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疑心②
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「ほら、入ってきなさい」
先生の声に奴が入ってきて皆が息を呑んだ。もちろん真野もそうであった。
そいつは、あからさまに不機嫌な顔をしていた。
いや、今考えると実はただ緊張していただけだったのかもしれない。慣れない環境下で、転校する前から色々な噂を立てられ、不安だったのかもしれない。それは彼に聞いてみないとわからない、ただの憶測にすぎないが。
その時見た奴の第一印象は、もっぱらその容姿と身なりだった。ピアスって大体耳につけている人が多いけれど、彼は違った。耳だけでなく、鼻や唇にもしていた。
奴が頭を動かすたびに、サラサラな髪の毛が靡いた。目元近くまである前髪に、項が見えなくなるほどまで伸ばした髪の毛は、明るいオレンジ色で根本は少し黒くなり始めていた。
教壇に立つと奴は特に何も言わず、じっと下の方を見ていた。
いつもは明るく溌溂とした喋りをした先生も、この時だけは、奴に声を掛けるのを躊躇っているようだった。
皆が小声で耳打ちしだす。前から2番目の席にいる相沢が振り向き、目が合った。相沢は難しい表情で「さいあく」とだけ口パクをして前を向いた。
真野もまさか自分のクラスに奴が来るとは思いもよらなかった。言わずもがな、我が高校は1学年23クラスというマンモス高として、この辺りでは有名だった。だからその分、自分のクラスに奴が来る確率は低いと思っていた。
奴の外見や態度を見て、確かに人を半殺しにしたと言われても特段驚かない風貌である。チャラチャラしていて、喧嘩も強そうだ。人を見た目で判断してはいけないけれど、彼を見た瞬間、皆が言っていた噂がストンと腑に落ちてしまった。
しばらく沈黙を貫いていた奴だったが、ふいに先生をチラリと見た。すると、それを合図に先生はハッと我に返り、たどたどしく口を開いた。
「あっ、えっと……。み、みんなこちら瀬古匠海くんだ。これからうちのクラスで過ごすから仲良くな」
瀬古は、浅くお辞儀をしてまわりを見渡した。一瞬目があった気がしたが、すぐに彼が目を逸らした。
瀬古の席は一番後ろの窓際になった。真野も一番後ろの廊下側であるため、左を見るとすぐにオレンジ色の頭が見えた。彼は席に戻った後、頬杖をついて降りしきる雨をじっと見つめていた。
その後、講堂で全校集会があった。校長先生の長たらしい話が終わった後、瀬古は皆の前で転校生として壇上にあがった。今度は一言だけ、「よろしく」とぶっきらぼうに挨拶をした。想像通り野太い声だった。
生徒の反応は様々であった。驚いていたり、イケメンが来たと女子が目を輝かせていたり、怖がっていたり、笑っていたり。とにかく色々であった。
何百人もの好奇と嫌悪の目に晒される中でも、瀬古は表情を一切変えず、だんまりだった。ずっと不貞腐れたような、でもどことなく恥ずかしそうな顔にも時々見えた。そしてその表情がやけに真野の頭に強く残った。
学校は結局、全校集会が終わった後すぐに下校となった。それもそのはず、とうとうこの近辺で特別警報が出たからである。逆になぜ今までの強風と、激しい大雨が警報級ではなかったのかが疑問である。
生徒は、休校という朗報を聞いた途端、先ほどの不満など嘘のように歓声をあげた。相沢を見ると彼も小さくガッツポーズをして喜びをかみしめていた。それを見て真野も小さくガッツポーズをして返した。相沢はそれに気付くと、歯を見せて笑った。
皆が興奮と喝采をあげる中、瀬古だけはなおも降りしきる雨をじっと窓越しに見つめていた。そして軽く目を閉じて、周囲の煩わしい雄叫びをどこか遠くの部屋に閉じ込めた。
あちこちの教室で歓声が続いた後、生徒は一目散に帰っていった。真野と相沢は、混雑を避けるためしばらく教室に残り、帰り支度だけをしていた。そのうち騒がしかった生徒は徐々にいなくなり、教室にはわずかな生徒だけが残った。
