ツリーハウス

きゅっとしてドカーン

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6番

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私はまた夢を見ていた。
前回と同じく真っ白い世界にところどころ黒い部分がある。そして前回と同じく考えているとそのまま目が覚めた。
時刻は9時30分、遅刻だ。前回はたまたま1番が起こしてくれたから間に合ったが今回は誰も起こしてはくれなかった。私は慌てて教室に向かうために廊下に出ると同様に慌てて部屋から出てきた人物がいた、6番だった。教室に向かいながら遅れた理由を聞くと6番は花が好きらしく自室で育ててる花を愛でていたら遅刻したらしい。2人が教室に着いた頃には既に授業は始まっていた。マアに注意をされその後授業を受けた。全ての授業が終わり掃除が始まった。授業に遅れた罰としてマアが育てている花壇の手伝いを命じられた。7番は気を落としたが6番は花を育てれるので喜んでいた。それを見ながらマアは声を出した。
「そんなに喜んでくれると鼻も喜びそうだね。私は用意を自室に置いてくるから先にいてください」と言われたので6番と7番は先に花壇に向かうことにした。6番はよほど嬉しかったのか7番に「7番はやく~」と急かすほどだった。それを見た7番は大きな声で言った。
「そんなに急いだら階段で転ぶよ!」
そう叫んだ瞬間案の定6番は階段で転んだ。6番はそれを気にしないかのように外に出る扉に向かっていった。その時の6番は「階段で踏み外したら降り直す」ルールを忘れていた。そのまま6番は外に出てしまった。その後すぐに7番が外に出たがそこには6番の姿はなかった。その事実に7番が唖然としていると中からカーンカーンと音が聞こえた。戻ってみると2階の時計だった。その音を聞いたマアは慌てて2階に降りみんなを2回に集めた。
みんな集まったことを確認するとマアは声を出した。
「先程6番がルールを破り外に出てしまいました。みなさんも気をつけてください」
とマアは言いその後みんなは返事をし掃除に戻った。が、7番だけは返事をしなかった。仲間が1人消えたのに注意喚起だけで終わりそしてずっと暮らしてきたであろう仲間たちは悲しみもせず動揺もしなかったことに7番は戸惑いを隠せずにいた。
その後7番はマアに質問をした。
「なぜ仲間1人消えてあの程度の注意喚起で済ませたんですか?」
と少し口調を強め質問した。それに対してマアは答えた。
「その程度だからです」
その答えに7番はここがどれだけ異常なのかを再認識した。
7番が戸惑いを隠せずにいるまま就寝時間が来た。自室にいると7番は少し落ち着き1番と6番が消えたことに違いを見つけた。それはいたという証拠が残っているということと時計がなったということだ。時計は誰も起きていない時間になったと考えればいいが記憶が残っているということは確実に違う。この違いを考えている間に7番は眠りについた
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