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無限のループ地獄へようこそ
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「馬鹿な――!」
ジャックは青ざめた。
まさか結界扉が破られるとは思わず行動が遅れ、メリアン諸共押し潰されてしまった。
「俺のせいで…」
そう呟いて、ふと周囲の風景が違うことに気がついた。馬の嗎きが耳につき、狂ったように走り込んでくる。道の反対側には上空を見つめて立ちすくむメリアンの姿が。咄嗟にジャックはメリアンの真横に転移をし、抱き抱えるように横に飛んだ。庇うように胸に抱き込み路地に転がる。ごちん、と派手な音がしてギョッとして顔を上げると、仏の顔のメリアンがいた。
「メリアン嬢!……え?」
「……ジャック」
メリアンが訝しげな顔でジャックを見上げ、体を離した。混乱したジャックはするりとその両手から離れていくメリアンを引き留めた。両肩を掴み、信じられないというように頭から足の爪先までじろじろと見る。
「い、生きてる?メリアン嬢、君は確かに」
「え、ジャック…あなた、もしかして覚えているの!?」
今度はメリアンが食い付くようにジャックの胸ぐらを掴んだ。ジャックを見上げたメリアンの鼻がジャックの唇にくっつきそうな距離だった。
「……っ」
「……!」
至近距離で抱擁するような自分達の体勢に気がついて、ジャックがぼっと火がついたように顔を赤らめた。それを見て慌ててメリアンはばっと距離を置く。道行く人々は皆街角にぶち当たった馬車の周りに集まり、二人には気がついていないようだ。こほん、と咳払いをしてもう一度向き合った。
「本当に、時間が戻ったのか」
「すごいわ、覚えているのね?」
「あ、ああ。確かに壁に押しつぶされた記憶がある」
「尋問室は避けたほうが良さそうだわ」
うんうん、と自分の意見に肯くメリアンに、まだ信じられないような視線を向けるジャックだったが、思い立って頭を下げた。
「申し訳なかった。謝って済む問題ではないが、君を庇えなかった」
「いえ、大丈夫よ。あれは仕方なかったわ。いきなり魔法をぶっ放すとは誰も思わなかったもの。ジャックも一緒に巻き込まれて死んでしまったし」
メリアンは悟ったような顔で、ふ、と微笑む。
「あれは確かに危険だな」
「ええ……。っていうか、ジャック。あなた本当に記憶があるのね?」
「ああ。メリアン嬢との会話も、起こったことも全て覚えている」
「……少なくとも同じ会話をしなくても済んだことは良かったわ。もう一度と言われたら発狂するところだったもの」
「……そうだな」
そういうと、ジャックは再度空を見上げた。魔法陣が霧のように薄くなり少女がゆっくり降臨してくる。今となってはメリアンの話を信じるしかない。
「魅了魔法、か」
「確かじゃないけれど」
「俺も、あの女にたらし込まれたのか」
「最初の時はほとんど全ての貴族令息がね」
「陛下はどうだったか覚えているか?」
「陛下や他の大人たちは無事だったみたい。誑かされたのは未婚の男性だけだったと思う」
「国家存亡レベルの厄災だと言ったよな?」
「少なくとも王都壊滅は免れなかったわね」
「わかった。今度は拘束魔法は使わない。身体強化と結界は使えるか?」
「もちろん」
「これから王城へ行く。君はあの女と鉢合わせないよう気をつけながら魔導士団長へ話を、俺は殿下に会いに行く。それでまたここに戻ってくるようであれば、別の手を考えよう」
「わたくしなんかと面会してくださるかしら」
「俺が話をつけよう。転移するから手を」
「手?」
