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第二話 学校の七不思議
魔法の使い方
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真っ白な天井、ちょっと重たい体。場所を確認するために体を動かすと、上に乗っていたであろうものがビクっと動いた。
「お目覚めですか、お嬢様ッ!……おはようございます。」
ミルは、私の顔を見るに手を顔に当てては、顔色は良さそうですね、スープがありますが飲まれますか?もう少し安静にしていましょう。と次々に言われる。こんなに焦ったように早口になるミルは初めてで少し驚いてしまった。
「ふふ、ミルがそんなに慌てるなんて珍しいわね。」
「私の目の届かない範囲で倒れられると心配します!」
きゅっと私の袖を握り、少し潤んだ目でこちらを見てくる。綺麗な緑色の目に映る私の顔は、呑気そうにニヤニヤしていた。こんな可愛い子に心配されると心がワクワクしてしまう。
ただならぬ、おっさん発言と共に私は布団から出た。どうやら辺りを見渡すと自分の部屋のようだった。
「ミル、私どうやってここまで来た?」
「フェル•ライゼント様がお運びになられました。」
「え!!(それって!お姫様抱っこならぬ横抱き!?!)」
「物を担ぐ様にお運びになられました。」
「……知ってた。(フェル様に期待なんてしてません~、、でもこそも好き!)」
俵担ぎをされた私は、共用の医務室まで運ばれ、それからミルが私を部屋まで(横抱きで)運んだらしい。私とりあえず明日に備えて夕食と入浴を済ませるか。
重い体を起こして支度をする。ミルがもう少し安静にしていた方がなどと言っていたが明日も学校に行く気、満々なので~。鼻血を抑えるため鼻に詰まっていたティッシュをゴミ箱に捨て、夕飯の準備をするようミルに伝え、ミルが着替えさせてくれたであろう寝巻きを脱いだ。
………一週間後
フェル様俵担ぎ事件の翌日は、『宰相の息子、婚約者を俵担ぎ』の話題で賑わっていた。あの噂どうなの~?と友人であるイーゲルさんに聞かれたが、「鼻血が顔に付かない様に運んでいただいたの」と答えたら納得した様に周りに広めてくれて一週間も経つと噂は無かったかのように消滅していた。
学校も終わり、皆ぞろぞろとクラブ活動を決める時期になってきたが…
「うーーー。」
学校の終わり、周りの人達がクラブ活動を決めているのを見て焦りを感じていた。今私の隣で歩いているイーゲルさんも既に決まっているらしい。
「沢山あると迷っちゃうよね~」
「そうなんだよねぇ。」
「じゃあ私、こっちのクラブだから、またね~。良かったらエリーフェちゃんも遊びにきてね~。」
「うん。またね!」
イーゲルさんと別れた後、今日もプラプラとクラブ活動見学するか~。と思いながら学校を回ろうとした。あ!と教室に明日提出の課題があることに気づき急いで教室に戻った。
するとチラッと誰かがC組の教室を覗いていた。見るからに私の知り合いというか婚約者で、雰囲気的にC組に来た所だろう。とりあえず声をかけるか!!!
「フェル様ーーーーーー!!!!」
「どわっ!!……大きな声で呼ばれるとびっくりするだろう。」
「つい、フェル様が居ると思ったら叫ばずには、いられないので。」
通常運転だなぁ、コイツ。って思ってるだろ!フェル様!!顔にでてる!
「まあ良い、エリーフェ。今日は久しぶりにあの話をしようか。」
「…作戦会議。ですね。(ニチャァ)」
「なんだその顔は……」
ありれた顔をしながら共用スペースに向かう。
「現在、第4談話室ならご利用いただけますね。」
係の人に告げられたその言葉通り、第4談話室以外は使用されていた。学校の七不思議の噂もあってか、第4談話室は好んで使う人がほぼ居ない様だった。
「もういっそ、ここ本拠地にします?」
「…少し尺に触るが、大いに賛成だ。」
話の流れで私たちの作戦会議はここが本拠地となった。早速、私は今日も愛読小説を語る。
「という訳ですね!フェル様以外にもヒロインに好意を抱く人がいるんですよ!」
「エリーフェ。君、説明下手くそだって言われないかい?」
「言われませんね!」
「フフッ、なら僕が教えてあげよう!(ニコッ)
君は説明が下手くそだッ!!!」
「知ってます~!!知ってますもん!!」
どうやら頑張って説明したつもりが全然伝わって無かったようだ。私なりに創意工夫して頑張ったのに~。
「では、簡潔に言いますとフェル様を含めヒロインに恋心を抱く人は4人います!」
「初耳だ。何故さっきの説明でそれが出てこなかったのか全くの謎だな。」
「コ、コホン!!どなたなのかと言いますと、フェル様、王子であられるクラウド様、騎士団長の息子のルーク様、そして留学生のシキ様、以上4人です!」
「フム、留学生以外は私が聞いたことのある名だな。」
「現在この学校にはルーク様とシキ様はいらっしゃりません。」
「シキ様…というのはヒロインと同い年なのか?」
「いいえ、シキ様はヒロインの一つ下の学年です。登場するのが遅いので、あまり脅威にはならないと思います。」
「……、油断は大敵だ。どんな相手でも僕は手を抜かない。」
「失礼しました。それでこそフェル様ですね!」
一連の紹介を終わったのち、フェル様に魔術を教えてもらう。今日は魔術と魔法の違いについてだ。
「僕たちは魔術は勿論のこと、魔力があるので魔法も使える。こうして『フレイム』。と唱えるとその詠唱に備わった物が出る。」
そう言うと、ほらっと言うように左手に収まるくらいの炎を出して見せた。
手から繰り出された炎はまるで魔法のよう…いやこれ魔法なのか。もしかしから、私にも使える?!
「フレイム!!」
私が出した手のひらからは何も出てこなかった。なんでぇ?
私が困惑しているとフェル様は私の何もしていないほうの手を握った。
「魔法は簡単かつ高性能だがその分、魔力消費と操作能力が必要になってくる。前者の素質と後者の素質を手に入れられる人は中々いない。」
「難しいんですね、魔法。」
「フム、僕の手と君の手が繋がっている想像をするんだ。そして、君の手の中で燃えるような何かを考えてみろ。」
目を瞑って考えてみる。燃えるような何か。マッチ?いや、もう少し大きく。燃えるような…燃えるような恋。熱くて、心臓が痛くなるような。キラキラしてて綺麗な色の。
スゥっと目を開けるとピンク色のメラメラと燃える炎があった。キラキラしてて、初めての魔法で歓喜のあまり握った手を強く締めてしまう。目の前にいる彼は、ほら出来た。と言わんばかりの顔で微笑んでいて、私………今が一番幸せなのかもしれない。
こんな予想外れればいいのに、私はそれをずっと信じていた。
「お目覚めですか、お嬢様ッ!……おはようございます。」
ミルは、私の顔を見るに手を顔に当てては、顔色は良さそうですね、スープがありますが飲まれますか?もう少し安静にしていましょう。と次々に言われる。こんなに焦ったように早口になるミルは初めてで少し驚いてしまった。
「ふふ、ミルがそんなに慌てるなんて珍しいわね。」
「私の目の届かない範囲で倒れられると心配します!」
きゅっと私の袖を握り、少し潤んだ目でこちらを見てくる。綺麗な緑色の目に映る私の顔は、呑気そうにニヤニヤしていた。こんな可愛い子に心配されると心がワクワクしてしまう。
ただならぬ、おっさん発言と共に私は布団から出た。どうやら辺りを見渡すと自分の部屋のようだった。
「ミル、私どうやってここまで来た?」
「フェル•ライゼント様がお運びになられました。」
「え!!(それって!お姫様抱っこならぬ横抱き!?!)」
「物を担ぐ様にお運びになられました。」
「……知ってた。(フェル様に期待なんてしてません~、、でもこそも好き!)」
俵担ぎをされた私は、共用の医務室まで運ばれ、それからミルが私を部屋まで(横抱きで)運んだらしい。私とりあえず明日に備えて夕食と入浴を済ませるか。
重い体を起こして支度をする。ミルがもう少し安静にしていた方がなどと言っていたが明日も学校に行く気、満々なので~。鼻血を抑えるため鼻に詰まっていたティッシュをゴミ箱に捨て、夕飯の準備をするようミルに伝え、ミルが着替えさせてくれたであろう寝巻きを脱いだ。
………一週間後
フェル様俵担ぎ事件の翌日は、『宰相の息子、婚約者を俵担ぎ』の話題で賑わっていた。あの噂どうなの~?と友人であるイーゲルさんに聞かれたが、「鼻血が顔に付かない様に運んでいただいたの」と答えたら納得した様に周りに広めてくれて一週間も経つと噂は無かったかのように消滅していた。
学校も終わり、皆ぞろぞろとクラブ活動を決める時期になってきたが…
「うーーー。」
学校の終わり、周りの人達がクラブ活動を決めているのを見て焦りを感じていた。今私の隣で歩いているイーゲルさんも既に決まっているらしい。
「沢山あると迷っちゃうよね~」
「そうなんだよねぇ。」
「じゃあ私、こっちのクラブだから、またね~。良かったらエリーフェちゃんも遊びにきてね~。」
「うん。またね!」
イーゲルさんと別れた後、今日もプラプラとクラブ活動見学するか~。と思いながら学校を回ろうとした。あ!と教室に明日提出の課題があることに気づき急いで教室に戻った。
するとチラッと誰かがC組の教室を覗いていた。見るからに私の知り合いというか婚約者で、雰囲気的にC組に来た所だろう。とりあえず声をかけるか!!!
