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ここは、コバルトブルーの月とベリー色の太陽が昼夜輝いている異世界。
私、神崎光は21歳の夜、ここブルームーンにやって来た。
「光、守備はどうだ。」
「ソヨン、大丈夫よ。順調。もうすぐ終わるよ。」
この人は私がここにやってきた日に拾ってくれた恩人、ソヨン。エルフなので年齢は数えてないらしい。見た目は25歳くらいにみえる。
「光の作る防具は温かい。最近は村長の力が弱まってきているからか、結界に綻びが出始めている。」
「うん。次の村長はソヨンも候補なんだよね?」
ソヨンは、贔屓目なしでとてもかっこいい。細身、長身で有りながら無駄な筋肉は一切なく、顔はスッとした鼻に切れ長の目。瞳の色はロシアンブルーで、髪の毛はシルバーだ。肩に流れる髪の毛はいつもきちんと切りそろえられている。
「皆が勝手に言っているだけだ。」
とか言いつつ、昨日もエルフの女の子から告白されていたのを私は知っている。
皆、ソヨンに時期村長になって欲しいらしい。そしてあわよくば、その奥さんの座を狙っている。らしい。
らしいと言うのはあまり私は家の外に出ないから、全てソヨンの家の召使いさんに聞いた話だ。
「次期当主は、俺ではなく、フェルニアがなるべきだ。」
フェルニアというのはソヨンの親友で抽象的な男性だ。私は最初会った時に女性かと思った。
「フェルニアさんもソヨンと同じく皆から慕われてるもんね!」
「ああ。あいつは俺には無いものを持っている。これからの時代、あいつが村長になった方が上手くいく。」
「そっか~!どっちが村長になっても、私はずっとソヨンのそばに居るよ!」
私は、ソヨンが好きだ。
助けてもらった日、私は森の中を1人でさまよっていた。
「ここどこ?なんで月が二つもあるの!!?」
ガルルル…
「っ…!!?」
野獣に襲われそうになったところを助けてくれたのがソヨンだった。
初めてソヨンを見た時、こんなに美しい瞳を持っている人を知らなかった。一見近寄り難い雰囲気だが、目はとても心配しているのが伝わってきて、私は恋に落ちた。
私、神崎光は21歳の夜、ここブルームーンにやって来た。
「光、守備はどうだ。」
「ソヨン、大丈夫よ。順調。もうすぐ終わるよ。」
この人は私がここにやってきた日に拾ってくれた恩人、ソヨン。エルフなので年齢は数えてないらしい。見た目は25歳くらいにみえる。
「光の作る防具は温かい。最近は村長の力が弱まってきているからか、結界に綻びが出始めている。」
「うん。次の村長はソヨンも候補なんだよね?」
ソヨンは、贔屓目なしでとてもかっこいい。細身、長身で有りながら無駄な筋肉は一切なく、顔はスッとした鼻に切れ長の目。瞳の色はロシアンブルーで、髪の毛はシルバーだ。肩に流れる髪の毛はいつもきちんと切りそろえられている。
「皆が勝手に言っているだけだ。」
とか言いつつ、昨日もエルフの女の子から告白されていたのを私は知っている。
皆、ソヨンに時期村長になって欲しいらしい。そしてあわよくば、その奥さんの座を狙っている。らしい。
らしいと言うのはあまり私は家の外に出ないから、全てソヨンの家の召使いさんに聞いた話だ。
「次期当主は、俺ではなく、フェルニアがなるべきだ。」
フェルニアというのはソヨンの親友で抽象的な男性だ。私は最初会った時に女性かと思った。
「フェルニアさんもソヨンと同じく皆から慕われてるもんね!」
「ああ。あいつは俺には無いものを持っている。これからの時代、あいつが村長になった方が上手くいく。」
「そっか~!どっちが村長になっても、私はずっとソヨンのそばに居るよ!」
私は、ソヨンが好きだ。
助けてもらった日、私は森の中を1人でさまよっていた。
「ここどこ?なんで月が二つもあるの!!?」
ガルルル…
「っ…!!?」
野獣に襲われそうになったところを助けてくれたのがソヨンだった。
初めてソヨンを見た時、こんなに美しい瞳を持っている人を知らなかった。一見近寄り難い雰囲気だが、目はとても心配しているのが伝わってきて、私は恋に落ちた。
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