「ああ、前回は拘束魔法を使っていたから体に触れなくても転移はできたけど、今回は体の一部を繋いでいないと」
「あ、ああ、そうなの。なるほど」
メリアンは異性と手を握るなどした事がない。それは貴族令嬢として、そして婚約者がいるから当然のことで、ぎこちなく手を差し出した。
考えても見れば二人揃って地面を転がり、肩を掴んだり胸ぐらを掴んだり、未婚の貴族令嬢としてははしたない場面が何度もあった。後悔先に立たずだけど、今更である。
「あ、でも待って!妊婦さんを助けないと」
「かわいそうだが、今はそれどころじゃないだろう?」
「え!見捨てるの!?」
「見捨てる、と言えばまあ、そうだが、それよりも国家の一大事だろう」
「でも!小さなことでも、あの妊婦さんにとっては生活に関わるかもしれないのよ?そのせいで赤ちゃんに何かあったら!?お願い!ほんの一瞬のことよ!あのハンチングキャップの男を捕まえて衛兵に差し出すだけ!ね?今度はもっと上手くやるから!」
二度も失敗したのだ。タイミングは覚えてる。今度は間違いなく捕まえてみせるわ!とメリアンは風を纏った。ジャックが引き止めるよりも早く飛び出していくメリアンを見て、呆気に取られそして苦笑した。
「君は昔からそうだったな……」
仕方ない、どうせ通り道だ。ジャックは溜息と共にそう呟いて、メリアンの後を追った。
「<捕縛>!施錠!」
メリアンは前回と同じように男の動作を引き止め、捕縛する。そして横からぶつかって来た男は身体強化でやり過ごし、その男がばら撒いた書類を突風で吹き飛ばすと、妊婦の体を支えた。
突然の風に驚いた妊婦が壺を落としそうになったところでメリアンが妊婦を支え、落としかけた壺は結界魔法で割れる事無く地面に落ちた。
「大丈夫ですか?」
メリアンは妊婦の顔を覗き込む。何が起こったのかよくわかっていなかった妊婦はパチクリと瞬きすると頷いた。
――すごいな。本当に助けてしまった。
何度かやり直したせいか、ブレもなく捕縛と施錠の魔法を同時展開して盗人を捉え、同様に身体強化でぶつかって来た男をやり過ごして妊婦を支え、その上風魔法で書類を吹き飛ばした。その一連の流れは無駄がなくかつてジャックが感心した少女そのもので――。
「でもメリーは俺を覚えていないのか…」
メリアンが身体強化を使って壺を持ち上げ、妊婦を助けている間にジャックは風で煽られた書類を呼び戻し、書類を落とした男に手渡そうとしたが、ふと見えた内容に動きを止めた。
「……おい、これは」
慌てふためいて書類をかき集めていた男はビクッと体をゆすると青ざめた顔でジャックを振り返り、慌てて逃げ出した。
「待て!<凍結>!」
ジャックの魔法で完全に動きを封じられた男は目だけを動かし震えていた。
「た、頼む!見逃してくれ!ま、まだ死にたくない」
「おい。この書類は、」
ジャックがそこまで言いかけた時、男が爆発した。
気がつけば、暴走した馬車を避け、路地に転がる二人。
空から落ちてくるティアレアを見上げ、二人は顔を見合わせた。
「一体何が起きましたの!?」
「え、あ。ああ、書類を落とした男が爆発して周りを巻き込んだようだ」
「うあぁぁぁぁっ!」
メリアンは自分の額を掌で叩きながら、イライラが隠せないようにぐるぐると歩き回った。
「なんで!どうして!女神は妊婦を助けるなと言っているのかしら!?せっかく助けることができたのに!またここ!?いい加減にしてくれる!ほんっといい迷惑!!!」
「……すまない、俺の失態だ」
「……違うわ、ジャック。ごめんなさい。あなたのせいじゃない。……あなたのせいじゃ無いのよ。はぁ。怒鳴ったところでなんともならないわね。いいわ!再挑戦よ!」
