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三章
お買い物デート④
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ものの十分もしない内に私はコロネとサンドイッチを食べ終えてしまった。食後のコーヒーにミルクと砂糖を入れ、ティースプーンでかき混ぜていると、目の前に座っていた彼女がくすくすと笑い始めた。
「どうしたんですか?」
怪訝に思って訊ねると、
「あ、すみません。ただ、余程お腹が空いていたんだなと思いまして」
「えっ?」
そう言われて彼女のプレートを見ると、まだほとんど原型を残したサンドイッチと半分ほど食べられたチョココロネが置かれていた。どうやら彼女に比べ、私の食べるスピードは随分と速かったらしい。そういえば食事中、彼女と会話をした記憶がなかった。
「あっ、ご、ごめんなさい」
急に恥ずかしくなって、私は反射的に謝った。それを誤魔化すようにして、私は慌ててコーヒーに口を付けたが、それはまだ十分に熱を持っていたために、
「熱っ」
と言ってカップから口を離す羽目になった。
「ふふっ」
そしてまた彼女に笑われた。
私は口にお手拭きを当てる。今日はこんなことばかりだ。
「み、美鈴さんは意地悪です」
私は、彼女を軽く睨め上げながら言った。
「え?」
「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃないですか」
少し口を尖らせてそう言うと、
彼女はキョトンと目を丸くした後に、
「ふふっ」
また笑った。
「で、ですから、笑わないでください」
「すみません。なんだかさよさんが妹みたいに見えて、つい」
「い、妹……ですか?」
「ええ。私、下に小学生の妹がいるんですけど、さよさんがあの子に少し似ているな、と思いまして」
「はあ……」
初耳だった。彼女には妹がいるらしい。
そういえば彼女の家族構成について私は何も知らないなと、この時になって初めてそのことに気が付いた。
いや、待て。それよりも―――
小学生の妹?
「わ、私は、中学生ですよ。そこまで小さくありません」
小学生という単語に反論した。私が先ほどよりも少し強く睨みつけると、彼女は慌てて胸の前で両手を振った。
「あ、いえいえ、そういう意味ではなくてですね、雰囲気と言いますか、佇まいと言いますか……そういったものが少し似ていると思っただけで、決してさよさんのことを小さいとか言ったわけではありませんから、誤解しないでくださいね」
彼女の目がおろおろと泳いでいる。
そんな彼女を見ながら、私はため息を吐いた。
「まあ、いいです。今回だけは許してあげます」
これ以上のやり取りは不毛だと思ったので私は引き下がった。
彼女はほっと胸を撫でおろして、残りのサンドイッチを頬張り始めた。
私はコーヒーカップを手に取り、二、三度水面に息を吹きかけてから口に運んだ。
瞬間、コーヒー独特の苦みが口全体に広がったが、数秒後には、優しい香りが鼻を通して外に抜けていった。
それを何回か繰り返してから、私は自分の胸に手を当てた。
口では怒った風なことを言っておきながら、心は何故かとても穏やかだった。いや、むしろ私は先ほどの状況を楽しんですらいたようだった。
以前の私ならば、あのような生産性皆無の会話などは、絶対にしなかっただろう。
そもそも自分のことを馬鹿にされてもなんとも思わないし、ましてや言い返すことなんてこれまでに一度もなかった。そんなことをしても意味などないし、余計に自分を惨めにするだけだと思っていたから。
しかし世の中には、どうやらそうでもない場合もあるらしい。
彼女と話していると、私は楽しい。
会話の内容がどうあれ、彼女と言葉を交わしていると、私の心は春の陽気に照らされたみたいに暖かくなっていく。柔らかいシャワーをかけられたみたいに、私の心は潤っていく。
それは恐らく彼女の人柄や人間性があってこそなのだろうが、他人と言葉を交わし良好なコミュニケーションを取ることは、私が思っているほど難しいことではないのかもしれない。
本当に、彼女からは色々なことを教えられる……。
彼女と出逢えてよかった。彼女と友達になれてよかった。
私はこの時、心からそう思えた。
「…………」
彼女ならば、いいかも知れない。
コーヒーの香りと共に、私は、ほうと息を吐きながらそう思った。
話してもいいかもしれない。私と兄のことを―――
何故だか自然とそう思えた。
ことりとカップをプレートの上に置く。
下唇を軽く噛んだ。
「美鈴さん」
私は背筋を伸ばして、彼女と向き合った。
「お話があります」
真正面から彼女を見つめた。