「ほらほら、早く帰ろうぜー。あー全く支度が遅すぎるんだよ、真野は」
「はいはい、今終わるからもう少し待って」
支度を終えた相沢が、前の席に荷物を置いて座った。
「早く帰れるなんてラッキー。帰ったら何しようかなー」
置き勉するか持って帰るか、ノートや教科書を分別しながら鞄に仕舞っていると相沢が上機嫌に笑った。
「真野はどうせ眠るんだろ」
「もちろん。絶対寝る。今超絶眠たいもん」
「だろうな」
支度をしている今だって、気を抜いたら一瞬にして気絶してしまいそうだった。そのせいで、さっきから身体の動きが鈍く、頭がよくまわっていなかった。
「でも勿体ないなー、眠るのは」
「まあな……。相沢は? 帰ったら何するの」
「んー、俺はゲームかな。まだ序盤だから今日のうちにどんどん進めようかなー。ポテチ食ってコーラ飲んで、これ以上にない極楽をするよ」
相沢は大きく伸びをして低く唸った。
真野は漫画が好きだけど、相沢は漫画よりどちらかというとゲームの方が好きだった。けど、趣味が違うからこそ、最近ではそれを利用してお互いの好きなものを貸し借りしている。その方が買いたいものが減ってラッキーと相沢は喜んでいた。
真野も、相沢と仲良くなる前はゲームのことに関して無知だった。でも、今はある程度の人気ゲームは知っているし、上手くなるコツも相沢から教えてもらった。その甲斐あって、以前は話が合わなかったクラスメートとも多少なりとも会話が続けられるようになって、昔よりは『つまらない奴』という認定から遠ざかったと思う。
それもこれも、すべてこの目の前にいる相沢のおかげだ。
教室には既に6人の生徒しか残っておらず、シンとした空間で小さな話し声だけが響いていた。しかし、実際のところは会話などそっちのけで、皆の目線と関心は大部分が窓際でまだ居残っている瀬古に向けられていた。
瀬古はホームルームが終わると、すぐさま帰り支度を始める生徒たちとは反対に、机に顔を突っ伏したまま微動だにしなくなった。大勢から囃し立てられたせいでどっと疲れが出たのか、はたまたただ人に声を掛けられたくないだけなのか、どちらにせよ瀬古に声を掛ける生徒はそれ以降誰もいなかった。
普通転校生が来たときには、他クラスも覗きに来るほど珍しい存在なのに、瀬古の良からぬ噂がほとんど事実化し始めているせいもあって、いつもより瀬古に話しかける生徒は少なかった。
ふと窓を見ると、さっきよりも幾分か雨が落ち着いていた。窓を打ち付ける激しい音も気づけば聞こえない。
これは、今が帰る絶好のチャンスだ。やはり時間をずらして帰る選択をして良かったと、真野はホッと胸を撫で下ろした。
残っている生徒も外の様子を見て、そろそろと準備をし始めていた。
真野の帰り支度が終わると、相沢がゆっくりと席を立ち鞄を持ち直した。
すると、ちょうどそのタイミングで巡回に来た先生がひょっこりと顔を覗かせ、まだ残っている生徒らに向かって早く帰るよう促した。それを境に、さっきまで緩慢だった皆の手つきが忙しくなり、会話しながらそそくさと鞄を持って教室を出ていき始めた。
真野と相沢もそれに続いて出ていこうとしたが、教室全体を見渡していた先生にふいに呼び止められた。
「ああ、そうそう。真野この後ちょっといいか? そこにいる瀬古も」
まだ残っている生徒がピタリと会話をやめて、真後ろの瀬古の席へと目線を向けた。瀬古はその声にピクリと反応し、ぼんやりとした目で顔をあげた。
「ちゃんといるな。2人に話があるんだ。ほらほら、残りの生徒はこっちを見ていないで早く帰りなさい。ちょうど風も落ち着いているから。早く」
真野は若干の動揺を感じながらも相沢には靴箱で待つように言い残した。
相沢も最初こそ驚いていたけれど、すぐに愉快そうな顔をして肩をポンポン叩いてきた。これはきっと後でみっちり話を聞かせてくれというサインだ。
