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王位継承編① ヒロインをかけてヒロインと戦うゲーム
リル⑯ 唐突な告白
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朝、目を覚まして、寝ぼけ眼のまま立ち上がり、純金製だか金メッキだかよくわからない水道の蛇口をひねって、バッシャバッシャと顔を洗う。
上下水道の完備は、この国の中世らしくない良いところである。
辺境ではまだ整備されていないし、少し水圧が強すぎるけれど。
「なんで金なんてものがあるのに、対価が足りなくなるのかね」
日本で純金を売ればとんでもない額になるわけで。
ソーラー発電と大容量バッテリーはともかくとして、それ以外に関しては、どうにでもなりそうなものである。
純金と同じような発色をしていても構成する物質が異なるとか、そんなところだろうか。しかし未知の物質となると価値という問題ですらない気も……。
そんな、王位継承権とは関係のないことを考えていると、コンコンとドアが鳴った。
この音はリルかな。
「入っていいぞ」
「――おはよ、ハヤトくん」
ナチュラルな笑顔が、朝から眩しすぎるんですけれど。嫁なの? もう嫁になったの? 抱いていい?
…………だが、俺が彼女とするべきは、あくまで大人な交際――っ!
どんなに可愛くて性格がよかろうと、寝取られ願望のある人を嫁にしてはいけない。
「昨日は眠れた?」
「疲れてたからな」
「なんか……、大変なことになっちゃったね」
「あのなー。元はと言えば、お前が寝取られなんて望まなければ、あの日に終わっていた話だったんだぞ?」
朝でまだ脳がシャッキリとは起きていなかったのだろう。
リルの生い立ちには同情する部分もあるし、確かに、寝取られの末に生まれた子供がリルならば、寝取られを否定できない気持ちも多少は理解できる。
それを相手にまで求めるのは理解できないけれど。
だから今更こんなことを言って反感を買う必要も、ましてや傷つける必要もない――。
ゆっくりと回る脳がようやくそのことに気付き、発言を撤回しようとした。
…………しかしリルは、シュンと俯いて眉尻を下げ、申し訳なさそうに言葉を口にする。
「うん――。そう、なんだよね。…………私、なんでこんな願望を持っているんだろう。――これさえ無かったら、私がヒロインに決まって、それで、よかったはずなのに」
「お、おい――」
リルは言葉に詰まったあと、ナチュラルな笑顔を保ったままで唐突に、一条の涙をこぼした。
よく見ると、自然だと受け取ったリルの笑顔は、目の下に隈を作っている。この顔で自然と思わせる笑顔を作れるのも、プロの成せる技なのだろうか。
でも、おはようのあとにすぐ『昨日は眠れた?』という言葉を発したということは……。きっとこいつは、この笑顔が作り物だと気付いて欲しかったんだな――と、悟った。
「泣くなよ……」
自分の好みとか性格というものは、そう簡単に変えようと思って変えられるものではないわけで。
こいつの好感度はもう百パーセント。完全に好きになってしまった相手から、自分の嗜好が原因で好きになってもらえないのだとすれば……。
リルの気持ちを想像するだけで、心臓がギュッと縮むような思いになった。
でも、こんなに好きになってくれるのならば、好きになった人が寝取られる気持ちにも理解が及ぶのではないだろうか?
今のこの状況は、格好のチャンスなのかもしれない。
「じゃあさ。仮に俺とリルがお互いに好きで、付き合っていたとして――。自分が相手のことをめちゃくちゃ好きなときに、相手が勝手に浮気をして、いなくなる。……そんなのは最悪だって、思わないか?」
「…………思わない」
んんー。今回は結構、期待していたんだけどなー。ダメだったかーっ。
「だって、それってハヤトくんが私より好きな人を見つけて、私と一緒にいるより幸せな人生を送れると思ったから――でしょ? そんなの、止められるわけない……」
やばい。こいつは正論を味方に付けてしまっている。
そりゃ相手の幸せを思えば――ってやつで、世の中ではしばしばあることだろう。そうして涙をのんだ経験のある人だって沢山いるはずだ。
でも、そういう一切を『しないという契約』が、交際であったり結婚なのだろうと思う。
するかもしれない――なんて前提では、安心もできないだろう。ハッキリ言って、どちらが悪いかで言えば裏切ったほうが悪いと断言したい。
しかしこいつは、違う正論を背負って生きてしまっている。
「そうなったら、私の魅力が足りてなかった――、っていうことだし。頑張れなかった、私が悪いよ」
「おいおい。完全に不幸少女の考えかたじゃねえか」
完全に間違いだとは言い切れない。
しかしそれは、倫理的にとか、そういう意味で糾弾されるべきことなんだ。
ただリルがそれをすると、自分の両親が罪人で、その結果産まれてきたのが自分だ――と認めることになってしまう。
……それでもこの考えかたは、間違いなく不幸だ。永遠に信頼し合える関係が、築けないのだから。
「もちろん、私が寝取られたら、ハヤトくんの魅力が足りなかったというわけだけど。客観的に見たら、そっちのほうがずっと可能性高いし」
「さり気なく失礼なこと言ってんな……」
好感度百パーセントだけど、客観的事実は把握できてるのか。
これは俺が悪いと言うより、リルが魅力的すぎる問題である。俺が悪いというわけで…………いや、俺にそんな甲斐性なんてきっと無いけどさ!
