攻略対象の影薄い姉になったけど、モブってなにしたらいいの?

スズキアカネ

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番外編

攻略対象の風紀副委員長に拾われたけど、柴犬ってなにしたらいいの?【前編】

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※柴犬…人間で言う3歳程の知能。
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 子犬である私は母犬とはぐれて、街をうろついていた。空腹に疲労に寒さのトリプルコンボで私は衰弱しきっていた。歩きまわって疲れ切った私はとある家の軒下で雨宿りをしていたのだが、そこで油断して眠っていた。ここ最近安心して眠ることが出来なかったので、やっと寝付けた私は爆睡していた。
 起きると何故か、イケメンによってお風呂に入れられていたのだ。

「あ、起きたか?」
「キャワッ!?」

 お風呂に入れられていたこととは別に、もう一つ驚いたことがあった。私の記憶の中に残っている“乙女ゲーム”の存在を思い出したのだ。…この人、攻略対象の風紀副委員長・橘亮介じゃない?
 私は慌ててお風呂から飛び出そうとしたが、私はまだまだ子犬だ。その上お腹が空いて力が出ない…お風呂から逃げ出す前に風紀副委員長に簡単に捕獲されてしまった。

「体が冷えていたからな。しっかり温まらないと風邪引くぞ」
「キャワッ、キャインッ」
「暴れるな。お前野良か? まだ生まれて間もないよな?」

 温かいお湯の中で体をくまなく洗われた。どこ触ってんのエッチ! 馬鹿!
 衰弱していた私は大して抵抗できずに、そのまま身体をきれいに洗われ、ドライヤーで乾かされると、座布団の上にタオルを敷いたその上に寝かされた。

「人間の食べ物は駄目と聞くし…牛乳じゃ駄目よね…生肉はどうかしら…焼いたほうがいい?」
「冷ました薄いおかゆはどうだ? 急に食べさせると良くないって言うだろ?」

 この人達は風紀副委員長の家族なのだろうか。おばあちゃんらしき婦人と、風紀副委員長によく似たメガネの男性…お兄さんかな。
 私は洗われた身体が気持ち悪くて、タオルに身体をこすりつけた。なんだか穴が掘りたくなってきたぞ。ガガガッとタオルを掘っていると、体が宙に浮いた。風紀副委員長に身体を持ち上げられたのだ。

「ひとまず動物病院に連れて行こうと思う。それと…もしかしたら飼い主が現れるかもしれないから、張り紙を貼っておこうか」
「…質の悪い転売屋がいるかもしれないから、警察や動物病院に情報提供だけにしておいたほうがいい。柴犬は巷で人気だろう」

 お兄さんが難しい顔をしてそんな事を言っていた。
 えっ私柴犬なの? じゃあしっぽクルンってなってるのかな?
 体をねじってしっぽを見ようと頑張ってみたけど、風紀副委員長に抱っこされてて見えない。しっぽが見たくてジタバタしていると、暴れるなって注意されちゃった。

 私はタオルに包まれてまるで生まれたての赤ちゃんのように運ばれた。多分寒いからそうしてくれたんだろうけど、通りすがりの人が変な目で風紀副委員長を見ているよ。それでいいの?
 訪れた動物病院では獣医さんにくまなくチェックされ、健康だとお墨付きをもらった。ついでに狂犬病予防接種された。注射されるとか聞いていない。とても痛かった。
 八つ当たりで風紀副委員長のお腹に頭突きしていると、周りがやかましくなってきた。私が頭突きを止めて後ろを確認すると、私と同じく診察にやってきた沢山の犬が群がっていた。それには風紀副委員長もとても戸惑っている。
 なにこれ、なんでこんなにワンちゃんが集まっているの? ワンちゃん達が好き好きって感情を向けてくるのは伝わってくるけど、風紀副委員長は犬に好かれる体質なの?

「あらぁ! とても可愛い柴ちゃんね!」

 そこに人間のお姉さんも寄ってきた。私はお姉さんを見上げてハッとした。
 攻略対象の1人である生徒会長の婚約者である、ライバル役の勅使河原陽子だったからだ。彼女は真っ赤なワンピースに、首元にはスカーフで決めている。彼女の足元には柴犬がお行儀よく待機しており、私をキラキラした目で見つめてきていた。
 
「抱っこしてもいいかしら?」
「あ、でも拾ったばかりで躾が全然出来ていないが…」
「そうなの!? こんなに可愛い子を捨てる不届き者がいるのね!」

 お姉さん…陽子様に抱っこされた私は思った。私はなんで犬なんだろう。なぜ柴犬なんだろう。私はこのゲームの世界で柴犬としてどう生きたらいいのだろうか。
 このまま風紀副委員長が飼ってくれるのかな? だけど…柴犬ってなにしたらいいの? 

「…もしも困っているのなら、私が引き取るわ。ウチのマロンちゃんもきっと仲良くしてくれるに違いないもの」
「あ、いや…本来の飼い主が現れるかもしれないから…悪いけど。気持ちだけありがたく受け取っておくよ」
「そう…」
「橘さーん、橘あやめちゃーん」

 お会計の精算が終わったのか、動物病院の受付の人から呼ばれた。
 ん? あやめ?
 
「あら、この子あやめちゃんっていうの?」
「ぱっと思い浮かんだ名前なんだ」
「いいじゃないの。素敵な名前をもらえてよかったわね、あやめちゃん」

 …ちょ、待てよ。それ…不良系攻略対象の地味なモブ姉の名前じゃない? 本人が聞いたら微妙な気持ちになるかもしれないよ? いや、ゲームではモブ姉と高校が違うし接点ないから知る機会がないかもしれないけど。
 ポチとかチビとかでいいよ? 別にそんな綺麗な名前じゃなくても…

「さて、帰るかあやめ。お前お腹すいてないか? ペットショップでなにかエサを買って帰るか」

 風紀副委員長に与えられた名前を呼ばれた瞬間、なんだか胸の中がじんわりほっこり温かくなった。
 …好きっ! なんか好きっ!

 私が風紀副委員長に飛びつくと、彼は驚いた様子でキャッチしてくれた。
 私は迷い犬として、警察や動物病院から情報掲示されていたが、当然のことながら野良出身の私を探す人間なぞおらず、そのまま橘家で飼われることになった。


 私の寝床は一階のリビングの片隅にあるケージ。最初は牢屋みたいだし、ここでひとりぼっちやだなぁと思っていたけど、直ぐ側にお祖父ちゃんお祖母ちゃんのお部屋があって、寝るまで一緒にいてくれるから寂しくない。
 ご主人である風紀副委員長も、お兄さんも、大人しいお母さんも私をかわいがってくれる。私は橘家のみんなが大好きになった。
 
 私は基本的に一度寝たら朝まで起きない。
 だけどその日はお昼寝をしすぎたせいで寝付きが悪かった。ウトウト微睡んでいると、玄関に人の出入りがあったのが聞こえた。パチッと目を開けて顔を上げると、リビングに人影があった。

「……起こしてしまったか」
 
 …パパ上のお帰りだ…
 ご主人やお兄さんによく似たパパ上…だけど妙に圧力があって、私はパパ上の事が怖いと感じている。…別にいじめられているわけではないが、威圧感が半端ない…

「…お前はいいな」

 ケージの扉を開けて、パパ上が私を掬い上げた。抱っこされてナデナデされている間私は大人しくしていた。
 そういえばパパ上がご主人と話しているところをあまり見ない。それだけじゃない。ご主人はお母さんともギクシャクしている。お兄さんも当初そうだったけれど、最近は私を挟んでの会話が増えた気がする…
 なにがあったんだ橘家。

 撫でられていると…なんだか眠くなってきたぞ…私はパパ上にナデナデされながらそのまま寝入ったのだった。


「あやめー!? どこ行ったー!?」

 翌朝、私はご主人の声で目覚めた。目覚めるとそこはいつものケージではない。フカフカ……これはベッドだな。はて、なぜ私はここで眠っているのだろうか…布団からはパパ上の匂いがするけど、パパ上はどこにもいないぞ。まさか私をぬいぐるみのように愛でながら昨晩は寝たの…? 衝撃なんですけど。

 それはともかく、ご主人が私のことを捜しているので、安心させようと彼の前にシュバッと姿を見せると、捕まって怒られた。脱走犯という冤罪を被せられたのだ。
 違うよご主人、犯人はパパ上だよ! パパ上が誘拐したの! ほら見て、私の可憐なお手々じゃ、ケージの扉は開けられないのよ!
 そう訴えてみたけど、私は柴犬だ。キャンキャンと吠えるしか出来ない。罰としてその日のおやつは抜きになってしまった…柴犬虐待だわ!


■□■


「あやめちゃん、今日はちょっと遠出しようか」
 
 どこいくのお祖父ちゃん! 行く行く! いつもと違う場所に行きたい!
 私は毎日朝・夕にお散歩に行く。ご主人が行ける時はご主人がお散歩に連れて行ってくれるけど、お祖父ちゃんが散歩に連れて行ってくれることもある。今日みたいにご主人が学校で部活のある日は。
 ご主人の通う高校に近づくと、乙女ゲームの画面で見たことのある校舎がそこにはあった。
 もう乙女ゲームの舞台は始まっているのかな? ご主人は高校3年生だからもうヒロインちゃんと出会っているのかな? 犬の姿じゃイベント鑑賞が出来ないのがとても残念だ。
 正門前に到着すると、ご主人の匂いがどこからか香ってきた。すると私は居ても立ってもいられずに、校内に突撃した。

「あっこら、あやめちゃん!」
 
 お祖父ちゃんの慌てる声が聞こえてきたけど、私はご主人に向かってまっしぐらであった。

 ご主人どこー? 
 匂いを辿りながら校内を捜していると、ふよっと身体が浮いた。

「こら、お前何処の仔だ? 学校に入ってきちゃ駄目だぞ」
「キャワンッ」
「…なんだお前、コロか…?」

 私を抱っこしたのは白衣を着たお兄さん。塩顔のイケメン顔…まさかこの人は最難関攻略対象の保健の先生じゃないか…? 
 ……何故か彼は私を見てとても感激している。目なんて潤んでいて今にも泣きそうだ。泣くほど柴犬が好きなのだろうか。
 …ところでコロってなに?

「あやめ!? なんで学校にいるんだ!?」

 知っているようで知らない人に抱っこされてチビりそうになっていた所に、捜していた人が現れたので私は暴れた。
 保健の先生(仮)の手が離れると私は地面に軽々と着地し、ご主人の元まで駆け寄った。ひょいと抱っこされて私はご満悦である。

「全くもう…すみません眞田先生。ウチで飼っている犬なんですけど、潜り込んできたみたいです」
「…なんだ、コロの生まれ変わりだと思ったのに…」
「コロ?」

 ご主人の胸にグリグリと頭を押し付けていると、保健の先生(確定)が残念そうな声を出していた。不思議に思ったのは私だけでは無く、ご主人もだ。
 眞田先生は大学生の頃まで柴犬を飼っていたそうで、亡くなった後しばらくペットロスに陥ったそうだ。
 話を聞いていて可哀想になったので、私は撫でてもいいよアピールをした。するとしつこく撫で回されたので、ちょっとだけ後悔した。
 私にはあやめという素敵な名前があるのに、保健の先生はいつも私をコロと呼ぶのだ。失礼しちゃうわ!

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