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すれ違う思い⑧
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お昼休みが終わり、まさに怒涛の午後が始まる。
クリスマスの売り出し(セール)を経験するのが初めての私には、信じられない光景だった。
人気商品はオープンして1時間で完売し、その後はひたすら謝罪。
「申し訳ございません。完売致しました」
呼び止められる度、この謝罪を口にする。
人気のある玩具は集中するので、一瞬にして消えていく。
が!謝罪しても許さないお客様はいらっしゃるわけで…
「チラシに書いてあるのに、置いてないなんておかしい!」
「本当は倉庫にあるんでしょう!さっさと出しなさいよ!」
等々…。
まぁ……お母様方が目くじら立てて怒鳴り散らす。
そんな中、店内の廊下に謎の水たまりを発見。お客様のお子様のおもらしなんですよね…。
お客様が多い分、こういう作業も増える。
ゴミ袋とトイレットペーパー。除菌のウエットティッシュを抱えて店内清掃。
処理が終わったらゴミ捨てをして、手を洗ってダッシュで売り場に戻る。
そんな中、店内放送で『3F玩具売り場の方、3F玩具売り場の方。内線15番お願いします』
のアナウンス。
この時期にストック置き場に人気は無く、売り場か倉庫。
又は偶然、ストック置き場に商品を取りに戻る程度なのだ。
丁度、内線電話の近くに居たので電話を取ると、小さな男の子の声で
「〇〇ありますか?」
と、明らかに泣き声っぽく電話してくる。
「申し訳ございません。本日は完売いたしまして、明朝、本部より商品が届きます」
そう答えると
「どうしても無いの?」
と、これまた泣き声。
「ごめんなさい。明日の朝、入ります」
そう伝えた瞬間
『お母さ~ん、やっぱり明日の朝だって~!』
と叫ぶ、泣き声だった筈の少年の元気な声。
「あ!電話切ってから言いなさい!」
のお母さんの声と同時に、通話が切れる。
「ツーツーツー」
と、規則正しい電話が切られた音が響く。
「演技かよ!」
って突っ込んでいると
「柊、ボケっとしてる暇あるなら、そこの商品出しとけ!」
と森野さんの怒号が飛んでくる。
言われた商品を抱え、売り場へと走り商品の補充。
本当に目が回るとはこの事だと思った。そんな売り出しの洗礼を受けていると、やっと店内放送が蛍の光に…。
「終わった……」
ヨロヨロしながらストック置き場に戻ると、杉野チーフが
「お疲れ様~」
と、笑顔で迎えてくれる。
「疲れました~」
一日中、走り回った足は棒の様になっていた。
クリスマスの売り出し(セール)を経験するのが初めての私には、信じられない光景だった。
人気商品はオープンして1時間で完売し、その後はひたすら謝罪。
「申し訳ございません。完売致しました」
呼び止められる度、この謝罪を口にする。
人気のある玩具は集中するので、一瞬にして消えていく。
が!謝罪しても許さないお客様はいらっしゃるわけで…
「チラシに書いてあるのに、置いてないなんておかしい!」
「本当は倉庫にあるんでしょう!さっさと出しなさいよ!」
等々…。
まぁ……お母様方が目くじら立てて怒鳴り散らす。
そんな中、店内の廊下に謎の水たまりを発見。お客様のお子様のおもらしなんですよね…。
お客様が多い分、こういう作業も増える。
ゴミ袋とトイレットペーパー。除菌のウエットティッシュを抱えて店内清掃。
処理が終わったらゴミ捨てをして、手を洗ってダッシュで売り場に戻る。
そんな中、店内放送で『3F玩具売り場の方、3F玩具売り場の方。内線15番お願いします』
のアナウンス。
この時期にストック置き場に人気は無く、売り場か倉庫。
又は偶然、ストック置き場に商品を取りに戻る程度なのだ。
丁度、内線電話の近くに居たので電話を取ると、小さな男の子の声で
「〇〇ありますか?」
と、明らかに泣き声っぽく電話してくる。
「申し訳ございません。本日は完売いたしまして、明朝、本部より商品が届きます」
そう答えると
「どうしても無いの?」
と、これまた泣き声。
「ごめんなさい。明日の朝、入ります」
そう伝えた瞬間
『お母さ~ん、やっぱり明日の朝だって~!』
と叫ぶ、泣き声だった筈の少年の元気な声。
「あ!電話切ってから言いなさい!」
のお母さんの声と同時に、通話が切れる。
「ツーツーツー」
と、規則正しい電話が切られた音が響く。
「演技かよ!」
って突っ込んでいると
「柊、ボケっとしてる暇あるなら、そこの商品出しとけ!」
と森野さんの怒号が飛んでくる。
言われた商品を抱え、売り場へと走り商品の補充。
本当に目が回るとはこの事だと思った。そんな売り出しの洗礼を受けていると、やっと店内放送が蛍の光に…。
「終わった……」
ヨロヨロしながらストック置き場に戻ると、杉野チーフが
「お疲れ様~」
と、笑顔で迎えてくれる。
「疲れました~」
一日中、走り回った足は棒の様になっていた。
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