「だいたい、不幸体質を他人にまで求めるのは、やめてくれないか?」
「…………うん。やめたい」
もしも浮気性であったなら、そういう相手のほうが気楽でいいという考え方もあったのかもしれない。でも俺は、一生一緒に連れ添える嫁さんのほうが、いい。
「今の私がヒロインだなんて。もし私が国王になったって、ハヤトくんは、選んでくれないよね……?」
泣きそうな顔で言われても…………な。
「ああ。そこだけはどうしても――。譲ることは、できない」
ヒロインの決定には俺と国王、両者の合意が必要。
リルが国王となって他の全てを否定することはできても、俺の気持ちを変えることができなければ、永遠に成立しない契約となるだけだ。
「…………じゃあ……。うん。――私、寝取られ病を治すよ!」
病なのか、それ。
嬉しいけれど、さすがにそこまで言わなくても……と、つい思ってしまった。
「治すって、どうやって」
「それを考えて…………眠れなくなっちゃった。あはは……」
覇気のない感じで笑う姿は、ある意味、これが詐りのない本心なのだろうと思わせてくれる。
プロヒロインの作られた顔で言われるよりも、窶れた感じが出ているほうが真に迫っていた。
――――そういう話ならば、俺も応援しよう。
きっとリルの気持ちは、良い方向へ向かっているのだろう。誰が相手であれ、寝取られ体質で幸せになるのは……。
うーん……それを言ってしまうとリルの両親に失礼だよな。寝取られも幸せは産むわけで。
ただ問題は、寝取られた元の旦那さんだ。
リルにとっては親じゃないからほとんど無関係なわけだけれど、他人から客観的に見ると、一番の被害者はその人である。
寝取られが幸せを産むことはある。
同時にほとんどの場合、寝取られた人が不幸になる。
リルがヒロイン養成学校で教わったこととは正に、その不幸の否定なのだろう。
そして出会った頃のリルが俺に求めていたのも同じく、不幸の否定だったわけだ。
全ての人がリルと同じ考えになれば、寝取られても『仕方がないこと』と当然のように受け止める世界が出来上がる。
「なあ、リルの親父さんとかお袋さんとは会えないけれど、別れた旦那さんになら、会えるんじゃないか?」
こんなことを訊いてもいいのかは、正直、ちょっと躊躇った。
でもこいつが、寝取られを『病』や『治す』と表現したんだ。本気だと信じたい。
「……どこにいるか、わからないの」
「じゃ、探そうぜ」
「――――――きっと、私は恨まれている、から。迷惑に決まってる」
恨まれているってことは、寝取られた人が傷ついたと、リル自身が想像できている――ってことになる。
リルの中には正常な感覚が備わっていて……。
きっとこいつは、ヒロインにはなろうとしたけれど、異性を好きになったことが無かったのではないかと思う。
今までの自分本位で自己中心的な価値観から、初めて恋愛感情を抱いて、相手の気持ちを慮るようになった。
「会ってみなきゃわからないだろ。別の誰かと幸せになっている可能性だってあるんだ。リルが顔を見せなくても、今どうしているかを知るぐらいは、できるんじゃないか?」
「…………でも、こんなことにハヤトくんを巻き込むわけには……。私の、両親の問題だし……」
「ヒロインがリルに決まるなら、俺は嬉しいぞ」
なにげなーく口から飛び出した言葉が、結構恥ずかしいことを表明しているような気がして、俺はリルの顔から目を背けようとした。
瞬間、ライカブルで見える好感度ゲージに異常が出ていることに気付く。
――光っている?
