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最終章:クローゼットの向こう側
第120話:愛しい君へ
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愛しい君へ。
あれから数年が過ぎ、心は満たされずどこにも寄り添えないのに、季節は相変わらず変わっていく。片目を失い、魔法も失った僕にできることは少ないけれど、体は相変わらず鍛えているよ。君は今何をしているのだろうか。君のことだから、何処かの世界を救っている最中かも知れないね。
僕はまた緑の塔に戻ってきた。相変わらず君を思い、精鋭隊員たちが食事をしに訪れてくるから、僕と君の店は大繁盛だ。おかげでゆっくり休む暇もない。転移機が使い物にならなくなったから、王都からはそんなに頻繁に来れないとルノーもアイザックも残念がっているけれど、それでも結構な頻度で来てくれている。国王と軍師が何をしているだと言う話にもなるが。
薬草園はずいぶん大きくなって、バーズの果樹園は、相変わらずたくさんの果実を実らせている。そうそう、バーズは先日、とうとう街に変わった。数十人の村から今では3千人くらいの人がひしめき合っているようだ。あそこの温泉が開放されて、観光としても人気があるみたいだ。効能がいまだにあるのかどうかはわからないけれど。
大地の聖地ソルイリスの近くにマロッカの牧場もできて、幌馬車というものが発達している。ドクダミはマロッカの好物だからね。アイザック村が復興して、そこに牧場を作ったんだよ。マロッカはなかなか足が速いし、力持ちだった。バーズのポム酒は『女神も酔う酒』と言われて国民にも人気らしく、全国に配送されてる。君がいたら、きっとポム酒を飲みたがるんだろうな。魔力がなくなった今なら、試してもいいんじゃないかと思うよ。けど、僕がいない時はダメかな。
ああ、だけど、僕もワインを作ってみたんだ。赤ワインはうまくいってまあまあ好評だけど、白ワインはまだ改良が必要みたいだ。葡萄の種類が違うのかも知れないな。残念ながら、君の世界の葡萄は手に入らないから、仕方がないね。試行錯誤の上で頑張るよ。
ピースリリーは相変わらず巨大だし、アロエもクラブドラゴンよろしく育ってる。裏庭の農園はアッシュ率いる精鋭隊員たちが時折世話をしてくれているし、野菜泥棒も時々捕まる。とはいえ、効果はどの野菜も同じだから意味がないのにね。
王都にもだいぶ人が戻ってきて、外国人も増えた。アイザックがようやくプロポーズして、ガーネットがお妃様になったんだよ。無茶振りを繰り返すアイザックにルノーが切れて、ガーネットに懇願したらしい。実は第一子がもうすぐ出てくる予定だって。ルノーが僕の親父の跡を継いで、とうとう軍師に持ち上げられた。本人は嫌がってたけど、意外と面倒見もいいし性に合ってるんじゃないかと思う。あいつは相変わらずの独り身だ。人気はあるから、そのうちいい人が現れるかもしれない。アッシュは逃げに逃げて、なんとか騎士団長に落ち着いた。
あれから諸外国の交流が増えて、医者とか医院というものができた。君の世界から持ち込んだ薬草が役に立っているようで何よりだ。それからウスクヴェサールの街は、 <薬師聖女の聖地>として交易が盛んになって薬師も増えた。君代様のおかげだね。そのせいで時折僕にも弟子入りを、と駆け込んでくる人も居るけど、もちろん断ってる。僕は緑の塔の料理店のオーナーで一杯一杯だ。
最近、困ったことに君の名前が口に出せないばかりか、思い出すことすら出来ないんだ。こんなに愛しているのに、顔も体もその髪の手触りも明確に思い出せるのに、おかしいと思わないかい?精霊たちについても君の祖父母についても、僕と執行人になった奴ら以外、誰も覚えていないらしい。皆が精霊の存在を神話の中の登場人物くらいにしか捉えていなくて、君のことすら現れて消えた聖女としてしか認識されていない。
得体の知れないものに干渉されて、僕から記憶を奪おうとするのなら、たとえそれが神であろうとも僕は抗うつもりでいる。
だけど、やはり僕に「生きて」と言った君にそばにいてほしい。君さえいれば何もいらないと思うのに、人生というものはままならないものだね。このまま記憶から君を奪われてしまうのが怖くて、こうして手紙を書いているところだ。
