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第2章 天国への階段
裏切りは息子でさえも許さない
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言えない。
祐が相手だなんて、絶対に言えない。言っちゃいけない。この人が何をするかなんて分からない…!
私は唇を切って、血が床に落ちたけれど、何も言わずに俯いたまま固まっていると、そこに私の携帯電話の着信音が鳴り響いてハッと息を飲んだ。
まさか…!
梶原がすぐに立ち上がって机の上に置いてあった携帯電話を取って画面を開けると、
「メール?」
と呟いて勝手にメールを開いた。その途端目を丸く見開いて驚いて私を見つめたけど、
「まさか…祐か!祐がお前の初めての男なのか?!」
と言うと、私は驚いて顔をあげて梶原を見つめて、
「彼に何もしないで!何も言わないで!!祐は悪くないの。私が…!!」
と身を乗り出して言うと、梶原は私を睨みつけて思い切り平手打ちした。私は裸で床に倒れると、梶原は私の髪を鷲掴みして上に向けてきて、私はきつく目を閉じた。
「まさか…祐に先を越されるとはな!やってくれたよ!そうか。あいつなんだ?!」
「ち、違い、ます!祐は関係ない!!」
「あいつは抜かりないなぁ。まさか萌梨の処女を祐に取られるなんて、計画が台無しだ!こうなったら、そばにあいつを置いておくわけにはいかない。確か、海外好きで、興味もあるはず。日本から出てってもらおうか。どうせなら二度とお前には会わせない…!!」
「やめて!!」
「そんなにあいつが大事か?」
「それは…!!」
これ以上庇うと、余計に迷惑かけてしまう。
だめ。
祐に迷惑かけたくない。彼は優しいの。大切なひとなの。
誰よりも、大切な……!
なのに。
この人は、狂ってる。
いつから?
どうして、実の息子さえも陥れることが出来るの?
私は、どんな罪を侵して、こんな仕打ちに遭うんだろう。ついこないだまでの幸せは、見事に、砕かれてなくなってしまった。
お母さん。
天国に行ける階段は、どこ?
私はもう、生きてる意味さえ見えなくなった…!
誰か、あいつを殺して!
でなければ、
私を……殺して…!!
祐が相手だなんて、絶対に言えない。言っちゃいけない。この人が何をするかなんて分からない…!
私は唇を切って、血が床に落ちたけれど、何も言わずに俯いたまま固まっていると、そこに私の携帯電話の着信音が鳴り響いてハッと息を飲んだ。
まさか…!
梶原がすぐに立ち上がって机の上に置いてあった携帯電話を取って画面を開けると、
「メール?」
と呟いて勝手にメールを開いた。その途端目を丸く見開いて驚いて私を見つめたけど、
「まさか…祐か!祐がお前の初めての男なのか?!」
と言うと、私は驚いて顔をあげて梶原を見つめて、
「彼に何もしないで!何も言わないで!!祐は悪くないの。私が…!!」
と身を乗り出して言うと、梶原は私を睨みつけて思い切り平手打ちした。私は裸で床に倒れると、梶原は私の髪を鷲掴みして上に向けてきて、私はきつく目を閉じた。
「まさか…祐に先を越されるとはな!やってくれたよ!そうか。あいつなんだ?!」
「ち、違い、ます!祐は関係ない!!」
「あいつは抜かりないなぁ。まさか萌梨の処女を祐に取られるなんて、計画が台無しだ!こうなったら、そばにあいつを置いておくわけにはいかない。確か、海外好きで、興味もあるはず。日本から出てってもらおうか。どうせなら二度とお前には会わせない…!!」
「やめて!!」
「そんなにあいつが大事か?」
「それは…!!」
これ以上庇うと、余計に迷惑かけてしまう。
だめ。
祐に迷惑かけたくない。彼は優しいの。大切なひとなの。
誰よりも、大切な……!
なのに。
この人は、狂ってる。
いつから?
どうして、実の息子さえも陥れることが出来るの?
私は、どんな罪を侵して、こんな仕打ちに遭うんだろう。ついこないだまでの幸せは、見事に、砕かれてなくなってしまった。
お母さん。
天国に行ける階段は、どこ?
私はもう、生きてる意味さえ見えなくなった…!
誰か、あいつを殺して!
でなければ、
私を……殺して…!!
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