82 / 93
王位継承編⑤ 過去と、赦し
リル㉑ 聞いていた人
しおりを挟む
昨日足を運んだばかりの教会へ、再び赴く。
リディアは変わらずの落ち葉拾い。
「教会って、そんなに暇なのか?」
「うわぁっ! ビックリしたなぁもう……」
オーバーな反応だな。あと女の子だ。
確かに俺たちは、マノンがいるから魔法で外界を遮断しながら歩いてはいたけれど。
それでも教会の敷地に入ってから二十メートル以上は、普通に歩いて近寄ったぞ。
しかしまあ教会なんてのは、静かな割にはそこそこ人の出入りがある場所だ。
落ち葉でも踏んでいれば音の一つぐらい鳴ったかもしれないけれど、それもリディアの手によってきっちり清掃されているわけで。
「こんにちは、ハヤトさん。それにリル、ええと……マノンちゃん?」
聖職者っぽい微笑みを宿したリディアは、声音も少しだけ低くなって、正しく『美少年』のオーラを醸し出す。
こりゃ男じゃなくても落ちる人は落ちるわ。百合の花畑へ急転直下だろう。
それに俺とリルだけではなくて、タイムマシンの出入り口みたいなところから顔を見せただけのマノンの名前までしっかり記憶している。
――人気者になって当然なのかもしれない。
マノンも少し驚いたようで、俺の後ろへすごすごと隠れてしまった。引きこもりすぎて人間慣れしていない証拠である。
こういう場合は自分と異なる『コミュ力の高い人』を、特に怖がってしまうものだ。
「マノン、挨拶ぐらいしたらどうだ」
緩く窘めるように伝える。
「こ……こんにちわ」
するとリルが「よくできました」と頭を撫で、マノンは難しい顔で照れを隠しながら俯いた。
やはり妹的な可愛さだ。
脅して結婚しようとはしてきたけれど、それなりに早く手を引いてくれたし。少しずつヤンデレ度も落ち着いてきたのかな。
……いや、動画で脅して結婚しようって時点で、割と重度か。俺のほうが慣れてしまっただけで。
リルを排除しないところで少し和らいだ気がするけれど、それだって自分の即位を一切疑っていない故であって、常時監視と録画付きだしなぁ。
冷静に考えてみると、俺の人権なんて一切無視した非道い環境を強制している。
可愛い妹のように思えた瞬間、ヤンデレ要素も同時に浮かび上がってきて、俺にはどう対応したらいいのか正解がわからない。
困った末に、リディアに話題を振る。
「日課なのか? その落ち葉拾い」
「ただの奉仕作業だよ」
「王族が奉仕、ねえ」
「うーん。王族と言っても、ルート家は宗教を司っているんだ。神父じゃない僕は、普段はただの聖職者。教会の仕事が神と人に尽くす行為である以上、王族だからって特別扱いはされないよ」
「へえ。偉いものだな」
王族にも色々いるものだ、と、改めて思う。
「それで、今日は何を懺悔しに来たの?」
「なんで懺悔が前提なんだよ」
「ふふっ、冗談だよ」
聖職者のジョークというのは質が悪い。懺悔することなんて山ほどあるから、どれからまず……と一瞬考えてしまった。
「教皇と会いたいんだが」
「どうして?」
「ちょっと、リルの親父さんのことで聞きたい話があってな」
「オメロ伯爵のことで……? 生憎ですが、教皇様は東半島へ出向いておられて」
「は?」
東半島って、あそこはほとんど全ての国民が『大地神アステガ』を強烈に信仰している地域なんだけれど……。
東西南北の中で一番激しい戦いになったのも、異なる宗教が入り交じることを拒む強硬派の反撃が凄まじかったからだ。国と言うよりも宗教で一つにまとまっているから、上への不満も少なくて団結が強い。
「あそこに教皇が行くなんて、死にに向かったようなもんだぞ」
統一からまだ間もないということもある。
南はもう四年も経って馴染んできているし、西も同様。北は無血開城ということもあって今更抵抗を示す者は少なく、図抜けて危険なのが東半島だ。
「危険だから教えを説かないというわけには、いきませんから」
「いやいやいや。俺は宗教の自由を交渉材料にしたし、東半島にこの国の信仰を押しつけもしていない」
「強制でもなくただ教えを説くだけなら、押しつけにはならないでしょう?」
「にしたって、こんなタイミングで……」
リディアの立候補理由を『王族を正すこと』であると仮定しよう。
品行方正で偉ぶることもなく、正義のためにこの年齢で自ら矢面に立とうというのだから、立派なことだ。年下だけれども、そういうところは尊敬すらできる。
しかし教皇であるルート家の当代が、まだ二十歳にもならない姪っ子の立候補を認めたことも事実なわけで。
俺やリル、マノンのように特殊すぎる境遇ならともかく、しっかりとした家で育って将来も約束されているリディアが、わざわざ王維継承選に出るなんてこと――。
本人にも言ってやったことだけれど、やはり、今の教皇が代表して出るべき話としか思えない。
わざわざ荒れた東半島へ出向いてしまうところも加味すると、これはもう本当に、教皇の『欲深さ』なのかもしれないな……。