愛らしいその笑顔も、黒い大きな瞳も、絹のようなサラサラした手触りのその髪も。君の細い肩も、体格の割に手に余る甘美な感触も、君が纏うミントの芳香も決して忘れないように。僕にもう少し絵心があれば、君を描きまくっていたのだけどそれも無理なようだ。誰かに見せるのも癪だからいいけどね。
聖域に行けば、君に会えるかもと思ってしばらく旅をしたけれど、聖域にはもう精霊もいないようだった。以前は見えた精霊たちが今はもう気配もなく、姿も現さない。静かになったものだ。火の精霊はまだ火山にいるのか、黙々と煙は上がっているが、カリプソは呼んでも出てくることはなかった。水の聖域にも顔を出したけれど、静かなもので、最近は誰も近づかないらしい。拒否感を感じたり、霧が出て聖域に行き着けないとアイザックも愚痴っていた。
何より、魔獣や魔性の植物もいなくなってしまったから、聖域に行く必要もないのだけど。ウスカーサは特に君を気に入っていたから、居なくても僕としては構わないんだけどね。
「もういい加減に結婚してくださらない?」
目の前で繰り広げられる、アッシュと何人目かの恋人を横目にクルトは手紙と称した日記を書き込んでいた。
「お、俺は貴女の恋人になった覚えはない!」
「ひどいわ!あんなに激しい夜を分かち合ったというのに!」
「分かち合っていない!ポム酒でひどく酔っ払った貴女の嘔吐を片付けて、宿に送り届けただけだ!誤解のある言い方はやめてほしい!それにここは神聖なる緑の塔の食堂だ!聖女の店を汚すつもりなら衛兵に突き出すぞ!」
騎士団長になったせいで、いろんな女性に追いかけられるアッシュは、一度目の結婚で懲り懲りしている。身籠もっていたマリゴールドとは一度たりとも関係を持っていなかったことは法廷で証明されていたから、女性にも「浮気をしない男」として人気があるらしい。「女なんか」とよく口にしているが、クルトは知っている。彼もまた、待っているのだ。
「僕の愛しい人に横恋慕しようなんて思っていないよね?例え片眼になったとしても、お前に負けるほど弱ってはいないよ」
「なっ!?そんなわけありませんよ、ハルクルト隊長!!何言ってるんですか!俺はあなたが結婚するまでは結婚しないと決めているだけです!」
「お前には関係ないじゃないか。気持ち悪いな」
「ルノーだって、そう決めているんです!俺も同じです!」
「そんなこと言ったら一生結婚できないかも知れないよ?僕の愛する人はどこかでフラフラ旅を続けているんだから」
「それでも、です。あの方はきっと風の精霊殿と遊び歩いているだけで、そのうち帰ってくるんですから。それまで待ちます」
「……ま、お前たちがここを手伝ってくれてるから助かるんだけど。そういえば、そろそろワインの味見もしてみないと」
「葡萄酒でしたか。あの方のレシピでしたっけ。でも、何年も寝かせないとダメなのでは?」
「ああ。でも記念日が近いから」
「……早いものですね」
「まだ、5年だよ」
クルトはにこりと笑ってから、日記を閉じて席を立った。この記念日は、あの扉が初めて開いた日で、かの女神に命を救われた日のことだ。まだ数ヶ月先のことだが、その日は店を閉めて、ミント配合の消臭スプレーを部屋中に撒き、床に転がるという儀式をクルト一人で行う。そしてワインを開けるのだ。カップは二つ。本当は桃の酎ハイがいいのだけど、無いものはねだれない。
今朝も相変わらず聖女のメニューと呼ばれる「キパとクコリの香ばし焼き」と「ハクラのチックハバル丼」なるメニューを用意した。本当は味噌汁も出したいが、肝心の味噌がなくなってしまった。あれのレシピも聞いておくべきだったと後悔しても遅すぎた。
朝のメニューはあっという間に売り切れたのでそそくさと店を閉め、自室に戻る途中で立ち止まる。目の前にある扉は自室へと続く扉だが、同時に異世界へ繋がる扉でもある。
今この扉を開いたら、あちら側に繋がっているのではといつも期待してしまう。そうして期待して、がっくりと肩を落とすのが常になっているが。今日はいつもと違っていた。
ふと風が動き、空気中にミントの香りが漂った。ハッとして顔を上げたところで、心臓がドクリと全身を打ち付けた。
扉の向こう側から、光が漏れている。
人の気配がする。
喉元につっかえていた記憶が今になってはっきりと甦る。
覚えている。いや、思い出したのだ。愛しい人の名を。
クルトは一歩階段に上がり、扉を見つめる。この先に、求めて止まなかった人がいるのなら、必ず言おうと思っている言葉がある。
かちり、とわずかな音が聞こえた。
震える手で口元を押さえる。どんな些細な音も聞き漏らさないように。漏れてしまう嗚咽を飲み込んで。
