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18章
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賊の男から救出された後も、慌ただしい日々が続いた。
領地には国から騎士や役人が派遣されてきていた。アランたちの訴えにより、領主が領民の反乱によって捕らえられ、加えてその領主が何者かに攫われ行方不明になったという事態を受けて、さすがに国も動かないわけにはいかなかったのだろう。
貴族である自分を捕らえた罪で、領民たちは国の役人たちに厳しく詰問されていた。だが、自分の進言でそれを止めさせた。
彼らは隣国の人間――つまりあの賊の男にそそのかされて行動を起こしたに過ぎない。本当に攻めるべきは、自国の混乱を狙った隣国である。そう進言したのだ。
もちろん、自分に実際に手を上げてきた領民に思うところがないわけではない。しかし、ここで彼らを罰しても何の益もない。そのため、あえて下手に出ることにした。
領民たちは自分の進言に驚き、そして戸惑っていた。
加えて、役人たちの引き続きの調査で、自分が領民から税を多く取り立てていたのは、この国の防衛に関することと、ガラス工房の復興費に充てていたことが明らかにされていく。
その一連を経て領民たちはようやく、サイラスがどうして領民たちに重税を課していたのか理解したようだった。
もちろん、すべての者が自分の行動を全面的に受け入れたわけではないだろう。だが確実に、彼らの自分を見る目は変わった。以前のような不信感ではなく、領地の防衛や工房の復興について、前向きな意見を見せる者が増えてきていた。
そして、懸案であった隣国との戦争は、ひとまず回避された。
国は、捕らえた賊の男の身柄を無事に隣国へ引き渡すことを条件に、隣国に交渉を持ち掛けた。元々、この領地には国から派遣された騎士団が常駐することになったのもあり、隣国はその条件を思ったよりあっさりと受け入れたらしい。
すべてが解決したわけではないが、これにて領地はようやく未来への一歩を踏み出そうとしていた。
「いいのか、領民たちをお咎めなしでそのままにして」
アランの声が、執務室の静寂を破った。陽光が窓から差し込み、室内に長い影を落としている。サイラスは書類から顔を上げ、彼を見つめた。
「いいのだ」
サイラスは静かに答える。
「さすがに領民も今回の事件を経て、この地がどれだけ危うい立場であるか理解できただろう。……それに」
羽根ペンを机に置き、考えを整理するように一息つく。
「領民をここで罰すれば後まで禍根が残る。だが、ここで寛大な処置を取っておけば、彼らはその罪悪感から自分に従順になるだろう。長期的に見れば、これでいいのだ」
その政治的な判断に、アランは軽く肩を竦めた。
「まあ、お前がいいならいいけど」
サイラスは改めてアランの顔を見つめる。この男がいなければ、国への陳情も滞っていただろう。エドガーとの連携も、彼がいたからこそ成り立った。
「お前には感謝している」
珍しく率直な言葉に、アランは眉を上げた。
「自分を助けてくれたこと、またエドガーにも協力してくれたこと。改めて礼を言う」
「へぇ、珍しく素直じゃないか」
アランは面白そうに笑う。
「まあ、お前とはガラス工房の復興に向けて、これからも末永く商売する間柄だからな。ガラス工房ができれば、自分も長期的にかなり儲かる。だから助けたのさ」
そう言いながらも、その瞳には商売を超えた何かが宿っている。友情──とまでは言わないが、長年の付き合いから生まれた信頼関係がそこにはあった。
「それにしても」
アランがからかうような口調で続ける。
「お前が言ってた例の『助けてくれた男』ってのは、ずいぶんとお前にご執心な様子だな。お前が囚われたと聞いた時のあの狼狽と激高っぷりときたら、傍にいた自分も恐ろしいほどだったよ」
