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第九章 知ってしまったという罪
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第九章一話 知ってしまったという罪
夜の部屋は静かだった。
飲み会には行かなかった。あのまま顔を出せる気分じゃなかった。
スマホには「今どこ?」「今日の模試、どうだった?」といったメッセージがいくつか届いていたが、通知だけを見て、画面を閉じた。
(……また、死ぬ運命の人に会ってしまった)
しかも今度は、ほんの一瞬の偶然――それが致命的な誤認になりかけていた。
巻き込まれたとはいえ、自分の判断一つで、誰かの命が狂っていたかもしれない。
(私は……本当に、なにもできない)
観測者。ルールの外にいる存在。死神制度の例外。
そんな特異な立場にありながら、何ひとつ“まともに救えた”実感はない。
(見えるだけ。知るだけ。結局、それだけ――)
そのときだった。
「……おかえり」
部屋の隅から、聞き慣れた低い声がした。
「……また、入ってきてるし……」
遥はため息まじりに振り返った。
黒衣の男――烏牙が、いつの間にか窓辺に立っていた。
「昼間、言いかけたことがあるでしょう。ここで聞かせて。……彼のこと」
烏牙は、しばらく黙っていた。
「……君が関わるべきではない。これは忠告でも、命令でもなく、警告だ」
「いいから答えて。彼の素性は? どうして死ぬの?」
黒衣の死神は目を細めた。
「仁科陸翔。19歳。高校中退。都内の詐欺グループに属する“受け子”だ。組織的な特殊詐欺で数十件の関与歴がある。
死因は“刃物による失血性ショック死”。場所は……五日後の夜、都内某所の空きアパート」
遥は息を呑んだ。
「……事件、なの?」
「組織間の揉め事、あるいは“口封じ”とも推定されている。が、詳細は未確定だ」
「……でも、死ぬって決まってるのよね?」
「そうだ」
「なら、救えるかもしれない。私が何かすれば、彼は……」
「……やめろ。関わるな」
その声は、これまで聞いたどんな言葉よりも冷たかった。
「君が何かをすれば、本来不幸にならない人の人生を、悲劇に巻き込むかもしれない。
私はそれを“帳尻”と呼んだ。救うことの代償を、もう一度よく考えろ」
「でも、私は――」
「“見えるだけ”の人間だからこそ、そこに留まるべきなんだ」
烏牙の言葉は、まるで自分自身に言い聞かせるようでもあった。
遥は、拳を握りしめて立ち上がった。
「……もういい。関わるなって言われても、知ってしまった以上、私は私のできることをする。
それが制度違反でも、ルール違反でも。 ――もともと私自身がルール違反のハズレものなんだから。
何をしてもいいじゃない……!」
その声は震えていた。怒りとも、悲しみとも、悔しさともつかない感情が、言葉の端々に滲んでいた。
しかし、烏牙はそれでも視線を逸らさなかった。
「君が動けば、誰かが不幸になるかもしれない。
“運命の修正”とはそういうことだ。……私は、それを見てきた」
遥は言い返せなかった。
言いたい言葉はたくさんあったはずなのに、喉の奥が詰まり、声にならない。
静かに、風がカーテンを揺らす音がした。
烏牙はただ一言、「もうすぐ“交差”が起きる」とだけ残し、音もなく消えた。
残された部屋の中で、遥は座り込み、両手で顔を覆った。
心の中で、誰かの名前を呼びそうになる――その瞬間を、どうにか飲み込んで。
第九章二話 重なる残日数
その夜、遥はベッドの中で目を開けたまま、しばらく天井を見つめていた。
眠ったのかどうかも曖昧な夜だった。
夢か現実かわからない記憶の断片が、脳の隅にへばりついている。
「……あと五日」
小さく呟いた声が、冷たい朝の空気に溶けていった。
奏くんも、仁科陸翔も。
遥の記憶に刻まれた“5”という数字。その偶然にしては不気味すぎる一致が、胸を締めつける。
(何の関係もないはずの二人が、なぜ同じ日に……?)