一部始終を見ていた生徒たちはこちらをキョロキョロ見ながらコソコソ何かを話していた。しかし、先生に促され、じきに教室を出ていった。
先生の声に奴が入ってきて皆が息を呑んだ。もちろん真野もそうであった。
そいつは、あからさまに不機嫌な顔をしていた。
いや、今考えると実はただ緊張していただけだったのかもしれない。慣れない環境下で、転校する前から色々な噂を立てられ、不安だったのかもしれない。それは彼に聞いてみないとわからない、ただの憶測にすぎないが。
その時見た奴の第一印象は、もっぱらその容姿と身なりだった。ピアスって大体耳につけている人が多いけれど、彼は違った。耳だけでなく、鼻や唇にもしていた。
奴が頭を動かすたびに、サラサラな髪の毛が靡いた。目元近くまである前髪に、項が見えなくなるほどまで伸ばした髪の毛は、明るいオレンジ色で根本は少し黒くなり始めていた。
教壇に立つと奴は特に何も言わず、じっと下の方を見ていた。
いつもは明るく溌溂とした喋りをした先生も、この時だけは、奴に声を掛けるのを躊躇っているようだった。
皆が小声で耳打ちしだす。前から2番目の席にいる相沢が振り向き、目が合った。相沢は難しい表情で「さいあく」とだけ口パクをして前を向いた。
真野もまさか自分のクラスに奴が来るとは思いもよらなかった。言わずもがな、我が高校は1学年23クラスというマンモス高として、この辺りでは有名だった。だからその分、自分のクラスに奴が来る確率は低いと思っていた。
奴の外見や態度を見て、確かに人を半殺しにしたと言われても特段驚かない風貌である。チャラチャラしていて、喧嘩も強そうだ。人を見た目で判断してはいけないけれど、彼を見た瞬間、皆が言っていた噂がストンと腑に落ちてしまった。
しばらく沈黙を貫いていた奴だったが、ふいに先生をチラリと見た。すると、それを合図に先生はハッと我に返り、たどたどしく口を開いた。
「あっ、えっと……。み、みんなこちら瀬古匠海くんだ。これからうちのクラスで過ごすから仲良くな」
瀬古は、浅くお辞儀をしてまわりを見渡した。一瞬目があった気がしたが、すぐに彼が目を逸らした。
瀬古の席は一番後ろの窓際になった。真野も一番後ろの廊下側であるため、左を見るとすぐにオレンジ色の頭が見えた。彼は席に戻った後、頬杖をついて降りしきる雨をじっと見つめていた。
その後、講堂で全校集会があった。校長先生の長たらしい話が終わった後、瀬古は皆の前で転校生として壇上にあがった。今度は一言だけ、「よろしく」とぶっきらぼうに挨拶をした。想像通り野太い声だった。
生徒の反応は様々であった。驚いていたり、イケメンが来たと女子が目を輝かせていたり、怖がっていたり、笑っていたり。とにかく色々であった。
何百人もの好奇と嫌悪の目に晒される中でも、瀬古は表情を一切変えず、だんまりだった。ずっと不貞腐れたような、でもどことなく恥ずかしそうな顔にも時々見えた。そしてその表情がやけに真野の頭に強く残った。
学校は結局、全校集会が終わった後すぐに下校となった。それもそのはず、とうとうこの近辺で特別警報が出たからである。逆になぜ今までの強風と、激しい大雨が警報級ではなかったのかが疑問である。
生徒は、休校という朗報を聞いた途端、先ほどの不満など嘘のように歓声をあげた。相沢を見ると彼も小さくガッツポーズをして喜びをかみしめていた。それを見て真野も小さくガッツポーズをして返した。相沢はそれに気付くと、歯を見せて笑った。
皆が興奮と喝采をあげる中、瀬古だけはなおも降りしきる雨をじっと窓越しに見つめていた。そして軽く目を閉じて、周囲の煩わしい雄叫びをどこか遠くの部屋に閉じ込めた。
あちこちの教室で歓声が続いた後、生徒は一目散に帰っていった。真野と相沢は、混雑を避けるためしばらく教室に残り、帰り支度だけをしていた。そのうち騒がしかった生徒は徐々にいなくなり、教室にはわずかな生徒だけが残った。