俺よりもっと恥ずかしそうにしているリルと、初めて光ったライカブルの好感度表示。
これは一体、何を意味しているのか――。
「……メシ、食べに行こうぜ」
「あっ、――うん!」
二人で、いつも通りに、豪華な朝食を食べに向かう。
慣れない慣れないと不満に思っていたけれど、俺の崩れた態度が段々と格式を壊していったのか、最近はリルや爺さんも自発的に言葉を発するようになってくれて少し馴染んできた。
胃がサバイバル環境に適応してしまっているから、そっちのほうはまだ慣れないけれど。
「マノンちゃん、起こしてくるね!」
「――――――おう」
まだ二人きりでいられるってのに。
その時間を作ろうとせずに、寝ているであろう恋敵を起こしに向かった。
リルは性格が良いどころか、お人好しが過ぎるのかもしれない。
上下水道の完備は、この国の中世らしくない良いところである。
辺境ではまだ整備されていないし、少し水圧が強すぎるけれど。
「なんで金なんてものがあるのに、対価が足りなくなるのかね」
日本で純金を売ればとんでもない額になるわけで。
ソーラー発電と大容量バッテリーはともかくとして、それ以外に関しては、どうにでもなりそうなものである。
純金と同じような発色をしていても構成する物質が異なるとか、そんなところだろうか。しかし未知の物質となると価値という問題ですらない気も……。
そんな、王位継承権とは関係のないことを考えていると、コンコンとドアが鳴った。
この音はリルかな。
「入っていいぞ」
「――おはよ、ハヤトくん」
ナチュラルな笑顔が、朝から眩しすぎるんですけれど。嫁なの? もう嫁になったの? 抱いていい?
…………だが、俺が彼女とするべきは、あくまで大人な交際――っ!
どんなに可愛くて性格がよかろうと、寝取られ願望のある人を嫁にしてはいけない。
「昨日は眠れた?」
「疲れてたからな」
「なんか……、大変なことになっちゃったね」
「あのなー。元はと言えば、お前が寝取られなんて望まなければ、あの日に終わっていた話だったんだぞ?」
朝でまだ脳がシャッキリとは起きていなかったのだろう。
リルの生い立ちには同情する部分もあるし、確かに、寝取られの末に生まれた子供がリルならば、寝取られを否定できない気持ちも多少は理解できる。
それを相手にまで求めるのは理解できないけれど。
だから今更こんなことを言って反感を買う必要も、ましてや傷つける必要もない――。
ゆっくりと回る脳がようやくそのことに気付き、発言を撤回しようとした。
…………しかしリルは、シュンと俯いて眉尻を下げ、申し訳なさそうに言葉を口にする。
「うん――。そう、なんだよね。…………私、なんでこんな願望を持っているんだろう。――これさえ無かったら、私がヒロインに決まって、それで、よかったはずなのに」
「お、おい――」
リルは言葉に詰まったあと、ナチュラルな笑顔を保ったままで唐突に、一条の涙をこぼした。
よく見ると、自然だと受け取ったリルの笑顔は、目の下に隈を作っている。この顔で自然と思わせる笑顔を作れるのも、プロの成せる技なのだろうか。
でも、おはようのあとにすぐ『昨日は眠れた?』という言葉を発したということは……。きっとこいつは、この笑顔が作り物だと気付いて欲しかったんだな――と、悟った。
「泣くなよ……」
自分の好みとか性格というものは、そう簡単に変えようと思って変えられるものではないわけで。
こいつの好感度はもう百パーセント。完全に好きになってしまった相手から、自分の嗜好が原因で好きになってもらえないのだとすれば……。
リルの気持ちを想像するだけで、心臓がギュッと縮むような思いになった。
でも、こんなに好きになってくれるのならば、好きになった人が寝取られる気持ちにも理解が及ぶのではないだろうか?
今のこの状況は、格好のチャンスなのかもしれない。
「じゃあさ。仮に俺とリルがお互いに好きで、付き合っていたとして――。自分が相手のことをめちゃくちゃ好きなときに、相手が勝手に浮気をして、いなくなる。……そんなのは最悪だって、思わないか?」
「…………思わない」
んんー。今回は結構、期待していたんだけどなー。ダメだったかーっ。
「だって、それってハヤトくんが私より好きな人を見つけて、私と一緒にいるより幸せな人生を送れると思ったから――でしょ? そんなの、止められるわけない……」
やばい。こいつは正論を味方に付けてしまっている。
そりゃ相手の幸せを思えば――ってやつで、世の中ではしばしばあることだろう。そうして涙をのんだ経験のある人だって沢山いるはずだ。
でも、そういう一切を『しないという契約』が、交際であったり結婚なのだろうと思う。
するかもしれない――なんて前提では、安心もできないだろう。ハッキリ言って、どちらが悪いかで言えば裏切ったほうが悪いと断言したい。
しかしこいつは、違う正論を背負って生きてしまっている。
「そうなったら、私の魅力が足りてなかった――、っていうことだし。頑張れなかった、私が悪いよ」
「おいおい。完全に不幸少女の考えかたじゃねえか」
完全に間違いだとは言い切れない。
しかしそれは、倫理的にとか、そういう意味で糾弾されるべきことなんだ。
ただリルがそれをすると、自分の両親が罪人で、その結果産まれてきたのが自分だ――と認めることになってしまう。
……それでもこの考えかたは、間違いなく不幸だ。永遠に信頼し合える関係が、築けないのだから。
「もちろん、私が寝取られたら、ハヤトくんの魅力が足りなかったというわけだけど。客観的に見たら、そっちのほうがずっと可能性高いし」
「さり気なく失礼なこと言ってんな……」
好感度百パーセントだけど、客観的事実は把握できてるのか。
これは俺が悪いと言うより、リルが魅力的すぎる問題である。俺が悪いというわけで…………いや、俺にそんな甲斐性なんてきっと無いけどさ!