彼女は、ちょうどサンドイッチの最後の欠片を口に放り込んだところだったが、私の真剣な表情を見ると、急いでそれを飲み込み居住まいを正した。
「実は―――……」
そして、私は全てを彼女に話した。
兄がイジメられていたこと。謂れのない噂を立てられ、誹謗中傷を受けたこと。それが原因で両親が兄を殺そうとしたこと。しかし失敗して彼らが家を出て行ってしまったこと。そんな家から逃げ、私たちが今の神社で暮らし始めたこと。そして現在も、まだ兄は学校へ通えていないこと、などなど……。
全てを打ち明けた。
受け入れてもらえるか、という不安もあったが、その一方でもうどうにでもなれという気持ちもあった。
彼女にこれ以上隠し事をしているのは胸が痛んだし、それに私自身、どうするのが最適なのかもうわからなくなっていた。
話し終えた時、私の喉はカラカラになっており、膝の上で握りしめていた拳は汗でびしょびしょに濡れていた。
喉を潤すため、残っていたコーヒーを一気に飲み干したが、それはもう十分過ぎるほどに冷たくなっていた。
……静寂が張り付いた。
私は彼女の顔を見ることができなかった。ひたすらローファーのつま先だけを凝視し、彼女が口を開くのを待った。
先ほどは心地よいと思えた店の静けさが、今はとても窮屈なものに感じた。
……そして、どれくらい経った頃だろうか。
彼女がすうと息を吸い込む気配を感じた。
私は目を閉じ、覚悟を決めた。
同情か、もしくは軽蔑か。
どんな言葉を掛けられたとしても、私はそれを受け止めるつもりでいた。それが、兄に断りもなく過去を暴露してしまった私の責任だと思った。
しかし彼女が放った言葉は、私のいずれの予想とも、まるで別方向のものだった。
「知っていましたよ」
「…………へっ?」
その言葉に、私は一瞬、思考が追い付かなかった。反応が遅れ、さらには素っ頓狂な声が漏れた。
顔を上げると、小さな口元に柔らかい笑みを浮かべた彼女が、優しい目で私を見つめていた。
「さよさんとお兄さんのこと、私は知っていました」
念押しするように、彼女がもう一度言った。
「え……えっと……それは、その、どういう……」
まるで予測していなかった展開に、私は上手く言葉を紡げなかった。
「実は、お兄さんの方から聞いていたんです」
「兄から?」
「はい。この間出掛けた際に、このお店で……」
この間、というと兄が彼女と一緒に買い物に出かけたというあの日のことだろうか。
あの日、兄が彼女に打ち明けていた? この店で?
私は無意識に、右手で頭のリボンを触っていた。
あれほど人間不信になり、誰とも接触しようとせず、自分の部屋に引き籠っていた兄が、自らあの過去を告白したというのだろうか。
まさか、そんなこと―――
にわかには信じ難かった。
しかし、彼女相手にならば、あり得る話かもしれないとも思った。
彼女を前にした時の兄は違う。
表情は弛緩し、身体の緊張はほぐれ、驚くほどに無防備になっている。
それは恐らく、兄が彼女のことを信頼しているという何よりの証なのだろう。
兄は彼女のことを誰よりも信用している。それも理屈ではなく、恐らくは本能的な部分から。
彼女のことを信頼し、そして―――
愛している。
彼女の方も同じ気持ちだろう。
「……はは」
不意に笑いが込み上げてきた。
先ほどまであれほど緊張していた自分が、なんだか馬鹿らしく思えてきた。
肩の力が抜け、私は椅子の背もたれに寄りかかった。ため息を吐き、私は目を閉じた。
堅く固めていた方向性の違う覚悟が、波にさらわれた砂山のように脆く崩れ去っていくのがわかった。
本当に、今日の自分は何をやっているのだろうか。
胸の内で静かに自嘲した。
まさに余計な心配とお節介というものだったのだ。兄と彼女は、とうの昔に信頼関係を構築していた。
私たちの過去を知っても、彼女は変わらずに接してくれていたのだ。
私だけが一歩踏み出せずにいた。
複雑な気持ちだったが、黒い感情はなかった。むしろ安堵の気持ちでいっぱいだった。
彼女が私たちを受け入れてくれたこと。兄が変わってきたこと。そして私自身も変わりつつあること。
本当に、彼女には感謝してもしきれない。
私はゆっくりと瞼を上げる。
彼女と視線がぶつかった。
「美鈴さん」
「はい」
「ありがとうございます」
「……はい」
感謝の言葉の理由を、彼女は特に問わなかった。それが彼女なりの優しさなのだろう。
「兄のこと、よろしくお願いしますね」
その言葉に、特に深い意味はなかった。ただ、これからも兄と仲良くしてほしいという気持ちから出た言葉だった。
しかし彼女は、どうやらそれを違う意味で捉えたようで、
「……ふぇ⁉」
と可笑しな声を出して、顔を真っ赤にしてしまった。