もう一歩、階段を登る。そしてもう一歩。
ギィ、と扉が開き。
神々しいまでの光が飛び込んできて、目を細めた。
あれから数年が過ぎ、心は満たされずどこにも寄り添えないのに、季節は相変わらず変わっていく。片目を失い、魔法も失った僕にできることは少ないけれど、体は相変わらず鍛えているよ。君は今何をしているのだろうか。君のことだから、何処かの世界を救っている最中かも知れないね。
僕はまた緑の塔に戻ってきた。相変わらず君を思い、精鋭隊員たちが食事をしに訪れてくるから、僕と君の店は大繁盛だ。おかげでゆっくり休む暇もない。転移機が使い物にならなくなったから、王都からはそんなに頻繁に来れないとルノーもアイザックも残念がっているけれど、それでも結構な頻度で来てくれている。国王と軍師が何をしているだと言う話にもなるが。
薬草園はずいぶん大きくなって、バーズの果樹園は、相変わらずたくさんの果実を実らせている。そうそう、バーズは先日、とうとう街に変わった。数十人の村から今では3千人くらいの人がひしめき合っているようだ。あそこの温泉が開放されて、観光としても人気があるみたいだ。効能がいまだにあるのかどうかはわからないけれど。
大地の聖地ソルイリスの近くにマロッカの牧場もできて、幌馬車というものが発達している。ドクダミはマロッカの好物だからね。アイザック村が復興して、そこに牧場を作ったんだよ。マロッカはなかなか足が速いし、力持ちだった。バーズのポム酒は『女神も酔う酒』と言われて国民にも人気らしく、全国に配送されてる。君がいたら、きっとポム酒を飲みたがるんだろうな。魔力がなくなった今なら、試してもいいんじゃないかと思うよ。けど、僕がいない時はダメかな。
ああ、だけど、僕もワインを作ってみたんだ。赤ワインはうまくいってまあまあ好評だけど、白ワインはまだ改良が必要みたいだ。葡萄の種類が違うのかも知れないな。残念ながら、君の世界の葡萄は手に入らないから、仕方がないね。試行錯誤の上で頑張るよ。
ピースリリーは相変わらず巨大だし、アロエもクラブドラゴンよろしく育ってる。裏庭の農園はアッシュ率いる精鋭隊員たちが時折世話をしてくれているし、野菜泥棒も時々捕まる。とはいえ、効果はどの野菜も同じだから意味がないのにね。
王都にもだいぶ人が戻ってきて、外国人も増えた。アイザックがようやくプロポーズして、ガーネットがお妃様になったんだよ。無茶振りを繰り返すアイザックにルノーが切れて、ガーネットに懇願したらしい。実は第一子がもうすぐ出てくる予定だって。ルノーが僕の親父の跡を継いで、とうとう軍師に持ち上げられた。本人は嫌がってたけど、意外と面倒見もいいし性に合ってるんじゃないかと思う。あいつは相変わらずの独り身だ。人気はあるから、そのうちいい人が現れるかもしれない。アッシュは逃げに逃げて、なんとか騎士団長に落ち着いた。
あれから諸外国の交流が増えて、医者とか医院というものができた。君の世界から持ち込んだ薬草が役に立っているようで何よりだ。それからウスクヴェサールの街は、 <薬師聖女の聖地>として交易が盛んになって薬師も増えた。君代様のおかげだね。そのせいで時折僕にも弟子入りを、と駆け込んでくる人も居るけど、もちろん断ってる。僕は緑の塔の料理店のオーナーで一杯一杯だ。
最近、困ったことに君の名前が口に出せないばかりか、思い出すことすら出来ないんだ。こんなに愛しているのに、顔も体もその髪の手触りも明確に思い出せるのに、おかしいと思わないかい?精霊たちについても君の祖父母についても、僕と執行人になった奴ら以外、誰も覚えていないらしい。皆が精霊の存在を神話の中の登場人物くらいにしか捉えていなくて、君のことすら現れて消えた聖女としてしか認識されていない。
得体の知れないものに干渉されて、僕から記憶を奪おうとするのなら、たとえそれが神であろうとも僕は抗うつもりでいる。
だけど、やはり僕に「生きて」と言った君にそばにいてほしい。君さえいれば何もいらないと思うのに、人生というものはままならないものだね。このまま記憶から君を奪われてしまうのが怖くて、こうして手紙を書いているところだ。
愛らしいその笑顔も、黒い大きな瞳も、絹のようなサラサラした手触りのその髪も。君の細い肩も、体格の割に手に余る甘美な感触も、君が纏うミントの芳香も決して忘れないように。僕にもう少し絵心があれば、君を描きまくっていたのだけどそれも無理なようだ。誰かに見せるのも癪だからいいけどね。