「待て、メリアン嬢。あの男。書類を落とした男を捕縛し、自爆を防がないとダメだ」
真面目な顔をしてジャックがメリアンに告げた。
「教皇の悪事を暴く鍵だ」
ジャックは青ざめた。
まさか結界扉が破られるとは思わず行動が遅れ、メリアン諸共押し潰されてしまった。
「俺のせいで…」
そう呟いて、ふと周囲の風景が違うことに気がついた。馬の嗎きが耳につき、狂ったように走り込んでくる。道の反対側には上空を見つめて立ちすくむメリアンの姿が。咄嗟にジャックはメリアンの真横に転移をし、抱き抱えるように横に飛んだ。庇うように胸に抱き込み路地に転がる。ごちん、と派手な音がしてギョッとして顔を上げると、仏の顔のメリアンがいた。
「メリアン嬢!……え?」
「……ジャック」
メリアンが訝しげな顔でジャックを見上げ、体を離した。混乱したジャックはするりとその両手から離れていくメリアンを引き留めた。両肩を掴み、信じられないというように頭から足の爪先までじろじろと見る。
「い、生きてる?メリアン嬢、君は確かに」
「え、ジャック…あなた、もしかして覚えているの!?」
今度はメリアンが食い付くようにジャックの胸ぐらを掴んだ。ジャックを見上げたメリアンの鼻がジャックの唇にくっつきそうな距離だった。
「……っ」
「……!」
至近距離で抱擁するような自分達の体勢に気がついて、ジャックがぼっと火がついたように顔を赤らめた。それを見て慌ててメリアンはばっと距離を置く。道行く人々は皆街角にぶち当たった馬車の周りに集まり、二人には気がついていないようだ。こほん、と咳払いをしてもう一度向き合った。
「本当に、時間が戻ったのか」
「すごいわ、覚えているのね?」
「あ、ああ。確かに壁に押しつぶされた記憶がある」
「尋問室は避けたほうが良さそうだわ」
うんうん、と自分の意見に肯くメリアンに、まだ信じられないような視線を向けるジャックだったが、思い立って頭を下げた。
「申し訳なかった。謝って済む問題ではないが、君を庇えなかった」
「いえ、大丈夫よ。あれは仕方なかったわ。いきなり魔法をぶっ放すとは誰も思わなかったもの。ジャックも一緒に巻き込まれて死んでしまったし」
メリアンは悟ったような顔で、ふ、と微笑む。
「あれは確かに危険だな」
「ええ……。っていうか、ジャック。あなた本当に記憶があるのね?」
「ああ。メリアン嬢との会話も、起こったことも全て覚えている」
「……少なくとも同じ会話をしなくても済んだことは良かったわ。もう一度と言われたら発狂するところだったもの」
「……そうだな」
そういうと、ジャックは再度空を見上げた。魔法陣が霧のように薄くなり少女がゆっくり降臨してくる。今となってはメリアンの話を信じるしかない。
「魅了魔法、か」
「確かじゃないけれど」
「俺も、あの女にたらし込まれたのか」
「最初の時はほとんど全ての貴族令息がね」
「陛下はどうだったか覚えているか?」
「陛下や他の大人たちは無事だったみたい。誑かされたのは未婚の男性だけだったと思う」
「国家存亡レベルの厄災だと言ったよな?」
「少なくとも王都壊滅は免れなかったわね」
「わかった。今度は拘束魔法は使わない。身体強化と結界は使えるか?」
「もちろん」
「これから王城へ行く。君はあの女と鉢合わせないよう気をつけながら魔導士団長へ話を、俺は殿下に会いに行く。それでまたここに戻ってくるようであれば、別の手を考えよう」
「わたくしなんかと面会してくださるかしら」
「俺が話をつけよう。転移するから手を」
「手?」
「ああ、前回は拘束魔法を使っていたから体に触れなくても転移はできたけど、今回は体の一部を繋いでいないと」
「あ、ああ、そうなの。なるほど」
