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第15話 高位貴族は
「エリーゼ様。恐れ入ります。先ほどのお客様ですが」
メイリーンさんが去った後、ブルーノさんが私に近づいて来た。主人の不在中に訪れた私のお客様の素性を知っておきたいのだろう。しかし彼の口からは意外な言葉が飛び出た。
「もしや今は廃絶となったコルティス男爵家のご令嬢、マリリン・コルティス男爵令嬢だったのでしょうか」
「――えっ!?」
私は驚きの声を上げ、既に屋敷を出たメイリーンさんを諦めきれずに目で追うように扉を見た。
まさか所作の美しさも気高さも教養も、貴族の娘である時に培われたものだった?
思えば、夜のかすみ草にすらなれなかった私が、これと言って何の特徴もない庶民と思われる私が、高位貴族であるアランブール伯爵に買われたことに驚いていなかった。
もしかして彼女は、私が自分と同じ貴族の出だろうと察していたのだろうか。そして私の置かれている境遇と過去の自分が重なったのだろうか。
メイリーンさんは、何度も自尊心を傷つけられて、何度も涙を流して、それでも歯を食いしばって懸命に踏みしだいて自分が作ってきた道を蔑むことはないだろう。けれど、自分と同じ険しい道を歩むなと。まだ引き返せるからと戻れと、私に手を貸してくれたのだろうか。
私はブルーノさんに向き直ると首を振る。
「いいえ。私には何も。私にとってメイリーンさんは、家名を持たぬメイリーンさんでしかありません。恩人であり、敬愛している姉です。ただ、それだけなのです」
私が彼女のことを詳しく知らない様子だったこともあるだろうけれど、ブルーノさんはそれ以上追求せず、そうですかと小さく頷いた。
それから私はほぼ調合室に引きこもりの日々を続けていると、シメオン様は標的とする人物の資料をそろえてやって来た。
複数枚に渡るそれを受け取ると捲って確認していく。その私を彼が監視するように見ているのを感じる。
「旦那様、一つ確認したいのですが。この方を殺めたいわけではなく、何らかの情報を引き出したいのですよね」
資料に目を通しながらシメオン様に尋ねる。
「ああ」
「それでは何も毒薬ではなくても良いことでは?」
「いや。君の言うように体質や精神力の違いによるものだろう。自白剤を試したことがあるが、彼には効かなかった。元々、自白剤は嘘をつくための集中力や判断力を低下させる効果があるものの、都合よく流れるように真実を話してくれるとは限らないからな。信頼性は低かった。外では飲み食いする物にも慎重な人間だ」
私は資料に自白剤は効かないと書き足して顔を上げる。
「そうですか。過去に接触して失敗なさっているのですね」
何気なくそう言ったつもりだったが、シメオン様は少し眉をひそめた。
「申し訳ございません。言葉が過ぎました。気を悪くさせてしまいましたね」
「……いや」
「ところでこの方は商人なのですね。自白剤のことを別にして、毒薬を使わなければならないほどの極悪人なのですか?」
「それは君が知る必要のないことだ」
質問に答えてくれる気はないらしい。即答された。
「少しでも私を巻き込んだことを申し訳ないと思われるのならば、私の罪悪感を減らすためにも教えていただけませんか。もちろん申し訳ないと微塵も思われていないなら結構ですが」
そう返すとシメオン様はぐっと言葉を詰まらせる。その後、ため息をつく。一応、微塵くらいは申し訳がないと思っているらしい。
「彼自身が直接犯罪に関わっているわけではない。取引先が問題なのだが、その開示に応じないんだ。義理堅いのか、得意先なのか」
毒劇物を大量に発注した形跡があると言う。ただ、除草剤や肥料など農業にも使われる薬品なので表立って取り締まることが難しいそうだ。取引先が分かればそこを摘発することができるということらしい。
「だからと言って毒薬を使うだなんてあまりにも乱暴ではありませんか」
「何だ? 先ほどから毒薬を使うことを避けたいようだな。やはり毒薬を作ることにためらいを感じているのか?」
「もちろんためらいを感じないはずがありません。私は旦那様に買われた妻である前に、薬師なのですから」
