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断ち切れぬ想い
目覚めるとあなたがいた
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初めてあなたと出会った時、私はとても驚いた。この世にこんなに美しい男の子が存在するのかと、世界は広いんだなと思った。
最初から異彩を放っていたあなたは目立ちすぎていた。あなたはあそこにいてはいけない、特別な存在に思えて誰もが萎縮していた。
旧家のお坊ちゃまだとみんなが噂するから、貴族のように高慢ちきなのかと思ったけどそうじゃなかった。
あなたは変に気取ったところもなく、意地を張って折角の親切を突っぱねる可愛くない私にも親身になってくれた。指導するだけでなく、庇ってくれたし守ってくれた。たくさん数え切れないほど助けてくれた。
あなたは生まれた家の方針に従って、責任持って私の面倒を見てくれただけだと知っている。
だけど私はあなたのお陰で魔法の楽しさ素晴らしさに目覚めた。自分のこの力に自信を持ち、誇りを持てるようになったのよ。
私が自分の恋心に気づいたのは大分あとになってだけど、実際にはもっと前からあなたに恋をしていたのかもしれない。
素直になって、今度こそあなたに私のこの想いを伝えたい。
ルーカス、あなたを愛していると──
◆◇◆
沈んでいた意識が浮上し、ゆっくり目を開けると、見覚えのない天井が目に映った。
「リナリア!」
「……ルーカス?」
上から覗き込んできた彼は顔色が悪く、憔悴していた。
私の手を彼が握っていたようで、力を籠めて握られたのが伝わってきた。
ここはどこなんだろう、なんでルーカスがいるんだろうと一瞬考えて、すぐに思い出した。
私がハイドフェルト子爵に拉致されて乱暴されたことを。そして寸前のところでルーカスが私の大切な友達を引き連れて助けに来てくれたのだと。
「……フェリクスは…?」
私の声はかすれていた。
私はどのくらい眠っていたのだろう。あの後どうなったのだろう。気になることはたくさんあったけど、私が一番に心配したのは我が子のことだった。
私の喉がからからなことに気づいたルーカスはグラスに水を注ぐと、私を抱き起こして水を飲ませてくれた。
「フェリクスは僕の母と家の使用人が交代で面倒見てくれている、君のご両親には今からリナリアが目覚めたと連絡を飛ばす。すぐに来てくれるはずだ」
その説明に一旦はホッとするが、そこに彼女の名が含まれていないことに不安がぶり返す。
そうだ、彼女は拉致されかけた私を助けようとして殴られていた。無傷じゃ済まないはず。彼女は一体どうなったんだろう
「ウルスラさんは? ウルスラさん、私を守ろうとして殴られていたの」
「ウルスラさんは治療中だ。襲撃されたときに受けた怪我もだけど、もともと掛けられていた精神干渉の黒呪術の影響を受けているんだ。しばらくは専門の病院で入院して静養してもらってる」
ウルスラさんが事件に巻き込まれて瀕死状態に陥った際に、子爵らは自分たちに関する情報や記憶を思い出させないように、黒呪術を使わせて記憶操作させていた。
今回のことでそれが無効化して、一気に過去の記憶が蘇ったものだから、それをまともに受け止めてしまい、彼女はひどく精神衰弱してしまったのだという。現在は専門家の手が必要と判断されて手厚い治療を受けているそうだ。
ルーカスの説明に私は青ざめた。
私のせいでウルスラさんは大変なことになってしまったのだ。私がボーッとしていたせいで、ウルスラさんは過去の嫌な記憶を思い出すことになってしまった。
「拉致された当時、彼女は悲惨な目に遭っていた。加害者と再会したことで精神不安を起こして魔力暴走を起こしているんだ……面会許可が出たら一緒にお見舞いに行こう」
ルーカスに優しく諭すように言われた私は黙って頷くことしか出来なかった。
ウルスラさんや他の被害女性たちもあの屋敷内でひどい目に遭ってきたんだ