メリアンは異性と手を握るなどした事がない。それは貴族令嬢として、そして婚約者がいるから当然のことで、ぎこちなく手を差し出した。
考えても見れば二人揃って地面を転がり、肩を掴んだり胸ぐらを掴んだり、未婚の貴族令嬢としてははしたない場面が何度もあった。後悔先に立たずだけど、今更である。
「あ、でも待って!妊婦さんを助けないと」
「かわいそうだが、今はそれどころじゃないだろう?」
「え!見捨てるの!?」
「見捨てる、と言えばまあ、そうだが、それよりも国家の一大事だろう」
「でも!小さなことでも、あの妊婦さんにとっては生活に関わるかもしれないのよ?そのせいで赤ちゃんに何かあったら!?お願い!ほんの一瞬のことよ!あのハンチングキャップの男を捕まえて衛兵に差し出すだけ!ね?今度はもっと上手くやるから!」
二度も失敗したのだ。タイミングは覚えてる。今度は間違いなく捕まえてみせるわ!とメリアンは風を纏った。ジャックが引き止めるよりも早く飛び出していくメリアンを見て、呆気に取られそして苦笑した。
「君は昔からそうだったな……」
仕方ない、どうせ通り道だ。ジャックは溜息と共にそう呟いて、メリアンの後を追った。
「<捕縛>!施錠!」
メリアンは前回と同じように男の動作を引き止め、捕縛する。そして横からぶつかって来た男は身体強化でやり過ごし、その男がばら撒いた書類を突風で吹き飛ばすと、妊婦の体を支えた。
突然の風に驚いた妊婦が壺を落としそうになったところでメリアンが妊婦を支え、落としかけた壺は結界魔法で割れる事無く地面に落ちた。
「大丈夫ですか?」
メリアンは妊婦の顔を覗き込む。何が起こったのかよくわかっていなかった妊婦はパチクリと瞬きすると頷いた。
――すごいな。本当に助けてしまった。
何度かやり直したせいか、ブレもなく捕縛と施錠の魔法を同時展開して盗人を捉え、同様に身体強化でぶつかって来た男をやり過ごして妊婦を支え、その上風魔法で書類を吹き飛ばした。その一連の流れは無駄がなくかつてジャックが感心した少女そのもので――。
「でもメリーは俺を覚えていないのか…」
メリアンが身体強化を使って壺を持ち上げ、妊婦を助けている間にジャックは風で煽られた書類を呼び戻し、書類を落とした男に手渡そうとしたが、ふと見えた内容に動きを止めた。
「……おい、これは」
慌てふためいて書類をかき集めていた男はビクッと体をゆすると青ざめた顔でジャックを振り返り、慌てて逃げ出した。
「待て!<凍結>!」
ジャックの魔法で完全に動きを封じられた男は目だけを動かし震えていた。
「た、頼む!見逃してくれ!ま、まだ死にたくない」
「おい。この書類は、」
ジャックがそこまで言いかけた時、男が爆発した。
気がつけば、暴走した馬車を避け、路地に転がる二人。
空から落ちてくるティアレアを見上げ、二人は顔を見合わせた。
「一体何が起きましたの!?」
「え、あ。ああ、書類を落とした男が爆発して周りを巻き込んだようだ」
「うあぁぁぁぁっ!」
メリアンは自分の額を掌で叩きながら、イライラが隠せないようにぐるぐると歩き回った。
「なんで!どうして!女神は妊婦を助けるなと言っているのかしら!?せっかく助けることができたのに!またここ!?いい加減にしてくれる!ほんっといい迷惑!!!」
「……すまない、俺の失態だ」
「……違うわ、ジャック。ごめんなさい。あなたのせいじゃない。……あなたのせいじゃ無いのよ。はぁ。怒鳴ったところでなんともならないわね。いいわ!再挑戦よ!」
「待て、メリアン嬢。あの男。書類を落とした男を捕縛し、自爆を防がないとダメだ」
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