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第二十三章 観測者たち
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第二十三章一話 観測者たち
夜の高台、街を見下ろす橋の欄干に、ふたりの黒い影が佇んでいた。
風に揺れるコートの裾。沈黙の中、遠くの道路を白い車が一台、川原へと向かっているのが見えた。
死神・烏牙と那刃。
「……来たな」
那刃がぽつりと呟いた。
「川へ続く道。運命の交差点」
その眼差しの先には、白いバンの尾灯が流れるように遠ざかっていく。
「いいのか、このまま見てて。あの車の先に何があるか、おまえならもう分かってるはずだ」
那刃が問いかけた。
だが、烏牙は答えなかった。
冷えた空気の中、ゆっくりと目を伏せる。
「……見ているしかない。俺には、もう何もできない」
「今まで散々関与してきた男のいうセリフか?」那刃が皮肉気に微笑む。
「おまえは、ずっと彼らの運命に干渉し続けてきた。遥にも、碧人にも、陸翔にも。そして奏にも」
「分かってる」
短く、烏牙は答える。
「それでも、俺にはもっとやるべきことがあるんだ」
「“もっとやるべきこと”ね……それは、彼らの命に関与することよりも大事なことなのか?」
那刃の声には、どこか静かな怒気が混ざっていた。
烏牙はわずかに口元を引き締めた。
「……ああ、そうだ。“最も大事なアレ”をすることが、今回の俺の役割なんだよ」
その口調に、決意の色がにじんでいた。
那刃はその目を細めて見つめると、やがて肩をすくめるように言った。
「そうか。なら――それもじっくり観測させてもらうよ」
ふたりの死神は、橋の欄干からそっと離れる。
次の瞬間、その姿は薄暗い闇の始まりに溶けるように、静かに消えていった。
そして、彼らもまた――最終観測地へと向かっていく。
すべての運命が、交わるその場所へ。
第二十三章二話 正しいこと
川沿いの街道に差しかかると、陸翔のポケットの中でスマホが震えた。
ちらりと見た画面には、母からの短いメッセージが表示されていた。
「正しいこと、選ぶんだよ」
たったそれだけだった。
だが、胸の奥に張りつめていた何かが、ぷつりと緩んだ。
(……かあちゃん)
視界がにじんだ。涙がこぼれそうになったその瞬間――
スマホが、手からつるりと滑り落ちた。
「あ……!」
咄嗟に拾おうとしたが、運転中だった。咄嗟にブレーキをかけるわけにもいかず、足元のあたりで転がるスマホに意識を奪われる。
「何やってんだよ!」
助手席のマコトが声を上げ、身を乗り出すようにしてスマホに手を伸ばした。
「やめろ、危ないって!」
陸翔が焦って制止する。
だがマコトの手は、運転席側のブレーキペダルの下まで伸びていた。
その瞬間――
タイヤが、道路に落ちていた木片を踏んだ。
バンの車体がわずかに横滑りし、ハンドルがぐらりと取られる。
「っくそ!」
陸翔は反射的にブレーキを踏もうとした。だが、その先にマコトの手がある。
躊躇――ほんの一瞬のためらいが、車を対向車線へと押し出していた。
前方に――小学生の列。
「やべぇッ!」
慌ててハンドルを切った。
だが、その瞬間、目の前の少年たちが驚愕の表情を浮かべ、三者三様の動きを見せた。
一人は斜面で自転車ごと転倒。
もう一人は反射的に河岸方向へ自転車の舵を切り、斜面の途中で転げるように停止。
しかし、最後の一人だけは――
スピードが乗っていた。恐怖に押されてペダルを踏み、川へ向かって一直線に下る。
「やめろ!止まれ!」
叫んでも間に合わなかった。
少年の自転車はブレーキをかけたが、タイヤは空転し、斜面を越え、河岸を越え、そのまま――
川に落ちた。
ざぶんという音が、世界を裂くように響いた。
直後、後方から聞こえるキイィィィィィッというタイヤの悲鳴。
奏の運転する軽バンが急停止する。
遅れて、陸翔の車も道路脇に停車。
助手席のマコトは絶句していた。後部座席の仲間たちも声を失っていた。
「……っあ……あの子……!」
遥が車から飛び出し、川の方へ駆け出していく。
奏も続く。
陸翔は動けなかった。
ハンドルを握る手に、力が入らない。
(……俺が……)
川面には、自転車だけがぷかりと浮かび、小さな体が沈みかけていた。
空が赤く染まっていく中――
運命は、交差した。
第二十三章三話 行かないで!
「正しいことを選べ」
――母の言葉が、頭の中で何度も響いた。
陸翔は反射的にドアを開け、車を飛び出した。寒風が肌を刺すが、それどころではなかった。
「俺のせいだ……」
息を切らしながら、全速力で走る。
川原へ落ちていった少年。その姿が脳裏に焼き付いて離れない。
(間に合え……頼む、間に合ってくれ)
今が冬だということも、自分が泳げないことも――頭のどこにもなかった。
足がもつれそうになるのをこらえながら、斜面を一気に駆け下りる。
あっという間に靴は泥に沈み、服は水しぶきで冷たく濡れた。
少年の姿が見えた。流れの中で、かろうじて浮かんでいる。
川へ――飛び込んだ。
水が、冷たいというより、全身を刺すような痛みだった。肺が縮む。だが止まらない。
どんなふうに泳いだのか、自分でも分からない。
だが――手は、少年の腰に届いていた。
必死に引き寄せる。
「くそっ……おい、しっかりしろ……!」
歯を食いしばり、少年を岸へと押し戻す。膝が泥に埋まる。息が上がる。
(ここまでか……)
もう自分の体を支える力が残っていなかった。
目の前に、誰かの姿が見えた。
若い女の子。どこかで見た気がする。
その隣に立つ男――誰だ……?
思考が霞み、視界が傾いた。
意識が、途切れた。
「……遥さん!」
鋭い声が響いた。
奏だった。
水から少年の体を引き揚げ、慎重に岸まで運んでくる。
「この子、頼みます」
その声に、遥ははっと顔を上げる。
「……え? 待って……だめ……行かないで……!」
言葉にならなかった。喉がつまった。
奏はすでにジャケットを脱ぎ、ためらいなく川へ身を投じた。
遥の手が伸びる。
けれど、もう遅い。
岸に取り残された遥は、震える指先で少年の身体を確かめた。
「……息、してる。大丈夫……生きてる……!」
安心と恐怖と、どうしようもない祈りが胸を押しつぶす。
(お願い、誰も死なないで……)
川面に波紋が広がり、奏の姿が水中に溶けていった。
――彼もまた、正しいことを選んだのだった。
第二十三章四話 救いの先へ
時間が――止まったようだった。
遥には、奏が川へ身を投じてからの数秒が、果てしない永遠に思えた。
(きっとこの時間は、もう無限に続くんだ)
胸が張り裂けそうだった。声を出したいのに出せず、ただ濁った川面を見つめていた。
ざわ……と、水面に何かが浮かぶ。
次の瞬間、手が現れた。
「……!」
遥が息を飲む。駆け寄った通行人のひとりが、その手をつかみ、必死に引き上げようとする。
「奏くん、奏くん……!」
遥は叫んだ。心臓がちぎれそうだった。
だが、上がってきたのは――陸翔だった。
その後ろで、奏が彼の背を押していた。
(陸翔くんが、奏くんを……)
無我夢中だった。人々の手が陸翔を岸へと引き上げていく。
奏は、片手を岸にかけたが、そのままずるずると滑っていく。
「ダメ……!」
遥の叫びが、川辺に響いた。
「行っちゃダメ……!こっちに戻ってきて……!そっちに行っちゃダメ!」
その声は、まるで空に向かって放たれていた。
「奏くんを……連れてかないでぇっ!」
誰に届くかも分からない祈りが、喉を突き破って飛び出した。
すると――
ばしゃん、と大きな水音。
陸翔の仲間のマコトが、迷いなく川へ飛び込んでいた。
「おい!手をつかめ!」
水しぶきの向こう、マコトの腕が、奏の腕をしっかりと掴んでいる。
マコトは力任せに奏を引き寄せ、自分も一緒に川岸へ上がってくる。
リョウとユウタも駆け寄り、手を貸す。
そして――
奏が、陸翔の隣に崩れるように倒れこんだ。
「……息、してる」
誰かの声がそう告げる。
遥も、恐る恐る顔をのぞき込む。
濡れた髪、浅く上下する胸。どちらも、生きていた。
水はたっぷり飲み込んでいたようだ。唇は青白い。身体も冷え切っている。
それでも――生きていた。
遥は、力が抜けたように二人の傍らにしゃがみ込み、泣きながら言った。
「……ありがとう。……ありがとう、生きてくれて……ありがとう……!」
止まらない涙が、頬を伝って流れ落ちる。
彼女の両手は、二人の命を確かめるように、小さく震えながら、それぞれの手に触れていた。
夜の高台、街を見下ろす橋の欄干に、ふたりの黒い影が佇んでいた。
風に揺れるコートの裾。沈黙の中、遠くの道路を白い車が一台、川原へと向かっているのが見えた。
死神・烏牙と那刃。
「……来たな」
那刃がぽつりと呟いた。
「川へ続く道。運命の交差点」
その眼差しの先には、白いバンの尾灯が流れるように遠ざかっていく。
「いいのか、このまま見てて。あの車の先に何があるか、おまえならもう分かってるはずだ」
那刃が問いかけた。
だが、烏牙は答えなかった。
冷えた空気の中、ゆっくりと目を伏せる。
「……見ているしかない。俺には、もう何もできない」
「今まで散々関与してきた男のいうセリフか?」那刃が皮肉気に微笑む。
「おまえは、ずっと彼らの運命に干渉し続けてきた。遥にも、碧人にも、陸翔にも。そして奏にも」
「分かってる」
短く、烏牙は答える。
「それでも、俺にはもっとやるべきことがあるんだ」
「“もっとやるべきこと”ね……それは、彼らの命に関与することよりも大事なことなのか?」
那刃の声には、どこか静かな怒気が混ざっていた。
烏牙はわずかに口元を引き締めた。
「……ああ、そうだ。“最も大事なアレ”をすることが、今回の俺の役割なんだよ」
その口調に、決意の色がにじんでいた。
那刃はその目を細めて見つめると、やがて肩をすくめるように言った。
「そうか。なら――それもじっくり観測させてもらうよ」
ふたりの死神は、橋の欄干からそっと離れる。
次の瞬間、その姿は薄暗い闇の始まりに溶けるように、静かに消えていった。
そして、彼らもまた――最終観測地へと向かっていく。
すべての運命が、交わるその場所へ。
第二十三章二話 正しいこと
川沿いの街道に差しかかると、陸翔のポケットの中でスマホが震えた。
ちらりと見た画面には、母からの短いメッセージが表示されていた。
「正しいこと、選ぶんだよ」
たったそれだけだった。
だが、胸の奥に張りつめていた何かが、ぷつりと緩んだ。
(……かあちゃん)
視界がにじんだ。涙がこぼれそうになったその瞬間――
スマホが、手からつるりと滑り落ちた。
「あ……!」
咄嗟に拾おうとしたが、運転中だった。咄嗟にブレーキをかけるわけにもいかず、足元のあたりで転がるスマホに意識を奪われる。
「何やってんだよ!」
助手席のマコトが声を上げ、身を乗り出すようにしてスマホに手を伸ばした。
「やめろ、危ないって!」
陸翔が焦って制止する。
だがマコトの手は、運転席側のブレーキペダルの下まで伸びていた。
その瞬間――
タイヤが、道路に落ちていた木片を踏んだ。
バンの車体がわずかに横滑りし、ハンドルがぐらりと取られる。
「っくそ!」
陸翔は反射的にブレーキを踏もうとした。だが、その先にマコトの手がある。
躊躇――ほんの一瞬のためらいが、車を対向車線へと押し出していた。
前方に――小学生の列。
「やべぇッ!」
慌ててハンドルを切った。
だが、その瞬間、目の前の少年たちが驚愕の表情を浮かべ、三者三様の動きを見せた。
一人は斜面で自転車ごと転倒。
もう一人は反射的に河岸方向へ自転車の舵を切り、斜面の途中で転げるように停止。
しかし、最後の一人だけは――
スピードが乗っていた。恐怖に押されてペダルを踏み、川へ向かって一直線に下る。
「やめろ!止まれ!」
叫んでも間に合わなかった。
少年の自転車はブレーキをかけたが、タイヤは空転し、斜面を越え、河岸を越え、そのまま――
川に落ちた。
ざぶんという音が、世界を裂くように響いた。
直後、後方から聞こえるキイィィィィィッというタイヤの悲鳴。
奏の運転する軽バンが急停止する。
遅れて、陸翔の車も道路脇に停車。
助手席のマコトは絶句していた。後部座席の仲間たちも声を失っていた。
「……っあ……あの子……!」
遥が車から飛び出し、川の方へ駆け出していく。
奏も続く。
陸翔は動けなかった。
ハンドルを握る手に、力が入らない。
(……俺が……)
川面には、自転車だけがぷかりと浮かび、小さな体が沈みかけていた。
空が赤く染まっていく中――
運命は、交差した。
第二十三章三話 行かないで!
「正しいことを選べ」
――母の言葉が、頭の中で何度も響いた。
陸翔は反射的にドアを開け、車を飛び出した。寒風が肌を刺すが、それどころではなかった。
「俺のせいだ……」
息を切らしながら、全速力で走る。
川原へ落ちていった少年。その姿が脳裏に焼き付いて離れない。
(間に合え……頼む、間に合ってくれ)
今が冬だということも、自分が泳げないことも――頭のどこにもなかった。
足がもつれそうになるのをこらえながら、斜面を一気に駆け下りる。
あっという間に靴は泥に沈み、服は水しぶきで冷たく濡れた。
少年の姿が見えた。流れの中で、かろうじて浮かんでいる。
川へ――飛び込んだ。
水が、冷たいというより、全身を刺すような痛みだった。肺が縮む。だが止まらない。
どんなふうに泳いだのか、自分でも分からない。
だが――手は、少年の腰に届いていた。
必死に引き寄せる。
「くそっ……おい、しっかりしろ……!」
歯を食いしばり、少年を岸へと押し戻す。膝が泥に埋まる。息が上がる。
(ここまでか……)
もう自分の体を支える力が残っていなかった。
目の前に、誰かの姿が見えた。
若い女の子。どこかで見た気がする。
その隣に立つ男――誰だ……?
思考が霞み、視界が傾いた。
意識が、途切れた。
「……遥さん!」
鋭い声が響いた。
奏だった。
水から少年の体を引き揚げ、慎重に岸まで運んでくる。
「この子、頼みます」
その声に、遥ははっと顔を上げる。
「……え? 待って……だめ……行かないで……!」
言葉にならなかった。喉がつまった。
奏はすでにジャケットを脱ぎ、ためらいなく川へ身を投じた。
遥の手が伸びる。
けれど、もう遅い。
岸に取り残された遥は、震える指先で少年の身体を確かめた。
「……息、してる。大丈夫……生きてる……!」
安心と恐怖と、どうしようもない祈りが胸を押しつぶす。
(お願い、誰も死なないで……)
川面に波紋が広がり、奏の姿が水中に溶けていった。
――彼もまた、正しいことを選んだのだった。
第二十三章四話 救いの先へ
時間が――止まったようだった。
遥には、奏が川へ身を投じてからの数秒が、果てしない永遠に思えた。
(きっとこの時間は、もう無限に続くんだ)
胸が張り裂けそうだった。声を出したいのに出せず、ただ濁った川面を見つめていた。
ざわ……と、水面に何かが浮かぶ。
次の瞬間、手が現れた。
「……!」
遥が息を飲む。駆け寄った通行人のひとりが、その手をつかみ、必死に引き上げようとする。
「奏くん、奏くん……!」
遥は叫んだ。心臓がちぎれそうだった。
だが、上がってきたのは――陸翔だった。
その後ろで、奏が彼の背を押していた。
(陸翔くんが、奏くんを……)
無我夢中だった。人々の手が陸翔を岸へと引き上げていく。
奏は、片手を岸にかけたが、そのままずるずると滑っていく。
「ダメ……!」
遥の叫びが、川辺に響いた。
「行っちゃダメ……!こっちに戻ってきて……!そっちに行っちゃダメ!」
その声は、まるで空に向かって放たれていた。
「奏くんを……連れてかないでぇっ!」
誰に届くかも分からない祈りが、喉を突き破って飛び出した。
すると――
ばしゃん、と大きな水音。
陸翔の仲間のマコトが、迷いなく川へ飛び込んでいた。
「おい!手をつかめ!」
水しぶきの向こう、マコトの腕が、奏の腕をしっかりと掴んでいる。
マコトは力任せに奏を引き寄せ、自分も一緒に川岸へ上がってくる。
リョウとユウタも駆け寄り、手を貸す。
そして――
奏が、陸翔の隣に崩れるように倒れこんだ。
「……息、してる」
誰かの声がそう告げる。
遥も、恐る恐る顔をのぞき込む。
濡れた髪、浅く上下する胸。どちらも、生きていた。
水はたっぷり飲み込んでいたようだ。唇は青白い。身体も冷え切っている。
それでも――生きていた。
遥は、力が抜けたように二人の傍らにしゃがみ込み、泣きながら言った。
「……ありがとう。……ありがとう、生きてくれて……ありがとう……!」
止まらない涙が、頬を伝って流れ落ちる。
彼女の両手は、二人の命を確かめるように、小さく震えながら、それぞれの手に触れていた。
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