「オメロ伯爵の件についてなら、僕が知っていることであれば、お話ししても構いませんよ」
「リディアが――って言ってもなあ」
五年前だから、当時のリディアは十四歳。
まさか寝取られ云々という話を聞かされているとは思えない。
「伯爵は一時期、よくここへ懺悔に来ていましたが……。うーん、もし僕の記憶だけでは足りなければ、その頃の記録をお見せしましょうか? 懺悔はしっかり文書として保管されていますから」
「……ん? ごめん、ちょっと意味が……。えっ、文書で保管? 見せる?」
「ええ。全ての懺悔は記録して保管、そして公開されることにより、赦されるのです」
「赦してないから! それむしろ末代まで記録残っちゃうから!!」
「永遠の罪を背負ったということで赦されるのですよ」
「だからそれ、赦しとはちょっと違うから!!」
赦しというものは神様の前で罪を自ら告白をすることによって、苦悩からの解放を得るものだろう。背負わせてどうするんだ。
だいたい、その仕組みならもう警察とか、そういうところで構わない気がする。
「何故でしょうか? 罪を背負うことは美徳ですよ」
ああ、そういやこいつの弱点、知ってた。
俺は強い口調で説く。
「いーや、記録なんて残さずに全てを受け入れることが、『正しい赦し』だ!」
「くっ……、正しい……赦し!?」
ほら。すっごい効いてる。
でも厄介だからこれ以上は遊ばない。
「…………ま、いいや。記録が残っていたことは幸いだし。早く見せてくれ」
「ちょっ、さっきまでの勢いはどうした! もっとこう、説き伏せるように激しく言葉をぶつけて――」
「異世界人の俺が、よその世界の宗教についてとやかく言うのも、変かなぁと」
「むぅ……。少し納得がいかないですけれど、それならまあ、仕方がないですね」
仕方がないってなんだ。追究しないけれど。
俺たちは王族と英雄と平民。リルだけ案内されるとかマノンだけ追い出されるという展開かなぁと思っていたのだが、『正しく全ての人に公開されるもの』であるから――と、書庫へ通された。怖すぎるだろ、その書庫。
ちなみに公開された罪を責めることは、何人たりとも認められないそうだ。これこそが『赦し』の理由らしい。
宗教の形にも色々あるものである。
玉座の間に似た重厚な扉を開けると、視界を覆い尽くすとんでもない量の書類が保管されていて、思わず目眩がした。
どんだけ懺悔してるんだよ、この国の人……。
リディアは変わらずの落ち葉拾い。
「教会って、そんなに暇なのか?」
「うわぁっ! ビックリしたなぁもう……」
オーバーな反応だな。あと女の子だ。
確かに俺たちは、マノンがいるから魔法で外界を遮断しながら歩いてはいたけれど。
それでも教会の敷地に入ってから二十メートル以上は、普通に歩いて近寄ったぞ。
しかしまあ教会なんてのは、静かな割にはそこそこ人の出入りがある場所だ。
落ち葉でも踏んでいれば音の一つぐらい鳴ったかもしれないけれど、それもリディアの手によってきっちり清掃されているわけで。
「こんにちは、ハヤトさん。それにリル、ええと……マノンちゃん?」
聖職者っぽい微笑みを宿したリディアは、声音も少しだけ低くなって、正しく『美少年』のオーラを醸し出す。
こりゃ男じゃなくても落ちる人は落ちるわ。百合の花畑へ急転直下だろう。
それに俺とリルだけではなくて、タイムマシンの出入り口みたいなところから顔を見せただけのマノンの名前までしっかり記憶している。
――人気者になって当然なのかもしれない。
マノンも少し驚いたようで、俺の後ろへすごすごと隠れてしまった。引きこもりすぎて人間慣れしていない証拠である。
こういう場合は自分と異なる『コミュ力の高い人』を、特に怖がってしまうものだ。
「マノン、挨拶ぐらいしたらどうだ」
緩く窘めるように伝える。
「こ……こんにちわ」
するとリルが「よくできました」と頭を撫で、マノンは難しい顔で照れを隠しながら俯いた。
やはり妹的な可愛さだ。
脅して結婚しようとはしてきたけれど、それなりに早く手を引いてくれたし。少しずつヤンデレ度も落ち着いてきたのかな。
……いや、動画で脅して結婚しようって時点で、割と重度か。俺のほうが慣れてしまっただけで。
リルを排除しないところで少し和らいだ気がするけれど、それだって自分の即位を一切疑っていない故であって、常時監視と録画付きだしなぁ。
冷静に考えてみると、俺の人権なんて一切無視した非道い環境を強制している。
可愛い妹のように思えた瞬間、ヤンデレ要素も同時に浮かび上がってきて、俺にはどう対応したらいいのか正解がわからない。
困った末に、リディアに話題を振る。
「日課なのか? その落ち葉拾い」
「ただの奉仕作業だよ」
「王族が奉仕、ねえ」
「うーん。王族と言っても、ルート家は宗教を司っているんだ。神父じゃない僕は、普段はただの聖職者。教会の仕事が神と人に尽くす行為である以上、王族だからって特別扱いはされないよ」