その指摘に、サイラスは顔を赤くして視線を逸らした。エドガーが自分のために見せた感情の激しさを思い出すと、胸の奥が甘く疼く。
「お前、そんな風に可愛く照れるような奴だったのか」
アランは声を上げて笑った。
「それを知っていたら、俺もお前を手放したりはしなかったのに」
冗談めかした言葉に、サイラスも軽い調子で返す。
「嘘をつけ。打算的なお前は私と利益がなければ付き合ったりしないだろうに」
「よくわかってるじゃないか」
アランは愉快そうに笑うと、突然表情を真剣なものに変えた。そして立ち上がり、サイラスの頭にそっと手を置く。
「……よかったな。幸せになれよ」
その不意打ちの優しさに、サイラスは息を呑んだ。いつもの軽薄な態度とは打って変わった、心からの祝福の言葉。
「アラン、お前──」
だが彼は既に手を振り、軽やかに執務室を出て行ってしまった。その背中には、いつもの飄々とした空気が戻っている。
サイラスは一人残され、頭に残る温もりにほんの少し複雑な気持ちになった。アランのらしくない気遣いが、妙にくすぐったい気持ちにさせる。
そんな時、アランと入れ替わるようにして扉を叩く音が響いた。このノックの音からして、恐らく執事が来たのだろう。
「入れ」
「失礼いたします。サイラス様、エドガー様がお見えになりました」
執事が恭しく頭を下げる。サイラスは口角をわずかに上げた。
「分かった。下がっていろ」
執事は何か言いたげな顔をするが、何も言わず去っていく。
彼はここ最近、自分の行動について理解を示すようになってきてはいた。それでもやはり、自分のこの「悪癖」にはいろいろと思うところがあるようだ。
それでも結局は何も言わずに去っていく執事の姿を見送りつつ、こいつも律儀な男だと思う。
「入れ」
サイラスが促すと、エドガーが部屋に入ってくる。
日に焼けた太い腕と、分厚い布地の向こうにも分かる逞しい胸板。普段は寡黙で無骨な騎士の顔をしているくせに、二人きりになり愛を囁く時には途端に甘やかに優しくなる顔。
ああ、彼が来てくれた。
待ちきれない気持ちが胸の奥で暴れそうになる。
「お呼びですか、サイラス様」
エドガーが礼儀正しく一礼する。
サイラスは、湧き上がる待ちきれない気持ちを抑え、優雅に切り出した。
「ああ、お前に伝えたいことがあってね」
見ていた書類を机の上に広げる。
「これは……?」
エドガーが尋ねる。
「これは国に申請する予定の騎士登録用の書類だ」
サイラスは説明を始めた。
「今までは辺境伯に私的な騎士を所有することを国は禁じていたが、さすがに今回の事件を受けて国も危機感を募らせたようでな。国に面倒な申請は必要だが、それを行えば正式に私も私兵──騎士を持つことが認められるようになった」
そして続けて、探るようにエドガーに視線をやる。
「さて、この書類には既に私のほうで必要な項目は全て書き終えている。後は騎士になりたい者の署名さえあればいいのだが……」
ちらりと、エドガーを見つめる。
「お前、私の騎士になる気はあるか?」
その質問を受けて、エドガーの顔が徐々に興奮に赤らんでいく。
「もちろんです!」
その返事にサイラスは満足し、ペンを差し出した。
「じゃあ、この場所にお前の名前を署名しろ」
エドガーは迷いなくそこに名前を書こうとする。その様子を見ていたサイラスは、ふと何かに気づいたように呟いた。
「……ああ、こうしてみれば」
だが、サイラスはその手をそっと握り、彼に囁いた。
「これではまるで、結婚の契約をするように見えないか」
エドガーはその言葉を受け、動揺するかと思ったが──意外に、ただ優しく微笑んだ。
「結婚の契約でも俺は、名前を書きますよ。貴方の傍にいられるなら、実のところ、その契約の名前がどんなものであっても構いませんので」