スマホを開いて、観測記録を確認する。奏の情報に更新はない。死の運命は静かに、確実に近づいている。
(どちらか片方じゃない。どちらも“死に向かっている”)
遥はゆっくりと起き上がった。
冷たい床に素足を下ろすと、ようやく現実が重力を伴って押し寄せてきた気がした。
(私は……なぜ、こんなことを“見られる”ようになってしまったんだろう)
死神に見つけられ、観測者にされた。
そしていつの間にか、「見るだけ」ではいられない自分になっていた。
それは傲慢なのか、希望なのか、あるいはただの逃避なのか――
わからない。でも、見捨てることだけは、もうできなかった。
(誰かを救うことで、誰かが傷つくかもしれない。……それでも)
遥は、ゆっくりと深呼吸した。
「……私は、私が“見える”この世界で、できることをする」
たとえ制度に背いても。
もともと“ハズレもの”なら、最初から“正しさ”に従う必要なんてなかった。
部屋に朝日が差し込んできた。
その光の中で、遥の視線はひとつの答えに向かっていた。
第九章三話 ちゃんと死ぬということ
夜。
団地の裏手、人気のない駐輪場で、陸翔は煙草を吸っていた。
夜はやけに静かで、吐いた煙の音すら耳に残る。
(あと五日――)
ふざけた冗談だと思っていた。
けど、どうしてもあの黒服の目が頭から離れない。
あんな目、してる奴を見たことがない。
まるで、“死”そのものを見てるような、そんな目だった。
(本当に、死ぬのか、俺)
不思議と実感はなかった。
でも、その言葉が脳の奥底で、じわじわと現実を侵食していく。
“死ぬ”って言葉よりも、
“このまま死ぬ”って現実の方が、何倍も重かった。
詐欺グループの末端で、命令されるまま小金を受け取って、
行き場もなく、責任も持たず、ただ流されて。
その果てが、「あと五日」。
(こんな終わり方、ありかよ)
虚しさと悔しさが同時にこみ上げてくる。
もっとどうしようもない人生を送ってる奴なんて、他にも山ほどいるだろうに。
なんで俺なんだ、って言いたくもなるけど、同時に思った。
(いや、俺は……ほんとに、これでいいのか)
視界に、病院の天井がフラッシュバックする。
生気の抜けたオヤジの顔。
がりがりに痩せて、声も出せないくせに、目だけはやたらと真っ直ぐだった。
10年以上会ってなかった。
何を今さら――なんて思ってたのに、
あの瞬間、全部どうでもよくなった。
「……もし、お前に“やり直したいこと”があるなら……
それだけは、ちゃんと選べよ。誰かのせいにするな」
帰るとき、オヤジは声にならない声で、俺の背中に言った。
(たぶん、これがオヤジから聞く最後の言葉だ)
それだけで、全部が重くて、痛くて、情けなくなった。
母親とも、もう何年もまともに会ってなかった。
一昨日、久しぶりに見た母親は、いつもの母親で元気だった。
生活苦しいはずなのに、無理してすき焼き食わしてくれたのが母親らしい。
あの人はずっと俺を気にかけてくれてる。 なのに俺は何も応えてられていない。
「就職決まりそう」「ちゃんと真面目暮らしてる」――そんな嘘を、何のために並べてたんだっけ。
(もう、終わりにしよう)
このまま死んだら、本当に“何も残らない”。
いや、“何も残せない自分”のまま死ぬのが、一番怖い。
スマホを取り出し、明日の予定を確認する。
《港区13時集合/地方案件/3泊あり》
逃げようと思えば、逃げられるかもしれない。
でもそれは、ただの延命だ。
このままじゃ、何も変わらない。
(だったら、ちゃんと終わらせてやる)
指先が震える。
怖いのは当たり前だ。でも、それでも――
(せめて、最後の数日くらい、まっすぐに生きたい)
明日、言う。
「もうやめたい」って。
「これ以上、人を騙したくない」って。
組織に殺されるかもしれない?