聖域に行けば、君に会えるかもと思ってしばらく旅をしたけれど、聖域にはもう精霊もいないようだった。以前は見えた精霊たちが今はもう気配もなく、姿も現さない。静かになったものだ。火の精霊はまだ火山にいるのか、黙々と煙は上がっているが、カリプソは呼んでも出てくることはなかった。水の聖域にも顔を出したけれど、静かなもので、最近は誰も近づかないらしい。拒否感を感じたり、霧が出て聖域に行き着けないとアイザックも愚痴っていた。
何より、魔獣や魔性の植物もいなくなってしまったから、聖域に行く必要もないのだけど。ウスカーサは特に君を気に入っていたから、居なくても僕としては構わないんだけどね。
「もういい加減に結婚してくださらない?」
目の前で繰り広げられる、アッシュと何人目かの恋人を横目にクルトは手紙と称した日記を書き込んでいた。
「お、俺は貴女の恋人になった覚えはない!」
「ひどいわ!あんなに激しい夜を分かち合ったというのに!」
「分かち合っていない!ポム酒でひどく酔っ払った貴女の嘔吐を片付けて、宿に送り届けただけだ!誤解のある言い方はやめてほしい!それにここは神聖なる緑の塔の食堂だ!聖女の店を汚すつもりなら衛兵に突き出すぞ!」
騎士団長になったせいで、いろんな女性に追いかけられるアッシュは、一度目の結婚で懲り懲りしている。身籠もっていたマリゴールドとは一度たりとも関係を持っていなかったことは法廷で証明されていたから、女性にも「浮気をしない男」として人気があるらしい。「女なんか」とよく口にしているが、クルトは知っている。彼もまた、待っているのだ。
「僕の愛しい人に横恋慕しようなんて思っていないよね?例え片眼になったとしても、お前に負けるほど弱ってはいないよ」
「なっ!?そんなわけありませんよ、ハルクルト隊長!!何言ってるんですか!俺はあなたが結婚するまでは結婚しないと決めているだけです!」
「お前には関係ないじゃないか。気持ち悪いな」
「ルノーだって、そう決めているんです!俺も同じです!」
「そんなこと言ったら一生結婚できないかも知れないよ?僕の愛する人はどこかでフラフラ旅を続けているんだから」
「それでも、です。あの方はきっと風の精霊殿と遊び歩いているだけで、そのうち帰ってくるんですから。それまで待ちます」
「……ま、お前たちがここを手伝ってくれてるから助かるんだけど。そういえば、そろそろワインの味見もしてみないと」
「葡萄酒でしたか。あの方のレシピでしたっけ。でも、何年も寝かせないとダメなのでは?」
「ああ。でも記念日が近いから」
「……早いものですね」
「まだ、5年だよ」
クルトはにこりと笑ってから、日記を閉じて席を立った。この記念日は、あの扉が初めて開いた日で、かの女神に命を救われた日のことだ。まだ数ヶ月先のことだが、その日は店を閉めて、ミント配合の消臭スプレーを部屋中に撒き、床に転がるという儀式をクルト一人で行う。そしてワインを開けるのだ。カップは二つ。本当は桃の酎ハイがいいのだけど、無いものはねだれない。
今朝も相変わらず聖女のメニューと呼ばれる「キパとクコリの香ばし焼き」と「ハクラのチックハバル丼」なるメニューを用意した。本当は味噌汁も出したいが、肝心の味噌がなくなってしまった。あれのレシピも聞いておくべきだったと後悔しても遅すぎた。
朝のメニューはあっという間に売り切れたのでそそくさと店を閉め、自室に戻る途中で立ち止まる。目の前にある扉は自室へと続く扉だが、同時に異世界へ繋がる扉でもある。
今この扉を開いたら、あちら側に繋がっているのではといつも期待してしまう。そうして期待して、がっくりと肩を落とすのが常になっているが。今日はいつもと違っていた。
ふと風が動き、空気中にミントの香りが漂った。ハッとして顔を上げたところで、心臓がドクリと全身を打ち付けた。
扉の向こう側から、光が漏れている。
人の気配がする。
喉元につっかえていた記憶が今になってはっきりと甦る。
覚えている。いや、思い出したのだ。愛しい人の名を。
クルトは一歩階段に上がり、扉を見つめる。この先に、求めて止まなかった人がいるのなら、必ず言おうと思っている言葉がある。
かちり、とわずかな音が聞こえた。
震える手で口元を押さえる。どんな些細な音も聞き漏らさないように。漏れてしまう嗚咽を飲み込んで。
もう一歩、階段を登る。そしてもう一歩。
ギィ、と扉が開き。
神々しいまでの光が飛び込んできて、目を細めた。
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