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突然の旅立ち。
テイク2!
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あまりのタイミングの良いムーンの現れ方にエルリアは1人溜息吐くが祭は純粋に彼女に会えて嬉しかったようだ。
「ムーンちゃん!…また会えたね。…俺、すっげぇ嬉しい!」
嬉しさを露わにする祭にムーンはにっこりと微笑む。そんな可憐に笑いかけるムーンに祭はまた何処かで感じたような既視感を覚えるがそれはとても小さな感情であったので気付くことは無かった。そんなことよりもムーンがまた居なくなってしまうのを恐れて祭は自分のことを話していく。
「その…俺さ!一応We Tubeっていうサイトのウィチューバ―っていうのやってて、高校生トップウィーチューバの1人というか…!」
「???ウィーチュブ?ウィーチューバ?…あなたの世界ではそういうのがあるの?」
「そう!そのサイトの人気者?っていうのが俺…みたいな?」
「ふ~ん。そうなの。」
「う…うん。」
自信ありげに話すがムーンは相槌を打つだけである。そんな彼女の態度に祭は心中で焦っていく。
(まずい…!このままじゃムーンちゃんが帰っちゃう…って待てよ?帰るってあのクソ変態チャイナ服の所だよな?…アイツとはどういう…?)
ふと疑問に思ったのでムーンに尋ねようとすれば彼女は自身の月の形をしたピアスを外したのだ。しかも普通に外すのではなく月の形をした青い宝石が散りばめられている部分だけを外したのである。独特な外し方だと祭が驚くがさらに驚くべきことが起こった。なんと彼女はそれを空に向けて大きな画面を映し出したのである。
「!!!?何それ?それってそういうことにも出来んの?」
「???そういうことって?…”デュラム”はこういう機械だけど?あなたは何かに使用したの?」
”変態チャイナ服に利用されて従わされています。”と言いたいのは山々ではあるが目の前には愛しの女の子の前だ。祭には言えるわけが無かった。
「あ…いや!知らなかっだけ!だよな~エルリア?ってあれ?アイツどこ行った?」
居なくなってしまったエルリアを探すが彼女は居なくなってしまった。不審に思う祭ではあるがそんな彼に幸福な出来事が舞い降りる。
「…あなたのデュラム綺麗ね。素敵な色してる。」
「!!?ムーンちゃん?」
突然自分の耳飾り…いや、デュラムに触れられて祭は彼女の積極的な行動を取られてしまい鼓動が高鳴る。誰だって自分が好意を持っている子にこのような行動を取られてしまえば誰だって緊張してしまうだろう。…祭もその1人である。声も出ないほどドキドキしている祭は硬直してしまうことしか出来ない。
「あ…あの?…えっと…。」
「ふふっ。緊張してるの?…可愛いな~マツリは。」
耳元で囁かれて祭が顔を赤くしてしまうのだが急にムーンのデュラムが鳴りだした。先ほどの小悪魔的な態度ととは打って変わり彼女は少し焦った顔をする。何も彼女の事情を分かっていない祭は何があったのかを聞こうとするのだが彼女は彼から離れて手を振りだした。
「マツリごめんね!また今度ね!」
「えっ!!?ちょっと?なんで?」
「時間が来たみたい!また会いましょう!」
去ってしまうムーンに祭は追い掛けようとはするのだが…その前に自分のデュラムも起動するのかを確かめることにした。自身の金色に輝くデュラムを取り外してから中央にある小さな青い宝石を押してみれば空に画面が広がっていた。
「うぉ!…すげぇ。じゃあ、あの変態チャイナ服みたいなことも出来んのかな?呪文?みたいな。」
「その変態チャイナ服って俺のことかな?…マツリ?」
「えっ……?」
肩を叩かれて振り向いてみればそこにはアイドゥがにっこりと微笑んでいた。
「ムーンちゃん!…また会えたね。…俺、すっげぇ嬉しい!」
嬉しさを露わにする祭にムーンはにっこりと微笑む。そんな可憐に笑いかけるムーンに祭はまた何処かで感じたような既視感を覚えるがそれはとても小さな感情であったので気付くことは無かった。そんなことよりもムーンがまた居なくなってしまうのを恐れて祭は自分のことを話していく。
「その…俺さ!一応We Tubeっていうサイトのウィチューバ―っていうのやってて、高校生トップウィーチューバの1人というか…!」
「???ウィーチュブ?ウィーチューバ?…あなたの世界ではそういうのがあるの?」
「そう!そのサイトの人気者?っていうのが俺…みたいな?」
「ふ~ん。そうなの。」
「う…うん。」
自信ありげに話すがムーンは相槌を打つだけである。そんな彼女の態度に祭は心中で焦っていく。
(まずい…!このままじゃムーンちゃんが帰っちゃう…って待てよ?帰るってあのクソ変態チャイナ服の所だよな?…アイツとはどういう…?)
ふと疑問に思ったのでムーンに尋ねようとすれば彼女は自身の月の形をしたピアスを外したのだ。しかも普通に外すのではなく月の形をした青い宝石が散りばめられている部分だけを外したのである。独特な外し方だと祭が驚くがさらに驚くべきことが起こった。なんと彼女はそれを空に向けて大きな画面を映し出したのである。
「!!!?何それ?それってそういうことにも出来んの?」
「???そういうことって?…”デュラム”はこういう機械だけど?あなたは何かに使用したの?」
”変態チャイナ服に利用されて従わされています。”と言いたいのは山々ではあるが目の前には愛しの女の子の前だ。祭には言えるわけが無かった。
「あ…いや!知らなかっだけ!だよな~エルリア?ってあれ?アイツどこ行った?」
居なくなってしまったエルリアを探すが彼女は居なくなってしまった。不審に思う祭ではあるがそんな彼に幸福な出来事が舞い降りる。
「…あなたのデュラム綺麗ね。素敵な色してる。」
「!!?ムーンちゃん?」
突然自分の耳飾り…いや、デュラムに触れられて祭は彼女の積極的な行動を取られてしまい鼓動が高鳴る。誰だって自分が好意を持っている子にこのような行動を取られてしまえば誰だって緊張してしまうだろう。…祭もその1人である。声も出ないほどドキドキしている祭は硬直してしまうことしか出来ない。
「あ…あの?…えっと…。」
「ふふっ。緊張してるの?…可愛いな~マツリは。」
耳元で囁かれて祭が顔を赤くしてしまうのだが急にムーンのデュラムが鳴りだした。先ほどの小悪魔的な態度ととは打って変わり彼女は少し焦った顔をする。何も彼女の事情を分かっていない祭は何があったのかを聞こうとするのだが彼女は彼から離れて手を振りだした。
「マツリごめんね!また今度ね!」
「えっ!!?ちょっと?なんで?」
「時間が来たみたい!また会いましょう!」
去ってしまうムーンに祭は追い掛けようとはするのだが…その前に自分のデュラムも起動するのかを確かめることにした。自身の金色に輝くデュラムを取り外してから中央にある小さな青い宝石を押してみれば空に画面が広がっていた。
「うぉ!…すげぇ。じゃあ、あの変態チャイナ服みたいなことも出来んのかな?呪文?みたいな。」
「その変態チャイナ服って俺のことかな?…マツリ?」
「えっ……?」
肩を叩かれて振り向いてみればそこにはアイドゥがにっこりと微笑んでいた。
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