構わない。どうせ、死ぬんだろ。
だったら――ちゃんと死ぬ。
夜風が冷たく頬を撫でた。
スマホをポケットにしまったとき、ふと背後の空気が変わった気がした。
何もいない。誰もいない。
けど、見られている気配だけが、皮膚の上を撫でていく。
あの死神だ。
きっと、どこかで見ている。
だったら、見ておけよ。
俺がどう終わるのか――その目で、ちゃんと見てろよ。
仁科陸翔 死亡推定日時まで あと5日
夜の部屋は静かだった。
飲み会には行かなかった。あのまま顔を出せる気分じゃなかった。
スマホには「今どこ?」「今日の模試、どうだった?」といったメッセージがいくつか届いていたが、通知だけを見て、画面を閉じた。
(……また、死ぬ運命の人に会ってしまった)
しかも今度は、ほんの一瞬の偶然――それが致命的な誤認になりかけていた。
巻き込まれたとはいえ、自分の判断一つで、誰かの命が狂っていたかもしれない。
(私は……本当に、なにもできない)
観測者。ルールの外にいる存在。死神制度の例外。
そんな特異な立場にありながら、何ひとつ“まともに救えた”実感はない。
(見えるだけ。知るだけ。結局、それだけ――)
そのときだった。
「……おかえり」
部屋の隅から、聞き慣れた低い声がした。
「……また、入ってきてるし……」
遥はため息まじりに振り返った。
黒衣の男――烏牙が、いつの間にか窓辺に立っていた。
「昼間、言いかけたことがあるでしょう。ここで聞かせて。……彼のこと」
烏牙は、しばらく黙っていた。
「……君が関わるべきではない。これは忠告でも、命令でもなく、警告だ」
「いいから答えて。彼の素性は? どうして死ぬの?」
黒衣の死神は目を細めた。
「仁科陸翔。19歳。高校中退。都内の詐欺グループに属する“受け子”だ。組織的な特殊詐欺で数十件の関与歴がある。
死因は“刃物による失血性ショック死”。場所は……五日後の夜、都内某所の空きアパート」
遥は息を呑んだ。
「……事件、なの?」
「組織間の揉め事、あるいは“口封じ”とも推定されている。が、詳細は未確定だ」
「……でも、死ぬって決まってるのよね?」
「そうだ」
「なら、救えるかもしれない。私が何かすれば、彼は……」
「……やめろ。関わるな」
その声は、これまで聞いたどんな言葉よりも冷たかった。
「君が何かをすれば、本来不幸にならない人の人生を、悲劇に巻き込むかもしれない。
私はそれを“帳尻”と呼んだ。救うことの代償を、もう一度よく考えろ」
「でも、私は――」
「“見えるだけ”の人間だからこそ、そこに留まるべきなんだ」
烏牙の言葉は、まるで自分自身に言い聞かせるようでもあった。
遥は、拳を握りしめて立ち上がった。
「……もういい。関わるなって言われても、知ってしまった以上、私は私のできることをする。
それが制度違反でも、ルール違反でも。 ――もともと私自身がルール違反のハズレものなんだから。
何をしてもいいじゃない……!」
その声は震えていた。怒りとも、悲しみとも、悔しさともつかない感情が、言葉の端々に滲んでいた。
しかし、烏牙はそれでも視線を逸らさなかった。
「君が動けば、誰かが不幸になるかもしれない。
“運命の修正”とはそういうことだ。……私は、それを見てきた」
遥は言い返せなかった。
言いたい言葉はたくさんあったはずなのに、喉の奥が詰まり、声にならない。
静かに、風がカーテンを揺らす音がした。
烏牙はただ一言、「もうすぐ“交差”が起きる」とだけ残し、音もなく消えた。
残された部屋の中で、遥は座り込み、両手で顔を覆った。
心の中で、誰かの名前を呼びそうになる――その瞬間を、どうにか飲み込んで。
第九章二話 重なる残日数
その夜、遥はベッドの中で目を開けたまま、しばらく天井を見つめていた。
眠ったのかどうかも曖昧な夜だった。
夢か現実かわからない記憶の断片が、脳の隅にへばりついている。
「……あと五日」
小さく呟いた声が、冷たい朝の空気に溶けていった。
奏くんも、仁科陸翔も。
遥の記憶に刻まれた“5”という数字。その偶然にしては不気味すぎる一致が、胸を締めつける。
(何の関係もないはずの二人が、なぜ同じ日に……?)