「ほらほら、早く帰ろうぜー。あー全く支度が遅すぎるんだよ、真野は」
「はいはい、今終わるからもう少し待って」
支度を終えた相沢が、前の席に荷物を置いて座った。
「早く帰れるなんてラッキー。帰ったら何しようかなー」
置き勉するか持って帰るか、ノートや教科書を分別しながら鞄に仕舞っていると相沢が上機嫌に笑った。
「真野はどうせ眠るんだろ」
「もちろん。絶対寝る。今超絶眠たいもん」
「だろうな」
支度をしている今だって、気を抜いたら一瞬にして気絶してしまいそうだった。そのせいで、さっきから身体の動きが鈍く、頭がよくまわっていなかった。
「でも勿体ないなー、眠るのは」
「まあな……。相沢は? 帰ったら何するの」
「んー、俺はゲームかな。まだ序盤だから今日のうちにどんどん進めようかなー。ポテチ食ってコーラ飲んで、これ以上にない極楽をするよ」
相沢は大きく伸びをして低く唸った。
真野は漫画が好きだけど、相沢は漫画よりどちらかというとゲームの方が好きだった。けど、趣味が違うからこそ、最近ではそれを利用してお互いの好きなものを貸し借りしている。その方が買いたいものが減ってラッキーと相沢は喜んでいた。
真野も、相沢と仲良くなる前はゲームのことに関して無知だった。でも、今はある程度の人気ゲームは知っているし、上手くなるコツも相沢から教えてもらった。その甲斐あって、以前は話が合わなかったクラスメートとも多少なりとも会話が続けられるようになって、昔よりは『つまらない奴』という認定から遠ざかったと思う。
それもこれも、すべてこの目の前にいる相沢のおかげだ。
教室には既に6人の生徒しか残っておらず、シンとした空間で小さな話し声だけが響いていた。しかし、実際のところは会話などそっちのけで、皆の目線と関心は大部分が窓際でまだ居残っている瀬古に向けられていた。
瀬古はホームルームが終わると、すぐさま帰り支度を始める生徒たちとは反対に、机に顔を突っ伏したまま微動だにしなくなった。大勢から囃し立てられたせいでどっと疲れが出たのか、はたまたただ人に声を掛けられたくないだけなのか、どちらにせよ瀬古に声を掛ける生徒はそれ以降誰もいなかった。
普通転校生が来たときには、他クラスも覗きに来るほど珍しい存在なのに、瀬古の良からぬ噂がほとんど事実化し始めているせいもあって、いつもより瀬古に話しかける生徒は少なかった。
ふと窓を見ると、さっきよりも幾分か雨が落ち着いていた。窓を打ち付ける激しい音も気づけば聞こえない。
これは、今が帰る絶好のチャンスだ。やはり時間をずらして帰る選択をして良かったと、真野はホッと胸を撫で下ろした。
残っている生徒も外の様子を見て、そろそろと準備をし始めていた。
真野の帰り支度が終わると、相沢がゆっくりと席を立ち鞄を持ち直した。
すると、ちょうどそのタイミングで巡回に来た先生がひょっこりと顔を覗かせ、まだ残っている生徒らに向かって早く帰るよう促した。それを境に、さっきまで緩慢だった皆の手つきが忙しくなり、会話しながらそそくさと鞄を持って教室を出ていき始めた。
真野と相沢もそれに続いて出ていこうとしたが、教室全体を見渡していた先生にふいに呼び止められた。
「ああ、そうそう。真野この後ちょっといいか? そこにいる瀬古も」
まだ残っている生徒がピタリと会話をやめて、真後ろの瀬古の席へと目線を向けた。瀬古はその声にピクリと反応し、ぼんやりとした目で顔をあげた。
「ちゃんといるな。2人に話があるんだ。ほらほら、残りの生徒はこっちを見ていないで早く帰りなさい。ちょうど風も落ち着いているから。早く」
真野は若干の動揺を感じながらも相沢には靴箱で待つように言い残した。
相沢も最初こそ驚いていたけれど、すぐに愉快そうな顔をして肩をポンポン叩いてきた。これはきっと後でみっちり話を聞かせてくれというサインだ。
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