一旦掛けられた布団を取り払われると、慎悟が覆いかぶさってきた。
 はぁぁ! とうとう…!
 私が緊張でぎくりと固まったのがわかったのだろう。

「いきなりはしないよ。ちゃんと慣らさないと」
「だってだって…! 怖いんだよぉぉ」

 そこが受け入れる場所だってわかっているが、やっぱり怖いんだ。私はここに来て泣き言を漏らす。
 慎悟はそんな私に口づけを落としながら、お腹を撫でてそのままゆっくり秘部に手を滑らせた。

 ぬるっとした感触とともに、慎悟の指がそこに触れると、再び電気が全身を走った。

「やっ…!」
「ここ気持ちいいか?」
「めっ! 見ちゃやだ!」

 私が強い反応を示した場所を見ようと、足の間に入った慎悟がまじまじと観察してきたではないか。
 ちょっやめろよ! レディの股ぐらを観察するものではないぞ!

「赤くなってる。ここは男性器の名残らしいが、大多数の女性が感じる性感帯だそうだ」
「ここでうんちくはいらないよ! み、見ちゃダメだって!」

 豆知識的な事を口にしながらも、いたぶる手は止めない。こんなシーンで性教育しなくてよろしい!
 慎悟、私が今どれだけ羞恥に襲われているかわかっているのか!? さっきから変な汗かきまくってるんですけどねぇ!?

「あ…うぅ、くぅ…ん」

 ヌルヌルとそこを愛撫する手は止めない。完全に私の反応を楽しんでやがる…でも気持ちいい…悔しい!
 息がどんどん荒くなっていく。体はこの先の高みへ上り詰めたいと訴えているが、それがどうにももどかしくて苦しい。 
 私の緊張が快感に押されてほぐれたと判断した彼は、彼を受け入れる場所に浅く指を入れた。
 
 ──私は今までそこに指を入れただけでアンアンと感じるものだと思っていた。だって漫画とかってそうじゃん。
 だが正直に言おう。なにかが入ってるという感覚しか無い。

「痛いか?」
「大丈夫」

 私の返事を聞いた慎悟はゆっくりと指を奥へ差し込んだ。
 慣らすために動かされたが、今のところは痛くない。私の反応を見ながら、更に指を増やしていく。
 いつもより余裕がなさそうな彼の分身はパンパンに張り詰めており、先端から透明な液体が溢れていた。
 辛くないのかな。それとも私の体を気遣ってギリギリのところで押し留めているのだろうか……

 指が3本になるといよいよ窮屈感を憶えた。痛くはない。が、お腹が苦しい。しかし、できれば早く慎悟を楽にしてあげたい。
 多分大丈夫。なぁに、初めては痛いものだと聞いている。それにサバイバルナイフで刺された時に比べたら大した痛みじゃないはずだ。

「慎悟、もういいよ。少し位痛くても私我慢できるから……」

 腕を伸ばして、秘部をほぐす慎悟の手を撫でる。ビクリとその手が震えたのは気のせいだろうか。

「あぅっ…」

 ズルリと指が抜ける感触に私は切ない声を漏らしてしまった。気持ちいいとかそういうのではなくて、寂しくて切なく感じたのだ。
 背中を向けてもぞもぞしていた慎悟は私の足の間に体を入れて覆いかぶさってきた。触れるようなキスをされ、私は慎悟の首に抱きついた。その熱い舌に私が吸い付くと、ピタリと秘部に熱く硬い何かが押し付けられた。
 …とうとう、私は慎悟のものになるのだと覚悟していると、逆に舌を吸われた。口内を犯され、そのキスに必死に返していると、ぐぐっと圧迫感が増した。
 ピリッと張り裂けそうな小さな痛みが走ったが、耐えられそうだ。

 押し込むように挿入されるので、息苦しく感じるが、私は求めていた半身をようやく手に入れたような充実感でいっぱいだった。
 好きな人に抱かれるというのはこんなにも切なくて幸せなことなのかと、苦しくなった。幸せに溺れて死にそうだった。

「…痛いか?」
「…ん、大丈夫。…慎悟、好きだよ、愛してる……もっと奥まで入ってきて」

 慎悟は眉を寄せて「俺も好きだよ、笑さん」と呟くと切なそうに顔を歪めていた。
 凄惨な事件で非業の死を遂げた17歳の初夏の日。私は死にたくないと、だけどエリカちゃんの体を貰っても仕方がないと、元に戻りたいと長いこと葛藤してきた。
 だけど、こんな風に幸せに溺れて死ねたら、きっと私は後悔せずに逝けるだろうなぁ。

「笑さん……奥まで入った」
 
 慎悟が奥まで入ってくると、やっぱり思っていたとおりお腹がパンパンになっているかのように苦しい。
 生理的な涙を流していたら、それを彼がキスして舐め取ってくれる。落ち着くまで動かないでいてくれるのだ。

 なんで慎悟は私を見つけてくれたんだろう。
 こんなにも私を愛してくれるんだろう。
 私は幸せで幸せで怖くなってしまうよ。

 ゆっくりと慎悟が腰を動かし始めた。
 初めは出し入れされると、内臓を圧迫されるようで苦しかったが、体を揺さぶられている内にだんだんそれに慣れ始めた。

「あっ、アッ…うぅっ」

 快感ではなく、圧迫感を少しでも和らげようと体が反応して声が漏れ出る。熱く火傷しそうな慎悟の分身がせわしなく腟内を擦っている。
 まだ私にはそれが気持ちいいと感じる余裕はないけど、慎悟が気持ちよさそうで良かった。

 余裕がなさそうなその顔。ときおり漏れる吐息。他の肉食系女子たちは知らないんだろうな。
 私だけのものだ。
 彼は私のもの、誰にも渡してやらない。
 慎悟、もっと私を求めて。私を欲しがって。
 もっと抱いて。与えられる痛みも快感も同じように嬉しくて、私は幸せでたまらないんだ。

 ブルッと震えて達した慎悟は荒い息を繰り返した後にそっと私の中から出ていこうとした。
 だけど私はそれが寂しくて彼の腰に足を絡めた。

「やだ……離れないで」

 顔を手のひらで撫でられ、宥めるようにキスを落とされた。だけど私は慎悟の胸にぎゅうとしがみついてやった。
 ワガママなんて言わないで。折角一緒にいられるんだ。くっついていたいんだ。
 私のナカで再び硬度を持った彼の分身が再度動き始める。腰を掴まれると最奥を突かれ、自分が慎悟の中の獣を目覚めさせてしまったことに気がついた。

 気づいた時にはもう遅い。私の為を思って理性を抑えてくれていた慎悟の本能を目覚めさせたからには、彼が満足するまで付き合うしか無いのだ。
 だんだん擦られるとじんじん痺れるようになり、痛みや圧迫感から出る声ではない、私は色を含んだ嬌声を上げるようになった。

 こうして私は、一晩中彼の熱を感じていたのだ。
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