その返しは少し予想外で、サイラスは珍しく照れた様子で手を放す。
するとエドガーは、やはり躊躇いなく、そこに自分の名前を書き始めた。
領地には国から騎士や役人が派遣されてきていた。アランたちの訴えにより、領主が領民の反乱によって捕らえられ、加えてその領主が何者かに攫われ行方不明になったという事態を受けて、さすがに国も動かないわけにはいかなかったのだろう。
貴族である自分を捕らえた罪で、領民たちは国の役人たちに厳しく詰問されていた。だが、自分の進言でそれを止めさせた。
彼らは隣国の人間――つまりあの賊の男にそそのかされて行動を起こしたに過ぎない。本当に攻めるべきは、自国の混乱を狙った隣国である。そう進言したのだ。
もちろん、自分に実際に手を上げてきた領民に思うところがないわけではない。しかし、ここで彼らを罰しても何の益もない。そのため、あえて下手に出ることにした。
領民たちは自分の進言に驚き、そして戸惑っていた。
加えて、役人たちの引き続きの調査で、自分が領民から税を多く取り立てていたのは、この国の防衛に関することと、ガラス工房の復興費に充てていたことが明らかにされていく。
その一連を経て領民たちはようやく、サイラスがどうして領民たちに重税を課していたのか理解したようだった。
もちろん、すべての者が自分の行動を全面的に受け入れたわけではないだろう。だが確実に、彼らの自分を見る目は変わった。以前のような不信感ではなく、領地の防衛や工房の復興について、前向きな意見を見せる者が増えてきていた。
そして、懸案であった隣国との戦争は、ひとまず回避された。
国は、捕らえた賊の男の身柄を無事に隣国へ引き渡すことを条件に、隣国に交渉を持ち掛けた。元々、この領地には国から派遣された騎士団が常駐することになったのもあり、隣国はその条件を思ったよりあっさりと受け入れたらしい。
すべてが解決したわけではないが、これにて領地はようやく未来への一歩を踏み出そうとしていた。
「いいのか、領民たちをお咎めなしでそのままにして」
アランの声が、執務室の静寂を破った。陽光が窓から差し込み、室内に長い影を落としている。サイラスは書類から顔を上げ、彼を見つめた。
「いいのだ」
サイラスは静かに答える。
「さすがに領民も今回の事件を経て、この地がどれだけ危うい立場であるか理解できただろう。……それに」
羽根ペンを机に置き、考えを整理するように一息つく。
「領民をここで罰すれば後まで禍根が残る。だが、ここで寛大な処置を取っておけば、彼らはその罪悪感から自分に従順になるだろう。長期的に見れば、これでいいのだ」
その政治的な判断に、アランは軽く肩を竦めた。
「まあ、お前がいいならいいけど」
サイラスは改めてアランの顔を見つめる。この男がいなければ、国への陳情も滞っていただろう。エドガーとの連携も、彼がいたからこそ成り立った。
「お前には感謝している」
珍しく率直な言葉に、アランは眉を上げた。
「自分を助けてくれたこと、またエドガーにも協力してくれたこと。改めて礼を言う」
「へぇ、珍しく素直じゃないか」
アランは面白そうに笑う。
「まあ、お前とはガラス工房の復興に向けて、これからも末永く商売する間柄だからな。ガラス工房ができれば、自分も長期的にかなり儲かる。だから助けたのさ」
そう言いながらも、その瞳には商売を超えた何かが宿っている。友情──とまでは言わないが、長年の付き合いから生まれた信頼関係がそこにはあった。
「それにしても」
アランがからかうような口調で続ける。
「お前が言ってた例の『助けてくれた男』ってのは、ずいぶんとお前にご執心な様子だな。お前が囚われたと聞いた時のあの狼狽と激高っぷりときたら、傍にいた自分も恐ろしいほどだったよ」