「へえ。偉いものだな」
王族にも色々いるものだ、と、改めて思う。
「それで、今日は何を懺悔しに来たの?」
「なんで懺悔が前提なんだよ」
「ふふっ、冗談だよ」
聖職者のジョークというのは質が悪い。懺悔することなんて山ほどあるから、どれからまず……と一瞬考えてしまった。
「教皇と会いたいんだが」
「どうして?」
「ちょっと、リルの親父さんのことで聞きたい話があってな」
「オメロ伯爵のことで……? 生憎ですが、教皇様は東半島へ出向いておられて」
「は?」
東半島って、あそこはほとんど全ての国民が『大地神アステガ』を強烈に信仰している地域なんだけれど……。
東西南北の中で一番激しい戦いになったのも、異なる宗教が入り交じることを拒む強硬派の反撃が凄まじかったからだ。国と言うよりも宗教で一つにまとまっているから、上への不満も少なくて団結が強い。
「あそこに教皇が行くなんて、死にに向かったようなもんだぞ」
統一からまだ間もないということもある。
南はもう四年も経って馴染んできているし、西も同様。北は無血開城ということもあって今更抵抗を示す者は少なく、図抜けて危険なのが東半島だ。
「危険だから教えを説かないというわけには、いきませんから」
「いやいやいや。俺は宗教の自由を交渉材料にしたし、東半島にこの国の信仰を押しつけもしていない」
「強制でもなくただ教えを説くだけなら、押しつけにはならないでしょう?」
「にしたって、こんなタイミングで……」
リディアの立候補理由を『王族を正すこと』であると仮定しよう。
品行方正で偉ぶることもなく、正義のためにこの年齢で自ら矢面に立とうというのだから、立派なことだ。年下だけれども、そういうところは尊敬すらできる。
しかし教皇であるルート家の当代が、まだ二十歳にもならない姪っ子の立候補を認めたことも事実なわけで。
俺やリル、マノンのように特殊すぎる境遇ならともかく、しっかりとした家で育って将来も約束されているリディアが、わざわざ王維継承選に出るなんてこと――。
本人にも言ってやったことだけれど、やはり、今の教皇が代表して出るべき話としか思えない。
わざわざ荒れた東半島へ出向いてしまうところも加味すると、これはもう本当に、教皇の『欲深さ』なのかもしれないな……。
「オメロ伯爵の件についてなら、僕が知っていることであれば、お話ししても構いませんよ」
「リディアが――って言ってもなあ」
五年前だから、当時のリディアは十四歳。
まさか寝取られ云々という話を聞かされているとは思えない。
「伯爵は一時期、よくここへ懺悔に来ていましたが……。うーん、もし僕の記憶だけでは足りなければ、その頃の記録をお見せしましょうか? 懺悔はしっかり文書として保管されていますから」
「……ん? ごめん、ちょっと意味が……。えっ、文書で保管? 見せる?」
「ええ。全ての懺悔は記録して保管、そして公開されることにより、赦されるのです」
「赦してないから! それむしろ末代まで記録残っちゃうから!!」
「永遠の罪を背負ったということで赦されるのですよ」
「だからそれ、赦しとはちょっと違うから!!」
赦しというものは神様の前で罪を自ら告白をすることによって、苦悩からの解放を得るものだろう。背負わせてどうするんだ。
だいたい、その仕組みならもう警察とか、そういうところで構わない気がする。
「何故でしょうか? 罪を背負うことは美徳ですよ」
ああ、そういやこいつの弱点、知ってた。
俺は強い口調で説く。
「いーや、記録なんて残さずに全てを受け入れることが、『正しい赦し』だ!」
「くっ……、正しい……赦し!?」
ほら。すっごい効いてる。
でも厄介だからこれ以上は遊ばない。
「…………ま、いいや。記録が残っていたことは幸いだし。早く見せてくれ」
「ちょっ、さっきまでの勢いはどうした! もっとこう、説き伏せるように激しく言葉をぶつけて――」
「異世界人の俺が、よその世界の宗教についてとやかく言うのも、変かなぁと」
「むぅ……。少し納得がいかないですけれど、それならまあ、仕方がないですね」
仕方がないってなんだ。追究しないけれど。
俺たちは王族と英雄と平民。リルだけ案内されるとかマノンだけ追い出されるという展開かなぁと思っていたのだが、『正しく全ての人に公開されるもの』であるから――と、書庫へ通された。怖すぎるだろ、その書庫。
ちなみに公開された罪を責めることは、何人たりとも認められないそうだ。これこそが『赦し』の理由らしい。
宗教の形にも色々あるものである。
玉座の間に似た重厚な扉を開けると、視界を覆い尽くすとんでもない量の書類が保管されていて、思わず目眩がした。
どんだけ懺悔してるんだよ、この国の人……。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる