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25話 恐怖を感じて
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クラティスは兵士に近寄り、質問を投げかけた。
「どこの部隊が出撃したと言っておったか?」
「第八部隊と第九部隊でございます」
「そうか。だったらすぐに戻るよう指示するが良い」
「戻るよう……ですか? ですがそれだと――」
突然の指示に動揺する兵士に顔を寄せ、お互いがかかるほどの距離まで接近した。
兵士は驚き後退りしそうになるが、クラティスは右手を兵士の肩に回してグッと近寄せた。
そして、ゆっくりと口を開く。
笑顔で。
「妾の言うことが信用できぬか?」
「い、いえ! 決してそのようなことは」
「なら今すぐ伝えろ。戻るようにとな」
クラティスに再度そう告げられると、兵士は頭を下げ、急いで部屋から出ていった。
その様子をただ見ていることしかできなかった幹部達が、ついに声を発する。
「クラティス様お一人でどうなさるつもりですか?」
「どうって、オースナム革命国を制圧するに決まっておる」
「制圧……? どういうことですか?」
侵攻してきている敵軍の対処ではなく、オースナム革命国を制圧するという予想外の答えに、ティフォン達は動揺を隠すことが出来ない。
オースナム革命国及び現在戦争中の国とは、もうすでに一年以上停戦することなく戦いが続いてる。
それなのに突然、クラティスは制圧すると言い始めたのだ。
動揺するなと言われても無理があるに決まっている。
「我々は長い間戦争を行っているせいで、資源や兵士の数が足りていません。つまり、今すぐには制圧することは不可能なのです。仮令、クラティス様であったとしても――」
「その通りじゃ。資源も兵士も足りていない。だから、聖剣使いの力が必要ではないのか?」
その言葉にティフォンは目を見開き、諦めたような表情を浮かべた。
「聞いておられたのですか」
「すまぬな。暇だったから、つい聞いてしまっていた。だが、これで分かったじゃろう? 相手が人間であったとしても、強き者だとすれば魔族でさえ負けてしまい、前線が突破されてしまう」
「……」
確かにクラティス様の仰ることは正しい。
俺達の力が不足しているから、今こうして危機が訪れてしまっている。
もっと資源に余裕があり、さらに兵士が多ければ余裕を持って戦えるかもしれない。
それに加えて、今回は一か所だけ突破されたが、同時に様々な前線が突破されてしまえば、もう俺達がどうこう出来る話ではなくなってしまう。
だが……だが……。
「妾の考えが納得できぬか? だとすれば、こうしよう。もし聖剣使いが役立たずと感じた場合、すぐに処刑をしても良いこととする。どうじゃ?」
たかが聖剣使い一人で何が変わる。
所詮は人間、何の役にも立たない。
だがしかし……俺はそう思う相手に一度敗北した。
四肢を切り落とされ、敗北した。
圧倒的な強さだった。
そんなこと、俺以外誰でもわかっているはずだ。
奴は俺の仲間を殺し、その度に怒りを覚えた。
しかし、あの聖剣使いの力はそんな怒りさえ蹴散らしてしまう程の強さを持っている。
クラティス様を……魔王様に忠誠を誓う者達のことを考えた時、どうすることがベストな選択か。
「……分かりました。俺はクラティス様を信じます。ですが、もし役立たずと感じたら、すぐに首を跳ね飛ばしますからね」
「存分に跳ね飛ばしてしまうが良い」
ティフォンの決定に納得するように、ほかの四人も首を縦に振った。
こうして、中々出なかった会議の答えが、今のこの場で決定したのだった。
「クラティス様、先程仰られていたオースナム革命国を制圧するとはどういう意味なのですか?」
ハネは引っ掛かっていた疑問をチャンスとばかりにすかさず問い、その答えに誰もが耳を傾けた。
「言った通りじゃ。妾一人で制圧してくる。そういえば、まだお前達は、妾が本気で戦ってる姿を見たことがなかったな。丁度良い機会じゃ。妾についてくると良い」
クラティス達は上空を飛びながら、敵が前進している場所へと向かっていた。
途中でティフォン達は戻ってきていた兵士たちを見かけたが、ほとんどの者たちが安心したような表情を浮かべていた。
執行人の強さを兵士達は知っている。
それ故に、兵士として戦うにしても恐怖心が存在していたのだ。
死んでいった者たちは何を思っていたのだろうか……。
「見えてきたな」
見えてきた、が一体何を指しているのか分からない者は、少なからずこの場にはいない。
ティフォン達は目を細めて、遠くにいるそ・れ・を確認した。
「数が多いわね」
「ま、報告通りって感じだね」
数で負けているが、それでもハネ達は怯えることなくクラティスの後を追い、執行人が率いる複数の大隊にさらに接近した。
クラティス達が接近してくることに気付いたのか、騎士たちは空を見上げて何やら喋っている。
しかし、そんなことも気にすることなく騎士たちのすぐ上空で止まると、兵士が恐れる五人が前に出てきた。
魔王が目の前にいるにも関わらずその顔には怯えが見えず、それどころか余裕さえ感じられる。
「わざわざ魔王が自分からお出ましですかい」
「おかげで早く帰れそうだな」
「その汚い首、僕が切り取ってもらってあげるよ」
執行人の舐めた態度に、ティフォン達の怒りは爆発寸前にまで至った。
自分たちが忠誠を誓う相手を馬鹿にされ黙っていられるわけがない。
「虫以下の人間がふざけたこと言いやがって……!」
「私が殺してくる……。いいですよね」
だがそんな怒りも、クラティスの笑みで吹き飛ばされた。
「待て。ここは妾の出番じゃ」
「早く降りてこいよ。お前達なんてな、魔族の面汚しだろ」
「私の魔族の友達が言ってたわよ。魔王クラティスに従える魔族と同族なんて恥ずかしくて仕方がないってね」
執行人達は武器を片手に好き放題言い放つ。
それを聞いて後ろにつく騎士や兵士たちが笑い、気味の悪い笑みを浮かべた。
笑い声を聞けば聞くほど、ティフォン達は怒りを覚えるが、クラティスが指示を出さない為自由に攻撃することが出来ない。
「そんなことはどうでも良い。それよりもお前達、魔王軍に降参しろ。そうすれば、命だけは助けてやろう」
クラティスがそう口にした瞬間、その場に響いていた笑い声が一瞬にして消えさり静寂に包まれた。
しかし、その静寂を打ち破るように、執行人たちが怒りの声を上げる。
「てめぇ、魔王だからって調子に乗ってんじゃねぇぞ」
「どうせ自分が負けるのが怖いから俺達に降参して欲しいんだろっ!」
「恥ずかしい魔王ね!」
「そうか。そういうことなら、交渉は決裂じゃな」
直後、場の空気が変わる。
兵士達はそれを感じ取ったのか動きを止め、執行人たちも攻撃に構えた。
それと同時に、ティフォン達は自らの体の異変に気付いた。
なんだ……。
俺の体が震えている。
どうしてだ?
気温も別に寒いわけでもなく、緊張しているわけでもない。
ハネ達も同じ現象が起こっているか確認しようと、背後を見てその光景に息をのんだ。
皆顔を青ざめて体を震わせているのだ。
ハネ、スネーク、ボルト、ミーシェンが、幹部が体を震わせているのだ。
ああ……そういうことか。
これは寒さによるものでも緊張によるものでもない。
恐怖によるものだ。
今俺達は、恐怖を感じているのだ。
長い間忠誠を誓ってきた偉大な魔王の一人、クラティス様に。
「お前達、今後忘れぬよう目に焼き付けておけ。これが妾の本当の力。《魔王》」
次の瞬間、目の前から敵軍が姿を消し、赤色の湖が波を立てて鎧を流していった。
「どこの部隊が出撃したと言っておったか?」
「第八部隊と第九部隊でございます」
「そうか。だったらすぐに戻るよう指示するが良い」
「戻るよう……ですか? ですがそれだと――」
突然の指示に動揺する兵士に顔を寄せ、お互いがかかるほどの距離まで接近した。
兵士は驚き後退りしそうになるが、クラティスは右手を兵士の肩に回してグッと近寄せた。
そして、ゆっくりと口を開く。
笑顔で。
「妾の言うことが信用できぬか?」
「い、いえ! 決してそのようなことは」
「なら今すぐ伝えろ。戻るようにとな」
クラティスに再度そう告げられると、兵士は頭を下げ、急いで部屋から出ていった。
その様子をただ見ていることしかできなかった幹部達が、ついに声を発する。
「クラティス様お一人でどうなさるつもりですか?」
「どうって、オースナム革命国を制圧するに決まっておる」
「制圧……? どういうことですか?」
侵攻してきている敵軍の対処ではなく、オースナム革命国を制圧するという予想外の答えに、ティフォン達は動揺を隠すことが出来ない。
オースナム革命国及び現在戦争中の国とは、もうすでに一年以上停戦することなく戦いが続いてる。
それなのに突然、クラティスは制圧すると言い始めたのだ。
動揺するなと言われても無理があるに決まっている。
「我々は長い間戦争を行っているせいで、資源や兵士の数が足りていません。つまり、今すぐには制圧することは不可能なのです。仮令、クラティス様であったとしても――」
「その通りじゃ。資源も兵士も足りていない。だから、聖剣使いの力が必要ではないのか?」
その言葉にティフォンは目を見開き、諦めたような表情を浮かべた。
「聞いておられたのですか」
「すまぬな。暇だったから、つい聞いてしまっていた。だが、これで分かったじゃろう? 相手が人間であったとしても、強き者だとすれば魔族でさえ負けてしまい、前線が突破されてしまう」
「……」
確かにクラティス様の仰ることは正しい。
俺達の力が不足しているから、今こうして危機が訪れてしまっている。
もっと資源に余裕があり、さらに兵士が多ければ余裕を持って戦えるかもしれない。
それに加えて、今回は一か所だけ突破されたが、同時に様々な前線が突破されてしまえば、もう俺達がどうこう出来る話ではなくなってしまう。
だが……だが……。
「妾の考えが納得できぬか? だとすれば、こうしよう。もし聖剣使いが役立たずと感じた場合、すぐに処刑をしても良いこととする。どうじゃ?」
たかが聖剣使い一人で何が変わる。
所詮は人間、何の役にも立たない。
だがしかし……俺はそう思う相手に一度敗北した。
四肢を切り落とされ、敗北した。
圧倒的な強さだった。
そんなこと、俺以外誰でもわかっているはずだ。
奴は俺の仲間を殺し、その度に怒りを覚えた。
しかし、あの聖剣使いの力はそんな怒りさえ蹴散らしてしまう程の強さを持っている。
クラティス様を……魔王様に忠誠を誓う者達のことを考えた時、どうすることがベストな選択か。
「……分かりました。俺はクラティス様を信じます。ですが、もし役立たずと感じたら、すぐに首を跳ね飛ばしますからね」
「存分に跳ね飛ばしてしまうが良い」
ティフォンの決定に納得するように、ほかの四人も首を縦に振った。
こうして、中々出なかった会議の答えが、今のこの場で決定したのだった。
「クラティス様、先程仰られていたオースナム革命国を制圧するとはどういう意味なのですか?」
ハネは引っ掛かっていた疑問をチャンスとばかりにすかさず問い、その答えに誰もが耳を傾けた。
「言った通りじゃ。妾一人で制圧してくる。そういえば、まだお前達は、妾が本気で戦ってる姿を見たことがなかったな。丁度良い機会じゃ。妾についてくると良い」
クラティス達は上空を飛びながら、敵が前進している場所へと向かっていた。
途中でティフォン達は戻ってきていた兵士たちを見かけたが、ほとんどの者たちが安心したような表情を浮かべていた。
執行人の強さを兵士達は知っている。
それ故に、兵士として戦うにしても恐怖心が存在していたのだ。
死んでいった者たちは何を思っていたのだろうか……。
「見えてきたな」
見えてきた、が一体何を指しているのか分からない者は、少なからずこの場にはいない。
ティフォン達は目を細めて、遠くにいるそ・れ・を確認した。
「数が多いわね」
「ま、報告通りって感じだね」
数で負けているが、それでもハネ達は怯えることなくクラティスの後を追い、執行人が率いる複数の大隊にさらに接近した。
クラティス達が接近してくることに気付いたのか、騎士たちは空を見上げて何やら喋っている。
しかし、そんなことも気にすることなく騎士たちのすぐ上空で止まると、兵士が恐れる五人が前に出てきた。
魔王が目の前にいるにも関わらずその顔には怯えが見えず、それどころか余裕さえ感じられる。
「わざわざ魔王が自分からお出ましですかい」
「おかげで早く帰れそうだな」
「その汚い首、僕が切り取ってもらってあげるよ」
執行人の舐めた態度に、ティフォン達の怒りは爆発寸前にまで至った。
自分たちが忠誠を誓う相手を馬鹿にされ黙っていられるわけがない。
「虫以下の人間がふざけたこと言いやがって……!」
「私が殺してくる……。いいですよね」
だがそんな怒りも、クラティスの笑みで吹き飛ばされた。
「待て。ここは妾の出番じゃ」
「早く降りてこいよ。お前達なんてな、魔族の面汚しだろ」
「私の魔族の友達が言ってたわよ。魔王クラティスに従える魔族と同族なんて恥ずかしくて仕方がないってね」
執行人達は武器を片手に好き放題言い放つ。
それを聞いて後ろにつく騎士や兵士たちが笑い、気味の悪い笑みを浮かべた。
笑い声を聞けば聞くほど、ティフォン達は怒りを覚えるが、クラティスが指示を出さない為自由に攻撃することが出来ない。
「そんなことはどうでも良い。それよりもお前達、魔王軍に降参しろ。そうすれば、命だけは助けてやろう」
クラティスがそう口にした瞬間、その場に響いていた笑い声が一瞬にして消えさり静寂に包まれた。
しかし、その静寂を打ち破るように、執行人たちが怒りの声を上げる。
「てめぇ、魔王だからって調子に乗ってんじゃねぇぞ」
「どうせ自分が負けるのが怖いから俺達に降参して欲しいんだろっ!」
「恥ずかしい魔王ね!」
「そうか。そういうことなら、交渉は決裂じゃな」
直後、場の空気が変わる。
兵士達はそれを感じ取ったのか動きを止め、執行人たちも攻撃に構えた。
それと同時に、ティフォン達は自らの体の異変に気付いた。
なんだ……。
俺の体が震えている。
どうしてだ?
気温も別に寒いわけでもなく、緊張しているわけでもない。
ハネ達も同じ現象が起こっているか確認しようと、背後を見てその光景に息をのんだ。
皆顔を青ざめて体を震わせているのだ。
ハネ、スネーク、ボルト、ミーシェンが、幹部が体を震わせているのだ。
ああ……そういうことか。
これは寒さによるものでも緊張によるものでもない。
恐怖によるものだ。
今俺達は、恐怖を感じているのだ。
長い間忠誠を誓ってきた偉大な魔王の一人、クラティス様に。
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