「フェル様ーーーーーー!!!!」
「どわっ!!……大きな声で呼ばれるとびっくりするだろう。」
「つい、フェル様が居ると思ったら叫ばずには、いられないので。」
通常運転だなぁ、コイツ。って思ってるだろ!フェル様!!顔にでてる!
「まあ良い、エリーフェ。今日は久しぶりにあの話をしようか。」
「…作戦会議。ですね。(ニチャァ)」
「なんだその顔は……」
ありれた顔をしながら共用スペースに向かう。
「現在、第4談話室ならご利用いただけますね。」
係の人に告げられたその言葉通り、第4談話室以外は使用されていた。学校の七不思議の噂もあってか、第4談話室は好んで使う人がほぼ居ない様だった。
「もういっそ、ここ本拠地にします?」
「…少し尺に触るが、大いに賛成だ。」
話の流れで私たちの作戦会議はここが本拠地となった。早速、私は今日も愛読小説を語る。
「という訳ですね!フェル様以外にもヒロインに好意を抱く人がいるんですよ!」
「エリーフェ。君、説明下手くそだって言われないかい?」
「言われませんね!」
「フフッ、なら僕が教えてあげよう!(ニコッ)
君は説明が下手くそだッ!!!」
「知ってます~!!知ってますもん!!」
どうやら頑張って説明したつもりが全然伝わって無かったようだ。私なりに創意工夫して頑張ったのに~。
「では、簡潔に言いますとフェル様を含めヒロインに恋心を抱く人は4人います!」
「初耳だ。何故さっきの説明でそれが出てこなかったのか全くの謎だな。」
「コ、コホン!!どなたなのかと言いますと、フェル様、王子であられるクラウド様、騎士団長の息子のルーク様、そして留学生のシキ様、以上4人です!」
「フム、留学生以外は私が聞いたことのある名だな。」
「現在この学校にはルーク様とシキ様はいらっしゃりません。」
「シキ様…というのはヒロインと同い年なのか?」
「いいえ、シキ様はヒロインの一つ下の学年です。登場するのが遅いので、あまり脅威にはならないと思います。」
「……、油断は大敵だ。どんな相手でも僕は手を抜かない。」
「失礼しました。それでこそフェル様ですね!」
一連の紹介を終わったのち、フェル様に魔術を教えてもらう。今日は魔術と魔法の違いについてだ。
「僕たちは魔術は勿論のこと、魔力があるので魔法も使える。こうして『フレイム』。と唱えるとその詠唱に備わった物が出る。」
そう言うと、ほらっと言うように左手に収まるくらいの炎を出して見せた。
手から繰り出された炎はまるで魔法のよう…いやこれ魔法なのか。もしかしから、私にも使える?!
「フレイム!!」
私が出した手のひらからは何も出てこなかった。なんでぇ?
私が困惑しているとフェル様は私の何もしていないほうの手を握った。
「魔法は簡単かつ高性能だがその分、魔力消費と操作能力が必要になってくる。前者の素質と後者の素質を手に入れられる人は中々いない。」
「難しいんですね、魔法。」
「フム、僕の手と君の手が繋がっている想像をするんだ。そして、君の手の中で燃えるような何かを考えてみろ。」
目を瞑って考えてみる。燃えるような何か。マッチ?いや、もう少し大きく。燃えるような…燃えるような恋。熱くて、心臓が痛くなるような。キラキラしてて綺麗な色の。
スゥっと目を開けるとピンク色のメラメラと燃える炎があった。キラキラしてて、初めての魔法で歓喜のあまり握った手を強く締めてしまう。目の前にいる彼は、ほら出来た。と言わんばかりの顔で微笑んでいて、私………今が一番幸せなのかもしれない。
こんな予想外れればいいのに、私はそれをずっと信じていた。
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