優しい夜のうた

びぅむ

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第13章 見失った未来

未来へ…

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憎くて、憎くて、殺したいほど憎いのに、あいつにとって私はまだまだ子供だったから、殺すことなんかできなかった。


憎しみ。


私の恋も、憧れも、憎しみによって踏みにじられて、涙はやがて枯れた。


ねえ、神様。


私、そこにいっても、いいですか?


その罪を知らないような蒼い空に、私を受け入れてくれる場所は、ありますか?


お母さん。


私のこと、許してくれる?


私は夜の闇に溶けるように、そして大空を舞う風のように、両手を広げて飛び降りようとした……。




《私はここにいるわ、萌梨。辛かったね》




お母さん。


会いに来てくれたのね。


会いたかった。会いたかったよ…!




体が前にゆっくりと倒れていき、足が床から離れそうになったその時。

「この馬鹿!!何やってるんだ!?」

と怒鳴り声が聞こえて腕を引っ張られると、私はハッとして振り向いた。そこにいるのは、滋先輩だった。

「滋…先輩……?!」

「お前が望んだ結末は、死ぬことか?違うだろっ?!」

滋先輩がそう叫びながら私の肩を掴むと、私は眉をひそめて、

「……私が……望む……結末……?」

とゆっくり言うと、滋先輩は大きく頷いた。

「そうだ。なんのためにここに来た?!幸せになるためだ。そう望んだはずだ!愛する人のそばにいるために。萌梨は幸せになる資格がある。勝手に死ぬなんて絶対に許さないからなッ!」
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