スマホを開いて、観測記録を確認する。奏の情報に更新はない。死の運命は静かに、確実に近づいている。
(どちらか片方じゃない。どちらも“死に向かっている”)
遥はゆっくりと起き上がった。
冷たい床に素足を下ろすと、ようやく現実が重力を伴って押し寄せてきた気がした。
(私は……なぜ、こんなことを“見られる”ようになってしまったんだろう)
死神に見つけられ、観測者にされた。
そしていつの間にか、「見るだけ」ではいられない自分になっていた。
それは傲慢なのか、希望なのか、あるいはただの逃避なのか――
わからない。でも、見捨てることだけは、もうできなかった。
(誰かを救うことで、誰かが傷つくかもしれない。……それでも)
遥は、ゆっくりと深呼吸した。
「……私は、私が“見える”この世界で、できることをする」
たとえ制度に背いても。
もともと“ハズレもの”なら、最初から“正しさ”に従う必要なんてなかった。
部屋に朝日が差し込んできた。
その光の中で、遥の視線はひとつの答えに向かっていた。
第九章三話 ちゃんと死ぬということ
夜。
団地の裏手、人気のない駐輪場で、陸翔は煙草を吸っていた。
夜はやけに静かで、吐いた煙の音すら耳に残る。
(あと五日――)
ふざけた冗談だと思っていた。
けど、どうしてもあの黒服の目が頭から離れない。
あんな目、してる奴を見たことがない。
まるで、“死”そのものを見てるような、そんな目だった。
(本当に、死ぬのか、俺)
不思議と実感はなかった。
でも、その言葉が脳の奥底で、じわじわと現実を侵食していく。
“死ぬ”って言葉よりも、
“このまま死ぬ”って現実の方が、何倍も重かった。
詐欺グループの末端で、命令されるまま小金を受け取って、
行き場もなく、責任も持たず、ただ流されて。
その果てが、「あと五日」。
(こんな終わり方、ありかよ)
虚しさと悔しさが同時にこみ上げてくる。
もっとどうしようもない人生を送ってる奴なんて、他にも山ほどいるだろうに。
なんで俺なんだ、って言いたくもなるけど、同時に思った。
(いや、俺は……ほんとに、これでいいのか)
視界に、病院の天井がフラッシュバックする。
生気の抜けたオヤジの顔。
がりがりに痩せて、声も出せないくせに、目だけはやたらと真っ直ぐだった。
10年以上会ってなかった。
何を今さら――なんて思ってたのに、
あの瞬間、全部どうでもよくなった。
「……もし、お前に“やり直したいこと”があるなら……
それだけは、ちゃんと選べよ。誰かのせいにするな」
帰るとき、オヤジは声にならない声で、俺の背中に言った。
(たぶん、これがオヤジから聞く最後の言葉だ)
それだけで、全部が重くて、痛くて、情けなくなった。
母親とも、もう何年もまともに会ってなかった。
一昨日、久しぶりに見た母親は、いつもの母親で元気だった。
生活苦しいはずなのに、無理してすき焼き食わしてくれたのが母親らしい。
あの人はずっと俺を気にかけてくれてる。 なのに俺は何も応えてられていない。
「就職決まりそう」「ちゃんと真面目暮らしてる」――そんな嘘を、何のために並べてたんだっけ。
(もう、終わりにしよう)
このまま死んだら、本当に“何も残らない”。
いや、“何も残せない自分”のまま死ぬのが、一番怖い。
スマホを取り出し、明日の予定を確認する。
《港区13時集合/地方案件/3泊あり》
逃げようと思えば、逃げられるかもしれない。
でもそれは、ただの延命だ。
このままじゃ、何も変わらない。
(だったら、ちゃんと終わらせてやる)
指先が震える。
怖いのは当たり前だ。でも、それでも――
(せめて、最後の数日くらい、まっすぐに生きたい)
明日、言う。
「もうやめたい」って。
「これ以上、人を騙したくない」って。
組織に殺されるかもしれない?
構わない。どうせ、死ぬんだろ。
だったら――ちゃんと死ぬ。
夜風が冷たく頬を撫でた。
スマホをポケットにしまったとき、ふと背後の空気が変わった気がした。
何もいない。誰もいない。
けど、見られている気配だけが、皮膚の上を撫でていく。
あの死神だ。
きっと、どこかで見ている。
だったら、見ておけよ。
俺がどう終わるのか――その目で、ちゃんと見てろよ。
仁科陸翔 死亡推定日時まで あと5日
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