その指摘に、サイラスは顔を赤くして視線を逸らした。エドガーが自分のために見せた感情の激しさを思い出すと、胸の奥が甘く疼く。
「お前、そんな風に可愛く照れるような奴だったのか」
アランは声を上げて笑った。
「それを知っていたら、俺もお前を手放したりはしなかったのに」
冗談めかした言葉に、サイラスも軽い調子で返す。
「嘘をつけ。打算的なお前は私と利益がなければ付き合ったりしないだろうに」
「よくわかってるじゃないか」
アランは愉快そうに笑うと、突然表情を真剣なものに変えた。そして立ち上がり、サイラスの頭にそっと手を置く。
「……よかったな。幸せになれよ」
その不意打ちの優しさに、サイラスは息を呑んだ。いつもの軽薄な態度とは打って変わった、心からの祝福の言葉。
「アラン、お前──」
だが彼は既に手を振り、軽やかに執務室を出て行ってしまった。その背中には、いつもの飄々とした空気が戻っている。
サイラスは一人残され、頭に残る温もりにほんの少し複雑な気持ちになった。アランのらしくない気遣いが、妙にくすぐったい気持ちにさせる。
そんな時、アランと入れ替わるようにして扉を叩く音が響いた。このノックの音からして、恐らく執事が来たのだろう。
「入れ」
「失礼いたします。サイラス様、エドガー様がお見えになりました」
執事が恭しく頭を下げる。サイラスは口角をわずかに上げた。
「分かった。下がっていろ」
執事は何か言いたげな顔をするが、何も言わず去っていく。
彼はここ最近、自分の行動について理解を示すようになってきてはいた。それでもやはり、自分のこの「悪癖」にはいろいろと思うところがあるようだ。
それでも結局は何も言わずに去っていく執事の姿を見送りつつ、こいつも律儀な男だと思う。
「入れ」
サイラスが促すと、エドガーが部屋に入ってくる。
日に焼けた太い腕と、分厚い布地の向こうにも分かる逞しい胸板。普段は寡黙で無骨な騎士の顔をしているくせに、二人きりになり愛を囁く時には途端に甘やかに優しくなる顔。
ああ、彼が来てくれた。
待ちきれない気持ちが胸の奥で暴れそうになる。
「お呼びですか、サイラス様」
エドガーが礼儀正しく一礼する。
サイラスは、湧き上がる待ちきれない気持ちを抑え、優雅に切り出した。
「ああ、お前に伝えたいことがあってね」
見ていた書類を机の上に広げる。
「これは……?」
エドガーが尋ねる。
「これは国に申請する予定の騎士登録用の書類だ」
サイラスは説明を始めた。
「今までは辺境伯に私的な騎士を所有することを国は禁じていたが、さすがに今回の事件を受けて国も危機感を募らせたようでな。国に面倒な申請は必要だが、それを行えば正式に私も私兵──騎士を持つことが認められるようになった」
そして続けて、探るようにエドガーに視線をやる。
「さて、この書類には既に私のほうで必要な項目は全て書き終えている。後は騎士になりたい者の署名さえあればいいのだが……」
ちらりと、エドガーを見つめる。
「お前、私の騎士になる気はあるか?」
その質問を受けて、エドガーの顔が徐々に興奮に赤らんでいく。
「もちろんです!」
その返事にサイラスは満足し、ペンを差し出した。
「じゃあ、この場所にお前の名前を署名しろ」
エドガーは迷いなくそこに名前を書こうとする。その様子を見ていたサイラスは、ふと何かに気づいたように呟いた。
「……ああ、こうしてみれば」
だが、サイラスはその手をそっと握り、彼に囁いた。
「これではまるで、結婚の契約をするように見えないか」
エドガーはその言葉を受け、動揺するかと思ったが──意外に、ただ優しく微笑んだ。
「結婚の契約でも俺は、名前を書きますよ。貴方の傍にいられるなら、実のところ、その契約の名前がどんなものであっても構いませんので」
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