あたふたとする彼女を見て、私は訂正しようかと口を開きかけたが、まあいいかと思って何も言わなかった。それで構わないと思った。
頬を赤くしてコーヒーをごくごくと飲む彼女を、私は可愛らしいと思った。
「どうしたんですか?」
怪訝に思って訊ねると、
「あ、すみません。ただ、余程お腹が空いていたんだなと思いまして」
「えっ?」
そう言われて彼女のプレートを見ると、まだほとんど原型を残したサンドイッチと半分ほど食べられたチョココロネが置かれていた。どうやら彼女に比べ、私の食べるスピードは随分と速かったらしい。そういえば食事中、彼女と会話をした記憶がなかった。
「あっ、ご、ごめんなさい」
急に恥ずかしくなって、私は反射的に謝った。それを誤魔化すようにして、私は慌ててコーヒーに口を付けたが、それはまだ十分に熱を持っていたために、
「熱っ」
と言ってカップから口を離す羽目になった。
「ふふっ」
そしてまた彼女に笑われた。
私は口にお手拭きを当てる。今日はこんなことばかりだ。
「み、美鈴さんは意地悪です」
私は、彼女を軽く睨め上げながら言った。
「え?」
「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃないですか」
少し口を尖らせてそう言うと、
彼女はキョトンと目を丸くした後に、
「ふふっ」
また笑った。
「で、ですから、笑わないでください」
「すみません。なんだかさよさんが妹みたいに見えて、つい」
「い、妹……ですか?」
「ええ。私、下に小学生の妹がいるんですけど、さよさんがあの子に少し似ているな、と思いまして」
「はあ……」
初耳だった。彼女には妹がいるらしい。
そういえば彼女の家族構成について私は何も知らないなと、この時になって初めてそのことに気が付いた。
いや、待て。それよりも―――
小学生の妹?
「わ、私は、中学生ですよ。そこまで小さくありません」
小学生という単語に反論した。私が先ほどよりも少し強く睨みつけると、彼女は慌てて胸の前で両手を振った。
「あ、いえいえ、そういう意味ではなくてですね、雰囲気と言いますか、佇まいと言いますか……そういったものが少し似ていると思っただけで、決してさよさんのことを小さいとか言ったわけではありませんから、誤解しないでくださいね」
彼女の目がおろおろと泳いでいる。
そんな彼女を見ながら、私はため息を吐いた。
「まあ、いいです。今回だけは許してあげます」
これ以上のやり取りは不毛だと思ったので私は引き下がった。
彼女はほっと胸を撫でおろして、残りのサンドイッチを頬張り始めた。
私はコーヒーカップを手に取り、二、三度水面に息を吹きかけてから口に運んだ。
瞬間、コーヒー独特の苦みが口全体に広がったが、数秒後には、優しい香りが鼻を通して外に抜けていった。
それを何回か繰り返してから、私は自分の胸に手を当てた。
口では怒った風なことを言っておきながら、心は何故かとても穏やかだった。いや、むしろ私は先ほどの状況を楽しんですらいたようだった。
以前の私ならば、あのような生産性皆無の会話などは、絶対にしなかっただろう。
そもそも自分のことを馬鹿にされてもなんとも思わないし、ましてや言い返すことなんてこれまでに一度もなかった。そんなことをしても意味などないし、余計に自分を惨めにするだけだと思っていたから。
しかし世の中には、どうやらそうでもない場合もあるらしい。
彼女と話していると、私は楽しい。
会話の内容がどうあれ、彼女と言葉を交わしていると、私の心は春の陽気に照らされたみたいに暖かくなっていく。柔らかいシャワーをかけられたみたいに、私の心は潤っていく。
それは恐らく彼女の人柄や人間性があってこそなのだろうが、他人と言葉を交わし良好なコミュニケーションを取ることは、私が思っているほど難しいことではないのかもしれない。
本当に、彼女からは色々なことを教えられる……。
彼女と出逢えてよかった。彼女と友達になれてよかった。
私はこの時、心からそう思えた。
「…………」
彼女ならば、いいかも知れない。
コーヒーの香りと共に、私は、ほうと息を吐きながらそう思った。
話してもいいかもしれない。私と兄のことを―――
何故だか自然とそう思えた。
ことりとカップをプレートの上に置く。
下唇を軽く噛んだ。
「美鈴さん」
私は背筋を伸ばして、彼女と向き合った。
「お話があります」
真正面から彼女を見つめた。
彼女は、ちょうどサンドイッチの最後の欠片を口に放り込んだところだったが、私の真剣な表情を見ると、急いでそれを飲み込み居住まいを正した。
「実は―――……」
そして、私は全てを彼女に話した。
兄がイジメられていたこと。謂れのない噂を立てられ、誹謗中傷を受けたこと。それが原因で両親が兄を殺そうとしたこと。しかし失敗して彼らが家を出て行ってしまったこと。そんな家から逃げ、私たちが今の神社で暮らし始めたこと。そして現在も、まだ兄は学校へ通えていないこと、などなど……。
全てを打ち明けた。
受け入れてもらえるか、という不安もあったが、その一方でもうどうにでもなれという気持ちもあった。
彼女にこれ以上隠し事をしているのは胸が痛んだし、それに私自身、どうするのが最適なのかもうわからなくなっていた。
話し終えた時、私の喉はカラカラになっており、膝の上で握りしめていた拳は汗でびしょびしょに濡れていた。
喉を潤すため、残っていたコーヒーを一気に飲み干したが、それはもう十分過ぎるほどに冷たくなっていた。
……静寂が張り付いた。
私は彼女の顔を見ることができなかった。ひたすらローファーのつま先だけを凝視し、彼女が口を開くのを待った。
先ほどは心地よいと思えた店の静けさが、今はとても窮屈なものに感じた。
……そして、どれくらい経った頃だろうか。
彼女がすうと息を吸い込む気配を感じた。
私は目を閉じ、覚悟を決めた。
同情か、もしくは軽蔑か。
どんな言葉を掛けられたとしても、私はそれを受け止めるつもりでいた。それが、兄に断りもなく過去を暴露してしまった私の責任だと思った。
しかし彼女が放った言葉は、私のいずれの予想とも、まるで別方向のものだった。
「知っていましたよ」
「…………へっ?」
その言葉に、私は一瞬、思考が追い付かなかった。反応が遅れ、さらには素っ頓狂な声が漏れた。
顔を上げると、小さな口元に柔らかい笑みを浮かべた彼女が、優しい目で私を見つめていた。
「さよさんとお兄さんのこと、私は知っていました」
念押しするように、彼女がもう一度言った。
「え……えっと……それは、その、どういう……」
まるで予測していなかった展開に、私は上手く言葉を紡げなかった。
「実は、お兄さんの方から聞いていたんです」
「兄から?」
「はい。この間出掛けた際に、このお店で……」
この間、というと兄が彼女と一緒に買い物に出かけたというあの日のことだろうか。
あの日、兄が彼女に打ち明けていた? この店で?
私は無意識に、右手で頭のリボンを触っていた。
あれほど人間不信になり、誰とも接触しようとせず、自分の部屋に引き籠っていた兄が、自らあの過去を告白したというのだろうか。
まさか、そんなこと―――
にわかには信じ難かった。
しかし、彼女相手にならば、あり得る話かもしれないとも思った。
彼女を前にした時の兄は違う。
表情は弛緩し、身体の緊張はほぐれ、驚くほどに無防備になっている。
それは恐らく、兄が彼女のことを信頼しているという何よりの証なのだろう。
兄は彼女のことを誰よりも信用している。それも理屈ではなく、恐らくは本能的な部分から。
彼女のことを信頼し、そして―――
愛している。
彼女の方も同じ気持ちだろう。
「……はは」
不意に笑いが込み上げてきた。
先ほどまであれほど緊張していた自分が、なんだか馬鹿らしく思えてきた。
肩の力が抜け、私は椅子の背もたれに寄りかかった。ため息を吐き、私は目を閉じた。
堅く固めていた方向性の違う覚悟が、波にさらわれた砂山のように脆く崩れ去っていくのがわかった。
本当に、今日の自分は何をやっているのだろうか。
胸の内で静かに自嘲した。
まさに余計な心配とお節介というものだったのだ。兄と彼女は、とうの昔に信頼関係を構築していた。
私たちの過去を知っても、彼女は変わらずに接してくれていたのだ。
私だけが一歩踏み出せずにいた。
複雑な気持ちだったが、黒い感情はなかった。むしろ安堵の気持ちでいっぱいだった。
彼女が私たちを受け入れてくれたこと。兄が変わってきたこと。そして私自身も変わりつつあること。
本当に、彼女には感謝してもしきれない。
私はゆっくりと瞼を上げる。
彼女と視線がぶつかった。
「美鈴さん」
「はい」
「ありがとうございます」
「……はい」
感謝の言葉の理由を、彼女は特に問わなかった。それが彼女なりの優しさなのだろう。
「兄のこと、よろしくお願いしますね」
その言葉に、特に深い意味はなかった。ただ、これからも兄と仲良くしてほしいという気持ちから出た言葉だった。
しかし彼女は、どうやらそれを違う意味で捉えたようで、
「……ふぇ⁉」
と可笑しな声を出して、顔を真っ赤にしてしまった。
あたふたとする彼女を見て、私は訂正しようかと口を開きかけたが、まあいいかと思って何も言わなかった。それで構わないと思った。
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