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最終章 王城パーティーとスタンピード襲来
43話
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今回は結構短いです。
ベロニカがブラッドホーンヴァッファローを倒した頃、東の戦場では北の戦場からアイリとイリアが合流し、エンシェントドラゴンのマールがいる事で有利に戦いを進めていた。
王都クエールを目指していた巨人達はエンシェントドラゴンへと変化したマールやレイとマルティに大苦戦しながらも少しずつ王都に向けて前進していた。
しかし、そんな巨人達のもとに突如、全てを吹き飛ばす暴風と多種多様な魔法の雨が襲いかかる。
「ん、何じゃあの魔法と暴風は、一体誰が撃ったのじゃ」
マールが突然の事に驚き、一瞬身動きを止めると自分達の後方から声をかけられる。
「なかなか押しているじゃない。でも、マールさんだけだと限度があるだろうしね。私とイリアの魔法でみんなの援護をしてあげるわ。その方がマールさんも前に出られるでしょ」
「確かに妾も前に出て戦えるのならもっと楽にこの戦場を蹂躙できるが、賢者ならともかくお主はまだ賢者(仮)じゃろう。Bランクならいざ知らずAランクのモンスターにお主の魔法は効果があるのかのう」
「ええ、その辺りは大丈夫よ。ナビーにかけて貰った支援魔法の効果がまだ効いているから。ナビー曰く大体後五時間くらい効果が続くみたい」
「そうか、ではこれでこちらが更に有利になったのじゃ。先程レイが進化してのう。Aランクモンスターのフレイムウルフになったのじゃ。どうやらイリアも進化してAランクの種族になった見たいだしのう。それにこちらには優秀な回復役もいる事だしのう。楽勝なのじゃ。お主にかかっている支援魔法の効果が切れる前に肩を付けるとするかのう」
「優秀な回復役だなんて恐縮です」
「へえ、イリアが進化したってよくわかったわね。って一目瞭然か、イリアはサイクロンウルフに進化したのよ。無論Aランクモンスターよ。それと、マルティ、マールさんに褒めて貰えてよかったね。さてと、それじゃあ行きますか」
アイリの掛け声と共にマールとレイ、イリアは前に出て巨人どもに突っ込んで行く。
ドラゴン形態のマールは翼を羽ばたかせて飛び立つと巨人の群れの奥に見えるSSランクのギガントサイクロプスに向かって飛んで行く。
レイとイリアは群れの最前列で重たい体を引きずるように歩いて来るトロールナイトなどのAランクモンスターに向かって駆けて行った。
ベロニカがブラッドホーンヴァッファローを倒した頃、東の戦場では北の戦場からアイリとイリアが合流し、エンシェントドラゴンのマールがいる事で有利に戦いを進めていた。
王都クエールを目指していた巨人達はエンシェントドラゴンへと変化したマールやレイとマルティに大苦戦しながらも少しずつ王都に向けて前進していた。
しかし、そんな巨人達のもとに突如、全てを吹き飛ばす暴風と多種多様な魔法の雨が襲いかかる。
「ん、何じゃあの魔法と暴風は、一体誰が撃ったのじゃ」
マールが突然の事に驚き、一瞬身動きを止めると自分達の後方から声をかけられる。
「なかなか押しているじゃない。でも、マールさんだけだと限度があるだろうしね。私とイリアの魔法でみんなの援護をしてあげるわ。その方がマールさんも前に出られるでしょ」
「確かに妾も前に出て戦えるのならもっと楽にこの戦場を蹂躙できるが、賢者ならともかくお主はまだ賢者(仮)じゃろう。Bランクならいざ知らずAランクのモンスターにお主の魔法は効果があるのかのう」
「ええ、その辺りは大丈夫よ。ナビーにかけて貰った支援魔法の効果がまだ効いているから。ナビー曰く大体後五時間くらい効果が続くみたい」
「そうか、ではこれでこちらが更に有利になったのじゃ。先程レイが進化してのう。Aランクモンスターのフレイムウルフになったのじゃ。どうやらイリアも進化してAランクの種族になった見たいだしのう。それにこちらには優秀な回復役もいる事だしのう。楽勝なのじゃ。お主にかかっている支援魔法の効果が切れる前に肩を付けるとするかのう」
「優秀な回復役だなんて恐縮です」
「へえ、イリアが進化したってよくわかったわね。って一目瞭然か、イリアはサイクロンウルフに進化したのよ。無論Aランクモンスターよ。それと、マルティ、マールさんに褒めて貰えてよかったね。さてと、それじゃあ行きますか」
アイリの掛け声と共にマールとレイ、イリアは前に出て巨人どもに突っ込んで行く。
ドラゴン形態のマールは翼を羽ばたかせて飛び立つと巨人の群れの奥に見えるSSランクのギガントサイクロプスに向かって飛んで行く。
レイとイリアは群れの最前列で重たい体を引きずるように歩いて来るトロールナイトなどのAランクモンスターに向かって駆けて行った。
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