私のように誰かが助けに来てくれるわけでなく、助けが来ないことを絶望し、ただただ解放を願って、心を殺して耐えてきた。その気持ちを想像するだけで苦しい。
きっと体験した人にしかわからない苦しみがそこにあるはずだ。
まだまだ聞きたいことがあったけど、まずは食事と医師の診察を受けてくれとお願いされて、話は一旦そこで中断した。
私はクライネルト家の一室で手厚い看護を受けていた。
実家でも良かっただろうに、ルーカスがうちで看護するので預からせてくださいと頑なだったので、両親は仕方なくこちらに私の看護をおまかせしたそうだ。
魔法や魔術に関わることなら、魔力を持っていない自分たちより、クライネルト家のほうが詳しいし、守りも固くて安全だろうからと。
それを言ったのがお父さんだったから、私は驚いた。
私が意識を取り戻したと聞いてお見舞いに来てくれたお父さんは、以前のルーカスに対するギスギス感が鳴りを潜めて、どこか不器用だけど信用しているような雰囲気を醸し出していた。
彼らの間で何があったのだろうと疑問に思ったが、何も聞かずにそっとしておいた。
しばらくの間、クライネルト家でお世話になることとなり、クライネルト一家と使用人の皆さんにはたくさんお世話を焼かれている。
フェリクスもみんなに可愛がられており、思ったよりも元気だった。
ますます大きくなったフェリクスは動き回る範囲が増えて、周りの大人を振り回しているそうだ。
それに申し訳なくなり、親である私が責任持って面倒を見ようとするも、安静を命じられて何もさせてもらえない。
ルーカスの幼少期以上にわんぱくであると定評のあるフェリクスは、環境が変わってもなんら問題ないようで、日々すくすく育っている。
私のお見舞いに来てくれたフェリクスはまた体重が増えた。話せる単語も増えた。表情も豊かになった。子どもの成長とたくましさを目の当たりにした私は勇気をもらえた気がした。自分も早く回復せねばと身体を治すことに専念することにした。
そんなわけでベッドの上の住人として療養生活を送っていた私のもとへルーカスがなにかの書類の束を持ってきた。
手渡されたそれらにざっと目を通すと、それはハイドフェルト子爵に関係する事件の報告書の写しだった。
「例の連続魔術師女性失踪事件の犯人であるロート・ハイドフェルトの手先……僕たちが1年生だった時の前半期に実技教師だったあの男がこれまでの被害者を拉致するように誘導していたんだ。何もかも金のために」
あの教師に目を付けられたのは魔法魔術学校一般塔を卒業した平民の女生徒たち。
共通点はみんな優秀な成績を収めているということである。
…ちなみにそこに私は含まれていないと思う。複雑なことに。
だってあの先生は優秀な生徒だけを優遇していた。あの先生から見て落ちこぼれだった私は対象外だったに違いない。
だけど、子爵は私にずっと目を付け続けていた。私が動物たちと心を通わせている場面を見つけたときから、私の天賦の才能に執着していたようなのだ。
今回の件がきっかけとなり、ハイドフェルト子爵だけでなく、関わった多くの人間が逮捕された。
ハイドフェルトの過去の罪が浮き彫りとなり、屋敷の中で生存していた、兄嫁だった夫人は長年の監禁と黒呪術で精神干渉を何度も受けた影響で正気を失っていて幼児退行しているが、たまに正気を取り戻すと子爵の罪を暴露した。それによって子爵の両親と兄殺害、元いた使用人の殺害が明らかになった。
他にも行方不明とされた元少女たちも見つかった。彼女らは手下の男たちに下げ渡された後も物言わぬ従順なメイドとして、時に夜のお相手としてこき使われてきたようで、完全に精神が壊れてしまっているという。
どこからかその話を聞いてひどく心を痛めた大巫女アレキサンドラ様が行き場のない女性は自分が身元引受人になると宣言した。
大神殿の掃除婦として仕事を与え、大神殿の庇護下に入る。身の安全を保証してくれるというのだ。安全な場所で心穏やかに過ごせるならそれが一番だろう。
まだ調査と取り調べの段階だが、関わったもの全て裁判にかけられ、凶悪犯罪として罰が下されることは間違いない。
貴族の血筋とはいえ、ハイドフェルト子爵も例外ではないだろう。
もしもこれで子爵だけ罪を免れたら、流石にこの国のあり方を疑うよ、流石に。
最初から異彩を放っていたあなたは目立ちすぎていた。あなたはあそこにいてはいけない、特別な存在に思えて誰もが萎縮していた。
旧家のお坊ちゃまだとみんなが噂するから、貴族のように高慢ちきなのかと思ったけどそうじゃなかった。
あなたは変に気取ったところもなく、意地を張って折角の親切を突っぱねる可愛くない私にも親身になってくれた。指導するだけでなく、庇ってくれたし守ってくれた。たくさん数え切れないほど助けてくれた。
あなたは生まれた家の方針に従って、責任持って私の面倒を見てくれただけだと知っている。
だけど私はあなたのお陰で魔法の楽しさ素晴らしさに目覚めた。自分のこの力に自信を持ち、誇りを持てるようになったのよ。
私が自分の恋心に気づいたのは大分あとになってだけど、実際にはもっと前からあなたに恋をしていたのかもしれない。
素直になって、今度こそあなたに私のこの想いを伝えたい。
ルーカス、あなたを愛していると──
◆◇◆
沈んでいた意識が浮上し、ゆっくり目を開けると、見覚えのない天井が目に映った。
「リナリア!」
「……ルーカス?」
上から覗き込んできた彼は顔色が悪く、憔悴していた。
私の手を彼が握っていたようで、力を籠めて握られたのが伝わってきた。
ここはどこなんだろう、なんでルーカスがいるんだろうと一瞬考えて、すぐに思い出した。
私がハイドフェルト子爵に拉致されて乱暴されたことを。そして寸前のところでルーカスが私の大切な友達を引き連れて助けに来てくれたのだと。
「……フェリクスは…?」
私の声はかすれていた。
私はどのくらい眠っていたのだろう。あの後どうなったのだろう。気になることはたくさんあったけど、私が一番に心配したのは我が子のことだった。
私の喉がからからなことに気づいたルーカスはグラスに水を注ぐと、私を抱き起こして水を飲ませてくれた。
「フェリクスは僕の母と家の使用人が交代で面倒見てくれている、君のご両親には今からリナリアが目覚めたと連絡を飛ばす。すぐに来てくれるはずだ」
その説明に一旦はホッとするが、そこに彼女の名が含まれていないことに不安がぶり返す。
そうだ、彼女は拉致されかけた私を助けようとして殴られていた。無傷じゃ済まないはず。彼女は一体どうなったんだろう
「ウルスラさんは? ウルスラさん、私を守ろうとして殴られていたの」
「ウルスラさんは治療中だ。襲撃されたときに受けた怪我もだけど、もともと掛けられていた精神干渉の黒呪術の影響を受けているんだ。しばらくは専門の病院で入院して静養してもらってる」
ウルスラさんが事件に巻き込まれて瀕死状態に陥った際に、子爵らは自分たちに関する情報や記憶を思い出させないように、黒呪術を使わせて記憶操作させていた。
今回のことでそれが無効化して、一気に過去の記憶が蘇ったものだから、それをまともに受け止めてしまい、彼女はひどく精神衰弱してしまったのだという。現在は専門家の手が必要と判断されて手厚い治療を受けているそうだ。
ルーカスの説明に私は青ざめた。
私のせいでウルスラさんは大変なことになってしまったのだ。私がボーッとしていたせいで、ウルスラさんは過去の嫌な記憶を思い出すことになってしまった。
「拉致された当時、彼女は悲惨な目に遭っていた。加害者と再会したことで精神不安を起こして魔力暴走を起こしているんだ……面会許可が出たら一緒にお見舞いに行こう」
ルーカスに優しく諭すように言われた私は黙って頷くことしか出来なかった。
ウルスラさんや他の被害女性たちもあの屋敷内でひどい目に遭ってきたんだ
私のように誰かが助けに来てくれるわけでなく、助けが来ないことを絶望し、ただただ解放を願って、心を殺して耐えてきた。その気持ちを想像するだけで苦しい。
きっと体験した人にしかわからない苦しみがそこにあるはずだ。