「だいたい、不幸体質を他人にまで求めるのは、やめてくれないか?」
「…………うん。やめたい」
もしも浮気性であったなら、そういう相手のほうが気楽でいいという考え方もあったのかもしれない。でも俺は、一生一緒に連れ添える嫁さんのほうが、いい。
「今の私がヒロインだなんて。もし私が国王になったって、ハヤトくんは、選んでくれないよね……?」
泣きそうな顔で言われても…………な。
「ああ。そこだけはどうしても――。譲ることは、できない」
ヒロインの決定には俺と国王、両者の合意が必要。
リルが国王となって他の全てを否定することはできても、俺の気持ちを変えることができなければ、永遠に成立しない契約となるだけだ。
「…………じゃあ……。うん。――私、寝取られ病を治すよ!」
病なのか、それ。
嬉しいけれど、さすがにそこまで言わなくても……と、つい思ってしまった。
「治すって、どうやって」
「それを考えて…………眠れなくなっちゃった。あはは……」
覇気のない感じで笑う姿は、ある意味、これが詐りのない本心なのだろうと思わせてくれる。
プロヒロインの作られた顔で言われるよりも、窶れた感じが出ているほうが真に迫っていた。
――――そういう話ならば、俺も応援しよう。
きっとリルの気持ちは、良い方向へ向かっているのだろう。誰が相手であれ、寝取られ体質で幸せになるのは……。
うーん……それを言ってしまうとリルの両親に失礼だよな。寝取られも幸せは産むわけで。
ただ問題は、寝取られた元の旦那さんだ。
リルにとっては親じゃないからほとんど無関係なわけだけれど、他人から客観的に見ると、一番の被害者はその人である。
寝取られが幸せを産むことはある。
同時にほとんどの場合、寝取られた人が不幸になる。
リルがヒロイン養成学校で教わったこととは正に、その不幸の否定なのだろう。
そして出会った頃のリルが俺に求めていたのも同じく、不幸の否定だったわけだ。
全ての人がリルと同じ考えになれば、寝取られても『仕方がないこと』と当然のように受け止める世界が出来上がる。
「なあ、リルの親父さんとかお袋さんとは会えないけれど、別れた旦那さんになら、会えるんじゃないか?」
こんなことを訊いてもいいのかは、正直、ちょっと躊躇った。
でもこいつが、寝取られを『病』や『治す』と表現したんだ。本気だと信じたい。
「……どこにいるか、わからないの」
「じゃ、探そうぜ」
「――――――きっと、私は恨まれている、から。迷惑に決まってる」
恨まれているってことは、寝取られた人が傷ついたと、リル自身が想像できている――ってことになる。
リルの中には正常な感覚が備わっていて……。
きっとこいつは、ヒロインにはなろうとしたけれど、異性を好きになったことが無かったのではないかと思う。
今までの自分本位で自己中心的な価値観から、初めて恋愛感情を抱いて、相手の気持ちを慮るようになった。
「会ってみなきゃわからないだろ。別の誰かと幸せになっている可能性だってあるんだ。リルが顔を見せなくても、今どうしているかを知るぐらいは、できるんじゃないか?」
「…………でも、こんなことにハヤトくんを巻き込むわけには……。私の、両親の問題だし……」
「ヒロインがリルに決まるなら、俺は嬉しいぞ」
なにげなーく口から飛び出した言葉が、結構恥ずかしいことを表明しているような気がして、俺はリルの顔から目を背けようとした。
瞬間、ライカブルで見える好感度ゲージに異常が出ていることに気付く。
――光っている?
俺よりもっと恥ずかしそうにしているリルと、初めて光ったライカブルの好感度表示。
これは一体、何を意味しているのか――。
「……メシ、食べに行こうぜ」
「あっ、――うん!」
二人で、いつも通りに、豪華な朝食を食べに向かう。
慣れない慣れないと不満に思っていたけれど、俺の崩れた態度が段々と格式を壊していったのか、最近はリルや爺さんも自発的に言葉を発するようになってくれて少し馴染んできた。
胃がサバイバル環境に適応してしまっているから、そっちのほうはまだ慣れないけれど。
「マノンちゃん、起こしてくるね!」
「――――――おう」
まだ二人きりでいられるってのに。
その時間を作ろうとせずに、寝ているであろう恋敵を起こしに向かった。
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