私は嘘偽りを騙ることなくシメオン様を真っすぐに見つめる。
「それに申し上げたはずです。毒薬は調整が難しい薬だと。資料をご覧になったでしょう。この方は持病をお持ちなのです。解毒薬も万能ではありません。一度障害された身体が完全に回復するかどうかも保障がありません」
「しかし毒薬が自白には一番有効的だ。即効性があり、生命を脅かすものでなければ自白を促すことは難しい」
確かに生命を脅かす即効性の毒薬が一番、人間の生命維持本能に訴えかける薬であることは間違いない。
「ですが命を懸けても守りたい情報だった場合、毒薬では意味がないのではありませんか?」
「彼は我々のような密偵ではなく、商人だぞ。取引相手に義理があろうがなかろうが、毒を口にすればさすがに我が身可愛さに自白するだろう」
反論の言葉はなく私が口を閉ざすと、シメオン様は話を勧める。
「十日後に彼が訪れる予定になっている仮面舞踏会がある」
「仮面舞踏会……」
「そうだ。今回の舞踏会は、貴族の私的で行われるパーティーだ。が、こういった場は得てして犯罪の温床となる」
さすがに王宮で開かれる仮面舞踏会は警備もしっかりしていて、何よりそこで裏取り引きを行う不届き者はいないけれど、私的で行われるパーティーではそうはいかないらしい。
「顔を隠しての私的なパーティーは国が禁止にできないのですか」
「困ったことに高位貴族ほど反対するんだ。元々は宮廷から始まった仮面舞踏会で、趣向を凝らした派手な催しとなる。出席する貴族や豪商らも豪勢な衣装で出席するわけだが、それを自ら開き、そういった着飾った貴族らを出席させることができるのは裕福な高位貴族であるという一種のステイタスと考えるようだ。だから自己顕示欲が強い高位貴族はこぞってやりたがる」
高位貴族の意見は下位貴族が束になっても敵わない。発言力があまりにも大きすぎるのだろう。
「とにかくそこに彼が参加する予定だ。それまでに完成させられるか。――いや。完成させろ」
「加えて高位貴族は高圧的ですね」
シメオン様がそう命じたので、私は肯定の返事をする代わりにそう言うと彼はまたぐっと言葉を詰まらせた。
メイリーンさんが去った後、ブルーノさんが私に近づいて来た。主人の不在中に訪れた私のお客様の素性を知っておきたいのだろう。しかし彼の口からは意外な言葉が飛び出た。
「もしや今は廃絶となったコルティス男爵家のご令嬢、マリリン・コルティス男爵令嬢だったのでしょうか」
「――えっ!?」
私は驚きの声を上げ、既に屋敷を出たメイリーンさんを諦めきれずに目で追うように扉を見た。
まさか所作の美しさも気高さも教養も、貴族の娘である時に培われたものだった?
思えば、夜のかすみ草にすらなれなかった私が、これと言って何の特徴もない庶民と思われる私が、高位貴族であるアランブール伯爵に買われたことに驚いていなかった。
もしかして彼女は、私が自分と同じ貴族の出だろうと察していたのだろうか。そして私の置かれている境遇と過去の自分が重なったのだろうか。
メイリーンさんは、何度も自尊心を傷つけられて、何度も涙を流して、それでも歯を食いしばって懸命に踏みしだいて自分が作ってきた道を蔑むことはないだろう。けれど、自分と同じ険しい道を歩むなと。まだ引き返せるからと戻れと、私に手を貸してくれたのだろうか。
私はブルーノさんに向き直ると首を振る。
「いいえ。私には何も。私にとってメイリーンさんは、家名を持たぬメイリーンさんでしかありません。恩人であり、敬愛している姉です。ただ、それだけなのです」
私が彼女のことを詳しく知らない様子だったこともあるだろうけれど、ブルーノさんはそれ以上追求せず、そうですかと小さく頷いた。
それから私はほぼ調合室に引きこもりの日々を続けていると、シメオン様は標的とする人物の資料をそろえてやって来た。
複数枚に渡るそれを受け取ると捲って確認していく。その私を彼が監視するように見ているのを感じる。
「旦那様、一つ確認したいのですが。この方を殺めたいわけではなく、何らかの情報を引き出したいのですよね」
資料に目を通しながらシメオン様に尋ねる。