まだまだ聞きたいことがあったけど、まずは食事と医師の診察を受けてくれとお願いされて、話は一旦そこで中断した。
私はクライネルト家の一室で手厚い看護を受けていた。
実家でも良かっただろうに、ルーカスがうちで看護するので預からせてくださいと頑なだったので、両親は仕方なくこちらに私の看護をおまかせしたそうだ。
魔法や魔術に関わることなら、魔力を持っていない自分たちより、クライネルト家のほうが詳しいし、守りも固くて安全だろうからと。
それを言ったのがお父さんだったから、私は驚いた。
私が意識を取り戻したと聞いてお見舞いに来てくれたお父さんは、以前のルーカスに対するギスギス感が鳴りを潜めて、どこか不器用だけど信用しているような雰囲気を醸し出していた。
彼らの間で何があったのだろうと疑問に思ったが、何も聞かずにそっとしておいた。
しばらくの間、クライネルト家でお世話になることとなり、クライネルト一家と使用人の皆さんにはたくさんお世話を焼かれている。
フェリクスもみんなに可愛がられており、思ったよりも元気だった。
ますます大きくなったフェリクスは動き回る範囲が増えて、周りの大人を振り回しているそうだ。
それに申し訳なくなり、親である私が責任持って面倒を見ようとするも、安静を命じられて何もさせてもらえない。
ルーカスの幼少期以上にわんぱくであると定評のあるフェリクスは、環境が変わってもなんら問題ないようで、日々すくすく育っている。
私のお見舞いに来てくれたフェリクスはまた体重が増えた。話せる単語も増えた。表情も豊かになった。子どもの成長とたくましさを目の当たりにした私は勇気をもらえた気がした。自分も早く回復せねばと身体を治すことに専念することにした。
そんなわけでベッドの上の住人として療養生活を送っていた私のもとへルーカスがなにかの書類の束を持ってきた。
手渡されたそれらにざっと目を通すと、それはハイドフェルト子爵に関係する事件の報告書の写しだった。
「例の連続魔術師女性失踪事件の犯人であるロート・ハイドフェルトの手先……僕たちが1年生だった時の前半期に実技教師だったあの男がこれまでの被害者を拉致するように誘導していたんだ。何もかも金のために」
あの教師に目を付けられたのは魔法魔術学校一般塔を卒業した平民の女生徒たち。
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…ちなみにそこに私は含まれていないと思う。複雑なことに。
だってあの先生は優秀な生徒だけを優遇していた。あの先生から見て落ちこぼれだった私は対象外だったに違いない。
だけど、子爵は私にずっと目を付け続けていた。私が動物たちと心を通わせている場面を見つけたときから、私の天賦の才能に執着していたようなのだ。
今回の件がきっかけとなり、ハイドフェルト子爵だけでなく、関わった多くの人間が逮捕された。
ハイドフェルトの過去の罪が浮き彫りとなり、屋敷の中で生存していた、兄嫁だった夫人は長年の監禁と黒呪術で精神干渉を何度も受けた影響で正気を失っていて幼児退行しているが、たまに正気を取り戻すと子爵の罪を暴露した。それによって子爵の両親と兄殺害、元いた使用人の殺害が明らかになった。
他にも行方不明とされた元少女たちも見つかった。彼女らは手下の男たちに下げ渡された後も物言わぬ従順なメイドとして、時に夜のお相手としてこき使われてきたようで、完全に精神が壊れてしまっているという。
どこからかその話を聞いてひどく心を痛めた大巫女アレキサンドラ様が行き場のない女性は自分が身元引受人になると宣言した。
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まだ調査と取り調べの段階だが、関わったもの全て裁判にかけられ、凶悪犯罪として罰が下されることは間違いない。
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