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すれ違う思い⑩
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「3F玩具売り場、荷 物上がります」
の森野さんの声が聞こえる。
声のすぐ後に、階段を駆け上る足音が近付いて来る。
一体、何往復してるんだろう?と思っていると
「森野、こっちは俺達が手伝うから、お前は取り敢えず荷物全部上げて!」
山岸さんの声に、「分かりました」と答える森野さんの声。
荷下ろし用のエレベーターが到着して、段ボールがどんどん売り場に積まれて行く。
「3F玩具売り場、最後の商品上げます」
の森野さんの声が聞こえて、お手伝いの人達もほっとした息を漏らす。
普段、一緒に作業しない人達と作業をしながら時間は過ぎていく。
開封防止のテープの音と、時々聞こえる会話。
売台へ商品を並べる音があちらこちらに聞こえる。
私は小間物のクリスマスツリーの飾りを箱から出し、売台のフックにひたすら掛ける作業をしていた。
玩具売り場と少し離れたツリーの特設会場で、黙々と作業を続ける。
「じゃあ、先に帰りますね~」
一段落着いたらしく、お手伝いの人達が一人、また一人と帰って行く。
私は品出しして空になったダンボールを潰しては、新しい箱を開けてひたすら商品を並べていた。
「柊さん、そろそろ終わらせるよ~」
杉野チーフの声が聞こえて
「は~い」
と返事したものの、動き出した手が止まらない。
「あと、これを出したら帰ります。先に帰っててください」
大きな段ボールに、畳んだ段ボールを差し込みながら答える。
「手伝おうか?」
心配して顔を見に来た杉野チーフに笑顔を向けて
「大丈夫です。あとこの二箱ですから」
そう答えて作業を再開した。
どの位の時間が過ぎただろう?
時計を見たら、10時を回っていた。
ツリー売り場の物は小間物が多く、段ボールの中にたくさん入っていたので時間が掛かってしまったみたいだった。
気付くと売り場には私一人で、辺りはシンっと静まり返っていた。
私は十分に補充された売り場を見て
「よし!ばっちり!!」
と独り言を言って空元気を出してみる。
でも、広い売り場で一人だと気付いたら急に心細くなった。
潰した段ボールをまとめた箱をズルズルとストック置き場へと移動させる。
一人だと気付いた瞬間、段ボールがやけに重く感じた。
すると
「やっと終わったか?」
引き摺ってた段ボールが軽くなり、森野さんが段ボールを片付けてくれている。
「え?森野さん?何でいるんですか?」
驚いて尋ねると
「『女の子一人にしたら危ないでしょう!』って杉野チーフに言われたからな」
杉野チーフの口調をまねて森野さんが答えた。
の森野さんの声が聞こえる。
声のすぐ後に、階段を駆け上る足音が近付いて来る。
一体、何往復してるんだろう?と思っていると
「森野、こっちは俺達が手伝うから、お前は取り敢えず荷物全部上げて!」
山岸さんの声に、「分かりました」と答える森野さんの声。
荷下ろし用のエレベーターが到着して、段ボールがどんどん売り場に積まれて行く。
「3F玩具売り場、最後の商品上げます」
の森野さんの声が聞こえて、お手伝いの人達もほっとした息を漏らす。
普段、一緒に作業しない人達と作業をしながら時間は過ぎていく。
開封防止のテープの音と、時々聞こえる会話。
売台へ商品を並べる音があちらこちらに聞こえる。
私は小間物のクリスマスツリーの飾りを箱から出し、売台のフックにひたすら掛ける作業をしていた。
玩具売り場と少し離れたツリーの特設会場で、黙々と作業を続ける。
「じゃあ、先に帰りますね~」
一段落着いたらしく、お手伝いの人達が一人、また一人と帰って行く。
私は品出しして空になったダンボールを潰しては、新しい箱を開けてひたすら商品を並べていた。
「柊さん、そろそろ終わらせるよ~」
杉野チーフの声が聞こえて
「は~い」
と返事したものの、動き出した手が止まらない。
「あと、これを出したら帰ります。先に帰っててください」
大きな段ボールに、畳んだ段ボールを差し込みながら答える。
「手伝おうか?」
心配して顔を見に来た杉野チーフに笑顔を向けて
「大丈夫です。あとこの二箱ですから」
そう答えて作業を再開した。
どの位の時間が過ぎただろう?
時計を見たら、10時を回っていた。
ツリー売り場の物は小間物が多く、段ボールの中にたくさん入っていたので時間が掛かってしまったみたいだった。
気付くと売り場には私一人で、辺りはシンっと静まり返っていた。
私は十分に補充された売り場を見て
「よし!ばっちり!!」
と独り言を言って空元気を出してみる。
でも、広い売り場で一人だと気付いたら急に心細くなった。
潰した段ボールをまとめた箱をズルズルとストック置き場へと移動させる。
一人だと気付いた瞬間、段ボールがやけに重く感じた。
すると
「やっと終わったか?」
引き摺ってた段ボールが軽くなり、森野さんが段ボールを片付けてくれている。
「え?森野さん?何でいるんですか?」
驚いて尋ねると
「『女の子一人にしたら危ないでしょう!』って杉野チーフに言われたからな」
杉野チーフの口調をまねて森野さんが答えた。
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