「ああ」
「それでは何も毒薬ではなくても良いことでは?」
「いや。君の言うように体質や精神力の違いによるものだろう。自白剤を試したことがあるが、彼には効かなかった。元々、自白剤は嘘をつくための集中力や判断力を低下させる効果があるものの、都合よく流れるように真実を話してくれるとは限らないからな。信頼性は低かった。外では飲み食いする物にも慎重な人間だ」
私は資料に自白剤は効かないと書き足して顔を上げる。
「そうですか。過去に接触して失敗なさっているのですね」
何気なくそう言ったつもりだったが、シメオン様は少し眉をひそめた。
「申し訳ございません。言葉が過ぎました。気を悪くさせてしまいましたね」
「……いや」
「ところでこの方は商人なのですね。自白剤のことを別にして、毒薬を使わなければならないほどの極悪人なのですか?」
「それは君が知る必要のないことだ」
質問に答えてくれる気はないらしい。即答された。
「少しでも私を巻き込んだことを申し訳ないと思われるのならば、私の罪悪感を減らすためにも教えていただけませんか。もちろん申し訳ないと微塵も思われていないなら結構ですが」
そう返すとシメオン様はぐっと言葉を詰まらせる。その後、ため息をつく。一応、微塵くらいは申し訳がないと思っているらしい。
「彼自身が直接犯罪に関わっているわけではない。取引先が問題なのだが、その開示に応じないんだ。義理堅いのか、得意先なのか」
毒劇物を大量に発注した形跡があると言う。ただ、除草剤や肥料など農業にも使われる薬品なので表立って取り締まることが難しいそうだ。取引先が分かればそこを摘発することができるということらしい。
「だからと言って毒薬を使うだなんてあまりにも乱暴ではありませんか」
「何だ? 先ほどから毒薬を使うことを避けたいようだな。やはり毒薬を作ることにためらいを感じているのか?」
「もちろんためらいを感じないはずがありません。私は旦那様に買われた妻である前に、薬師なのですから」
私は嘘偽りを騙ることなくシメオン様を真っすぐに見つめる。
「それに申し上げたはずです。毒薬は調整が難しい薬だと。資料をご覧になったでしょう。この方は持病をお持ちなのです。解毒薬も万能ではありません。一度障害された身体が完全に回復するかどうかも保障がありません」
「しかし毒薬が自白には一番有効的だ。即効性があり、生命を脅かすものでなければ自白を促すことは難しい」
確かに生命を脅かす即効性の毒薬が一番、人間の生命維持本能に訴えかける薬であることは間違いない。
「ですが命を懸けても守りたい情報だった場合、毒薬では意味がないのではありませんか?」
「彼は我々のような密偵ではなく、商人だぞ。取引相手に義理があろうがなかろうが、毒を口にすればさすがに我が身可愛さに自白するだろう」
反論の言葉はなく私が口を閉ざすと、シメオン様は話を勧める。
「十日後に彼が訪れる予定になっている仮面舞踏会がある」
「仮面舞踏会……」
「そうだ。今回の舞踏会は、貴族の私的で行われるパーティーだ。が、こういった場は得てして犯罪の温床となる」
さすがに王宮で開かれる仮面舞踏会は警備もしっかりしていて、何よりそこで裏取り引きを行う不届き者はいないけれど、私的で行われるパーティーではそうはいかないらしい。
「顔を隠しての私的なパーティーは国が禁止にできないのですか」
「困ったことに高位貴族ほど反対するんだ。元々は宮廷から始まった仮面舞踏会で、趣向を凝らした派手な催しとなる。出席する貴族や豪商らも豪勢な衣装で出席するわけだが、それを自ら開き、そういった着飾った貴族らを出席させることができるのは裕福な高位貴族であるという一種のステイタスと考えるようだ。だから自己顕示欲が強い高位貴族はこぞってやりたがる」
高位貴族の意見は下位貴族が束になっても敵わない。発言力があまりにも大きすぎるのだろう。
「とにかくそこに彼が参加する予定だ。それまでに完成させられるか。――いや。完成させろ」
「加えて高位貴族は高圧的ですね」
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